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薬師冒険者と対峙する
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さてと、冒険者のメンバーの顔でも拝みに行くか。もうスタンビートが始まり始めている今、余り期待出来ない状態だけどぐだぐだ言ってても仕方が無い。管を巻く時間さえも与えてはくれないのだから。
「よし、此処で管巻いてても仕方がない。行くぞ」
「はい」
俺はキャロライン嬢に声を掛ける。さてと、どんな冒険者が居るのか。命掛ける気のある奴だけ残ってるんだろうから、其奴等にあった付与を掛けてやろう。俺のは持続性が高いからなぁ、みくびんなよ。
おっさんの思い通りに事が運ぶのは癪に障るが、やるからにはとことんやらせて貰うわ。
俺はそうごちて、テントへと向かった。
テント改め、南門本拠地ではB級とC級がメインの10組の冒険者と、2組の自営団がいた。
此方には『鳩』の知らせは無かったらしく、俺は眉をしかめた。
彼等から詳しい事を聞くと、どうやら西の組が打ちこぼした物を狙えと言う指示だったらしい。あんまりにも、あんまりじゃあ無いか?俺は事の経緯を簡潔に伝えると西門の時と同じく彼らに聞いた。
彼等に勿論、やる気はあった。けれど、現実的でもあり、己に見合ったレベルの付与が欲しいと言った。実際に西門程では無いが、此処で出た負傷者も街に送られて居るのだ、現実は甘く無い。至極当たり前だ。
俺は要望通り、彼等にはランクに合わせた付与を施す。過度の付与より身の丈にあった物の方が、逆に力を発揮する事が出来ると、彼等は知ってるんだ。そんな彼らを騎士団の中の阿呆な連中が馬鹿にして、見ただけで弱そうな貴族の次男坊、三男坊が『俺ならば出来る』と、5倍付与を申し出たが、俺は『一昨日きやがれ』と却下した。それでも奴らはゴネたので、B級の中で名前がそれなりに知られている冒険者と試合をさせる事で黙らせた。こういう輩には物理が物を言う。勿論、片手でひねり潰された訳だけどね。
え? 何故俺が相手をしなかったかだって?そんな事、みなまで言う必要ある?
さてと、こいつ等の付与は済んだ。契約書は前と同じ要領で済ませて、俺達は次の門へと向かった。
次の門は北門。
此処も南門とほぼ同じ組合せ。だだ、B、Cランクの冒険者がちょい少なく、変わりにD、Eランクが混じっている。
絶望的じゃん。ナニコレ。思わずカタカナでしゃべったじゃん(脳内だけど)。あ、因みに俺日本語ペラペラですから。教師は姉上です。師匠が内緒話で日本語使うから、何かムカついて姉上に、師匠には内緒でって頼み込んで習いました。話は戻すけど…… 。
これ、絶対、俺が動く事を期待しているよね。ってゆうか目論んでるよね……。
どう考えても端っから俺ありきなんだよ。
言っとくけどスタンビートなんだよ、事態を甘く見てねーか、あのやろう。
「なぁ、キャロライン嬢。このスタンビート、俺が治める事前提にしてるよな」
「さぁ? はっきりとは申し上げられませんわ。わたくし、マスターではありませんもの。ですが、わたくしの見解で宜しければお答え出来ますけれど……」
そうだよね、やっぱそう来るよね。
「うん、考えてる事、一緒かどうか確認したいからお願い出来るかな? 」
こめかみがピクピクするが、彼女のせいじゃないと自分に言い聞かせ、キャロライン嬢の見解を待つ。
「わたくしとしては、ロブさんの見解で合っていると思いますわ。どう考えても人員が少な過ぎますもの。わたくしも頑張りますので、最後までロブさんのお供をさせて下さいませ」
「はぁ、キャロライン嬢。はっきり言わせて貰う。死ぬよ、確実に」
「それでも…… わたくし、護りたい人達が居ますの」
彼女の表情に、俺の眉が下がる。
「落ちぶれてもわたくし、元伯爵令嬢ですの。矜持は捨ててはおりませんわ。次代を担う子供達を護らねば、このセインツロウの街は滅びて仕舞います。皆様、思いは同じだと思いますわ。あのわたくしの上司でさえも…… 」
はぁぁ……、そんなに暑く語られたんじゃ俺、悪者みたいじゃん。
そうこう言ううちに、とうとう最後の東門に着いた時、俺、嫌俺らは、己の予想が当たった事にうなだれた。
「……、マジ嫌んなる。何とはなく解ってたけどさ、『こんなん、無理ゲーじゃねえか!糞なパホーマンスしてんじゃねえよ、くそったれ!!』」
最後の言葉は日本語だ。キャロライン嬢からしたら異国の言葉。何て言ったのか、そう聞かない所は彼女らしい所か。(まぁ、叫んでたらなんとなく解るか…… )
俺は草原を睨むように見つめる。
漸く、決心が着いた。
この世界に来て、2度目の力の解放の決心を……。
「よし、此処で管巻いてても仕方がない。行くぞ」
「はい」
俺はキャロライン嬢に声を掛ける。さてと、どんな冒険者が居るのか。命掛ける気のある奴だけ残ってるんだろうから、其奴等にあった付与を掛けてやろう。俺のは持続性が高いからなぁ、みくびんなよ。
おっさんの思い通りに事が運ぶのは癪に障るが、やるからにはとことんやらせて貰うわ。
俺はそうごちて、テントへと向かった。
テント改め、南門本拠地ではB級とC級がメインの10組の冒険者と、2組の自営団がいた。
此方には『鳩』の知らせは無かったらしく、俺は眉をしかめた。
彼等から詳しい事を聞くと、どうやら西の組が打ちこぼした物を狙えと言う指示だったらしい。あんまりにも、あんまりじゃあ無いか?俺は事の経緯を簡潔に伝えると西門の時と同じく彼らに聞いた。
彼等に勿論、やる気はあった。けれど、現実的でもあり、己に見合ったレベルの付与が欲しいと言った。実際に西門程では無いが、此処で出た負傷者も街に送られて居るのだ、現実は甘く無い。至極当たり前だ。
俺は要望通り、彼等にはランクに合わせた付与を施す。過度の付与より身の丈にあった物の方が、逆に力を発揮する事が出来ると、彼等は知ってるんだ。そんな彼らを騎士団の中の阿呆な連中が馬鹿にして、見ただけで弱そうな貴族の次男坊、三男坊が『俺ならば出来る』と、5倍付与を申し出たが、俺は『一昨日きやがれ』と却下した。それでも奴らはゴネたので、B級の中で名前がそれなりに知られている冒険者と試合をさせる事で黙らせた。こういう輩には物理が物を言う。勿論、片手でひねり潰された訳だけどね。
え? 何故俺が相手をしなかったかだって?そんな事、みなまで言う必要ある?
さてと、こいつ等の付与は済んだ。契約書は前と同じ要領で済ませて、俺達は次の門へと向かった。
次の門は北門。
此処も南門とほぼ同じ組合せ。だだ、B、Cランクの冒険者がちょい少なく、変わりにD、Eランクが混じっている。
絶望的じゃん。ナニコレ。思わずカタカナでしゃべったじゃん(脳内だけど)。あ、因みに俺日本語ペラペラですから。教師は姉上です。師匠が内緒話で日本語使うから、何かムカついて姉上に、師匠には内緒でって頼み込んで習いました。話は戻すけど…… 。
これ、絶対、俺が動く事を期待しているよね。ってゆうか目論んでるよね……。
どう考えても端っから俺ありきなんだよ。
言っとくけどスタンビートなんだよ、事態を甘く見てねーか、あのやろう。
「なぁ、キャロライン嬢。このスタンビート、俺が治める事前提にしてるよな」
「さぁ? はっきりとは申し上げられませんわ。わたくし、マスターではありませんもの。ですが、わたくしの見解で宜しければお答え出来ますけれど……」
そうだよね、やっぱそう来るよね。
「うん、考えてる事、一緒かどうか確認したいからお願い出来るかな? 」
こめかみがピクピクするが、彼女のせいじゃないと自分に言い聞かせ、キャロライン嬢の見解を待つ。
「わたくしとしては、ロブさんの見解で合っていると思いますわ。どう考えても人員が少な過ぎますもの。わたくしも頑張りますので、最後までロブさんのお供をさせて下さいませ」
「はぁ、キャロライン嬢。はっきり言わせて貰う。死ぬよ、確実に」
「それでも…… わたくし、護りたい人達が居ますの」
彼女の表情に、俺の眉が下がる。
「落ちぶれてもわたくし、元伯爵令嬢ですの。矜持は捨ててはおりませんわ。次代を担う子供達を護らねば、このセインツロウの街は滅びて仕舞います。皆様、思いは同じだと思いますわ。あのわたくしの上司でさえも…… 」
はぁぁ……、そんなに暑く語られたんじゃ俺、悪者みたいじゃん。
そうこう言ううちに、とうとう最後の東門に着いた時、俺、嫌俺らは、己の予想が当たった事にうなだれた。
「……、マジ嫌んなる。何とはなく解ってたけどさ、『こんなん、無理ゲーじゃねえか!糞なパホーマンスしてんじゃねえよ、くそったれ!!』」
最後の言葉は日本語だ。キャロライン嬢からしたら異国の言葉。何て言ったのか、そう聞かない所は彼女らしい所か。(まぁ、叫んでたらなんとなく解るか…… )
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