最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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精霊の国

二百三十話 勝負の勝敗

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追いかけっこ勝負

謎の勝負が始まった

「なんか違う戦いになってるんだが!追いかけてくんな!」

「貴方が止まればいい話ですの!」

「俺は止まらん!絶対に止まらない!来んな、止まれ。俺を放っておけ!」

「嫌ですの!放っておかないですの!だから絶対の絶対に止まりませんの!」

「はあ!?意味分からねぇ、ストーカーか!?」

「ストーカーでもなんでもいいですの!だから私の話を聞いて欲しいですの!」

『痴話喧嘩にしか見えねぇ……………』

『いやもはや痴話喧嘩だろ』

『痴話喧嘩だな…………』

『あの英雄さん、足速いね』

『あららぁ~これずっと続くのねぇ~』

『いつかは終わるよ、捕まえたらね』

『あのあの…………それ終わらない気が…………』

          ずっと続いている痴話喧嘩と追いかけっこ、この追いかけっこに終わりはあるのだろうか。多分追い付かないと終わりは無いだろう、そもそもレンが早すぎてウェイナは追い付けていない。だからその追いかけっこが終わらない、ウェイナは捕まえたら、レンの壁をぶち壊すつもりだ。レンはそれを拒否して逃げている、誰の力も借りるつもりは無いんだと。知り合ったばかりの人に何故色々と言われなければならないのだろうか、それでもウェイナは諦めずに追いかけてくる
           レンを捕まえるために、レンの壁をぶち壊すために。ずっとずっと追いかけている、どちらとも体力は切れない。中々レンは捕まろうとしない、捕まりたくないからだろう。一人で解決したい、誰にも頼りたくないとずっと意地張っているから逃げ続けている。走っても走っても捕まらない、体力切れなんてない、こういう時にレンは体力切れしない。協力しようとしてくる人間は嫌いだ、嫌いだから逃げている。壁を乗り越えようとすれば必ず誰かを失う、でも乗り越えなきゃいけない

このゲームはクソゲーだ、受けたくもない現実を受けてしまうのだから

「もうこれしか無いんですの、捕まえるためには大人しく捕まってもらうんですの!」

「は?」

「精霊!あの方を捕まえて欲しいんですの!」

「りょ~か~い」

「マジかよ!精霊使うなんて卑怯だろうが!」

「卑怯じゃないですの!英雄さんを捕まえるためにはこれしか無いんですの!」

「英雄君~容赦はしないよ~」

「アイシクル~」

氷柱を放ってくる

「クッソ!そっちがその気なら俺はこうだ!」

斬撃を放ち、氷柱を壊す

『また戦いが始まったぞ!』

『え、でもシールドが無いよ!?』

『シールドが無いのやばいんじゃないか?』

『あのあの!やばいよ!』

『やばいわねぇ~』

           捕まえるためにはこうするしか無かった、だからウェイナは精霊と協力してレンを捕まえることにした。だがレンは剣で抵抗してきた、ただ捕まえるだけなのにまた戦いが始まってしまう。レンは剣で弾ききって逃げている、捕まりたくないのだろう。捕まったら何言われるか分からない、だから捕まりたくない。みんなからの声援も要らない、何に必要なのかも分からない。レンにはそんなもの必要がなかった、声援をしたって言葉をかけられたってレンの心には響かなかった
             響かない言葉なんてかけても意味は無い、かけたって何も変われない。かけて欲しくなんかない、放っておいて欲しい時って大体声はかけられたくないし、心配なんてされたくない。そういう人が多いだろう、レンはどちらもそう、声なんてかけられたくないし、心配されたくない。また頼っても超えられない壁が出来るだけ、だから頼らない、頼りたくない。まただ、レンはまたこうなってしまう、メンタルが段々弱弱しくなって行く

メンタルが弱弱しくなり、立ち止まる

「ど、どうしたんですの?英雄さん?」

「俺に関わるな、もう関わるんじゃねぇ…………皆もクレアも………弱虫なんかに関わるなよ…………」

「英雄さん…………」

「君がちゃんと壁をぶっ壊さなきゃ~」

「そうですの、私が壁をぶっ壊さなくてはなりませんの!」

「ちょ、え?は?ちょまっ」

押し倒され、抵抗出来ないように腕は押さえつけられた

(押し倒されたし、力強ぇし、逃げれねぇ…………)

「何のつもりだ、関わるなっつったろ」

「関わるんですの、離しませんの。絶対に、抵抗出来ないように合気道習ってるんですの、だから抵抗出来ないんですの」

「マジかよ…………なら勝てねぇな、でもよ…………お前じゃ、壁壊せない。この固く出来た壁はな」

「壊せるんですの!私なら壊せるんですの!精霊、英雄さんと一緒に心の中に」

「任せて~、条件を達したら戻っておいでね~」

「は?何する気だ!おいっ!おいったら!」

「S級魔法、心」

「ちょっ…………!」

        レンの心の中に入り込んだ、入ったのはウェイナとレンだけ。S級魔法の心、を使って入り込んだ。使った事がないからそんな魔法聞いたことがなかった、精霊が言うには条件を達成しないと戻れないとのこと。ちなみに条件は知らせていない、だから何かしらを達成しないといけない、乗り越えられていない壁を乗り越えなきゃいけない。それを今、達成しに行く。これをクリア出来れば、心が楽になるだろう
          なんでこんなことをしなきゃならないのか、なんでたった今知り合った奴とこれをクリアしなきゃならないのか。分からない、協力するなと拒否したはずなのに、関わるなって言ったはずなのにウェイナはそれを無視してS級魔法を使って心の中に移動させた。これをクリアしろと言われても無理な気がする。でもそれに出て来たのは莉乃香、紫織だった。レンが一番に大切としていた2人だった、目の前に現れてきた

「なんで………莉乃香………紫織…………」

「神様がなんか最後のチャンスをくれるって言ってたのよ、だからなんか来た」

「私も同じこと言われて、お兄ちゃんの所に来たよ」

「さ、英雄さん。ちゃんとお別れをするんですの。まずは2人に事情を説明しますの」

「ええ、何となく察しているけれど、どうなっているかは分からないわ」

「うん、教えて」

          2人に事情を説明した、2人は驚いた顔はしなかった。またそれで悩んでいるんだという顔をしていた、当然の反応だろう、レンは一体これで何度悩んだり、泣いたり、悔しがったりしていたのか、それで何度仲間に迷惑かけていたか。計り知れないほど仲間に頼ってきた、だから今回こそは頼れなかった。知り合いにも仲間にも、だからあんなに強く当たってしまった。知り合いにあんな強く当たるのは多分そんなにないだろう

2人はそっとレンに抱きしめた、この暖かい感覚、こんなの泣いてしまう

「そうよね、お別れ、言えなかったものね」

「ごめんね、お兄ちゃん。私達の不注意で、油断してたからやられちゃった」

「違う…………違うんだ!俺のせいだ、俺のせいなんだよッ!!なんで俺のせいにしないんだ…………俺が間に合ってれば、反射で助けてれば、2人は生きてた!!なのに………俺はっ…………」

「違うの、蓮のせいじゃないわ。私達の油断が行けないのよ。油断していなければ、だから蓮のせいじゃないわ。決して」

「自分を責めないでお兄ちゃん、お兄ちゃんはお兄ちゃんで居て欲しい。優しいお兄ちゃんのまま、私は優しいお兄ちゃんが大好き、ずっとずっと、見守ってるよ、お兄ちゃん」

「紫織…………」

「私もよ、直ぐに落ち込む時はある。でもかっこいい、優しい、いや、全部が好きよ。蓮」

「は、恥ずかしいからやめろよっ/////」

「ふふ、もう大丈夫ね?」

「ああ、元気出た、まだ超えられない壁はあるが、でも今は大丈夫。莉乃香と紫織に元気づけてもらったしな」

「うん、頑張ってお兄ちゃん」

「頑張れ、蓮」

「ああ」

莉乃香と紫織とお別れした、2人は消えていった。

クエスト11-3「莉乃香との再会を果たし、お別れをしよう」がクリアされました

超えられない壁、あり


でも元気づけられた、それには変わりない


だからもう、、、大丈夫
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