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第六幕 踊り子
峠の肉食獣
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ボナ・キャンプを出て3週間、俺たちはまた南へ南へ歩いている。
この大陸は、大ざっぱに言うと四つ葉のクローバーのような形をしている。俺たちが今いるのは北西の葉だ。この北西の葉と、これから向かおうとしている南西の葉の間には、長さ二千キロ以上におよぶ鋭い切れ込みが入っている。それが大海峡だ。
この大海峡、幅が狭い場所だと向こう岸が見えるような所もあるが、基本的に両岸ともずーっと高い断崖絶壁が続いていて、橋どころか渡し船すら存在しない。
だから向こう岸に渡ろうと思うと、二つの葉がつながった大陸中央部か、船で外洋に出るため大陸西岸の港町に向けて遠回りしないといけないんだが、俺たちは真っ直ぐ南へ進んでいる。
それは、震衣の後遺症でいまだに痺れが取れない俺の左腕の治療のため、大海峡近くの温泉保養地に寄り道することになったからだ。
温泉町には腕の良い癒術師がいるらしい。癒術師というのは、独自の歌術やマッサージなどで慢性病や古傷を治療してくれる専門家ヒーラーだ。ハルさんの知り合いに有名な人がいて、こういう神経痛のような症状も一発で治してくれるらしい。
海が近いせいかこの辺りの山地は湿っぽい。しょっちゅうスコールのような雨が降るし、霧もよく出る。濡れるし、蒸し暑いし、道はぬかるんで歩きにくいし、不快指数はめっちゃ高い。
しかしもっと不快なのがヒルだ。ナメクジと尺取り虫を足して2で割ったようなキモいのが、音もなく身体にひっついてきて、気がつくと結構な量の血を吸われてる。しかも毒を持っていて、血を吸われた痕が腫れ上がって痛む。本当にやっかいな野郎だ。
特に俺の左手は痺れているためヒルがくっついてても分からない。気がつくと血まみれになっていることが何度かあって、それ以来、常にニコが俺の左側を歩き、見つけ次第、小さく威力を絞った炎歌で焼き払ってくれてる。
「ちょっと、ちょっと、ニコちゃん、あんまり真っ黒焦げにしないで。売り物にならなくなるから」
このヒルは薬の素材として良い値で売れるらしい。ハルさんは焦げたヒルの死体を一生懸命袋に集めている。
「でも、気持ち悪いんだもん。それに腹が立つし」
「え? 何で腹が立つの?」
「だって、ソウタの手が痺れてて分らないからって血を吸うなんて卑怯だもん」
「卑怯って……こういう生き物なんだからしょうがないじゃない」
「ううん。それでも許せない。ほらもう一匹いた!」
そう言いながらニコは俺の左手首にとりついたヒルを発見し、焼き払った上、傷口に癒歌をかけてくれた。
「ありがと」
「どういたしまして」
にっこり笑う彼女の笑顔は相変わらず可愛い。最高に可愛い。
あれ以来、俺たち3人の結束はいっそう固まった。
相変わらず鼻血のせいでキス以上の関係にはなれないが、俺とニコの間にはギクシャクした所がなくなった。ハルさんは時に父親のように、時に母親のように、俺たちを暖かく見守ってくれてる。
3人でああだこうだ雑談しながら歩いてると、湿気だらけ、ヒルだらけのやっかいな山道もそれほど苦にならないし、黙呪王から命を狙われてるんだという悲惨な状況も、いつの間にか忘れてる。
何だか、楽しい。軽音に入ってバンドを始めた頃、メンバーが集まって好きな音楽の話で盛り上がってたのを思い出す。
『家族』、『仲間』……そんな言葉が頭に浮かぶ。この3人でいつまでも楽しく旅を続けられたらなあと思う。
道はぐねぐねと上り、小さいトンネルをくぐると緩やかな下りになった。この辺りが峠のようだ。このまま道を下っていくと温泉町か。
普通ならホッとするところだろう。しかしハルさんが地図を確認しながら言う。
「そろそろフリーエリアが終わるわ。使えるのは双歌術だけよ。気を付けてね」
ボナ・キャンプはフリーエリアだったし、その後もフリーエリアが続いていたから忘れかけていたが、町に近づくということは思ったように歌術を使えないということだ。うっかり歌うとどんな魔物が飛んでくるか分からない。俺たちが気合いを入れ直した、その時だった。
ん?
すぐそこに休憩所のような小さな建物があり、ベンチに誰か座ってる。
黒いフードのようなものをかぶっていて顔が見えないが、スカート姿は女性っぽい。女性が2人、並んで座ってる?
いや、怪しい。
こんな山中、しかも裏街道に女性が2人……絶対に怪しい。ちょっと前に、女装で旅人を油断させて襲う山賊の話を聞いた。それに違いない。周囲に仲間も潜んでいるんだろう。
俺たち3人は顔を見合わせた。
「立ち止まらないで……まずは知らん顔してやり過ごしましょ。もし襲ってきたら、ソウタはまだ左手をうまく使えないから、ニコちゃんが双炎歌か双凍歌で牽制して。ソウタはゆっくり双震壁を展開してちょうだい。アタシはこのボウガンを実戦初投入よ」
ハルさんがひそひそ声で指示を出し、俺とニコはうなずく。
ここしばらく戦闘らしい戦闘もなくヒルとの戦いばっかりだったので、ハルさんはむしろ嬉しそうだ。しかし俺とニコにはそんな余裕はない。心臓がバクバクいう。
しかしその時だった。
「あら? ハルじゃない」
その女性らしき人物の一人がフードを取って声をかけてきた。
間違いなく女性だ。俺たちの母親ぐらいの世代、赤毛でちょっと派手な感じの美人だ。
「え? あなたエメ!?」
ハルさんが素っ頓狂な声を出した。何だ? 知り合いか?
「やっぱりハルね。その髪で分かったわ」
「何でこんなところに?」
「食材集めよ。宿のお料理に出す珍味を探してるの」
「そうなの。ちょうど良かったわ。私たち、はるばるあなたを尋ねてきたのよ」
「あら、ということはお仕事の話ね。患者さんはあなた? そちらの方たち?」
彼女は俺たちの方に柔らかい笑みを向けた。そうか。この人が有名なヒーラーか。
「あ、紹介するわね。今回治療をお願いしたいのはこの子、ソウタよ」
「ソウタです。よろしくお願いします」
俺はぺこりと頭を下げて挨拶した。
「あら、礼儀正しい子ね。私はエメ、癒術師よ。こちらこそよろしくお願いね」
エメさんはふわりと笑った。
「それから、こちらはジゴとナギの娘でニコちゃんね」
「ニコです。よろしくお願いします」
「あら、えらくまた綺麗なお嬢さんだと思ったら、ジゴとナギの娘さんか。なるほど、そりゃ美人なわけね。よろしくね」
大げさに褒められ、ニコは赤くなってうつむいてしまった。
しかしさっきから気になってたのはエメさんの隣の女性だ。若い女性のようだが、黒いフードを深くかぶってその奥から鋭い視線だけこちらに向けている。
エメさんは唐突にそのフードをめくった。
「ほら、あんたもちゃんと挨拶なさい」
現れたのは、こちらも赤毛の……とんでもない美少女だった。
ニコが犬系で可愛らしいタイプの美少女とすると、こちらは明らかに猫系だ。顔立ちがはっきりくっきりしていて、目尻がキッと上がっている。
性格もきついのかもしれない。エメさんの手を振り払り、無言のまま、またフードをかぶり直してしまった。
「ちょっと、アミ!」
しかし女の子はぷいっとそっぽを向いてしまった。
「お行儀が悪くってごめんなさいね。うちの娘、アミです」
エメさんが申し訳なさそうに紹介してくれた。俺たちが苦笑しながら会釈すると、フードの奥からぎろっとこちらをにらむ。普通の猫じゃない。山猫だ。肉食獣だ。手を出したら引っかかれそうだ。
俺たちは一緒に温泉町に向けて山道を下っていく。エメさんとハルさんがいろいろ話をする後を俺とニコが歩き、そしてその後をフードの女の子がついてくる。
女の子は思ったより小柄で、俺たちの後をトコトコ歩いている。さっきは俺たちと同年代ぐらいに見えたが、実はもっと子供なのかもしれない。
何かしゃべらないと、と思って何回か話しかけたが、ぎろっとにらまれるだけで一切返事はない。気まずい。ニコと顔を見合わせ、黙るしかなかった。
エメさんは、ガイさんの亡くなった奥さん、ナナさんの妹で、昔は姉と共にヒーラーとして活躍していたらしい。今はこの先の温泉町で癒術宿を営んでいて、俺たちはそこに泊めてもらえるらしい。助かった。
温泉町だから露天風呂なんかもあるんだろうか。しばらくちゃんと風呂に入ってないから嬉しいなあ。
部屋風呂とかあったら、またニコが一緒に入りたがるんだろうな。で、俺がまた鼻血を噴き出すことになるわけだ。
この大陸は、大ざっぱに言うと四つ葉のクローバーのような形をしている。俺たちが今いるのは北西の葉だ。この北西の葉と、これから向かおうとしている南西の葉の間には、長さ二千キロ以上におよぶ鋭い切れ込みが入っている。それが大海峡だ。
この大海峡、幅が狭い場所だと向こう岸が見えるような所もあるが、基本的に両岸ともずーっと高い断崖絶壁が続いていて、橋どころか渡し船すら存在しない。
だから向こう岸に渡ろうと思うと、二つの葉がつながった大陸中央部か、船で外洋に出るため大陸西岸の港町に向けて遠回りしないといけないんだが、俺たちは真っ直ぐ南へ進んでいる。
それは、震衣の後遺症でいまだに痺れが取れない俺の左腕の治療のため、大海峡近くの温泉保養地に寄り道することになったからだ。
温泉町には腕の良い癒術師がいるらしい。癒術師というのは、独自の歌術やマッサージなどで慢性病や古傷を治療してくれる専門家ヒーラーだ。ハルさんの知り合いに有名な人がいて、こういう神経痛のような症状も一発で治してくれるらしい。
海が近いせいかこの辺りの山地は湿っぽい。しょっちゅうスコールのような雨が降るし、霧もよく出る。濡れるし、蒸し暑いし、道はぬかるんで歩きにくいし、不快指数はめっちゃ高い。
しかしもっと不快なのがヒルだ。ナメクジと尺取り虫を足して2で割ったようなキモいのが、音もなく身体にひっついてきて、気がつくと結構な量の血を吸われてる。しかも毒を持っていて、血を吸われた痕が腫れ上がって痛む。本当にやっかいな野郎だ。
特に俺の左手は痺れているためヒルがくっついてても分からない。気がつくと血まみれになっていることが何度かあって、それ以来、常にニコが俺の左側を歩き、見つけ次第、小さく威力を絞った炎歌で焼き払ってくれてる。
「ちょっと、ちょっと、ニコちゃん、あんまり真っ黒焦げにしないで。売り物にならなくなるから」
このヒルは薬の素材として良い値で売れるらしい。ハルさんは焦げたヒルの死体を一生懸命袋に集めている。
「でも、気持ち悪いんだもん。それに腹が立つし」
「え? 何で腹が立つの?」
「だって、ソウタの手が痺れてて分らないからって血を吸うなんて卑怯だもん」
「卑怯って……こういう生き物なんだからしょうがないじゃない」
「ううん。それでも許せない。ほらもう一匹いた!」
そう言いながらニコは俺の左手首にとりついたヒルを発見し、焼き払った上、傷口に癒歌をかけてくれた。
「ありがと」
「どういたしまして」
にっこり笑う彼女の笑顔は相変わらず可愛い。最高に可愛い。
あれ以来、俺たち3人の結束はいっそう固まった。
相変わらず鼻血のせいでキス以上の関係にはなれないが、俺とニコの間にはギクシャクした所がなくなった。ハルさんは時に父親のように、時に母親のように、俺たちを暖かく見守ってくれてる。
3人でああだこうだ雑談しながら歩いてると、湿気だらけ、ヒルだらけのやっかいな山道もそれほど苦にならないし、黙呪王から命を狙われてるんだという悲惨な状況も、いつの間にか忘れてる。
何だか、楽しい。軽音に入ってバンドを始めた頃、メンバーが集まって好きな音楽の話で盛り上がってたのを思い出す。
『家族』、『仲間』……そんな言葉が頭に浮かぶ。この3人でいつまでも楽しく旅を続けられたらなあと思う。
道はぐねぐねと上り、小さいトンネルをくぐると緩やかな下りになった。この辺りが峠のようだ。このまま道を下っていくと温泉町か。
普通ならホッとするところだろう。しかしハルさんが地図を確認しながら言う。
「そろそろフリーエリアが終わるわ。使えるのは双歌術だけよ。気を付けてね」
ボナ・キャンプはフリーエリアだったし、その後もフリーエリアが続いていたから忘れかけていたが、町に近づくということは思ったように歌術を使えないということだ。うっかり歌うとどんな魔物が飛んでくるか分からない。俺たちが気合いを入れ直した、その時だった。
ん?
すぐそこに休憩所のような小さな建物があり、ベンチに誰か座ってる。
黒いフードのようなものをかぶっていて顔が見えないが、スカート姿は女性っぽい。女性が2人、並んで座ってる?
いや、怪しい。
こんな山中、しかも裏街道に女性が2人……絶対に怪しい。ちょっと前に、女装で旅人を油断させて襲う山賊の話を聞いた。それに違いない。周囲に仲間も潜んでいるんだろう。
俺たち3人は顔を見合わせた。
「立ち止まらないで……まずは知らん顔してやり過ごしましょ。もし襲ってきたら、ソウタはまだ左手をうまく使えないから、ニコちゃんが双炎歌か双凍歌で牽制して。ソウタはゆっくり双震壁を展開してちょうだい。アタシはこのボウガンを実戦初投入よ」
ハルさんがひそひそ声で指示を出し、俺とニコはうなずく。
ここしばらく戦闘らしい戦闘もなくヒルとの戦いばっかりだったので、ハルさんはむしろ嬉しそうだ。しかし俺とニコにはそんな余裕はない。心臓がバクバクいう。
しかしその時だった。
「あら? ハルじゃない」
その女性らしき人物の一人がフードを取って声をかけてきた。
間違いなく女性だ。俺たちの母親ぐらいの世代、赤毛でちょっと派手な感じの美人だ。
「え? あなたエメ!?」
ハルさんが素っ頓狂な声を出した。何だ? 知り合いか?
「やっぱりハルね。その髪で分かったわ」
「何でこんなところに?」
「食材集めよ。宿のお料理に出す珍味を探してるの」
「そうなの。ちょうど良かったわ。私たち、はるばるあなたを尋ねてきたのよ」
「あら、ということはお仕事の話ね。患者さんはあなた? そちらの方たち?」
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「あ、紹介するわね。今回治療をお願いしたいのはこの子、ソウタよ」
「ソウタです。よろしくお願いします」
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エメさんはふわりと笑った。
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「あら、えらくまた綺麗なお嬢さんだと思ったら、ジゴとナギの娘さんか。なるほど、そりゃ美人なわけね。よろしくね」
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しかしさっきから気になってたのはエメさんの隣の女性だ。若い女性のようだが、黒いフードを深くかぶってその奥から鋭い視線だけこちらに向けている。
エメさんは唐突にそのフードをめくった。
「ほら、あんたもちゃんと挨拶なさい」
現れたのは、こちらも赤毛の……とんでもない美少女だった。
ニコが犬系で可愛らしいタイプの美少女とすると、こちらは明らかに猫系だ。顔立ちがはっきりくっきりしていて、目尻がキッと上がっている。
性格もきついのかもしれない。エメさんの手を振り払り、無言のまま、またフードをかぶり直してしまった。
「ちょっと、アミ!」
しかし女の子はぷいっとそっぽを向いてしまった。
「お行儀が悪くってごめんなさいね。うちの娘、アミです」
エメさんが申し訳なさそうに紹介してくれた。俺たちが苦笑しながら会釈すると、フードの奥からぎろっとこちらをにらむ。普通の猫じゃない。山猫だ。肉食獣だ。手を出したら引っかかれそうだ。
俺たちは一緒に温泉町に向けて山道を下っていく。エメさんとハルさんがいろいろ話をする後を俺とニコが歩き、そしてその後をフードの女の子がついてくる。
女の子は思ったより小柄で、俺たちの後をトコトコ歩いている。さっきは俺たちと同年代ぐらいに見えたが、実はもっと子供なのかもしれない。
何かしゃべらないと、と思って何回か話しかけたが、ぎろっとにらまれるだけで一切返事はない。気まずい。ニコと顔を見合わせ、黙るしかなかった。
エメさんは、ガイさんの亡くなった奥さん、ナナさんの妹で、昔は姉と共にヒーラーとして活躍していたらしい。今はこの先の温泉町で癒術宿を営んでいて、俺たちはそこに泊めてもらえるらしい。助かった。
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