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どこにもいかないふたり ※
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〈倉知編〉
加賀さんの寝顔を見ている。
休日の朝の、大切な日課だ。
瞼が開く瞬間。息をのむほど美しい。
うっすらと開いた頼りない目線が俺を捕らえ、唇が、笑みの形になる。
シーツに体を横たえたまま、にっこり笑って手を伸ばし、無言で俺の頭を撫でてくる。そして、にこにこしながら目を閉じる。
すや、と寝息が聞こえた。
寝た! と叫ぶところだった。
俺の頭を撫でていた手をそのままに、眠っている。そのうち手から力が抜けて、腕がシーツの上に落下すると、加賀さんの体がビクッとなった。
目が合う。子どもっぽい仕草で目をこすったあと、何事もなかったかのように、艶っぽい声色で「おはよ」とほほえんだ。
「おはようございます」
「あー、なんか、倉知君の夢見た気がする」
「どんな夢ですか?」
「目が覚めたらめちゃくちゃ見られてる夢」
「それ現実ですよ」
「えー、はは、そうなんだ?」
加賀さんが両手を広げた。加賀さんの体をまたいで、膝に体重を乗せ、潰さないようにゆっくりと覆いかぶさった。密着すると、気持ちいい。幸せだ。
「今日仕事ないの?」
「ないです」
「じゃあ今日は離さない」
首にしがみついてくるのが可愛くてほっこりしたのも束の間、加賀さんの息が耳にかかり、声が出そうになった。
腕の中の寝起きの体温。それに、耳をかすめる唇の感触のせいで、下半身がまたたくまに元気になってきた。
加賀さんが、笑う。笑って脚をからめ、腰をすり寄せてくる。
何も言わずに、同じように腰を動かした。硬くなっていくお互いのものを、布越しにこすりつけた。ひたすら無言で、抱き合って、こすって、こすって、こすりつける。
しがみついてくる加賀さんの頭を撫でた。キスをして、揺すって、果てるのはほぼ同時。動きを止めて、息をつくのもほぼ同時だった。
「パンツの中が地獄」
「俺もです」
「洗濯したら、今日どっか出かけるか」
加賀さんが俺の尻をもみながら突然そう言った。
「デートしようよ」
「したいです。行きましょう」
クラス担任になってから、仕事量が圧倒的に増えた。
やることに終わりはなく、帰宅時間も遅くなり、持ち帰る仕事の量は減らない。休日もほぼ仕事に費やしている。
でも今日は、久しぶりに加賀さんだけに集中できるように、がんばった。
デートはご褒美だ。
「さっきみたいに静かにコスコスするのもいいけどさ」
一緒にシャワーを浴びながら、加賀さんが言った。
「コスコス」
コスコスが面白くて反復してクスクスする。
「もっと色っぽく、あっ、ああんっ、加賀さんの中きもちいっ、イキます、イクっ、イク! アアーッ、いっぱい出ちゃったぁ……みたいに、やかましく喘ぐ倉知君好き」
「……それ、俺が挿れてるほう? あの、俺、そんなふうだったことないですよね?」
「いやいや、たまにすげえうるさいじゃん」
やかましいとかうるさいとか、悪口みたいなのに愛を感じて小さく照れ笑いを漏らす。
「抱いてるのに抱かれてるみたいなの、めっちゃ可愛くて大好きなんだよ」
加賀さんの背中に張りついて、後ろから手を回す。濡れた体を撫でまわし、首筋に何度もキスをしながら「加賀さん」と呼んだ。
「今の喘ぎ方、すごく新鮮でした」
「あ、お前、勃起したな?」
「加賀さんが演技派すぎるんです」
うなじを甘嚙みしてから、耳元で囁いた。
「喘いでください」
「え、何、演技しろって? 今? ここで?」
「はい、なんかすごく、大げさでやかましい感じの喘ぎの演技をください」
「何それ、変態じゃん」
「変態ですよ。さあ、喘いで」
両方の乳首を指の腹でこねながら言うと、加賀さんが可愛い声を上げた。
「あんっ」
「すごい、わざとらしい。可愛い」
「はは、可愛いんだ?」
「もっと喘いで」
シャワーを止めて、余計な雑音を消す。腰を尻に押しつけて、揺すりながら言った。
「大きい声で、喘いでください」
「えー、あー、ちょっと待って……」
咳ばらいをしてから声色を作って、加賀さんが嬌声を上げた。
「アッ、アーッ、アンッ、アンッ、アアアアーッ、イクー!」
「……ふふふ、上手ですね」
加賀さんが面白い。
「はは。もっとやる?」
「はい、楽しい」
あくまでもこれはおふざけで、最初は二人で笑いながらのわかりやすい茶番だった。
でもそのうち、俺は本気になった。硬くなったペニスを股の間に差し込むと、加賀さんが「うわ」と裏返った声を上げた。
「入ったかと思った」
「すいません、ちょっとこすらせて」
加賀さんの体を羽交い絞めにして、腰を振る。
「挿れる? いいよ」
俺の太ももを撫でながら、加賀さんが訊いた。
「挿れたい、です。挿れます」
尻を撫で、指を差し入れると、昨日の夜の余韻があった。何度か指を出し入れしてから、自身の先端を押し当てた。加賀さんの体が小さく震えた。入っていく。
「……っ、はあっ……、あ……」
加賀さんの、本当に気持ちがいいときの声。綺麗で、品がいい。喘ぎ声が「品がいい」なんて言っても、誰にもわかってもらえないだろう。でも加賀さんの喘ぎ声は、しとやかで、究極になまめかしい。
風呂場に響く、二人分の呼吸の音と肉を打つ音。
立ったまま後ろから尻をぶつけて、反響する音と声に聞き惚れていると、加賀さんが「イク」と低くうめいた。動きを止めずに、肩口から加賀さんの下腹部を覗き込む。屹立したペニスが上下に揺れ、吐き出す瞬間を目撃した。飛び散る精液を見ながら、満足して、中で果てる。
「中に、出しました」
しばらくしてから自己申告したが、加賀さんは俺の手の甲に手を重ねて、無言で撫で続けている。
「出しました、中に」
「わかってるって、倒置法笑う。早く抜いて」
撫でていた俺の手の甲を軽く叩いて、加賀さんが笑う。
「朝食まだだし、洗濯も掃除もしないとだろ。デートの時間、なくなってくぞ」
デートはもちろん、行きたい。でも俺は、何を隠そうずっとこうしていたい。加賀さんと繋がって、一日過ごしたい。本気だ。駄目なのはわかっている。ため息をついて、泣く泣く中から抜け出した。
シャワーを済ませ、朝食を作って食べて、洗濯をして掃除をして、やることをすべてやって、身支度を整えるとあとは出発するのみ。という状態になってから長い時間が経過した。何をしているのかというと、玄関で靴を履いたまま抱き合って、キスをしている。
どうしてもしたくなって、舌を入れてしまったが最後、離れられなくなった。
「ちょ、さすがにしつこい。明日になるだろ」
加賀さんが俺の胸を押して、視線を下に移動させた。
「お前、ちんこ大丈夫?」
「え、ちゃんとついてます」
とっさに意図がわからず焦ってそう答えると、加賀さんが真顔で「うん」と言った。
「見た感じ若干でかいな」
俺の股間をジーンズの上から観察する加賀さんの目は、ソムリエのそれだった。
「大丈夫です、落ち着きます」
「いや待て、大丈夫じゃない」
俺の股間を凝視しながらベルトを外し始めた。
「えっ、あの、加賀さん、あっ」
パンツの中に手を突っ込まれ、鼻から声が出た。つかまれて、目を閉じる。これは、口でしてくれる流れに違いない、と期待した瞬間、手のぬくもりが離れていった。
「あ、あれ?」
「チンポジがずれてた」
「ありがとうございます……」
俺のベストなチンポジを、加賀さんが知っている。喜んでいいのか照れたらいいのか、よくわからない。
ファスナーを上げてベルトを締め直す俺の横で、加賀さんが腕時計を見た。
「こんなことしてたらあっという間に昼だぞ。うわ、十一時五分」
「デート、どこ行きます?」
「どこ行く? どこ行きたい?」
「加賀さんは? 行きたいところあります?」
「全然思い浮かばねえ」
「俺もです。決めてから出発したほうがいいですよね。決めましょう。映画? 水族館? 動物園?」
と言いながら、細い腰に手を回す。
「隙あらばイチャつこうとすんなって」
「イヤですか?」
加賀さんが俺を見上げて素早くキスをした。キスは、一瞬だった。「イヤじゃない」という返事の代わりだったのだろう。
加賀さんが俺を見つめた。至近距離で見つめ合い、またキスをして、抱き合った。
やれやれ、というニュアンスのため息をついたあとで、加賀さんが言った。
「おうちデートにしよう」
大賛成だ。
〈おわり〉
加賀さんの寝顔を見ている。
休日の朝の、大切な日課だ。
瞼が開く瞬間。息をのむほど美しい。
うっすらと開いた頼りない目線が俺を捕らえ、唇が、笑みの形になる。
シーツに体を横たえたまま、にっこり笑って手を伸ばし、無言で俺の頭を撫でてくる。そして、にこにこしながら目を閉じる。
すや、と寝息が聞こえた。
寝た! と叫ぶところだった。
俺の頭を撫でていた手をそのままに、眠っている。そのうち手から力が抜けて、腕がシーツの上に落下すると、加賀さんの体がビクッとなった。
目が合う。子どもっぽい仕草で目をこすったあと、何事もなかったかのように、艶っぽい声色で「おはよ」とほほえんだ。
「おはようございます」
「あー、なんか、倉知君の夢見た気がする」
「どんな夢ですか?」
「目が覚めたらめちゃくちゃ見られてる夢」
「それ現実ですよ」
「えー、はは、そうなんだ?」
加賀さんが両手を広げた。加賀さんの体をまたいで、膝に体重を乗せ、潰さないようにゆっくりと覆いかぶさった。密着すると、気持ちいい。幸せだ。
「今日仕事ないの?」
「ないです」
「じゃあ今日は離さない」
首にしがみついてくるのが可愛くてほっこりしたのも束の間、加賀さんの息が耳にかかり、声が出そうになった。
腕の中の寝起きの体温。それに、耳をかすめる唇の感触のせいで、下半身がまたたくまに元気になってきた。
加賀さんが、笑う。笑って脚をからめ、腰をすり寄せてくる。
何も言わずに、同じように腰を動かした。硬くなっていくお互いのものを、布越しにこすりつけた。ひたすら無言で、抱き合って、こすって、こすって、こすりつける。
しがみついてくる加賀さんの頭を撫でた。キスをして、揺すって、果てるのはほぼ同時。動きを止めて、息をつくのもほぼ同時だった。
「パンツの中が地獄」
「俺もです」
「洗濯したら、今日どっか出かけるか」
加賀さんが俺の尻をもみながら突然そう言った。
「デートしようよ」
「したいです。行きましょう」
クラス担任になってから、仕事量が圧倒的に増えた。
やることに終わりはなく、帰宅時間も遅くなり、持ち帰る仕事の量は減らない。休日もほぼ仕事に費やしている。
でも今日は、久しぶりに加賀さんだけに集中できるように、がんばった。
デートはご褒美だ。
「さっきみたいに静かにコスコスするのもいいけどさ」
一緒にシャワーを浴びながら、加賀さんが言った。
「コスコス」
コスコスが面白くて反復してクスクスする。
「もっと色っぽく、あっ、ああんっ、加賀さんの中きもちいっ、イキます、イクっ、イク! アアーッ、いっぱい出ちゃったぁ……みたいに、やかましく喘ぐ倉知君好き」
「……それ、俺が挿れてるほう? あの、俺、そんなふうだったことないですよね?」
「いやいや、たまにすげえうるさいじゃん」
やかましいとかうるさいとか、悪口みたいなのに愛を感じて小さく照れ笑いを漏らす。
「抱いてるのに抱かれてるみたいなの、めっちゃ可愛くて大好きなんだよ」
加賀さんの背中に張りついて、後ろから手を回す。濡れた体を撫でまわし、首筋に何度もキスをしながら「加賀さん」と呼んだ。
「今の喘ぎ方、すごく新鮮でした」
「あ、お前、勃起したな?」
「加賀さんが演技派すぎるんです」
うなじを甘嚙みしてから、耳元で囁いた。
「喘いでください」
「え、何、演技しろって? 今? ここで?」
「はい、なんかすごく、大げさでやかましい感じの喘ぎの演技をください」
「何それ、変態じゃん」
「変態ですよ。さあ、喘いで」
両方の乳首を指の腹でこねながら言うと、加賀さんが可愛い声を上げた。
「あんっ」
「すごい、わざとらしい。可愛い」
「はは、可愛いんだ?」
「もっと喘いで」
シャワーを止めて、余計な雑音を消す。腰を尻に押しつけて、揺すりながら言った。
「大きい声で、喘いでください」
「えー、あー、ちょっと待って……」
咳ばらいをしてから声色を作って、加賀さんが嬌声を上げた。
「アッ、アーッ、アンッ、アンッ、アアアアーッ、イクー!」
「……ふふふ、上手ですね」
加賀さんが面白い。
「はは。もっとやる?」
「はい、楽しい」
あくまでもこれはおふざけで、最初は二人で笑いながらのわかりやすい茶番だった。
でもそのうち、俺は本気になった。硬くなったペニスを股の間に差し込むと、加賀さんが「うわ」と裏返った声を上げた。
「入ったかと思った」
「すいません、ちょっとこすらせて」
加賀さんの体を羽交い絞めにして、腰を振る。
「挿れる? いいよ」
俺の太ももを撫でながら、加賀さんが訊いた。
「挿れたい、です。挿れます」
尻を撫で、指を差し入れると、昨日の夜の余韻があった。何度か指を出し入れしてから、自身の先端を押し当てた。加賀さんの体が小さく震えた。入っていく。
「……っ、はあっ……、あ……」
加賀さんの、本当に気持ちがいいときの声。綺麗で、品がいい。喘ぎ声が「品がいい」なんて言っても、誰にもわかってもらえないだろう。でも加賀さんの喘ぎ声は、しとやかで、究極になまめかしい。
風呂場に響く、二人分の呼吸の音と肉を打つ音。
立ったまま後ろから尻をぶつけて、反響する音と声に聞き惚れていると、加賀さんが「イク」と低くうめいた。動きを止めずに、肩口から加賀さんの下腹部を覗き込む。屹立したペニスが上下に揺れ、吐き出す瞬間を目撃した。飛び散る精液を見ながら、満足して、中で果てる。
「中に、出しました」
しばらくしてから自己申告したが、加賀さんは俺の手の甲に手を重ねて、無言で撫で続けている。
「出しました、中に」
「わかってるって、倒置法笑う。早く抜いて」
撫でていた俺の手の甲を軽く叩いて、加賀さんが笑う。
「朝食まだだし、洗濯も掃除もしないとだろ。デートの時間、なくなってくぞ」
デートはもちろん、行きたい。でも俺は、何を隠そうずっとこうしていたい。加賀さんと繋がって、一日過ごしたい。本気だ。駄目なのはわかっている。ため息をついて、泣く泣く中から抜け出した。
シャワーを済ませ、朝食を作って食べて、洗濯をして掃除をして、やることをすべてやって、身支度を整えるとあとは出発するのみ。という状態になってから長い時間が経過した。何をしているのかというと、玄関で靴を履いたまま抱き合って、キスをしている。
どうしてもしたくなって、舌を入れてしまったが最後、離れられなくなった。
「ちょ、さすがにしつこい。明日になるだろ」
加賀さんが俺の胸を押して、視線を下に移動させた。
「お前、ちんこ大丈夫?」
「え、ちゃんとついてます」
とっさに意図がわからず焦ってそう答えると、加賀さんが真顔で「うん」と言った。
「見た感じ若干でかいな」
俺の股間をジーンズの上から観察する加賀さんの目は、ソムリエのそれだった。
「大丈夫です、落ち着きます」
「いや待て、大丈夫じゃない」
俺の股間を凝視しながらベルトを外し始めた。
「えっ、あの、加賀さん、あっ」
パンツの中に手を突っ込まれ、鼻から声が出た。つかまれて、目を閉じる。これは、口でしてくれる流れに違いない、と期待した瞬間、手のぬくもりが離れていった。
「あ、あれ?」
「チンポジがずれてた」
「ありがとうございます……」
俺のベストなチンポジを、加賀さんが知っている。喜んでいいのか照れたらいいのか、よくわからない。
ファスナーを上げてベルトを締め直す俺の横で、加賀さんが腕時計を見た。
「こんなことしてたらあっという間に昼だぞ。うわ、十一時五分」
「デート、どこ行きます?」
「どこ行く? どこ行きたい?」
「加賀さんは? 行きたいところあります?」
「全然思い浮かばねえ」
「俺もです。決めてから出発したほうがいいですよね。決めましょう。映画? 水族館? 動物園?」
と言いながら、細い腰に手を回す。
「隙あらばイチャつこうとすんなって」
「イヤですか?」
加賀さんが俺を見上げて素早くキスをした。キスは、一瞬だった。「イヤじゃない」という返事の代わりだったのだろう。
加賀さんが俺を見つめた。至近距離で見つめ合い、またキスをして、抱き合った。
やれやれ、というニュアンスのため息をついたあとで、加賀さんが言った。
「おうちデートにしよう」
大賛成だ。
〈おわり〉
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