錬金術師の召喚魔法 ゴーレム擬きで世界征服?

無似死可

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 第14章 テラ・ワールド発展編

1403.テラ鍛冶屋になる

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 そろそろ、オリハルコンの利用を考えないといけない。これまで、保管ばかりしているので、随分溜まってしまった。ヤガータ国の財政を回復するためにも、武器や装備をテラ・ワールドの店で販売したい。

 以前、レンゲーには、オリハルコンの鉱山の改善を依頼したが、直接オリハルコンを販売するルートは確保したが、掘り出しているオリハルコンの40%しか確保できていない。また、オリハルコンの加工製品は、作り手の鍛冶屋の確保が難しく、ほとんど、ストップしている状態だった。

 私は、転移魔法で、ソーロン帝国のリーベンの街に移動して、サンドールに会いに行った。

 「オジサン、久しぶり」

 「テラ、お前、一人か。いよいよ、従魔からも愛想を付かれたか」

 「そんなことないわ。スピアには、仕事を頼んでいるの」

 「まあ、そんなことはいい、今日は、どうした?」

 「オジサンに教えて貰いたくて、来たの」

 「お前には、一通り、教えたはずだぞ。もう、忘れたか? ボケたか?」

 「ひどい事言うね。まだまだ、私は、若いよ」

 「それで、何用だ」

 「今流行りの武器や装備を教えて欲しいの」

 「それを知って、テラ、どうする気だ?」

 「私の店で、売り出そうと思っているの」

 「お前は、本当にバカか? 商売敵に商売を習いに来るか?」

 「えっ、だめなの? オジサンは、師匠でしょ。私の師匠でしょ」

 「あれっ、そんなこと、言ったか?」

 「私と、サンドラに師匠だって、自慢してたよ」

 「うん。そうだな。わしは、師匠だ。仕方がない、見ていけ?」

 「はい、見て行きます」

 「何か、オジサンのお薦めはありませんか?」

 「そうだな、盾がいいよ。これは、オリハルコンの特徴をうまく出すことができる」

 「あれ、そんなこと、以前は、聞かなかったですよ」

 「そうだったか、古い話を持ち出すな」

 「あっ、オジサン、忘れているんだ。思いだせないの?」

 「うるさい! 教えてやらないぞ」

 「ごめん、オジサン、教えて」

 「オリハルコンの特徴は、魔力の流れが良いということだ。その特徴を使って、魔法防御に特化した盾を作ることができる。そして、オリハルコン自体の硬度があるので、当然、物理攻撃にも強い」

 「ありがとう、オジサン、それにするよ」

 「ここにある、盾を真似てもいい?」

 「おい、オリジナルを考えろ。師匠の作品をパクるな」

 「師匠、いいよね。可愛い弟子のすることだから」

 「まあ、いい。作ってみろ」

 「えっ、ここで? 作るの」

 「そうだ。中途半端な物だったら、認めんぞ」

 「はい、分かりました」

 私は、師匠のオジサンの前で、オリハルコンを使った盾を作り始めた。まず、形を整えて、鉄の盾にオリハルコンを混ぜて強化していった。最後に、盾の表面を再度、オリハルコンで、コーティングした。
 
 ついでに、魔法陣の刻印をして、更に魔法防御力と物理攻撃防御力を高めた。

 「師匠、できました。見てください」

 「よし、見てやろう。うっ、これは! おい、テラ、師匠と同じものを作るのじゃなかったのか?」

 「はい、同じものです。師匠の真似をしました」

 「これは、更に強化されている。この魔法陣はなんだ! こんなもの、教えた覚えはないぞ」

 「流石、師匠、気が付きましたか。テラオリジナルの魔法陣をあしらってみました」

 「こんなもの創れるなら、俺の所に来る必要は、ないだろう」

 「いえいえ、まだまだ、未熟です。ご指導ください」

 「この盾、置いていけ!」

 「どうするんですか? 師匠」

 「俺が、これを真似て売る」

 「師匠が、弟子の作品をパクるのですか?」

 「これで、あいこだ。お前も、パクっただろう」

 「確かに、師匠の仰るとおりです。分かりました。ここに置いて行きます。後は、自由にしてください」

 「よし、よし、可愛い愛弟子よ」

 「師匠、もう一つお願いがあるのですが、いいですか?」

 「なんだ、今は、気分がいいので、何でも聞いてやろう」

 「実は、私の店で働いてくれる鍛冶屋がいないのです。大勢必要なので、師匠が推薦してくれませんか?」

 「鍛冶屋は大勢いるが、テラ、お前が必要なのは、オリハルコンを扱える鍛冶屋だろう。それは、いないぞ」

 「そうですか、やはり、難しいですか」

 「まあ、火魔法が使える者を鍛冶屋に鍛える方が早いかもな」

 「それなら、私が集めてきます。師匠、鍛えてくれませんか」

 「そうだな、やってもいいが、高いぞ」

 「お金の方は大丈夫です。師匠の望むだけ渡しますよ」

 「よし、決まった。いつでも、いいぞ。おっと、ついでに、酒も貰おうか」

 「はい、浴びるほど、用意してきますよ」

 「よし、酒は、前払いでもよいぞ」

 「分かりました。直ぐに用意します。それでは、失礼します」

 私は、転移魔法で、王宮の自分の部屋に戻った。そして、まだ、夢の中にいる可愛い子のほっぺをつついて起こした。

 「ちょっと、起きてよ。仕事だよ」

 「テラ、早いのね。もう、起きているの」

 「火魔法が使える者で、鍛冶屋に興味を持っている者を大勢集めて欲しい」

 「急ぐの? 何人いるの?」

 「急いでは、いるけど。任せるよ。人数も、任せるよ」

 「あら、頼む割には、丸投げね。いいわ。テラの頼みだから。なら、私の頼みも聴いてね」

 「何だい、可愛い子の頼みは、何でも聴くよ」

 「今日も、この部屋で寝てね」

 「分かった。そうするよ」

 私は、転移魔法で、魔法学院の自分の部屋に戻った。そして、授業の教室に向かった。
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