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第24章 カタリナの結婚編
2402.都市シジンでの新たな仕事
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私は、ガーベラとの朝食後に、転移魔法で、ミヤーコ王国の都市シジンに移動した。まず、商業ギルドに顔を出すことにした。
「こんにちは、テラ・ワールドのムーンと言います」
「これは、ようこそ。私は、受付をしているアンジといいます。よろしくお願いいたします」
「今日は、このシジンで、アータキ国との貿易をする店を出したいと思って、来ました」
「どのような商品を取引する予定ですか? 現在、灯油を販売していますね」
「はい、テラ・ワールドがミヤーコ王国の代理として、灯油を販売しています」
「今回は、別の物になるのですか?」
「はい、オルゴールと陶器を考えています」
「オルゴール、陶器ですか? この国には、生産している所はありませんよ」
「はい、知っています。テラ・ワールドが作成して、販売する予定です」
「それなら、このミヤーコ王国で、売る方が良いと思いますよ。裕福な人が多いですから」
「それは、知っていますが、アータキ国は、フラン連合国の中心に位置して、他国との交易の中心になっています。そこで、アータキ国に販売すれば、自然とフラン連合国全体に流通していくと考えたのです」
「そうですか。分かりました。まずは、サンプルを持ってきて貰えますか? その後に、オルゴールや陶器を取り扱っている商店を紹介します」
「はい、分かりました。よろしく、お願いします」
私は、商業ギルドを出て、シジンにあるテラ・ワールドの支店に転移魔法で、移動した。そして、支店の地下に、新たに工房を作った。それから、からくり人形が動くオルゴールと、陶器の臺を3つ造った。それぞれに、模様を施して、3段階の価格帯に対応するようにした。一番高価な臺には、立体的な模様を描き、金で、装飾をした。一番安い臺には、平面的な模様を単色で描いた。
私は、出来上がったアイテムをアイテムボックスに入れて、再度、商業ギルドに移動した。
「すみません。アンジはいますか?」
「あら、ムーンさん、何か、忘れものですか?」
「いえ、サンプルを持ってきました」
「分かりました。拝見します」
私は、アイテムボックスから、オルゴールと3つの臺をテーブルの上に置いた。
「まずは、オルゴールを見てください」
私は、スイッチを入れて、オルゴールを動かした。すると、オルゴールの蓋がゆっくりと開き、中から、人形が出て来た。そして、オルゴールの音に合わせて、その人形が躍り始めた。
「凄いですね。こんなオルゴールは、初めてです。これまでは、音が鳴るだけで、それでも、高価なものだったのに」
「そうですね。これは、テラ・ワールド自慢の商品です」
「いくらで、販売する予定ですか?」
「できれば、金貨600枚で、売りたいのですが、もう少し、安くてもいいですよ」
「いえ、十分ですよ。もっと、高くても売れそうです」
「それから、こちらの臺は、3種類用意しました」
「どれも、見事なものですね。このように、真っ白な陶器は、余りで回っていません。それに、模様がどれも綺麗です」
「こちらは、一番高いもので、金貨300枚を予定しています」
「わかりました。それでは、これらの商品は一度預からせてください。取引先を探します」
「よろしく、お願いします。それから、従業員を募集したいのですが、お願いできませんか?」
「はい、大丈夫ですよ。何か、条件はありますか?」
「できれば、住み込みで来れる人を希望します。それと、経験はなくていいので、若い人をお願いします」
「分かりました。早速、募集を掛けておきます。連絡は、どのようにすれば、いいですか?」
「この街にあるテラ・ワールドの支店に連絡して貰えれば、結構です。それでは、失礼します」
私は、転移魔法で、支店の工房に移動した。そして、早速、オルゴールや陶器を作成するための神具を作った。そして、それには、魔石を埋め込んで、魔力がなくても、起動できるようにした。
それぞれ、5個ずつ作った。売れ行きに応じて、また、作成していく予定だ。一応、仕事の目途が付いたので、転移魔法で、ガーベラの居る城に移動した。
「コン、コン、こんにちは?」
「あら、ムーン、どうしたの? こんなに早くから?」
「予定していた仕事が早く終わったから」
「私は、もう少し掛かってしまうわ。待っていてね」
「いいよ。何をしているの?」
私は、ガーベラの後ろに立ち、机の上の書類を覗き込んだ。ガーベラの長い髪が、私のほほに触れた。いつものラベンダの匂いがした。思わず、うしろから、ガーベラを抱きしめてしまった。
「ムーン、待っていてよ。仕事ができないじゃないの?」
「うん。少し、休憩しない?」
「もう、ムーンたら。仕方ないわね」
ガーベラは、ペンを落ちて、振り向くと、私の唇に優しくキスをした。そして、立ち上がって、私に抱き付いてきた。
私は、ガーベラを抱き上げて、お姫様抱っこで、ベッドまで、運んだ。そして、ベッドの上に優しく鳴かせて、長い髪に顔をうずめた。ラベンダの香りが私を包んでいった。
「こんにちは、テラ・ワールドのムーンと言います」
「これは、ようこそ。私は、受付をしているアンジといいます。よろしくお願いいたします」
「今日は、このシジンで、アータキ国との貿易をする店を出したいと思って、来ました」
「どのような商品を取引する予定ですか? 現在、灯油を販売していますね」
「はい、テラ・ワールドがミヤーコ王国の代理として、灯油を販売しています」
「今回は、別の物になるのですか?」
「はい、オルゴールと陶器を考えています」
「オルゴール、陶器ですか? この国には、生産している所はありませんよ」
「はい、知っています。テラ・ワールドが作成して、販売する予定です」
「それなら、このミヤーコ王国で、売る方が良いと思いますよ。裕福な人が多いですから」
「それは、知っていますが、アータキ国は、フラン連合国の中心に位置して、他国との交易の中心になっています。そこで、アータキ国に販売すれば、自然とフラン連合国全体に流通していくと考えたのです」
「そうですか。分かりました。まずは、サンプルを持ってきて貰えますか? その後に、オルゴールや陶器を取り扱っている商店を紹介します」
「はい、分かりました。よろしく、お願いします」
私は、商業ギルドを出て、シジンにあるテラ・ワールドの支店に転移魔法で、移動した。そして、支店の地下に、新たに工房を作った。それから、からくり人形が動くオルゴールと、陶器の臺を3つ造った。それぞれに、模様を施して、3段階の価格帯に対応するようにした。一番高価な臺には、立体的な模様を描き、金で、装飾をした。一番安い臺には、平面的な模様を単色で描いた。
私は、出来上がったアイテムをアイテムボックスに入れて、再度、商業ギルドに移動した。
「すみません。アンジはいますか?」
「あら、ムーンさん、何か、忘れものですか?」
「いえ、サンプルを持ってきました」
「分かりました。拝見します」
私は、アイテムボックスから、オルゴールと3つの臺をテーブルの上に置いた。
「まずは、オルゴールを見てください」
私は、スイッチを入れて、オルゴールを動かした。すると、オルゴールの蓋がゆっくりと開き、中から、人形が出て来た。そして、オルゴールの音に合わせて、その人形が躍り始めた。
「凄いですね。こんなオルゴールは、初めてです。これまでは、音が鳴るだけで、それでも、高価なものだったのに」
「そうですね。これは、テラ・ワールド自慢の商品です」
「いくらで、販売する予定ですか?」
「できれば、金貨600枚で、売りたいのですが、もう少し、安くてもいいですよ」
「いえ、十分ですよ。もっと、高くても売れそうです」
「それから、こちらの臺は、3種類用意しました」
「どれも、見事なものですね。このように、真っ白な陶器は、余りで回っていません。それに、模様がどれも綺麗です」
「こちらは、一番高いもので、金貨300枚を予定しています」
「わかりました。それでは、これらの商品は一度預からせてください。取引先を探します」
「よろしく、お願いします。それから、従業員を募集したいのですが、お願いできませんか?」
「はい、大丈夫ですよ。何か、条件はありますか?」
「できれば、住み込みで来れる人を希望します。それと、経験はなくていいので、若い人をお願いします」
「分かりました。早速、募集を掛けておきます。連絡は、どのようにすれば、いいですか?」
「この街にあるテラ・ワールドの支店に連絡して貰えれば、結構です。それでは、失礼します」
私は、転移魔法で、支店の工房に移動した。そして、早速、オルゴールや陶器を作成するための神具を作った。そして、それには、魔石を埋め込んで、魔力がなくても、起動できるようにした。
それぞれ、5個ずつ作った。売れ行きに応じて、また、作成していく予定だ。一応、仕事の目途が付いたので、転移魔法で、ガーベラの居る城に移動した。
「コン、コン、こんにちは?」
「あら、ムーン、どうしたの? こんなに早くから?」
「予定していた仕事が早く終わったから」
「私は、もう少し掛かってしまうわ。待っていてね」
「いいよ。何をしているの?」
私は、ガーベラの後ろに立ち、机の上の書類を覗き込んだ。ガーベラの長い髪が、私のほほに触れた。いつものラベンダの匂いがした。思わず、うしろから、ガーベラを抱きしめてしまった。
「ムーン、待っていてよ。仕事ができないじゃないの?」
「うん。少し、休憩しない?」
「もう、ムーンたら。仕方ないわね」
ガーベラは、ペンを落ちて、振り向くと、私の唇に優しくキスをした。そして、立ち上がって、私に抱き付いてきた。
私は、ガーベラを抱き上げて、お姫様抱っこで、ベッドまで、運んだ。そして、ベッドの上に優しく鳴かせて、長い髪に顔をうずめた。ラベンダの香りが私を包んでいった。
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