出て行けと言ったものの、本当に出て行かれるとは思っていなかった旦那様

睡蓮

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第6話

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――エピローグ――

それからしばらくの時が経過し、伯爵家における状況も大きく変わっていった。
まず第一に、レイアがジークからの愛情を一切尽かされてしまったことがあげられる。
あれ以降結局レイアはジークとの関係を再構築することはできず、せっかくそれまで向けられていた一方的な愛情をすべて捨ててしまったのだった。
さらに、ジークからの愛想を尽かされてしまったレイアはそのまま婚約関係の構築を急いだものの、自分が恐れていた通りその後すぐに婚約関係を破棄されるに至り、結局何も残らない形でバッドエンドを迎えるしかなかったのだった。

「なんでよ…。お兄様もいなくなって旦那様もいなくなって…。私のために周りが動いてくれるのが今まで普通だったのに…」

そうつぶやかれた彼女の声を聞くものは、もうどこにもいない。
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