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1章 変わる日常
45話 お茶会(2)
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「いい?
今日の茶会には王族の方々もいらっしゃるけど、挨拶は身分の高いものからよ。
ウェルカは公爵令嬢ですからね、最初に挨拶して大丈夫よ」
「わかりました」
緊張はまだしているけど、それでもなんだか楽しみになってきたかもしれない。
「奥様、お嬢様、到着いたしました」
「ありがとう」
エスコートをされながらも馬車を降りていくとすぐに少し向こうにいる大勢の人が見えた。皆色とりどりのドレスを着ているからとても目立つな。
「緊張するかもしれないけれど、頑張ってね」
「はい」
そして、一度深呼吸して会場に入ると、一斉にみんながこちらを見た。いや、怖いから。これはどこにいた方がいいとかはないかな。
見られながらも開いているところに行くと、急に会場のざわめきが大きくなる。皆あちらを見ている?
「皆様!
本日はお集りいただきありがとうございます。
どうぞ、心行くまでお楽しみください」
にこりと取ってつけた笑みを浮かべているのは、確か第2王子? と横にいるのは第1王女だったはず。
このお茶会には10歳から2歳前後の王族も参加するみたいだから、このお二人が参加するのだろう。
っと、お母様に言われたように最初に挨拶に行ってしまわないと。
「ごきげんよう、アーサベルス殿下、ランフェル殿下。
ウェルカ・ゼリベ・チェルビースと申します」
「ごきげんよう、ウェルカ嬢。
君はもしかしてアゼリア義姉上の?」
「妹ですわ」
「ああ、やはり。
よろしくな、ウェルカ嬢」
「よろしくお願いいたします」
先ほどとは違い、この笑みはとても柔らかいものだ。こちらを牽制するような意味を持たないそれに、私も自然と微笑むことができた。
「あの、よろしくお願いします、ウェルカ様……」
おずおずとこちらを見ていたランフェル殿下はそう言うとすぐにアーサベルス殿下の後ろに隠れてしまう。か、可愛い……。守ってあげたくなる可愛さだ。
「よろしくお願いします、ランフェル殿下!」
「ずっと会ってみたいと思っていたんだ。
良ければ、あとでゆっくり話そう」
はい、とだけ返すとお2人の前を後にした。なんだか視線が痛かったのは、時間がかかりすぎということなのか?
特に誰かに話しかけることも、誰かに話しかけられることもないまま私はボーっと殿下方が挨拶をこなしていくのをお茶やお菓子をいただきながら見ているだけでどんどん時間は過ぎていく。
アーサベルス殿下の様子を見ていると、どの人にもにこやかに対応しているようだけれど特に令嬢の前でだと冷たい笑みになっているきがする。よほど肝が据わったご令嬢でなければ殿下とは必要最低限の会話だけしかできないだろう。ランフェル殿下に至ってはほぼしゃべっていない。
殿下方の様子を見学しているだけで交流会の目的は果たしていないけど、まあいいかな。平和はいいことだしね。
なんて考えていたのは先ほどまでのことでした。はい。
どうしてこの方たちは5人で私の前をふさぐように立っているのかしら?
影が降ってくるのはいいのだけれど、なんだか厄介な気がしかしない。
今日の茶会には王族の方々もいらっしゃるけど、挨拶は身分の高いものからよ。
ウェルカは公爵令嬢ですからね、最初に挨拶して大丈夫よ」
「わかりました」
緊張はまだしているけど、それでもなんだか楽しみになってきたかもしれない。
「奥様、お嬢様、到着いたしました」
「ありがとう」
エスコートをされながらも馬車を降りていくとすぐに少し向こうにいる大勢の人が見えた。皆色とりどりのドレスを着ているからとても目立つな。
「緊張するかもしれないけれど、頑張ってね」
「はい」
そして、一度深呼吸して会場に入ると、一斉にみんながこちらを見た。いや、怖いから。これはどこにいた方がいいとかはないかな。
見られながらも開いているところに行くと、急に会場のざわめきが大きくなる。皆あちらを見ている?
「皆様!
本日はお集りいただきありがとうございます。
どうぞ、心行くまでお楽しみください」
にこりと取ってつけた笑みを浮かべているのは、確か第2王子? と横にいるのは第1王女だったはず。
このお茶会には10歳から2歳前後の王族も参加するみたいだから、このお二人が参加するのだろう。
っと、お母様に言われたように最初に挨拶に行ってしまわないと。
「ごきげんよう、アーサベルス殿下、ランフェル殿下。
ウェルカ・ゼリベ・チェルビースと申します」
「ごきげんよう、ウェルカ嬢。
君はもしかしてアゼリア義姉上の?」
「妹ですわ」
「ああ、やはり。
よろしくな、ウェルカ嬢」
「よろしくお願いいたします」
先ほどとは違い、この笑みはとても柔らかいものだ。こちらを牽制するような意味を持たないそれに、私も自然と微笑むことができた。
「あの、よろしくお願いします、ウェルカ様……」
おずおずとこちらを見ていたランフェル殿下はそう言うとすぐにアーサベルス殿下の後ろに隠れてしまう。か、可愛い……。守ってあげたくなる可愛さだ。
「よろしくお願いします、ランフェル殿下!」
「ずっと会ってみたいと思っていたんだ。
良ければ、あとでゆっくり話そう」
はい、とだけ返すとお2人の前を後にした。なんだか視線が痛かったのは、時間がかかりすぎということなのか?
特に誰かに話しかけることも、誰かに話しかけられることもないまま私はボーっと殿下方が挨拶をこなしていくのをお茶やお菓子をいただきながら見ているだけでどんどん時間は過ぎていく。
アーサベルス殿下の様子を見ていると、どの人にもにこやかに対応しているようだけれど特に令嬢の前でだと冷たい笑みになっているきがする。よほど肝が据わったご令嬢でなければ殿下とは必要最低限の会話だけしかできないだろう。ランフェル殿下に至ってはほぼしゃべっていない。
殿下方の様子を見学しているだけで交流会の目的は果たしていないけど、まあいいかな。平和はいいことだしね。
なんて考えていたのは先ほどまでのことでした。はい。
どうしてこの方たちは5人で私の前をふさぐように立っているのかしら?
影が降ってくるのはいいのだけれど、なんだか厄介な気がしかしない。
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