107 / 143
2章 村での生活
60話 相変わらずよく分からないスキル 『???』
しおりを挟む
ゲームだからって何でもありというわけじゃないし、もう少しこの世界の常識を学ばないとだな……
「次に個数と品質かね。同じレシピで数が多く出来たなら味や効能が劣るはずだが、あんたが作ったものはあたしが普段作るものより良いものだった」
「……え?」
というか、まだおかしなところがあるのか……?
「少なくとも、あたしが飲んだ方は間違いなく……ね」
味だけでなく、効能も良かったのか。
しかも量が多くできた……と。
悪いものができるよりはいいことだが、同じ商売をする人からしたらかなり恐ろしい事だよな。
「調合と錬金術のスキルは作り方が違うから、と言えなくもないが……同じ素材でここまでの差があるのはおかしいと思わないかい?」
「確かに、そうですね……」
「そうなると、あんたが【プレイヤー】だからと言うことになる。だとしたら、ちょっとサービスが良すぎやしないかねぇ……」
そんな恨みがましい目で俺を見られてもなぁ……
《リョウさん、ちょっとお話が……》
「ん? どうかした?」
ブレンが小声(?)で声をかけてくるのは珍しいな。
《お気づきでないかも知れませんが、恐らくリョウさんは例のスキルも併用したからこその結果だと思います》
「え"」
記憶に無いが、無意識でやってしまったか!? いやでも……そう言えば、成功を願ったような気はする。
強い念を込めるほどではなかったはずだし、それほど強い効果も出てないけど……
《今までのリョウさんの行動からの推測ですが、おそらくは間違いないかと。》
「……ブレンがそう言うならその可能性は高そうだな」
発動条件はともかくとして、相変わらず効果の幅が予測できないスキルだな……
『???』は。
「あんたさ……傍から見てると小鳥相手に独り言を話してるヤバい奴だよ?」
「《え"》」
その声にお婆さんを見ると、明らかに不審者を見る目つきだった。
タンジーは……と思って目を向けると、何故か若干むくれていて──
「もう! 二人だけではなすのはずるいよ!」
それでむくれていたのか……
《そんなつもりはなかったのですが……まぁ、今更隠し立てすることもないですね》
「!? 今の声は、その小鳥……なのかい?」
「うん! ブレンちゃんの声だよ!」
《遅くなりましたが、リョウさんのサポートをしているブレンと申します》
念話をしながらお辞儀をするブレンだが、頭を下げたときに「ピュー」という空気の押し出されるような声が出ていた。
うん、やはり可愛い!
「……ご丁寧にありがとさん。あたしはジャスミンという、しがない薬師さね」
ブレンの丁寧な挨拶に一瞬呆けたお婆さんだが、すぐにヒッヒッヒと笑いながら自己紹介をしていた。
「次に個数と品質かね。同じレシピで数が多く出来たなら味や効能が劣るはずだが、あんたが作ったものはあたしが普段作るものより良いものだった」
「……え?」
というか、まだおかしなところがあるのか……?
「少なくとも、あたしが飲んだ方は間違いなく……ね」
味だけでなく、効能も良かったのか。
しかも量が多くできた……と。
悪いものができるよりはいいことだが、同じ商売をする人からしたらかなり恐ろしい事だよな。
「調合と錬金術のスキルは作り方が違うから、と言えなくもないが……同じ素材でここまでの差があるのはおかしいと思わないかい?」
「確かに、そうですね……」
「そうなると、あんたが【プレイヤー】だからと言うことになる。だとしたら、ちょっとサービスが良すぎやしないかねぇ……」
そんな恨みがましい目で俺を見られてもなぁ……
《リョウさん、ちょっとお話が……》
「ん? どうかした?」
ブレンが小声(?)で声をかけてくるのは珍しいな。
《お気づきでないかも知れませんが、恐らくリョウさんは例のスキルも併用したからこその結果だと思います》
「え"」
記憶に無いが、無意識でやってしまったか!? いやでも……そう言えば、成功を願ったような気はする。
強い念を込めるほどではなかったはずだし、それほど強い効果も出てないけど……
《今までのリョウさんの行動からの推測ですが、おそらくは間違いないかと。》
「……ブレンがそう言うならその可能性は高そうだな」
発動条件はともかくとして、相変わらず効果の幅が予測できないスキルだな……
『???』は。
「あんたさ……傍から見てると小鳥相手に独り言を話してるヤバい奴だよ?」
「《え"》」
その声にお婆さんを見ると、明らかに不審者を見る目つきだった。
タンジーは……と思って目を向けると、何故か若干むくれていて──
「もう! 二人だけではなすのはずるいよ!」
それでむくれていたのか……
《そんなつもりはなかったのですが……まぁ、今更隠し立てすることもないですね》
「!? 今の声は、その小鳥……なのかい?」
「うん! ブレンちゃんの声だよ!」
《遅くなりましたが、リョウさんのサポートをしているブレンと申します》
念話をしながらお辞儀をするブレンだが、頭を下げたときに「ピュー」という空気の押し出されるような声が出ていた。
うん、やはり可愛い!
「……ご丁寧にありがとさん。あたしはジャスミンという、しがない薬師さね」
ブレンの丁寧な挨拶に一瞬呆けたお婆さんだが、すぐにヒッヒッヒと笑いながら自己紹介をしていた。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる