物語は始まらない

白雪なこ

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ケース2「そろそろ始まる、ロメリーの物語」

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「ロメリー、14歳の誕生日おめでとう!」
「おめでとう、ロメリー!」
「姉様、お誕生日おめでとうございます!」

 その日、田舎貴族であるハイン男爵家の長女、ロメリーは、14歳になったことを家族に祝われていた。

 いつもより少し豪華なメニューとなった晩餐の場で、両親であるハイン男爵夫妻から、少し大人っぽいデザインのペールブルーのワンピースを。嫡男である弟、10歳のロビンからは、深いブルーの綺麗なリボンをプレゼントされた。

「ありがとう!」

 満面の笑みで家族に感謝を伝えるロメリーは、光があたるとピンクにも見える、少し色の薄い赤毛に、目尻が垂れたブルーの瞳が可愛らしい、素朴で、元気な田舎娘だ。

 ちなみに、去年の家族からのプレゼントは釣り道具と帽子だった。

 年頃になったせいか、最近は弟を引き連れて、外を駆け回ることもなくなり、見た目にも気を遣うようになってきたロメリーは、家族からのプレゼントを喜んだ。

 正直に言えば、お姫様のような、豪華で可憐なドレスが欲しいところだが、今の田舎生活では身につける機会がないので、“その時”が来るまではワンピースの方が便利かもしれないと、文句を言わずに受け取った。

 だが、疑問はある。

「貴女も大きくなったものね。去年も一昨年も、男の子みたいなプレゼントを欲しがったのに、今年はおしゃれな服が欲しいだなんて言い出すのだもの。漸く、女の子らしいものに興味を持ってくれるようになったと安心したけれど。ふふふ。若い娘の服を選ぶのは楽しいものね。その服をこれから活用してくれると嬉しいわ」

 ちょうどよく投げかけられた母親のセリフに、己の疑問を混ぜて、返事をする。

「もう14歳だもの!年頃の乙女よ!可愛いものや綺麗なものの似合う、乙女なの!プレゼントのこのワンピース、嬉しいけれど、随分と大人っぽいデザインを選んでくださったのね。私に似合うかしら?」

 プレゼントされたワンピースは、普段身につけている服と比べると上質な布だし、綺麗な色だった。

 だけれど、少し大人っぽいデザインというのは、可愛らしさがない、シンプルで面白みのないデザインとも言えた。弟がプレゼントしてくれたリボンをつけても地味に思える。まるで……ような。

「似合うようになるわよ。そろそろ大人の仲間入りですもの」
「うむ、その色のワンピースなら、淑女に見えなくも……無い……うむっ」

「えー、まだ早くないかしら?というか、父様……酷いわ」

「あははは、姉様が淑女?!まだ無理じゃないですか?」

 父親に続き、弟までも、姉の淑女レベルにダメ出しをしてくるが、ロメリー本人も、まだ淑女にはなっていないと自覚しているので、本気で腹を立てることはしない。

 ロメリーは、まだ当分、“つまらない大人”である淑女になどなりたくないのだ。だから、弟に向かって、まだまだ自分は可愛らしい少女であると、強めにアピールしておく。

「こら!ロビン、姉様になんて事言うの!まあ、貴女の姉様は、まだ淑女になる前の、可愛い少女ですけどね!」
「自分で可愛いと言うのですか!」
「可愛いであってるでしょう?」

「ははは。いつまでも子供のようだが、お前ももう14歳だからな」
「そうね、もう14歳だもの。淑女になる準備をしなくっちゃ」
「姉様が淑女……?」
「そうだぞ。たとえ貴族家に嫁に行かなくとも、ハイン男爵家の娘で、この家を継ぐロビンの姉なことには変わりがない。何かあった時のためにも、国内貴族家と交流できる機会は逃すべきではない。淑女として、大人の中に入って、良好な関係を構築しなくてはならないぞ」

「えー、私が大人の会合に参加とかするのですか?まだ子供なのに……?」
「今はまだ子供ですけど、あっというまに大人になりますよ。初めは私が付き添いますし、数ヶ月もすれば知り合いも増えるでしょう」

 子供が成長するのは早い。それはロメリーも理解しているし、両親が言うように、大人に混ざるようになる日は遠くないのかもしれない。

 だけど、今話題にするなら、その一つ前の事柄についてではないだろうか?不自然な程に誰もあの話をしてくれないが、流石にそろそろ……と思うのだ。

 14歳の誕生日を迎えたロメリーは、15歳になったら、この国の王都にあるはずのメライア学園に入学する予定でいる。15歳か16歳で入学し、1年間そこで勉学とマナーと社交を学ぶのだ。学園には貴族の子息子女だけが入学でき、優秀だろうとコネがあろうと、平民は絶対に入れない。

 ロメリーにはまだ婚約者がいない。将来結婚するのだろう?と大人たちに揶揄われる程、仲の良い幼馴染の少年は領地内にいるが、ロメリーには運命の相手(タチ)が別いる。
 幼馴染のペーターは、良い少年だが、彼は、村人A的な存在でしかない。平民のペーターと、貴族令嬢であるロメリーが結婚するなど、ありえない!と今は思っている。

 数年前まで、ペーターと一緒になり、ペーターの育てた山羊の乳で、高値で売れる名産品を作るわ!なんていう馬鹿げた妄想に取り憑かれていたロメリーだが、もうそんなことは忘れている。

 今のロメリーはただの田舎貴族の娘ではない。1年前、木から落ちた時に思い出したのだ。自分がメライア学園で高位貴族の美少年達にチヤホヤされる存在であると。

 前世で何度も読んだ愛読書「可愛いがすぎる男爵令嬢は、今日も口説かれる」のヒロインが、自分であると。

 来年迎えるであろう、ロメリーのメライア学園デビューに備え、日焼けする外出を避け、ミルククッキーを作る練習をし、足をバタバタさせずに早く歩く練習をしている。

 ミルククッキーは、高位貴族の美少年達に配る、好感度上げの大事なアイテムで、はしたなく見えない早歩きは、彼らにさりげなく近づくために必要な鍛錬なのだ。

 都会の貴族である彼らと会えるチャンスは、田舎にいては訪れない。
 それに、ヒロインであるロメリーが学園に入学しないと、恋も愛も育ちようがない。

 攻略対象の少年達が、政略の相手と結婚する道を選ぶしかなくなるなんて可哀想だ。「可愛いがすぎる男爵令嬢」として、毎日彼らに口説かれてあげるのが、ヒロインたるロメリーの使命だし、運命なのだ。

 学園の入学の手続きはいつするのか。王都で寮に入る申し込みをしなくてはならないし、ここから3週間はかかる王都への移動をどうするのかも調べておきたい。3週間の移動は大変だ。1年間ぐらいなら、一度も実家に帰らずに過ごすのもありかもしれない。しかし、その場合、自分は王都で誰に頼れば良いのか。大人の助けが必要なこともあるあろうから、父から代理の保護者を紹介してもらいたい。

 入学は1年後といえど、のんびりしている暇はないと、ロメリーは最近、少し焦り出していた。

 そもそも、来年には長女が入学するというのに、家族の中で、学園の話題が一才出てこないのは不自然だと思う。

 家族の話題に上らないのは、物語の中では入学が当たり前で、手続きや準備に関する記述がなかったせいかもしれない。だけど、物語の世界のヒロインであるロメリーは、夢の中ではなく、ここを現実の世界として、生きて、生活している。

 準備も何もせず、入学式の日に、突然学園の門の前に飛ばされるだろうから、安心……なんて考えるわけがない。準備はしておきたい。魔法がない世界で、身一つで遠方に飛ばされるなんて、怖すぎるから、ちゃんと馬車で時間をかけて王都に向かいたい。物語補正とやらに操られる人形にはなりたくないから。

 ちゃんと入学準備して、ちゃんと自分で学園に辿りついて、ちゃんと、自分の意思で、「可愛いがすぎる男爵令嬢は、今日も口説かれる」の愛されヒロインとして、学園内に君臨したいのだ。

 物語の中では必要がなくても、リアルに生きているロメリーに必要なことは沢山ある。洗濯分まで制服を用意したり、部屋着や街歩きの服も必要。

 準備万端で不安なく、ヒロイン生活を送るため、今日こそはと、今、学園の話題を出すことにした。なぜか、いつも邪魔が入って話せなくなるけれど、今日こそは!だ。

「ねえ、お父様。淑女がどうとかより、まずは来年私が入学する、王都のメライア学園の話を聞かせていただきたいわ。もう、入学の案内とか、書類とか届いていますの?試験とか受けなくて良いのかしら?」

 14歳になったばかりのロメリーは、話題を口に出そうとしてから苦節4ヶ月。今、漸く、物語補正的なものに勝って、「学園」の話題を振ることに成功した。


 ハイン男爵夫妻と弟は、長女から投げかけられた、渾身の……


 渾身の……

 ……ギャグに、大爆笑した。


「もう!姉様、面白すぎます!」

「は?」

「うふふふ。我が国の歴史的ヒット小説とはいえ、テーマパーク構想は議会で満場一致で否決されたというし、王都のメライア学園とやらに、体験入学はできそうにないわね」

「ははは、入学の案内や書類か。ロメリーは面白いな」

「でも、15歳になったら、国からそういう書類が届いたら、面白いですよね」

「まあ!でも、うっかり信じて行動する人も出るんじゃないかしら?」

「それはそれで、王都の観光振興策として、利用できるんじゃないですか?」

 ロメリーを置いてけぼりにして、家族はメライア学園の話に盛り上がっていた。

 ロメリーはといえば。脳内でパニックをおこしていた。




 我が国の歴史的ヒット小説?

「可愛いがすぎる男爵令嬢は、今日も口説かれる」が?

 私がヒロインの物語よ?

 素敵な話だけど、老若男女にウケる話ではないわよ!?

 え?もしかして、メライア学園が出てくる、物凄く有名な物語が、別にあるの?

 あれ?

 ああ、あるわ。あったわ。忘れてたけど。


 でも、ここはその、物凄く有名な物語の世界じゃなくて、有名な物語が小説として人気の世界で。

 あれ?

 私の!

 私の!

「可愛いがすぎる男爵令嬢は、今日も口説かれる」は?

 私の世界はどこに行ってしまったの?

 パグ?

 大きなパグ?

 世界が消えちゃったの?


 え?

 嘘でしょ?





 ヒロインロメリーが活躍する筈の世界は、ここではなかった。

 そもそも、ロメリーはヒロインではなかったかもしれないし、「可愛いがすぎる男爵令嬢は、今日も口説かれる」という小説はロメリーの脳内にしかなかったのかもしれない。


 とにかく、ロメリーがヒロインの、学園物語は始まらなかった。







 ちなみに、我が国の歴史的ヒット小説のタイトルは、「初代王マルラン、メライア学園で学生になる!」だった。

 建国神話に出てくる、1000年前に亡くなった、当時冒険王と呼ばれた人物が、少年として現代に復活し、大活躍する物語である。知恵と勇気で、学園の危機や国の危機を救う、ワクワクする物語に、国民は熱狂した。


「可愛いがすぎる男爵令嬢」という割に平凡な少女が、何故か高位貴族の美少年達を籠絡できちゃう謎の夢物語では、絶対に勝てない、歴史的ヒットに納得な壮大な物語「初代王マルラン、メライア学園で学生になる!」には、熱烈なファンが大勢いて、「物語に出てきたカラクリ屋敷のようなメライア学園を実際に作って欲しい」という声が定期的に上がるらしいが、莫大な建設費がかかりそうなその建設に許可が出る気配はないらしい。



 そんなわけで、14歳になったロメリーのヒロインとしての未来は、尻尾も見せずにドロンと消えてしまった。

 物語は始まらなかった。


 始まる気配さえなかった。



 学園が存在しないこの世界で、ロメリーがどうなったか?


「初代王マルラン、メライア学園で学生になる!」に出てくるメライア学園をモチーフにした学園ではなく、「可愛いがすぎる男爵令嬢は、今日も口説かれる」に出てくるような、少年少女がキャッハフフフできるメライア学園を創立して欲しいと、王城に投書すべきか、3日程悩んでいたが、例え建築許可が降りたとしても、建物が出来上がる頃には自分はもう学園に通う年齢ではなくなることに気づいて、あっさり諦めた。


 半年後のロメリーの愛読書は「淑女はお熱いのがお好き」という大人向けの恋愛小説になった。ヒロインにはなれないけれど、愛読書をバイブルに、ロメリーは恋の勝者になるべく、淑女の振る舞いを猛勉強中だ。


 幼馴染の平民ペーターは、初恋の少女と結婚の約束を交わしたそうだ。それを聞いて、ロメリーは、ペーターのくせに!と、密かにムカついている。

 とばっちりにも迷惑しているし、ムカついている。

 領地で、ロメリーはペーターに振られただの、失恋しただのという噂が流れているのだ。

 勝手に可哀想な女の子になっていた。悲劇のヒロインだ。

 とにかく、ロメリーはムカついている。

 今に見ていろ!と、ペーターなんて目じゃないイケメンをゲットすべく、ロメリーは、「淑女はお熱いのがお好き」のヒロインよりも、魅力的な淑女に擬態できるよう、日々頑張っている。




 だけれど、ロメリーは、いまだに悲劇のヒロインの立場から抜け出せていない。

 田舎の話題は少ないのだ。下手をすれば、あと数年どころか、死ぬまで、悲劇のヒロインのままの可能性がある。

 
 ロメリーは、領主の娘なのに、平民の幼馴染に振られた可哀想で情けない愉快な女の子として、語り継がれ、誰かに会うたびに、「ロメリー嬢様、ドンマイ!」という、なんだかムカつく声援をやたらともらうことになるのだ。



 「冗談じゃないっつーの!!!」



 ロメリーはかなり頻繁にムカついているが、冷静だ。

 冷静に、日々メラメラと熱く闘志を燃やしているのだ。







 2年後。ロメリーが、淑女の擬態を完成させる前に、所謂「おもしれー女」として、一回り年上でイケメンに見えなくもない隣国の男爵に見初められたのは、物語的な何かが発生したのか、違うのか。それは誰にもわからない。



 わかったのは、田舎の話題は消えないということだけ。

 ロメリーにとっては「悲報」だ。


 ロメリーが主役の「うちのおもしれーお嬢様の嫁入り話」は、領内での新たな話題として大人気だったが、「お嬢様の失恋話」も鉄板ネタとして、忘れられることなく、語り継がれた。

 2つの話題は、それはもう長く、つい最近の出来事のように語られまくった。隣国に嫁入りしたロメリーが里帰りするたびに、沸騰する話題として。時折、面白い要素が足されたりして。

 その後、彼女の死後数百年経っても、その話題は消えることなく、領民が集まる場で「物語」のように語り継がれたという。


 おしまい。




野生児からヒロインになったロメリー、性格が少々悪くなっています。(笑)学園の話題を口にできなかったとかは、たまたまで、物語補正ではなかったようです。
ロメリーは、田舎町の特性により、死後、物語の登場人物になれました。おめでとう。

このシリーズは、まだ、少しだけ続きます。
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