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恋愛編
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想いを通わせあった私と殿下
その後、私と彼の関係にどんな変化があったかと言うと…
期待していた方たちには申し訳ないが、実はそれほど変化はないのだ
強いて言うのであれば、今までよりも少し二人でいる時間が多くなったことと、私が殿下のことをまた愛称で呼ぶようになり、態度も今までよりも少し柔らかくなったこと
あとは時折殿下から手をつないだり頭をなでられたりという程度の、些細な触れ合いがほんの少し増えたくらいだ
せっかく想い通わせた婚約者同士なのだからもっと仲睦まじく過ごせばいいのだろうが…
どうも照れが勝ってしまってお互い積極的になれず、今の距離感に落ち着いた
周りから見るともどかしいような距離感なのだろう
フレイヤ様を初めとする私の知人たちにはほほえましい物を見るような視線を向けられたし、レオナルド様に至っては直接「君たちそれでいいの?」なんてお言葉を頂いた
それでも私は今の関係にとても満足している
お互いだけに許した愛称を呼びあい、視線を合わせて手を取り合って共に進む
まさに私が理想としていた皇太子夫妻の姿だ
今はまだ正式な夫婦ではないし、ここがあのゲームの世界である以上、これからも何か起こるのかわからない
続編ということで前作の攻略対象たちが再び登場するのなんてよくある話しだし・・・
「セシル」
低い声に愛称を呼ばれ、はっと我に返って声の方を振り向く
「待たせたな。今日はどうする?」
「で・・・アル様・・・それほど待っておりませんので大丈夫ですよ
えっと、今日は裏の森でピクニックななんていかがですか?お茶とお菓子も用意して参りましたの」
思わず口にでかけた殿下という言葉を飲み込み、手作りのお菓子を詰めたバスケットを掲げて微笑むと、殿下も優しいほほえみを返してくださった
「いいな。行こうか」
バスケットを当たり前のように受け取り、あいた方の手を私に差し出すアル様
そのさりげない気遣いを嬉しく思いつつ手に手を重ねると、スルリと指が絡められた
エスコートとは違う手のつなぎ方
まだそれに慣れない私はほんのり頬が熱くなるのを感じながらも、笑みを深めた
手を引かれて歩きながら、そっと彼を見る
私はもう、誰にも彼の隣を譲る気はない
こうやって二人で手を取り合って、この先も歩んでいくのだ
その後、私と彼の関係にどんな変化があったかと言うと…
期待していた方たちには申し訳ないが、実はそれほど変化はないのだ
強いて言うのであれば、今までよりも少し二人でいる時間が多くなったことと、私が殿下のことをまた愛称で呼ぶようになり、態度も今までよりも少し柔らかくなったこと
あとは時折殿下から手をつないだり頭をなでられたりという程度の、些細な触れ合いがほんの少し増えたくらいだ
せっかく想い通わせた婚約者同士なのだからもっと仲睦まじく過ごせばいいのだろうが…
どうも照れが勝ってしまってお互い積極的になれず、今の距離感に落ち着いた
周りから見るともどかしいような距離感なのだろう
フレイヤ様を初めとする私の知人たちにはほほえましい物を見るような視線を向けられたし、レオナルド様に至っては直接「君たちそれでいいの?」なんてお言葉を頂いた
それでも私は今の関係にとても満足している
お互いだけに許した愛称を呼びあい、視線を合わせて手を取り合って共に進む
まさに私が理想としていた皇太子夫妻の姿だ
今はまだ正式な夫婦ではないし、ここがあのゲームの世界である以上、これからも何か起こるのかわからない
続編ということで前作の攻略対象たちが再び登場するのなんてよくある話しだし・・・
「セシル」
低い声に愛称を呼ばれ、はっと我に返って声の方を振り向く
「待たせたな。今日はどうする?」
「で・・・アル様・・・それほど待っておりませんので大丈夫ですよ
えっと、今日は裏の森でピクニックななんていかがですか?お茶とお菓子も用意して参りましたの」
思わず口にでかけた殿下という言葉を飲み込み、手作りのお菓子を詰めたバスケットを掲げて微笑むと、殿下も優しいほほえみを返してくださった
「いいな。行こうか」
バスケットを当たり前のように受け取り、あいた方の手を私に差し出すアル様
そのさりげない気遣いを嬉しく思いつつ手に手を重ねると、スルリと指が絡められた
エスコートとは違う手のつなぎ方
まだそれに慣れない私はほんのり頬が熱くなるのを感じながらも、笑みを深めた
手を引かれて歩きながら、そっと彼を見る
私はもう、誰にも彼の隣を譲る気はない
こうやって二人で手を取り合って、この先も歩んでいくのだ
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感想、誤字報告ありがとうございます
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