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第8章:アルカノア農場戦記 ~因縁の戦い~
第115話 解き放たれた鎖
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青欒の森、中央部。
その湖畔に取り残された別荘。外観は立派だが、窓という窓は鉄格子や分厚い板で覆われている。
ゲドの一行は、完成した神喰いの器と玄太を連れ、灯台からこの地へと移送していた。
別荘の奥には大広間。
かつては貴族の舞踏や宴に使われたその空間は、今や人知れずゲドの根城と化し、薄暗い燭火と鉄臭い鎖が支配する牢獄めいた空気に変貌していた。
その一室で長椅子にふんぞり返り、片肘をついたゲドは、報告にひざまずく兵士を冷たく見下ろしていた。
「ただいま、農場へ向かった伝令が戻りました!」
兵士の声はどこか張り詰めている。ゲドは瞼を細め、わずかに顎を引いた。
「……さて。どの程度の戦力が、ここに来るものか」
独り言のように呟くと、彼は考え込むふりをし、視線を宙にさまよわせる。その仕草ひとつで兵士は言葉を失い、緊張が広間を覆った。
「して、神喰いは?」
「はっ!地下に封じております」
兵士が答えると、ゲドはゆっくりと立ち上がった。革靴が床を鳴らし、広間の空気がざわめく。
「……よし」
短く頷き、吐き捨てるように告げた。
「では、ここを出るぞ」
「はっ、あ、あの……!?」
兵士が思わず顔を上げる。だがゲドは冷淡に続けた。
「この足で、隠してある軍と合流し、農場を堕とす」
「農場の奴らがここへ来るのを待たないのですか?」
兵士の問いに、ゲドは鼻で笑った。
「交渉など毛頭する気はない。まして、ここで剣を交えるなど、愚の骨頂よ」
ゲドは鼻で笑いながら、テキパキと衣服を整えながら淡々と説明する。
「奴らがガキを助けにこの館に足を踏み入れたが最後。全員化け物に喰い散らかされるだけだ」
「と、言いますと……?」
ゲドの目がキラっと光る。
「神喰いの封印を解け。そして、この館には外からのみ侵入可能とする仕掛けを施すのだ」
兵士たちが顔を見合わせた。
「し、しかし封魔鎖を解いたら……」
「命令だ。私は先に出る」
そう言い残して、外套を翻して去ったゲドの背中が扉の向こうに消える。
残された兵士たちは顔を見合わせ、重苦しい沈黙に包まれた。
「……本当に、解くんですか」
1人の兵がかすれた声で呟く。
「やるしかねえだろ。なぁに、解いたらすぐに逃げちまえばいいさ」
もう一人が渋々と頷き、手にした鍵を握りしめて地下への階段を下り始めた。
ふたりの兵士は鉄扉の前に立つと、中から低いうなり声のようなものが漏れていた。
兵士はごくりと唾を飲み込み、扉の鍵を開ける。冷たいノブが汗ばんだ掌に吸いつく。
──カンッ……カラララッ……
部屋に入った瞬間、兵士の足元に砕かれた封魔鎖のカケラが滑り込んでくる。
「な……なんだ?」
暗闇の奥で、何かが蠢く気配。
ガキ…ガガ……ガシャーーーーーン!!
次の瞬間、全ての封魔鎖が勢いよく弾け飛んだ。
「お、おい!オレまだ解いてないぞ!!」
*****
その時、地下の別室で玄太は目を覚ましていた。
「……ん……?」
視界に入るのは、薄暗い天井。両腕は縄で椅子に縛りつけられていた。
「う、うそぉ……」
力任せに腕を捻ると、縄が手首に食い込み悲鳴をあげる。わりとマジで痛いけど、それどころじゃない。
「ぐぎぎぎ……」
必死に手首をグリグリ動かすと、やがて縄が緩み、玄太は手首を抜き取った。
「……っは、はぁ……抜けたぁ」
椅子から身をよじって立ち上がる。
(確かおれ、灯台から連れ去られて……)
ぎし……ぎし……。
床板が鳴る。
(今って、どういう状況だ!?)
耳を澄ますと、遠くから低いうなりが響いていた。
「ゔぅ…ゔゔぅぅ……」
風じゃない。人の声でもない。獣の喉が鳴るような、湿った音。
ぞわっと全身に悪寒が走る。
「まさかあの化け物?すぐそこに神喰いのやつがいる……!?」
部屋の扉が震える。
兵士たちの声がかすかに聞こえた。低く押し殺した調子で、何を言っているのかまでは分からない。
ドン、と何かがぶつかる音。
「おい、逃げるぞ!!」
今度はハッキリ聞こえた。
でも何が起きているのか、理解が追いつかない。ただ、嫌な予感だけが胃の奥に重く沈んでいく。
「ひ、ぃ……待って……」
次の瞬間、廊下の奥でドアがぶち破られる音が響いた。
カラララッ、ガシャアアアンッ!!
「ぐはぁ……!!」
……静寂。
(……うそ……今の、やられたのか……?)
カチャ……。
恐る恐るドアを開けると、そこにはドアごと押し潰された兵士の跡。
そして、辺りには散乱する鎖。
「この鎖って、神喰いを封印してたやつじゃ…!?」
(まずい。まずいまずい……)
あの化け物の封印が解かれてる…!?しかも灯台で、器が完成したって言ってたし…!
「早くここから逃げて、てんぱいに知らせないと……!!」
こうして、神喰いの器と共に廃館へ閉じ込められた玄太。命をかけたサバイバル脱出が、今始まろうとしていた。
*****
一方、作戦会議も終わって農場は静まり返っていた。
……でも俺は眠れない。
玄太のいないベッドを見つめながら、胸がぎゅっと痛む。
「こうしてる間にも、玄太はひとりで泣いてんだ……」
そう思ったら、布団でぬくぬくしてなんかいられねぇ。
明日になればリオックが王宮から軍を手配して、青欒の湖に救出部隊を向かわせる予定だ。
──けどよ。
「……待ってられるかよ」
小さく吐き捨てて、音を立てないようにベッドを抜け出した。
クータンを起こさないように、そっと部屋を出ようとしたその時。
「ぬしよ」
背中から小さな声。振り返ると、布団から這い出してきたクータンが、眠そうな目をこすりながら立っていた。
「クータン!起きたのか……」
「ひとりして、敵陣に向かうのか?」
ちっこい手で俺の裾をぎゅっと掴んでくる。ごまかそうとしたけど、無理だな。
「ああ、玄太を助けに行く」
「ふむ、そうであろうと予見はしていた」
「もし、あいつだったら同じようにさ……」
「ふむ。玄太もそうするであろうの」
即答だった。
「して、我も同じじゃ」
「クータン……?」
ほんとは連れて行きたくない。危険だ。でも……こいつだって玄太が心配なんだよな。
「……わかった。一緒に行こう」
俺は小さく頷き、クータンを肩に乗せて部屋を出た。そのまま忍び足で廊下を抜け、屋敷から抜け出した。
農場を出ようと、ちょうど牛舎に差し掛かったところで、かわいらしい声が響いた。
「……天貴、どこへ行くつもりだモ」
モーちゃんだ。その隣にはランプを掲げたメーちゃんもいる。
「アリスに聞いたぞ。玄太助けに行く気なんだべ?」
二人の視線に、天貴は気まずそうに口を開く。
「天貴ひとりで行ったらみんな心配するモ」
「ああ、悪い。でも待てねえんだ」
拳を握る天貴に、モーちゃんは首を横に振った。
「モも一緒に行きたいけど、今は農場を守らなきゃダメだモ」
めーちゃんも悔しそうに唇を噛む。
「アリスにも言われてる。今は一緒に行けないべ」
しばしの沈黙。
「分かってる。けど、1人でも行かなきゃなんねえんだ」
その時、メーちゃんがランプを差し出した。
「でも、天貴をひとりでは行かせないべ…!」
光の輪の中に現れたのは、大きな羊シェパ。力強い脚と分厚い毛並みを揺らし、鼻を鳴らして天貴を見つめる。
「これで湖まで一気に走れるはず。シェパぁ、天貴とクータンを守るべ!」
天貴は驚きに目を見開き、そして深く頷いた。クータンは早速シェパの頭の上にチョコンと座っている。
「神獣の類いか、これは頼もしい相棒だのぉ」
「……ありがとう!必ず玄太と帰る!」
「シェパ、何かあったら知らせるべ」
シェパは、メーちゃんに頷くようなそぶりを見せるとまっすぐに青欒の森の方向を見つめて駆け出した。
「シェパ!頼んだ!」
こうしてシェパの蹄音を夜に響かせながら、天貴とクータンは青欒の湖へ駆け出していった。
その湖畔に取り残された別荘。外観は立派だが、窓という窓は鉄格子や分厚い板で覆われている。
ゲドの一行は、完成した神喰いの器と玄太を連れ、灯台からこの地へと移送していた。
別荘の奥には大広間。
かつては貴族の舞踏や宴に使われたその空間は、今や人知れずゲドの根城と化し、薄暗い燭火と鉄臭い鎖が支配する牢獄めいた空気に変貌していた。
その一室で長椅子にふんぞり返り、片肘をついたゲドは、報告にひざまずく兵士を冷たく見下ろしていた。
「ただいま、農場へ向かった伝令が戻りました!」
兵士の声はどこか張り詰めている。ゲドは瞼を細め、わずかに顎を引いた。
「……さて。どの程度の戦力が、ここに来るものか」
独り言のように呟くと、彼は考え込むふりをし、視線を宙にさまよわせる。その仕草ひとつで兵士は言葉を失い、緊張が広間を覆った。
「して、神喰いは?」
「はっ!地下に封じております」
兵士が答えると、ゲドはゆっくりと立ち上がった。革靴が床を鳴らし、広間の空気がざわめく。
「……よし」
短く頷き、吐き捨てるように告げた。
「では、ここを出るぞ」
「はっ、あ、あの……!?」
兵士が思わず顔を上げる。だがゲドは冷淡に続けた。
「この足で、隠してある軍と合流し、農場を堕とす」
「農場の奴らがここへ来るのを待たないのですか?」
兵士の問いに、ゲドは鼻で笑った。
「交渉など毛頭する気はない。まして、ここで剣を交えるなど、愚の骨頂よ」
ゲドは鼻で笑いながら、テキパキと衣服を整えながら淡々と説明する。
「奴らがガキを助けにこの館に足を踏み入れたが最後。全員化け物に喰い散らかされるだけだ」
「と、言いますと……?」
ゲドの目がキラっと光る。
「神喰いの封印を解け。そして、この館には外からのみ侵入可能とする仕掛けを施すのだ」
兵士たちが顔を見合わせた。
「し、しかし封魔鎖を解いたら……」
「命令だ。私は先に出る」
そう言い残して、外套を翻して去ったゲドの背中が扉の向こうに消える。
残された兵士たちは顔を見合わせ、重苦しい沈黙に包まれた。
「……本当に、解くんですか」
1人の兵がかすれた声で呟く。
「やるしかねえだろ。なぁに、解いたらすぐに逃げちまえばいいさ」
もう一人が渋々と頷き、手にした鍵を握りしめて地下への階段を下り始めた。
ふたりの兵士は鉄扉の前に立つと、中から低いうなり声のようなものが漏れていた。
兵士はごくりと唾を飲み込み、扉の鍵を開ける。冷たいノブが汗ばんだ掌に吸いつく。
──カンッ……カラララッ……
部屋に入った瞬間、兵士の足元に砕かれた封魔鎖のカケラが滑り込んでくる。
「な……なんだ?」
暗闇の奥で、何かが蠢く気配。
ガキ…ガガ……ガシャーーーーーン!!
次の瞬間、全ての封魔鎖が勢いよく弾け飛んだ。
「お、おい!オレまだ解いてないぞ!!」
*****
その時、地下の別室で玄太は目を覚ましていた。
「……ん……?」
視界に入るのは、薄暗い天井。両腕は縄で椅子に縛りつけられていた。
「う、うそぉ……」
力任せに腕を捻ると、縄が手首に食い込み悲鳴をあげる。わりとマジで痛いけど、それどころじゃない。
「ぐぎぎぎ……」
必死に手首をグリグリ動かすと、やがて縄が緩み、玄太は手首を抜き取った。
「……っは、はぁ……抜けたぁ」
椅子から身をよじって立ち上がる。
(確かおれ、灯台から連れ去られて……)
ぎし……ぎし……。
床板が鳴る。
(今って、どういう状況だ!?)
耳を澄ますと、遠くから低いうなりが響いていた。
「ゔぅ…ゔゔぅぅ……」
風じゃない。人の声でもない。獣の喉が鳴るような、湿った音。
ぞわっと全身に悪寒が走る。
「まさかあの化け物?すぐそこに神喰いのやつがいる……!?」
部屋の扉が震える。
兵士たちの声がかすかに聞こえた。低く押し殺した調子で、何を言っているのかまでは分からない。
ドン、と何かがぶつかる音。
「おい、逃げるぞ!!」
今度はハッキリ聞こえた。
でも何が起きているのか、理解が追いつかない。ただ、嫌な予感だけが胃の奥に重く沈んでいく。
「ひ、ぃ……待って……」
次の瞬間、廊下の奥でドアがぶち破られる音が響いた。
カラララッ、ガシャアアアンッ!!
「ぐはぁ……!!」
……静寂。
(……うそ……今の、やられたのか……?)
カチャ……。
恐る恐るドアを開けると、そこにはドアごと押し潰された兵士の跡。
そして、辺りには散乱する鎖。
「この鎖って、神喰いを封印してたやつじゃ…!?」
(まずい。まずいまずい……)
あの化け物の封印が解かれてる…!?しかも灯台で、器が完成したって言ってたし…!
「早くここから逃げて、てんぱいに知らせないと……!!」
こうして、神喰いの器と共に廃館へ閉じ込められた玄太。命をかけたサバイバル脱出が、今始まろうとしていた。
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一方、作戦会議も終わって農場は静まり返っていた。
……でも俺は眠れない。
玄太のいないベッドを見つめながら、胸がぎゅっと痛む。
「こうしてる間にも、玄太はひとりで泣いてんだ……」
そう思ったら、布団でぬくぬくしてなんかいられねぇ。
明日になればリオックが王宮から軍を手配して、青欒の湖に救出部隊を向かわせる予定だ。
──けどよ。
「……待ってられるかよ」
小さく吐き捨てて、音を立てないようにベッドを抜け出した。
クータンを起こさないように、そっと部屋を出ようとしたその時。
「ぬしよ」
背中から小さな声。振り返ると、布団から這い出してきたクータンが、眠そうな目をこすりながら立っていた。
「クータン!起きたのか……」
「ひとりして、敵陣に向かうのか?」
ちっこい手で俺の裾をぎゅっと掴んでくる。ごまかそうとしたけど、無理だな。
「ああ、玄太を助けに行く」
「ふむ、そうであろうと予見はしていた」
「もし、あいつだったら同じようにさ……」
「ふむ。玄太もそうするであろうの」
即答だった。
「して、我も同じじゃ」
「クータン……?」
ほんとは連れて行きたくない。危険だ。でも……こいつだって玄太が心配なんだよな。
「……わかった。一緒に行こう」
俺は小さく頷き、クータンを肩に乗せて部屋を出た。そのまま忍び足で廊下を抜け、屋敷から抜け出した。
農場を出ようと、ちょうど牛舎に差し掛かったところで、かわいらしい声が響いた。
「……天貴、どこへ行くつもりだモ」
モーちゃんだ。その隣にはランプを掲げたメーちゃんもいる。
「アリスに聞いたぞ。玄太助けに行く気なんだべ?」
二人の視線に、天貴は気まずそうに口を開く。
「天貴ひとりで行ったらみんな心配するモ」
「ああ、悪い。でも待てねえんだ」
拳を握る天貴に、モーちゃんは首を横に振った。
「モも一緒に行きたいけど、今は農場を守らなきゃダメだモ」
めーちゃんも悔しそうに唇を噛む。
「アリスにも言われてる。今は一緒に行けないべ」
しばしの沈黙。
「分かってる。けど、1人でも行かなきゃなんねえんだ」
その時、メーちゃんがランプを差し出した。
「でも、天貴をひとりでは行かせないべ…!」
光の輪の中に現れたのは、大きな羊シェパ。力強い脚と分厚い毛並みを揺らし、鼻を鳴らして天貴を見つめる。
「これで湖まで一気に走れるはず。シェパぁ、天貴とクータンを守るべ!」
天貴は驚きに目を見開き、そして深く頷いた。クータンは早速シェパの頭の上にチョコンと座っている。
「神獣の類いか、これは頼もしい相棒だのぉ」
「……ありがとう!必ず玄太と帰る!」
「シェパ、何かあったら知らせるべ」
シェパは、メーちゃんに頷くようなそぶりを見せるとまっすぐに青欒の森の方向を見つめて駆け出した。
「シェパ!頼んだ!」
こうしてシェパの蹄音を夜に響かせながら、天貴とクータンは青欒の湖へ駆け出していった。
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