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薬師パーティーを後にする
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「はい。登録完了しました。これでどちらも受付完了です。また新たなパーティーに加入となりましたら、申請をお願いしますね」
受付嬢はそう言うと、丁寧なお辞儀をしてくれた。
「この後は、何かクエストをお探しになりますか? 」
そう聞いて来るので、
「えぇ、そうですね。薬草採取と、ついでに何か魔石を盗伐で入手しようかと、考えているのですが何か有りますか? 」
と、答えると受付嬢は微笑を浮かべ答えてくれた。
「通常はあちらのクエストボードに貼り出しておりますが、ロブさんは只今此方におられますので、どのようなクエストをお探しか指定して頂ければ、此方で幾つか提示出来ますが如何致しますか? 」
「あ、それなら紹介してもらえますか? 」
「はい、喜んで。それでは、此方など如何でしようか? 」
受付嬢はカウンターに2枚の紙を俺に向けて置いた。回復薬の薬草のうちメインとなるメディチ草、その採取と、ワイルドラット。
ワイルドラットは割と討伐し易い魔獣で、かつ、繁殖力の高いネズミだ。依頼自体は常設扱いの討伐依頼で依頼主は冒険者ギルド。で、ラットはGランクでも討伐可能な魔獣だった。
何故、薬草採取と魔石採取を薬師の俺が討伐依頼を受けてまでする必要があるのか。
最初は何も解らなかった。この世界の仕組みも何もかも。だってねぇ、自分で取って使用するのに許可がいるか?っての。
そう思ってこっちに来た頃、薬草採取してたらギルドに厳重注意を受けてしまった。
な~ぜ~だ~。
俺は此処に召喚された時、巻き込まれただけの奴らには何の役にもたたない人間だった。(俗に言う巻き込まれ召喚って奴ね)
奴らが欲しかったのは、勇者、魔法使い、僧侶、騎士、聖女となれる人間だったからね。
俺はそのどれも奴らのお眼鏡に叶わなかったのか、少しのお金を持たされて召喚された城から放逐されてしまった。
その後、召喚された5人の男女の事は俺には何も解らない。城から出されたし、連絡なんて取れなかったからね。
それからは苦労したなぁ。今思い返しても俺を召喚した奴らにははらわたが煮えくり立つ。
幸い俺は小さな頃から読んでいた本の中に、勇者や勇者召喚の物語が有り、それが参考になった為にこの世界に順応するのは、割と早かったなと思う。
でも、それでも細々としたお約束ごとには疎かった俺は、最初の頃勝手に薬草採取をして、ギルドに厳重注意を受けるようなヘマをしてしまった、って訳だった。
話を戻すと、この世界で働く人は、全てギルドに所属しなければならない。商売をするなら商業ギルド、公共事業関連や採取を含めた仕事をするなら冒険者ギルド。大まかにはこの2つに分けられる。
そしてギルド会員は、そう多くない規則を厳守しなければならなかった。
俺は薬師だが、店を持たない為冒険者として登録している。その理由は帰る方法を探す為だ。
今でこそこの街に居着いているが、機会があればこの街を出て、また帰る方法を探すつもりでいる。
そんな思考をしていても、2枚の依頼書を全て読み終えていた俺は、それらにサインを入れて受付嬢に向けると、彼女に言った。
「2つ共受けます。どちらも数に制限は有りますか? 」
「ワイルドラットの方はありませんが、メディチ草は今回は、40束までの制限が御座います」
「了解です。じゃあ今から行ってきますね」
受付嬢は俺に説明しながら依頼書の受理をしていく。彼女は逸れを終わらせると、顔を上げにこりと笑い、手を振った。
「ロブ様、お気おつけて行ってらっしゃいませ」
「ありがと。行ってきます」
俺もそう言って笑うと、踵を返し冒険者ギルドを後にした。時間は昼前、左右どちらの道を行こうかと逡巡したが右の道を選び歩き出した。
さぁて、どうこう言ってもこれで俺は自由の身だ。そうだな、家を解約してまた旅にでも出るかな。
師匠、姉上、俺は異世界で元気にやってます。いつか必ず帰って見せますから…… 。でも、探し出してくれると、とっても嬉しいですけどね。
受付嬢はそう言うと、丁寧なお辞儀をしてくれた。
「この後は、何かクエストをお探しになりますか? 」
そう聞いて来るので、
「えぇ、そうですね。薬草採取と、ついでに何か魔石を盗伐で入手しようかと、考えているのですが何か有りますか? 」
と、答えると受付嬢は微笑を浮かべ答えてくれた。
「通常はあちらのクエストボードに貼り出しておりますが、ロブさんは只今此方におられますので、どのようなクエストをお探しか指定して頂ければ、此方で幾つか提示出来ますが如何致しますか? 」
「あ、それなら紹介してもらえますか? 」
「はい、喜んで。それでは、此方など如何でしようか? 」
受付嬢はカウンターに2枚の紙を俺に向けて置いた。回復薬の薬草のうちメインとなるメディチ草、その採取と、ワイルドラット。
ワイルドラットは割と討伐し易い魔獣で、かつ、繁殖力の高いネズミだ。依頼自体は常設扱いの討伐依頼で依頼主は冒険者ギルド。で、ラットはGランクでも討伐可能な魔獣だった。
何故、薬草採取と魔石採取を薬師の俺が討伐依頼を受けてまでする必要があるのか。
最初は何も解らなかった。この世界の仕組みも何もかも。だってねぇ、自分で取って使用するのに許可がいるか?っての。
そう思ってこっちに来た頃、薬草採取してたらギルドに厳重注意を受けてしまった。
な~ぜ~だ~。
俺は此処に召喚された時、巻き込まれただけの奴らには何の役にもたたない人間だった。(俗に言う巻き込まれ召喚って奴ね)
奴らが欲しかったのは、勇者、魔法使い、僧侶、騎士、聖女となれる人間だったからね。
俺はそのどれも奴らのお眼鏡に叶わなかったのか、少しのお金を持たされて召喚された城から放逐されてしまった。
その後、召喚された5人の男女の事は俺には何も解らない。城から出されたし、連絡なんて取れなかったからね。
それからは苦労したなぁ。今思い返しても俺を召喚した奴らにははらわたが煮えくり立つ。
幸い俺は小さな頃から読んでいた本の中に、勇者や勇者召喚の物語が有り、それが参考になった為にこの世界に順応するのは、割と早かったなと思う。
でも、それでも細々としたお約束ごとには疎かった俺は、最初の頃勝手に薬草採取をして、ギルドに厳重注意を受けるようなヘマをしてしまった、って訳だった。
話を戻すと、この世界で働く人は、全てギルドに所属しなければならない。商売をするなら商業ギルド、公共事業関連や採取を含めた仕事をするなら冒険者ギルド。大まかにはこの2つに分けられる。
そしてギルド会員は、そう多くない規則を厳守しなければならなかった。
俺は薬師だが、店を持たない為冒険者として登録している。その理由は帰る方法を探す為だ。
今でこそこの街に居着いているが、機会があればこの街を出て、また帰る方法を探すつもりでいる。
そんな思考をしていても、2枚の依頼書を全て読み終えていた俺は、それらにサインを入れて受付嬢に向けると、彼女に言った。
「2つ共受けます。どちらも数に制限は有りますか? 」
「ワイルドラットの方はありませんが、メディチ草は今回は、40束までの制限が御座います」
「了解です。じゃあ今から行ってきますね」
受付嬢は俺に説明しながら依頼書の受理をしていく。彼女は逸れを終わらせると、顔を上げにこりと笑い、手を振った。
「ロブ様、お気おつけて行ってらっしゃいませ」
「ありがと。行ってきます」
俺もそう言って笑うと、踵を返し冒険者ギルドを後にした。時間は昼前、左右どちらの道を行こうかと逡巡したが右の道を選び歩き出した。
さぁて、どうこう言ってもこれで俺は自由の身だ。そうだな、家を解約してまた旅にでも出るかな。
師匠、姉上、俺は異世界で元気にやってます。いつか必ず帰って見せますから…… 。でも、探し出してくれると、とっても嬉しいですけどね。
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