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第15章 魔法学院(前期試験)編
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リンダから、薬が届いた。本当は、医師に任せた方がいいのだけど、私が直接注射することにした。
私は、魔法学院の中を探して、リューを見つけた。
「リュー、最近出来た薬だけど、試してみない?」
「テラ、何故、そんな最新の薬を持っているの?」
「僕の知り合いが、薬の開発をしているの。それで、リューのことを話したら、送ってくれたの」
「僕がそんな貴重な物を使っていいの?」
「いいの。だって、リューの為に送って貰ったんだから」
「わかった。それじゃ、遠慮せずに使わせて貰うよ」
「ただ、一つだけ、了承して欲しいの。多分、大丈夫だと思うけど、まだ、他の医者は、納得していないか、知らない薬なの。だから、ひょっとしたら、何か、副作用が出るかもしれないの」
「いいよ。いずれ死んでしまうんだから、その薬を私が使って、試して貰えれば、却って、嬉しいよ」
薬を蒸留水に溶かして、注射器で、血管に流し込む。ただ、本当に必要な量は、まだ、はっきりしていない。人の身体は、13分の1が血液だという。だから、リューは、3ℓほどの血液を持っている。1200ccで、1本の薬を作っていると聞いているので、最大3本必要になる。
「それじゃ。いくよ。少し、チクッとするかもしれないけど、我慢してね」
取り敢えず、1本分を注射した。
「リューどうかな? 何か、調子が悪いとか、気分がすぐれないとかは、ない?」
「今の所、何も変化はないよ」
「それじゃ、もう1本注射するよ」
リューの様子を見ながら、もう1本分を注射した。今日は、これぐらいで経過を見た方がよさそうだ。
「今度は、どうかな?」
「なんだか、関節の調子がよくなった気がする」
「1週間ぐらい、様子を見て、また、薬を注射するよ」
「一度に沢山、注射してもいいよ」
「リュー、これは、薬だけど、治していく薬じゃないの。つまり、余命を伸ばすだけなの」
「それでもいいよ。少しでも、長く生きたいよ」
「そうだね。その内に本当に直せる薬ができると思うよ」
「本当? そうなったら、いいね」
本当にそうなったらいいなぁ。頑張ろう。それに、血液に関する情報も、医療関係者に共有できるようにしようと思った。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
湯沸かしポットの販売は順調らしい。テラ・ワールドの目玉商品になっている。その為、加盟店に参加した商店からも喜ばれている。参加して良かったと思って貰えているようだ。
以前、カーリンに頼まれて作った写真乾板を一般化したものを創ろうと思った。以前の世界で普及していたコピー機だ。
写真乾板は、ガラス板に闇魔法で、感光用の膜をつくり、映像を固定していた。これでは、持ち運びに不便だし、多くの画像を保存するのにも適していない。そこで、紙に膜を作り、映像を定着することにした。これだと、多くの画像を保存するのに不便ではないだろう。
私は、この機械をレンタルで貸し出すことにした。賃料は、無人販売用機械と同じで、月金貨10枚でいいだろう。それに、保証金として、最初に金貨20枚を貰うことにした。この保証金は、レンタルを解消する時に、機械の状態に応じて返金することにした。低額で貸し出すのは、普及させることが、第一の目的だから。儲けは、二の次だ。
私は、リンダに思念伝達で連絡を取り、本店で、使ってもらうことにした。その時は、1回の使用料として、銀貨20枚を貰うことにした。
それで、様子を見ることにした。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
いよいよ、明日が、前期末考査の初日だ。試験は、2日に渡って行われる。合計5科目実施されるが、すべてを受験するのは、私を含めて、4人だけだ。
レイカ先生は、いよいよ、張り切っている。今日は、私の部屋で、1対1で、個別指導をすると言っている。先日の練習でも、大変だったのに、今日は、やりすぎで、明日の試験に悪影響が出る気がする。
ほどほどにして欲しい。今日は、明日の試験の準備のため、授業もすべてない。
「テラ、今から、やるよ」
「えっ、もうやるの? まだ、朝食も食べていないよ」
「午前中に、2科目を復習するよ。午後には、3科目だよ」
「この間も練習したし、もう、十分じゃないの?」
「いやいや、まだまだ、だよ」
「そうかなぁ。先に朝食を食べにいかない?」
「あと、あと、まず、1科目だよ」
レイカ先生は、今日も元気だ。はりきっている。困ったことに。
何とか、納得したようだ。やっと、朝食だ。食堂は、中途半端な時刻なので、ほとんど人がいない。
「今日は、人がすくないね。テラ、何か聞いている?」
「レイカ、時間が遅いからだよ」
「そうかなぁ。よくわかんない」
まあ、のんびり、食べよう。
「テラ、早く食べてよ。部屋に戻って、続きをするよ」
「はい、レイカ先生」
私達は、急いで食べて、私の部屋に戻って来た。
「さあ、始めるよ。テラ」
私は、レイカに飛びついて、ベッドの上に転がり込んだ。レイカをしっかり抱きしめた。
「テラ、だめよ」
「少しだけ、こうしていて」
「少しだけよ」
「はい、レイカ先生」
暫くの間、私達はベッドの上で、休憩を取った。
私は、魔法学院の中を探して、リューを見つけた。
「リュー、最近出来た薬だけど、試してみない?」
「テラ、何故、そんな最新の薬を持っているの?」
「僕の知り合いが、薬の開発をしているの。それで、リューのことを話したら、送ってくれたの」
「僕がそんな貴重な物を使っていいの?」
「いいの。だって、リューの為に送って貰ったんだから」
「わかった。それじゃ、遠慮せずに使わせて貰うよ」
「ただ、一つだけ、了承して欲しいの。多分、大丈夫だと思うけど、まだ、他の医者は、納得していないか、知らない薬なの。だから、ひょっとしたら、何か、副作用が出るかもしれないの」
「いいよ。いずれ死んでしまうんだから、その薬を私が使って、試して貰えれば、却って、嬉しいよ」
薬を蒸留水に溶かして、注射器で、血管に流し込む。ただ、本当に必要な量は、まだ、はっきりしていない。人の身体は、13分の1が血液だという。だから、リューは、3ℓほどの血液を持っている。1200ccで、1本の薬を作っていると聞いているので、最大3本必要になる。
「それじゃ。いくよ。少し、チクッとするかもしれないけど、我慢してね」
取り敢えず、1本分を注射した。
「リューどうかな? 何か、調子が悪いとか、気分がすぐれないとかは、ない?」
「今の所、何も変化はないよ」
「それじゃ、もう1本注射するよ」
リューの様子を見ながら、もう1本分を注射した。今日は、これぐらいで経過を見た方がよさそうだ。
「今度は、どうかな?」
「なんだか、関節の調子がよくなった気がする」
「1週間ぐらい、様子を見て、また、薬を注射するよ」
「一度に沢山、注射してもいいよ」
「リュー、これは、薬だけど、治していく薬じゃないの。つまり、余命を伸ばすだけなの」
「それでもいいよ。少しでも、長く生きたいよ」
「そうだね。その内に本当に直せる薬ができると思うよ」
「本当? そうなったら、いいね」
本当にそうなったらいいなぁ。頑張ろう。それに、血液に関する情報も、医療関係者に共有できるようにしようと思った。
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湯沸かしポットの販売は順調らしい。テラ・ワールドの目玉商品になっている。その為、加盟店に参加した商店からも喜ばれている。参加して良かったと思って貰えているようだ。
以前、カーリンに頼まれて作った写真乾板を一般化したものを創ろうと思った。以前の世界で普及していたコピー機だ。
写真乾板は、ガラス板に闇魔法で、感光用の膜をつくり、映像を固定していた。これでは、持ち運びに不便だし、多くの画像を保存するのにも適していない。そこで、紙に膜を作り、映像を定着することにした。これだと、多くの画像を保存するのに不便ではないだろう。
私は、この機械をレンタルで貸し出すことにした。賃料は、無人販売用機械と同じで、月金貨10枚でいいだろう。それに、保証金として、最初に金貨20枚を貰うことにした。この保証金は、レンタルを解消する時に、機械の状態に応じて返金することにした。低額で貸し出すのは、普及させることが、第一の目的だから。儲けは、二の次だ。
私は、リンダに思念伝達で連絡を取り、本店で、使ってもらうことにした。その時は、1回の使用料として、銀貨20枚を貰うことにした。
それで、様子を見ることにした。
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いよいよ、明日が、前期末考査の初日だ。試験は、2日に渡って行われる。合計5科目実施されるが、すべてを受験するのは、私を含めて、4人だけだ。
レイカ先生は、いよいよ、張り切っている。今日は、私の部屋で、1対1で、個別指導をすると言っている。先日の練習でも、大変だったのに、今日は、やりすぎで、明日の試験に悪影響が出る気がする。
ほどほどにして欲しい。今日は、明日の試験の準備のため、授業もすべてない。
「テラ、今から、やるよ」
「えっ、もうやるの? まだ、朝食も食べていないよ」
「午前中に、2科目を復習するよ。午後には、3科目だよ」
「この間も練習したし、もう、十分じゃないの?」
「いやいや、まだまだ、だよ」
「そうかなぁ。先に朝食を食べにいかない?」
「あと、あと、まず、1科目だよ」
レイカ先生は、今日も元気だ。はりきっている。困ったことに。
何とか、納得したようだ。やっと、朝食だ。食堂は、中途半端な時刻なので、ほとんど人がいない。
「今日は、人がすくないね。テラ、何か聞いている?」
「レイカ、時間が遅いからだよ」
「そうかなぁ。よくわかんない」
まあ、のんびり、食べよう。
「テラ、早く食べてよ。部屋に戻って、続きをするよ」
「はい、レイカ先生」
私達は、急いで食べて、私の部屋に戻って来た。
「さあ、始めるよ。テラ」
私は、レイカに飛びついて、ベッドの上に転がり込んだ。レイカをしっかり抱きしめた。
「テラ、だめよ」
「少しだけ、こうしていて」
「少しだけよ」
「はい、レイカ先生」
暫くの間、私達はベッドの上で、休憩を取った。
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