電車の男ー社会人編ー

月世

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Ⅰ.倉知編

「幸せ」

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 壇上の中央に佇むマイクの前で、足を止める。
 元々大勢の前で話すことに抵抗はなかったが、全校生徒の視線が集まると、体が強張り、じわりと緊張がよぎる。深く息を吸って、吐く。それだけで随分マシになった。
 マイクに向かい、一言目を発してから気がついた。
 マイクの位置が、低い。
 直そうとモタモタしていると、教頭が慌てて飛んできて、勢いよく伸ばしたマイクが俺の顎に直撃した。体育館がドッと笑いに包まれた。
「お騒がせしました」
 顎をさすりながら言うと、生徒たちがクスクス笑う。好意的な笑いに安堵したが、言おうと思っていたことが、今の衝撃で吹っ飛んでしまった。
「考えていた挨拶を、今ので忘れてしまいました」
 マイクを通して正直に告げると、キャーとかアハハとか笑いが起きて、あちこちから「頑張って」「思い出して」と声が飛ぶ。
 頭が真っ白なまま「ここは」と切り出した。
「かつての学び舎です。私は三年間、この学校の生徒でした。この懐かしい母校で、今度は教師として、みなさんと一緒に学びながら、楽しい思い出を作っていきたいと思います。よろしくお願いいたします」
 頭を下げると、拍手喝さいが巻き起こる。盛り上がったからいいというのではない。
 やってしまったと落ち込んだが、校長、教頭のみならず、体育館の端に並ぶ他の教員はみんな笑顔で手を叩いていた。浅見先生は相変わらずの無表情だったが、親指を立てている。
 本当に、ここの教員たちは心が広い。
 職員室でも話のネタにされたが、誰一人ダメ出しすることもなく、教頭には「さっきはごめんなさいね」と謝られてしまった。
「別に、失敗ではなかったよ」
 落ち込んでいると、浅見先生が励ましてくれた。
「あれで生徒のハードルはだいぶ下がったと思うし、友達感覚で馴れ馴れしくされることはあるかもしれないから、舐められないように。中にはあだ名で呼びだす生徒もいるかもしれないけど」
「おーい、あさみん」
 職員室の入り口で女子生徒が二人、手を振っている。
「ああいうのは早めに注意してね」
 パソコンの画面を閉じてから、彼女たちに向かって手招いた。一礼してから小走りで走り寄ってきた二人が、浅見先生に向かってスマホを向けた。
「あさみん、今日カッコイイ。写真撮っていい?」
 始業式だからか、髪を綺麗にまとめて、無精ひげも剃って、パリッとしたスーツにネクタイを締めて、今日は別人のようだ。朝会ったとき、浅見先生だと気づかないほどだった。ちゃんとしていると、若返ったというか、思っていたより若いのかもしれない。
「駄目です。用がないなら出ていってね」
「用はあります、ねー」
「ちゃんと数学の質問です、ねー」
 二人の生徒が顔を見合わせ、同意を求めている。
「えっと、動く点Pってなんですか?」
「なんでPは動くんですか?」
「それは、Pが生きてるからです」
 浅見先生が真面目に答えると、彼女たちは嬉しそうに飛び跳ねながら、俺を見た。ターゲットが入れ替わった瞬間だ。
「新しい先生だ」
「マイクの」
「なんだっけ、倉知先生?」
「マイク倉知」
「お前たちやめなさい」
 マイク倉知に吹き出しそうになったが、浅見先生がやんわり止めた。
「なんか、わっこがすごいタイプだって言ってて、わかるかもー、可愛い」
「先生、彼女いますか? 若いですね、何歳ですか?」
「こらっ、遊ぶなら出ていきなさい」
 西村先生が、しっしっと犬を追い払うようなしぐさで手を払うと、二人がキャーッと歓声を上げて職員室を飛び出していった。
「もう、浅見先生もちゃんとしてくださいよ」
「すみません」
「入学式の準備もあるし、倉知先生は私が借りるからね」
 西村先生に連れられて、廊下を歩く。すれ違う生徒が物珍しそうに見てくる。教室から顔を出して指を差されたりもしたが、チャイムが鳴って、視線が消えた。
「こうなると思ったわ」
 西村先生が言った。
「こうとは?」
「すっかり人気者じゃないの」
「え、そうですか?」
「私もね、ちょっと心配だったんだけど」
 体育館に向かう渡り廊下で、西村先生が遠い目でため息をついた。
「倉知君、真面目すぎるから、大丈夫かなって」
 先生ではなく君と呼ばれ、生徒に戻った気がした。先生が俺を見る。生徒を見る目だ。
「去年、新任の子でね、張り切りすぎて潰れちゃった子がいたの。ルールも知らないのにラグビー部の顧問引き受けて、休みもなくて、体壊して……、半年で辞めたのよ。浅見先生がその子の指導教員だったから、彼も責任感じちゃって」
 なるほど、とつぶやきが漏れた。浅見先生がやけに俺を守ろうとする理由がわかった。
「私も助けるから、何かあったら絶対に言うこと」
「はい、わかりました」
「素直でよろしい。四月中はずっとてんてこ舞いだと思うけど、五月になったら歓迎会もしたいし、それまで耐えるんだよ」
 てんてこ舞い、という表現は言い得て妙だった。
 入学式が終わり、通常の時間割が始まると、授業の準備は当然のこと、細かい事務仕事も多く、一日があっという間に終わる。時間が足りなくて、家に仕事を持ち帰ることはざらだった。
 忙しく、充実していた。順調だった。授業を組み立てるのは楽しくて、慕ってくる生徒は可愛いし、他の教師との関係も良好だ。せっかく副顧問になったのだからとバスケ部に顔を出すと歓迎され、生徒と一緒に汗を流したりもした。
 なんの問題もなく、二週間が過ぎようとしている。完璧なスタートだった。
 我を忘れて、無我夢中で、少しでも早く、慣れなければと必死にやってきた。
 でもあるとき、ふとした瞬間に、空虚を感じた。
 何か、足りない。
 マンションのエレベーターが上がってくるのをぼんやり待っていると、ドアが開き、目の前に加賀さんが現れた。
「お、倉知君」
「加賀さん」
 抱きつくところだった。加賀さんがそれを察知して、手のひらで俺を堰き止めた。エレベーター内に、監視カメラがついている。悪いことはできない。
「おかえり。おつかれ」
「ただいま。お疲れ様です」
 横並びになって、二人で閉まるドアを見つめた。加賀さんは何も言わない。俺も、黙って階数のパネルを眺めていた。
 そうだ、加賀さんだ。
 触りたい。
 抱きしめたい。
 キスしたい。
 限界だ。急に、限界がきた。
 俺に足りないのは、加賀さんだ。
 明らかに、以前に比べて触れ合う時間が激減した。朝は必ずキスをしているし、先週の土日は出勤したが、土曜の夜はちゃんとセックスもした。
 でも平日は、セックスどころか会話も減った。限られた時間で、仕事のことを報告するだけで、いつもみたいな、「なんでもない会話」は、随分長い間、交わしていない。
 帰宅時間がバラバラなのもあるし、帰ってからも学校のことで頭がいっぱいで、授業の準備に取り憑かれていた。家にいる間も、思えばずっと、仕事しかしていない。
 その間、加賀さんはどういう気持ちで、どう過ごしていたのか。
 わからない。
 この俺が、加賀さんのことを気に留めていなかったというのが衝撃だった。
 もしかすると、俺の気を散らさないために、集中させるために、わざと距離を置いていたのかもしれない。加賀さんはよく、そういう気遣いをする。LINEも初日だけで、以降は一度もやり取りをしていない。きっと、邪魔をしないように、気遣ったのだ。
 本当に、大人だと思う。
 マンションの廊下を無言で歩き、玄関のカギを開け、中に入ってドアを閉めると、「明日は? 休み?」と加賀さんが訊いた。質問には答えずに、背後から抱きしめた。
「どうした? なんかあった?」
「加賀さん」
「うん」
「加賀さん」
「なんだよ」
 呆れた声は、優しかった。
「加賀さん、加賀さん、加賀さん、加賀さん」
「うわ、壊れた」
「明日は一日中、イチャイチャしたいです」
「……仕事は?」
「大丈夫です。もうだいぶ、要領がわかってきました」
 加賀さん不足に気がつかないほどに、突っ走ってきた。一旦、走るのはやめだ。
 ふう、と小さく息をついて、加賀さんが言った。
「今がいい。明日じゃなくて、今、欲しい」
 涙声だった。狂おしいほどに、好きだと思った。
 抱き合って、噛みつくみたいなキスをして、お互いの下半身を密着させる。もうすでに、二人とも、硬くなっていた。
 加賀さんの息が荒い。俺にしがみついて、淫靡な吐息を漏らす。
「めっちゃしたい」
「俺もです、イキそう」
 狭い玄関で、抱き合ったまま、体を揺する。
「倉知君、触って」
 腕の中で、加賀さんが懇願する表情で見上げてくる。
「どこ、どこ触ったらいいですか?」
 訊きながら、何度も小刻みにキスをする。
「全部、触って。全部、触らせて」
 キスの合間に加賀さんが答えて、手が、俺のワイシャツのボタンを外していく。撫で回す手をそのままに、両手で加賀さんの顔を包み込み、指先で耳たぶに触れながら、すべすべの頬を撫でて、唇をついばむ。
 呼吸の音とキスの音が、玄関に響いている。身じろぎをするたび、体のどこかが壁にぶつかったが、どちらからも、ベッドに行こうと言い出すことはしなかった。
 今、止めることができない。触れていたい。離れたくない。
 舌を、口の中に入れる。歯列をなぞる。舌先を絡ませ、優しく吸った。丁寧に口中を愛撫しながら、ジャケットの下に手を潜り込ませた。ワイシャツの上から、細い腰を撫でると、加賀さんの体が大きくびくついた。
「ん……っ」
 可愛い声が漏れ、俺の窮屈な下腹部が、さらにきつくなっていく。
「加賀さん、好き、可愛い」
「ん、うん……、好き、七世」
 震える声でしがみついてくる。
 手のひらを、そのまま下にするりと移動して、ズボンの上から尻を鷲づかみにする。揉む。加賀さんの体が面白いほどにビクビクしている。構わずに揉みしだき、人差し指の先を割れ目に滑り込ませた。生々しい感触が、下半身に直撃する。
 もう、無理だ、我慢できない、と思った瞬間、加賀さんが言った。
「もう、無理」
 俺のベルトを素晴らしい手際のよさで外すと、スラックスと下着を丸ごとずり下げた。上向きになったガチガチのペニスが顔を出すと同時に、加賀さんがしゃがみ込み、根元からゆっくりと、舐め上げた。
「うっ、それ、駄目、出ちゃう」
 加賀さんは止まらなかった。裏筋を攻めてくる。舌先を巧みに動かして、口中に収めた頃には頭の中は真っ白で、あまりの気持ち良さに「あーっ」と声を上げて解き放っていた。
「あ、あっ、加賀さん、イッてる、出てる、すいません」
 なぜか謝ってしまった。加賀さんの上目遣いの目が、笑っている。腰の辺りがゾクゾクして、射精しながら、性欲が怒涛の勢いで噴き出してきた。
「加賀さん、抱きたい」
 口の中に入れたまま、軽く腰を揺らして訴えた。加賀さんの喉が、音を鳴らし、飲んだのだとわかると、なぜだか無性に泣きそうになった。
「でかい」
 加賀さんの口から零れ落ちた俺のペニスは、まだ大きくて、上を向いている。それを至近距離で眺めて、もう一度加賀さんが言った。
「でかい」
「はい、あの、か、加賀さん」
「可愛い、めっちゃ好き、愛しい」
 手を使わずに、ペニスにちゅっちゅと口づけてくる。頭が変になりそうだ。触れるたびに硬度を増し、跳ね上がる股間から目を逸らして、天井を仰ぐ。
「うーわーあー、もう、だめ、めちゃくちゃ抱きたい、です」
 顔を覆って降参すると、加賀さんが「はは」と笑う。指の隙間から、加賀さんを見た。立ち上がり、ネクタイを緩めながら、自身の股間に手をやって眉間にシワを寄せた。
「勃起しすぎて痛ぇ」
 加賀さんが、ぼやく。存在感を放つ股間の欲望に、目が、釘付けになった。
「か、加賀さん、それ、触らせて」
 鼻息を荒くする俺の首にしがみつき、耳に口をつけて加賀さんが甘えた声を出す。
「ベッド連れてって」
 颯爽と抱え上げ、飛ぶように寝室に移動した。
 ベッドに加賀さんを寝かせると、急いでベルトを外し、スラックスを毟り取る。ボクサーパンツの一部が、濡れて変色している。あえてゆっくりと、数ミリずつパンツを下げていく。徐々に姿を現すペニスを凝視しつつ、先端から半分ほど出たところで、鼻を寄せ、嗅いだ。
「いい匂い」
「変態」
 加賀さんが顔を背け、笑いを堪えている。
 そこからは、獣になった。もう、人としての理性を保っていられなくなったのだ。
 喘ぎ、叫び、体を弾ませ、絡み合い、何度も達した。
 お互いに溜まっていたせいで、終わらない。上になったり下になったり、持ち上げたり。体位を入れ替え、順番に、ときには同時に、絶頂を迎えた。
 終わらなかった。
 汗で濡れた加賀さんの腰をつかんで、後ろから、打ちつける。四つん這いの体が、崩れ落ちていく。声もなく痙攣する加賀さんを、繋がったまま、抱きしめる。
 うなじにキスをして、延々と脳内で、「加賀さん」とつぶやき続けた。
 数分後、俺の下で加賀さんが笑いだした。
「なんですか?」
「寝てた。入ってんのに」
「すいません、今出ます」
 何がおかしいのか、加賀さんがけたたましく笑った。どこにそんな元気があったのかというほど、大きな笑い声だった。
「もしや、まだやれます?」
 期待がにじんだ声が出た。加賀さんが吹き出して、うつ伏せの体勢でシーツを叩く。
「ギブ。こら、絶倫、でかくすんな」
「でも加賀さん、元気ですよね」
 加賀さんの右手に手のひらを重ね合わせ、指を絡ませながら訊いた。
「ハングリーだけど、心が満たされたから。元気だよ」
 ハングリー。そうだ、俺たちは夕飯を食べていない。
 でもそんなことは、些末なことだった。
「さっき気づいたんですけど、加賀さん、俺のこと、避けてました?」
「さっき気づいたんだ」
 避けていた、という部分は否定しない。ということは、本当に避けていたらしい。
「俺が視界に入るとお前、他のこと放り出してしがみつくだろ。だから新しい環境に慣れるまでは、気配消してせいぜい静かにしてようって」
 確かに、俺は不器用なので、適度に求めることができないし、一つのことに全力を注ぎがちだ。それはこの先、大人になっていくうえで改善しなければならない欠点だと思っている。
「ごめんなさい、寂しかったですか?」
「すっ……げえ、寂しかった。ちょっと泣いた」
「えっ」
「ちょっとな、ちょっと。そんで、いいからもう、抜こうか」
 一晩中繋がっていたっていいと思うのは俺だけのようだ。名残惜しかったが、大人しく体を起こし、加賀さんから抜け出した。
「お風呂、入りましょうか」
 汗だくの背中を撫でて訊いた。
「うん、入る。一緒に入る」
 加賀さんの声が弾んでいる。なんということだ。一緒に風呂に入るのも、久しぶりだったのだ。
 仰向けになった加賀さんが、両手を広げてみせた。覆いかぶさると、両手両足を絡ませて、全身でしがみついてきた。
「倉知君の全部、独占してるの、めっちゃ幸せ」
 俺は泣き笑いで、心の奥底から、本当に幸せだと同意した。

〈加賀編へつづく〉
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