最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ

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精霊の国

二百六十六話 負けず嫌い

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さっきまでの威勢が無くなって追い詰められる武翠だったが、再び立ち上がって変形させて、キムンカムイ ヒグマへと変わった

「絶対に負けナイッ!負けてたまるカッ!」

突進する

「ッ!」

シールドで抑えた

「ちゃんと欠点があるのねぇ~あんたって感情で動くタイプ~?それだったらやめた方がいいわよ~、負けるから」

「そんな事ナイッ!私は負けナイッ!絶対に負けナイッ!君よりかは強イッ!」

「それを言ってるのよ~その負けないって言う感情を持つと私に負けるわよ~」

「くっ……………くァァァァァァッ!!!」

ヒグマの爪で攻撃してきた

「はぁ~あ、英雄ギルドったら相手にならないわね~こんなもんかしら~」

躱して宙に浮いた

「ブルーストラール」

放った

「こんな魔法は跳ね返してみセルッ!負けてたまるカッ!」

ヒグマの拳でぶつかった

          跳ね返した、この程度でやられる訳には行かなかった。強くなって勝つって決めたのにここで負けてちゃ意味が無い、レンを超えてみせると誓ったのに負けちゃダサすぎる。恥ずかしいことをしないように、負けないように戦っているのだがどうしても超えられない。この精霊を超えられない、どうすれば勝てるのかが分からなかった。弱いままじゃ終われないし、死ねない。死ぬ訳には行かない。だから抗っている
           この精霊に勝つために抗っている、頑張って勝とうとしている。だが勝てない、勝てる自信が無い。ラフィに抗うことしか出来ない、必死に攻撃することしか出来ない。これをどうしろと言われてもどうすることも出来ない、それが今の、今現在の武翠の実力だからだ。どうすることも出来ない

「ま~流石にこれではやられないわよね~英雄ギルドはここまで腰抜けじゃないわけ~」

ウェイナside

今の状況について、変形術のキムンカムイ、ヒグマについて話す

「今の武翠さんは勝てませんの、厳しいこと言うかもしれない、でも無理と言っていいですの」

「私もそう思うわねぇ~ウェイナちゃんと同意見よぉ~」

「あのあのあの……………勝つ方法は…………な、無いの?」

「今の状態だと無い……………と言っていいんですの、武翠さんが覚醒をしない限り無理ですの」

「………………」

「ごめんなさいですの、言うのはここまでにしますの」

「あのあのあの…………ううん…………仕方ないこと、進化しない限り勝てないのは冒険者の難しい所だから」

           冒険者の難しい所、進化しない限り、強い奴には勝てない。これが冒険者の現実だ、それでもレンは進化し続けて頑張ってきてここまできた。クレアもリンジェも一度絶望して這い上がってきてここまできた、でも武翠はまだ絶望経験が足らない。まだ絶望というのを味わっていないから進化が出来ない、でも武翠はまだ隠している武器がある。でもまだ使おうとしない、それはまだ絶望をしていないから。何故なら武翠は絶望を味わおうとしている、Mとかそういうのじゃなく、ただ隠している
            その隠している武器を使わなきゃ、このラフィという精霊には勝てないだろう。使わなきゃかてないだろうに何を迷っているのだろうか、タイミングなんて言ってられない。このまま負けるかもしれない、精霊と言って舐めてかかったらとんでもない目に遭うってことを分からされたはずだ。でも武翠は使おうとしない、キムンカムイ ヒグマで戦おうとしている

負けることに焦って忘れてしまっているのだろうか

(もし使わないんだとしたら、負けますの。確実に)

武翠side

ラフィに襲いかかる、何度も何度も諦めようとしない

「諦めようとしないその姿勢は認めてあげるわ~、でもあんた、甘いのよ~、何もかもが」

武翠に近付いた

顔面の近くで

「ブルーストラール」

膨大の魔力で武翠に放った

武翠は吹き飛ばされて行った、ただ感情で襲いかかってくる武翠に分からせてやった、感情だけでは勝てないと

『あぁ…………負けちまったな』

『でもまだ試合終了になってないわね……………』

『殺し合いだからまだ試合終了にはならないね、息を途絶えた瞬間に負けだから』

『あ~確かそんな事言ってたな』

『負けちゃうの?英雄ギルド』

『これは負けてるようなもん、頼むから勝ってくれー!精霊の国の未来がかかってるんだー!』

『『そうだそうだ~!』』

          ワーワーガヤガヤし始める観客席、この試合には未来をかけた勝負となる。英雄ギルドが負けたら精霊の国はまたアックス達に乗っ取られることになる、だから勝たないといけないのだが武翠はやられてしまった、というよりかは地面に倒れ込んでいる。この試合の勝利条件は相手を殺すこと、殺したら試合は終了される。殺したら次の試合に移ってしまう、この時点で既に負けているが、それでも諦めきれないだろう
            ここで諦めてしまったら、きっと悔しがるし、落ち込んでしまうからだ。諦めたくなんてない、負けず嫌いだから諦めたくない。その強い意志を持っていたのだが負けてしまった、変形術も解けて通常の人間へと戻ってしまった。ここから勝つ方法は新しい武器を使うしかないのだがまだ忘れているらしい

ラフィは剣を作り出し、武翠にトドメを入れようとした瞬間

その剣を素手で掴んでみせた

「んなっ、あんた、まだ生きてるわけ~?てっきり重症かと思ったわよ~そうじゃないと面白くないわね~」

「まだ…………終わって…………ない………!」

キンッと弾き返した

「はぁッ!!」

一振かましたが、ラフィは避けて後ろに下がった

「あっぶないわね~まだそんな気力があるのかしら~?とんでもなくタフね~あんた」

「負けず……………嫌い…………なもんでな…………!ゴホッゴホッ…………くっ…………」

『お、起き上がったぞ!』

『すげぇ耐久力…………!』

『でも傷だらけで重症…………!どうやって勝つかは分からないが、頑張ってくれー!』

『頑張れ!英雄ギルドの武翠ーー!』

歓声が上がった

レンside

立ち上がった武翠をみてレン達は・・・・・

「よ、良かったですわ……………立ち上がってきましたわ!」

「ちょっと怖かったねぇ~、脊髄反射で反応してなかったら終わってたかもねぇ~」

「言ってる場合じゃありませんわ!本当に武翠さん……………危なかったですわ…………」

「………………」

(絶望から這い上がって来い、武翠。人は絶望から這い上がってきた瞬間から強くなる)

武翠side

フラフラしながら、なんとか立ち上がった武翠

「はぁ…………はぁ…………はぁ…………くっ、ゴホッゴホッ………」

「あんた、もうここで大人しく降参して殺された方がマシなんじゃないかしら~?」

「へへっ……………死ぬより………ッ…………お前に…………勝った方がマシだ…………!」

「へぇ~、だったら殺してあげるわよ~ッ!!」

作り上げた剣で斬りかかってきた

武翠もフラフラになりながらもきりかかる

キンッとぶつかり合う

「あんた、本当にタフなのね~ッ!本当にイラつく奴だわ~ッ!とっとと死んで欲しいわ~ッ!!!!」

「それは…………ッ…………お前の方…………だ…………!」

キンッと弾き返した

「ゴホッゴホッ…………くっ…………もう…………絶望はした………!さっきの一瞬で…………分から………された………!!」

「あの一瞬で復活したってどういう事よ~~ッ!!!」

「ゴホッゴホッ……………私は精神崩壊などしない、お前みたいな精霊に負けたって折れもしない…………!この試合の勝ち方をやっと思い出した」

「はぁ~?」

右腕が変わっていく

「もう負けないように…………仲間を一人も失わせないように……」

右腕が機械に変わっていく

「私は精霊程度でやられる程弱い訳じゃない!私だって強くなるために戦うわけじゃない、強くなって勝ちに来た!!」

ラストラウンド

武翠vsラフィ

勝者が決まる
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