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2章 村での生活
40話 ブレンは、サツマノイモにご執心のようだ……
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サラの家に向かってのんびり歩いていると、少し先を飛んでいたブレンが俺の肩に止まった。
《リョウさん、ミドリサツマノイモはラベンダーさんに渡してあったんですよね?》
「え? うん。渡したけど、何か問題あったかな?」
《いえ、だとしたらそろそろかな~と思いまして……》
「? そろそろって、なにが──」
『なんなのこれは! 美味し過ぎるわ!!』
俺がブレンに聞こうとした瞬間に、その叫び声は聞こえてきた。
話し方はともかく、声は明らかに女将さんだな……
「まああれだ、美味しく食べてもらえたみたいでよかった……よな?」
《そう……ですね。それと、リョウさんが早々に宿を出てきたのは正解だったと思いますよ》
「だよな……なんとなく、嫌な予感はしたからさ」
《流石は野性児のリョウさん!》
「それ、絶対誉めてないよな!?」
《勿論誉めてますよ? それはそうと、今後は宿で焼きサツマノイモ出すんでしょうか?》
「急に話題変えすぎだろ……まあ、俺も気になるからいいけどさ」
ラベンダーがきっちりと同じ味をと食感を出せればいいと女将さんは言ってたし、いずれは出るんだろうけど……
「そもそも人気無さそうだったし、まずは仕入れができるかどうかじゃないかな?」
《そんな……あんなに美味しいのに……》
「それって、ブレンが食べたいだけなんじゃ……?」
確かに美味しいとは思ったけど、さすがに仕入れができなきゃどうにもなら無いよな。
もしくは村で栽培とかできればいいのかもだが、そんなことをしたら猪が寄ってくるようになってしまう可能性も……?
そもそも野生で育ってるものを、畑で育てるのはなかなか難しいかも知れないが──
《リョウさん! その様子だと、何か思い付いたんじゃないですか!?》
「落ち着けって! どれだけ食べたいんだよ!?」
《落ち着けません! あんなに甘くて美味しいなら、毎日でも食べたいです!》
「いくらなんでも毎日は食べ過ぎだろ……?」
そんな気の抜けた会話をしてるうちに、気が付けばサラの家の前に着いていた。
とりあえず一度サツマノイモの話は打ち切って、サラの家のドアをノック──
「お兄さん! おかえりなさい!!」
ノックしようとしたら、先にドアが空いて出迎えられたんだが……
タンジーこそ、野性の勘があるのでは……?
《リョウさん、ミドリサツマノイモはラベンダーさんに渡してあったんですよね?》
「え? うん。渡したけど、何か問題あったかな?」
《いえ、だとしたらそろそろかな~と思いまして……》
「? そろそろって、なにが──」
『なんなのこれは! 美味し過ぎるわ!!』
俺がブレンに聞こうとした瞬間に、その叫び声は聞こえてきた。
話し方はともかく、声は明らかに女将さんだな……
「まああれだ、美味しく食べてもらえたみたいでよかった……よな?」
《そう……ですね。それと、リョウさんが早々に宿を出てきたのは正解だったと思いますよ》
「だよな……なんとなく、嫌な予感はしたからさ」
《流石は野性児のリョウさん!》
「それ、絶対誉めてないよな!?」
《勿論誉めてますよ? それはそうと、今後は宿で焼きサツマノイモ出すんでしょうか?》
「急に話題変えすぎだろ……まあ、俺も気になるからいいけどさ」
ラベンダーがきっちりと同じ味をと食感を出せればいいと女将さんは言ってたし、いずれは出るんだろうけど……
「そもそも人気無さそうだったし、まずは仕入れができるかどうかじゃないかな?」
《そんな……あんなに美味しいのに……》
「それって、ブレンが食べたいだけなんじゃ……?」
確かに美味しいとは思ったけど、さすがに仕入れができなきゃどうにもなら無いよな。
もしくは村で栽培とかできればいいのかもだが、そんなことをしたら猪が寄ってくるようになってしまう可能性も……?
そもそも野生で育ってるものを、畑で育てるのはなかなか難しいかも知れないが──
《リョウさん! その様子だと、何か思い付いたんじゃないですか!?》
「落ち着けって! どれだけ食べたいんだよ!?」
《落ち着けません! あんなに甘くて美味しいなら、毎日でも食べたいです!》
「いくらなんでも毎日は食べ過ぎだろ……?」
そんな気の抜けた会話をしてるうちに、気が付けばサラの家の前に着いていた。
とりあえず一度サツマノイモの話は打ち切って、サラの家のドアをノック──
「お兄さん! おかえりなさい!!」
ノックしようとしたら、先にドアが空いて出迎えられたんだが……
タンジーこそ、野性の勘があるのでは……?
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