最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

文字の大きさ
105 / 464
第二章 アイドル地下国

百五話 巻き添え

しおりを挟む
レーヌ城side

「また取り逃したですって?」

「は、はい……!申し訳ありませんでした……!」

膝を着いて謝る

「今すぐ見付けなさい!」

「まぁまぁ、落ち着いてミリャ。レンって子を狙うんじゃなく、他の子を狙って吊った方が良いわ」

「良いねぇ、それで行こうよぉ」

「分かりました、それで行きますわ!あんた達!今言う仲間を連れてきなさい!」

指名手配犯追加

紫織、ミラエル、エレナ、武翠、リノア、カノン

今居る英雄ギルド、全員が指名手配犯にされた

紫織side

「大変です!大変です!紫織さん!」

慌ててこちらに来るカノン

「ん?どうしたの?」

「これを見てください!」

渡されたのは指名手配書、そしてそこに載っていたのは紫織、ミラエル、エレナ、武翠、リノア、カノン。レーヌ城から指名手配犯にされた紫織達。これはレンに巻き込まれたと言っていいだろう、だがこれを知れて不幸中の幸いって所だろう。カノンが知らせてくれたお陰で逃げる時間は出来た

紫織達は急いで宿に戻った。

「何故私達が狙われていますの?」

「レンが狙われていたって事は仲間だって気付かれたな、だから私達も追加で指名手配犯にされたって訳か」

「何やってるんですか………レンさん………」

「お兄ちゃんの事だろうから、多分レーヌ城に乗り込んだとかだと思うよ」

やっていた事が速攻バレるレン、指名手配犯にされた英雄ギルドの紫織達はレン達と同じく、変装をし始めた。外を見ると手下達が歩き回っていた。レンの所と同じ状況である、紫織達は家に居るしかない、重要な時だけ、変装をして家から出ることにした。バレた時は戦うしかないという状況

紫織達は交代交代で見張りを付ける

武翠side

今回は災難だった武翠達は宿屋に留まることにした。そして交代交代で見張りを続け、武翠の番。武翠は屋根上に登って夜空を見上げる、屋根上から見る夜空は綺麗だった

「大丈夫か、レンは。あれから精神の方が大丈夫じゃ無さそうだったからな、少し心配だ」

指名手配のことより、自分のことより、まずレンの精神状態を心配する武翠。分かれるまでは精神状態はずっと不安定だった。こんな時に隣に居てやれないと後悔する、一緒に居て精神状態を安定させてやりたかったと。

マップがまだ残っている為、というか配布されているから残っていた。マップにある、メールからメッセージが来た。

「ん?そうだった、マップとメールがあるんだったな。えーっと、誰からだ?」

メールを開く、英雄ギルドのみんなに送っている

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

英雄ギルドの皆へ

俺なら大丈夫だ、精神状態はまだ安定してないが、死にたいって程では無い。けどまだ戦うのが怖いってだけだ、後、レーヌ城に勝手に乗り込んじまって指名手配犯になって、そしてお前らを巻き込んじまってすまん。また元気で合流したら、飯奢る

レンより

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「やっぱりレンだったか、んま………謝ったから許してやるか。飯奢ってくれるって言ってたしな」

紫織side

カノン達は武翠が見張りしている間、寝ている。紫織は兄であるレンからメールが来た為、起きた。メッセージの内容を見る

「元気で再会出来るのを待ってるよ、お兄ちゃん」

メールを閉じて布団を被る

そして2日目を迎える



ガチャッ

「ん………」

「おはよう、紫織」

朝を迎えてくれたのは武翠だった、あの夜からずっと交代をせずに見張りをしてくれたのだろう。武翠は手に紫織達の分のご飯を持って部屋に来ていた。朝ご飯まで作ってくれる

紫織はみんなを起こした

「これ!武翠さんが作ったんですか!美味そうです!」

「紫織達が寝ている間に食料を買ってきて朝になったら、朝ご飯を作ったんだ」

「寝なくて大丈夫ですの?」

「急に戦が来たら、誰が紫織達を守るんだ」

なんてかっこいい事を言う武翠、頼もしい仲間が居るととても安心する英雄ギルド。だが紫織は守るより先に体調管理を優先する為、武翠にベッドで寝かす

「寝て、急に体調崩されたら、戦うってなった時に困るよ」

「はは、すまないな」

「なんかレンさんと武翠さんって似てますね、無理する所」

「まぁ、確かにそうかもしれないな。今はレンが居ない分、私が頑張らなきゃいけないんだが………仲間も居る事だし、みんなに頼ることにするよ」

レンと似た所がある武翠はみんなに頼ることにする、武翠が寝ている間はご飯を食べてうるさくならないよう、静かに雑談していた。武翠は疲れていたのか、すぐに眠りについて爆睡した。やはりレンと似ている所がある、いや、似てしまったのだろうか。レンと旅をしていると仲間も似ていく

レンside

指名手配犯にされてから一日経過した、昨日からずっと見張りされたり、探索されたりで外へ出れない。レンの巻き添えで一緒に指名手配犯になった、リノア。ペセル区に居る、紫織、エレナ、ミラエル、武翠、カノン。英雄ギルド全員指名手配犯になり、見張りの人数が多くなってきた。それについて昨日の夜、仲間に謝罪メッセージを送った。

翌日の朝

「おはよ~レン君」

「もう起きてたのか、おはよう」

挨拶を躱す

「リノアは?」

「食料買いに行ってたよ~」

「そっか」

「もう居るよ」

と後ろから声がする、リノアがもう買い物から帰ってきていた。それに驚くレンとフェアリ、足音も無しで帰ってくるのはとても心臓に悪いが、良いことではある。見張りにバレないよう、作戦であろう。騎士団はそういうのも身に付けていたみたいだ

3人で朝ご飯を作り、食べる。食べた後はこちらも見張りをする、こちらに来てバレたら捕まるとの事。この見張りは紫織達もやっているみたいだ、さっき連絡が来た

屋根上

見張りをしていると

「ん?あれは………ワニャマか?なんで居るのやら」

宿屋に戻り、情報を渡した

「ワニャマ?宿屋で話したらマズイよ、ワニャマを連れて場所を移そう」

「ああ」

見張りに見つかってレーヌ城に情報が渡ったらマズイのでワニャマが宿屋に入る前にワニャマを連れて、バレる前に急いで場所を移した。そして一旦門の外へ出た

一体何が起きてるのかを説明した

「なるほど………それってレンさんが悪いじゃないですか………」

「興味があって足を踏み入れちまってな」

「興味があって入ったから指名手配犯にされたんですね~」

「なら内緒にします!せっかく出来たお友達を失くしたくないので!」

「おう、助かる」

事情を聞いて早くも納得して内緒にすると約束してくれた、シィアン、キャット、ラビット。どうやらこちらに駆け付けてきた理由はレン達の指名手配犯という紙を見て心配で駆け付けてくれたらしい、あのレーヌ城に居る女王にはタダならぬオーラを感じていた。女王には更に上が居るらしいのだが、まだレン達はその上が居ることに分かっていない

再び宿屋に戻る

レンは屋根上へ

「あの三強女王に勝つ方法ないかな」

捕まった時にあの三強女王に勝つ方法を考える

もし捕まったらアイツらを助けられる力

もっと強くなれる力

三強女王を地に落とす力

そんな事を考えていると、倒す方法を思い付く

「そうだ、まだあのスキルが残ってた」

このゲームには声に出さないスキルより更に強い、声に出すスキルが存在する。そのスキルを持っていたことに気付く

スキル一覧

「あったあった、これだ」

声に出すスキル

雷切の更に倍の威力と電力、雷鳴切

「でもこれはあまり使えない、疲れるし………多分戦う勇気が出ない、壁すら乗り越えてない俺に使える時が来ればいいんだが………」

まだまだ戦いに怯えているレン

正体がバレるのも時間の問題、壁を乗り越えなきゃ。乗り越えてまた戦場に復帰しなきゃならない、ここで、この場所で変える、俺の物語を、英雄の道を
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

科学×魔法で世界最強! 〜高校生科学者は異世界魔法を科学で進化させるようです〜

難波一
ファンタジー
「魔法ってのは……要はエネルギーの制御だろ?」 高校生にして超人的な科学知識を持つ天才・九条迅は、ある日、異世界アルセイア王国に「勇者」として召喚された。 だが、魔王軍との戦争に駆り出されると思いきや—— 「お前、本当に勇者か? 剣も魔法も、まともに使えないのか……?」 「科学的に考えれば、魔法ってのはもっと進化できるはずだ!」 剣も魔法も素人の迅だったが、「魔法を科学的に解析し、進化させる」という異端の方法で異世界の常識を根底から覆し始める! 魔法の密度を最適化した「魔力収束砲」 魔法と人体の関係を解明し、魔力を増大させる「魔力循環トレーニング」 神経伝達を強化し、攻撃を見切る「神経加速《ニューロ・ブースト》」 次々と編み出される新技術に、世界は驚愕! やがて、魔王軍の知将《黒の賢者》アーク・ゲオルグも迅の存在に興味を持ち始め—— 「科学 vs 魔法」「知能 vs 知能」 最強の頭脳戦が今、幕を開ける——! これは、「魔法を科学で進化させる勇者」が、異世界を変革していく物語! ※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。

俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨
ファンタジー
普通の高校生として生きていく。その為の手段は問わない。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話

ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。 異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。 「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」 異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…

勇者じゃないと追放された最強職【なんでも屋】は、スキル【DIY】で異世界を無双します

華音 楓
ファンタジー
旧題:re:birth 〜勇者じゃないと追放された最強職【何でも屋】は、異世界でチートスキル【DIY】で無双します~ 「役立たずの貴様は、この城から出ていけ!」  国王から殺気を含んだ声で告げられた海人は頷く他なかった。  ある日、異世界に魔王討伐の為に主人公「石立海人」(いしだてかいと)は、勇者として召喚された。  その際に、判明したスキルは、誰にも理解されない【DIY】と【なんでも屋】という隠れ最強職であった。  だが、勇者職を有していなかった主人公は、誰にも理解されることなく勇者ではないという理由で王族を含む全ての城関係者から露骨な侮蔑を受ける事になる。  城に滞在したままでは、命の危険性があった海人は、城から半ば追放される形で王城から追放されることになる。 僅かな金銭で追放された海人は、生活費用を稼ぐ為に冒険者として登録し、生きていくことを余儀なくされた。  この物語は、多くの仲間と出会い、ダンジョンを攻略し、成りあがっていくストーリーである。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

処理中です...