35 / 270
第4章 サルビア編
406.サルビアの街デビュー
しおりを挟む
今日も朝のルーチンワークを終わらせた。
「お早う。サルビア」
「おはようございます」
「硬いね。もう一回」
「おはよう。テラ」
「うん。いいよ」
と、スピアが言った。
「気楽に、サルビア。そうだ。名前はどうしよう」
「別にサルビアでいいよ」
「サルビアは、死んだことになっているから、誰かに見られたら、どうする」
「大丈夫よ。もし、私を見て分かるなら、それは、親か、お爺さんよ」
「そうか、だったらいいよ。
サルビアは、これから、どんな生活をする?」
「分からないわ。これまで、ベッドの上だけが私の世界だったから」
「まあ、いいよ。今日は、街で、買い物でもしようか。
サルビアは、普通の人の生活を知らないだろうから、びっくりすると思うよ」
「街に行ってもいいの」
「当たり前だよ。スピアも、いく?」
「うん、行く」
私達は、通りに出て、ゆっくりと街を見て回った。途中に、冒険者ギルドがあった。
「サルビア、入るよ。いい?」
「冒険者ギルドね。ワクワクする」
私達3人は、中に入っていった。
「ローララ、お早う」
「テラ、お早う。あれ、その子は?」
「サルビアって言うんだ。私の友達だよ」
「サルビア、ローララよ。よろしくね」
「はい、サルビアと言います。よろしくお願いいたします」
「そんなに、改まらなくていいわよ」
「はい。分かった」
「そう、それでいいよ」
「テラ、今日は、何もないの?」
「また、ゴブリンだけど、いい?」
「いいよ。でも、よく、ゴブリンばかり狩ってくるね」
「あれ?なんか、変かな?」
「別にいいわよ。ゴブリンばかりでも。魔石があるしね」
「それじゃ、今日は、これで」
私は、最後のストックであるゴブリン200匹分の証拠品をトレーの中に入れた。
「ゴブリン200匹ね。それじゃ、冒険者IDに記録するね」
私は、冒険者IDを渡して、記録して貰った。
「サルビアも、冒険者なの?」
「私は、まだ、決めていないの」
「そう、でも、冒険者IDは、身分証代わりになるから、持っていても損はないよ。
冒険者登録しても、冒険者の仕事をする必要はないからね」
「そうですか」
「サルビアも、作っておく?」
「できれば、お願いして、いい?」
「いいよ。作っておきなよ」
「分かった。作るわ」
「ローララ、手続きをお願い」
「分かったわ。手数料は?」
「私の冒険者IDから引いておいて」
「わかったわ。それじゃ、これに名前を記入してね」
「はい、サルビアと」
「それじゃ、少し待っていてね」
ローララは、奥の部屋に消えていった。暫くして、サルビアの冒険者IDを持って来た。
「はい、サルビアの冒険者IDだよ」
「ありがとう。ローララ」
「それじゃ、また、来るね。バイバイ」
私達3人は、冒険者ギルドを後にした。サルビアの服を見に行った。
「気に入ったものを言ってね」
「はい」
サルビアの好きな色は、赤色だった。服も赤を基調にして選んでいった。
「これ、似合うかな」
と、サルビアが私に聞いてきた。
「似合っているよ。サルビアは、赤が似合うね。可愛いよ」
「そう、それなら。これを頂くは」
「他の服も見なよ」
「いいの」
「いいに、決まってるよ。好きなもの、気に入ったものは全部、買ったらいいよ」
「それじゃ、これも欲しい」
サルビアは、3着服を選び、ブレスレットや帽子なども選んでいった。
「これで、いい?」
「うん。十分よ」
「すみません。これを下さい。支払いは、商業IDでお願いいたします」
「はい、わかりました。服は、包みますか?」
「そうしてもらえますか」
店員が服を包装している間に、サルビアにアイテムボックスを1個あげた。
「テラ、これ、何?」
「これは、アイテムボックスと言って、色々なものを入れて保管することができるんだ」
「便利ね。こんなに小さいのに、大きなものも入るの?」
「そうだね。家とか、極端に大きなものはだめだけど、家具ぐらいなら、入るよ。
あっ、そうそう、生き物は、だめだよ。物しか、入らないよ」
「わかったわ。使わせてもらうね。テラ、ありがとう」
店員が戻って来たので、早速、サルビアは、アイテムボックスを使って、服を入れて行った。
「本当に便利ね。沢山、入れたのに、重くなっていないのね」
「そうだよ。もし、入らなくなったら、また、もう1個あげるよ」
「テラ、これって、高価な物じゃないの?そんなに、貰っても、いいの」
「サルビアは、気にしなくて、いいよ。だって、私は、お金持っているよ」
「本当?無理しないでね。借金は、もう、懲り懲りよ」
「私、借金は、しないので。
次、行くよ」
「今度は、何処に、行くの?」
「何か、食べたいものはない?買って、帰ろう」
「そうね。ケーキを食べたい」
「うん。ケーキ、ケーキ」
「スピアも、ケーキが好きだものね」
「それじゃ、あそこの店に行こう。最近の人気店らしいよ」
「「行く!」」
「二人、息ぴったりだね」
「本当だ」
サルビアは、スピアに抱き付いて、嬉しそうに笑った。
「それじゃ、好きな物を選んでね」
2人は、それぞれ、3個ずつケーキを選んだ。私は、食べないのだけど、2人に食べて貰うために、4個選んだ。
「わぁ、テラは、4個も食べるの。甘い物が好きなのね」
「そうだよ。サルビアは、3個でいいの」
「私は、3個で十分。それ以上は、食べれないよ」
「そうだ、夕食用に弁当を買って帰ろう。それから、飲み物もいるね」
「うん、いる」
スピアも、嬉しそうだ。私が食べないから、スピアも遠慮していたみたいだ。
これからは、気をつけてやらないと、いけないな。
「それじゃ、そろそろ、帰ろうか」
「テラ、私、ダンジョンに行ってみたい。テラの冒険者姿が見たい」
「そうね。行ってもいいけど、ちゃんと、装備をしないと危ないよ」
「私では冒険者には、なれないのかなぁ」
「そんなことはないよ。
前は、病気の事しか、確認しなかったけど、もう一度、サルビアのこと、調べてもいい?」
「いいよ。気にせずに、調べて。テラには、すべて、知って貰いたいの」
「それじゃ、いくよ」
私は、スキル鑑定で、サルビアのステータスを調べた。それを、サルビアにも、教えてあげた。
私達は、3人で、初級ダンジョンに潜るために、サルビアの装備を見に行くことになった。
「お早う。サルビア」
「おはようございます」
「硬いね。もう一回」
「おはよう。テラ」
「うん。いいよ」
と、スピアが言った。
「気楽に、サルビア。そうだ。名前はどうしよう」
「別にサルビアでいいよ」
「サルビアは、死んだことになっているから、誰かに見られたら、どうする」
「大丈夫よ。もし、私を見て分かるなら、それは、親か、お爺さんよ」
「そうか、だったらいいよ。
サルビアは、これから、どんな生活をする?」
「分からないわ。これまで、ベッドの上だけが私の世界だったから」
「まあ、いいよ。今日は、街で、買い物でもしようか。
サルビアは、普通の人の生活を知らないだろうから、びっくりすると思うよ」
「街に行ってもいいの」
「当たり前だよ。スピアも、いく?」
「うん、行く」
私達は、通りに出て、ゆっくりと街を見て回った。途中に、冒険者ギルドがあった。
「サルビア、入るよ。いい?」
「冒険者ギルドね。ワクワクする」
私達3人は、中に入っていった。
「ローララ、お早う」
「テラ、お早う。あれ、その子は?」
「サルビアって言うんだ。私の友達だよ」
「サルビア、ローララよ。よろしくね」
「はい、サルビアと言います。よろしくお願いいたします」
「そんなに、改まらなくていいわよ」
「はい。分かった」
「そう、それでいいよ」
「テラ、今日は、何もないの?」
「また、ゴブリンだけど、いい?」
「いいよ。でも、よく、ゴブリンばかり狩ってくるね」
「あれ?なんか、変かな?」
「別にいいわよ。ゴブリンばかりでも。魔石があるしね」
「それじゃ、今日は、これで」
私は、最後のストックであるゴブリン200匹分の証拠品をトレーの中に入れた。
「ゴブリン200匹ね。それじゃ、冒険者IDに記録するね」
私は、冒険者IDを渡して、記録して貰った。
「サルビアも、冒険者なの?」
「私は、まだ、決めていないの」
「そう、でも、冒険者IDは、身分証代わりになるから、持っていても損はないよ。
冒険者登録しても、冒険者の仕事をする必要はないからね」
「そうですか」
「サルビアも、作っておく?」
「できれば、お願いして、いい?」
「いいよ。作っておきなよ」
「分かった。作るわ」
「ローララ、手続きをお願い」
「分かったわ。手数料は?」
「私の冒険者IDから引いておいて」
「わかったわ。それじゃ、これに名前を記入してね」
「はい、サルビアと」
「それじゃ、少し待っていてね」
ローララは、奥の部屋に消えていった。暫くして、サルビアの冒険者IDを持って来た。
「はい、サルビアの冒険者IDだよ」
「ありがとう。ローララ」
「それじゃ、また、来るね。バイバイ」
私達3人は、冒険者ギルドを後にした。サルビアの服を見に行った。
「気に入ったものを言ってね」
「はい」
サルビアの好きな色は、赤色だった。服も赤を基調にして選んでいった。
「これ、似合うかな」
と、サルビアが私に聞いてきた。
「似合っているよ。サルビアは、赤が似合うね。可愛いよ」
「そう、それなら。これを頂くは」
「他の服も見なよ」
「いいの」
「いいに、決まってるよ。好きなもの、気に入ったものは全部、買ったらいいよ」
「それじゃ、これも欲しい」
サルビアは、3着服を選び、ブレスレットや帽子なども選んでいった。
「これで、いい?」
「うん。十分よ」
「すみません。これを下さい。支払いは、商業IDでお願いいたします」
「はい、わかりました。服は、包みますか?」
「そうしてもらえますか」
店員が服を包装している間に、サルビアにアイテムボックスを1個あげた。
「テラ、これ、何?」
「これは、アイテムボックスと言って、色々なものを入れて保管することができるんだ」
「便利ね。こんなに小さいのに、大きなものも入るの?」
「そうだね。家とか、極端に大きなものはだめだけど、家具ぐらいなら、入るよ。
あっ、そうそう、生き物は、だめだよ。物しか、入らないよ」
「わかったわ。使わせてもらうね。テラ、ありがとう」
店員が戻って来たので、早速、サルビアは、アイテムボックスを使って、服を入れて行った。
「本当に便利ね。沢山、入れたのに、重くなっていないのね」
「そうだよ。もし、入らなくなったら、また、もう1個あげるよ」
「テラ、これって、高価な物じゃないの?そんなに、貰っても、いいの」
「サルビアは、気にしなくて、いいよ。だって、私は、お金持っているよ」
「本当?無理しないでね。借金は、もう、懲り懲りよ」
「私、借金は、しないので。
次、行くよ」
「今度は、何処に、行くの?」
「何か、食べたいものはない?買って、帰ろう」
「そうね。ケーキを食べたい」
「うん。ケーキ、ケーキ」
「スピアも、ケーキが好きだものね」
「それじゃ、あそこの店に行こう。最近の人気店らしいよ」
「「行く!」」
「二人、息ぴったりだね」
「本当だ」
サルビアは、スピアに抱き付いて、嬉しそうに笑った。
「それじゃ、好きな物を選んでね」
2人は、それぞれ、3個ずつケーキを選んだ。私は、食べないのだけど、2人に食べて貰うために、4個選んだ。
「わぁ、テラは、4個も食べるの。甘い物が好きなのね」
「そうだよ。サルビアは、3個でいいの」
「私は、3個で十分。それ以上は、食べれないよ」
「そうだ、夕食用に弁当を買って帰ろう。それから、飲み物もいるね」
「うん、いる」
スピアも、嬉しそうだ。私が食べないから、スピアも遠慮していたみたいだ。
これからは、気をつけてやらないと、いけないな。
「それじゃ、そろそろ、帰ろうか」
「テラ、私、ダンジョンに行ってみたい。テラの冒険者姿が見たい」
「そうね。行ってもいいけど、ちゃんと、装備をしないと危ないよ」
「私では冒険者には、なれないのかなぁ」
「そんなことはないよ。
前は、病気の事しか、確認しなかったけど、もう一度、サルビアのこと、調べてもいい?」
「いいよ。気にせずに、調べて。テラには、すべて、知って貰いたいの」
「それじゃ、いくよ」
私は、スキル鑑定で、サルビアのステータスを調べた。それを、サルビアにも、教えてあげた。
私達は、3人で、初級ダンジョンに潜るために、サルビアの装備を見に行くことになった。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
ギルドの受付嬢はうごかない ~定時に帰りたいので、一歩も動かず事件を解きます~
ぱすた屋さん
ファンタジー
ギルドの受付嬢アイラは、冒険者たちから「鉄の女」と呼ばれ、畏怖されている。
絶世の美貌を持ちながら、常に無表情。そして何より、彼女は窓口から一歩も動かない。
彼女の前世は、某大手企業のコールセンター勤務。
営業成績トップを走り抜け、最後には「地獄のクレーム処理専門部署」で数多の暴言を鎮めてきた、対話術の怪物。
「次の方、どうぞ。……ご相談ですか?(クローズド・クエスチョン)」
転生した彼女に備わったのは、声の「真偽」が色で見える地味な能力。
だが、彼女の真の武器は能力ではなく、前世で培った「声のトーン操作」と「心理誘導」だった。
ある日、窓口に現れたのは「相棒が死んだ」と弔慰金をせしめようとする嘘つきな冒険者。
周囲が同情し、ギルドマスターさえ騙されかける中、アイラは座ったまま、静かにペンを走らせる。
「……五秒だけ、沈黙を差し上げます。その間に、嘘を塗り直すおつもりですか?」
戦略的沈黙、オウム返し、そして逃げ場を塞ぐイエス・セット。
現代のコールセンター術を叩きつけられた犯人は、自らその罪を吐き散らし、崩れ落ちる。
「あー、疲れた。一五分も残業しちゃった。……マスター、残業代三倍でお願いしますね」
これは、一歩も動きたくない受付嬢が、口先だけで悪を断罪し、定時退勤を目指す物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる