姉に代わって立派に息子を育てます! 前日譚

mio

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2章 学園生活

180話 事情説明(1)

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 翌日、さっそく朝食を食べ終わるとお姉様のもとに向かうことにした。わからないことだらけだし、なるべく早く事情は知りたかったのだ。
 ちなみに、屋敷に帰るとすぐにお母様やお兄様に大丈夫だったかと聞かれました。まあ、何もけがはしてないし、ずっとそばにはお姉様やヴァークがいてくれたから大丈夫だった、と答えたら安心していました。
 どうやらお母様方は何が起こるか知っていたみたい。でもそれをあえて私には伝えていなかったと謝られてしまった。確かに驚いたけれど、謝られることはないとあわてて否定しました。
 
 今日もヴァークが屋敷まで迎えに来てくれて、久しぶりにお姉様の部屋にお邪魔しています。そこにはなぜかベルク殿下も一緒。

「いっらしゃい、ウェルカ。
 なんだか、ここに招くのは久しぶりね」

「そうですね」

「ヴァーレクト様も急な招きに応じていただき、ありがとうございます」

「いえ、こちらとしても話を聞いておかねばと思っておりましたから」

 侍女がそれぞれにお茶を入れて下がっていくのを確認すると、ようやくベルク殿下が口を開いた。

「さて、ウェルカ嬢は何も理解していないだろうから、はじめから説明しようか。
 今回は、まぁ君のことを大切にしている保護者たちが頑張ってくれたみたいだよ」

 保護者達……。たち?

「侯爵夫人の動きを集めたり、ご令嬢の噂の内容を詳しく調べたり、とね」

 ほお。それはあれですかね、お母様が校外学習で起きたことをきちんと把握していたことにも関係がある感じですかね?

「昨日のお茶会、公爵夫人たちにはその話をしておいたんだ。
 一部子息令嬢にも話した方もいたみたいだけれど。
 それで、信頼できる、地位も高い夫人たちが集まるあの茶会は断罪にはちょうど良かったんだ。
 こちらに非はないことを証明もできた」

 だから昨日のあの場を2人の断罪の場として選んだ、そういう。なるほど?
 いろいろと下地や事情があって、昨日のあの一件につながったというわけか。

「まあ、君が傷つけられたことで押してはいけないスイッチが押された人が何人かいたみたいだからね。
 こちらが思う以上にスムーズに進んだよ」

 満足げにほほ笑む殿下。かっこいんだけど、こうぞっとしますね! ひとまず、私としてはあっという間に終わってしまった一幕にもそんな裏があったのですね。いろんな人が協力してくれた結果なのはわかりました。

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