207 / 270
第25章 宰相ムーン編
2502.宰相ムーンの初仕事
しおりを挟む
今回の宰相の仕事は、簡単な物だった。自分で、高騰させた灯油の価格を元に戻すだけだ。問題は、いかに、私が努力して成し遂げたか、ということを、客観的に示すことだ。
そこで、私は、2つの政策をとることにした。一つは、輸出できる商品を作ることだ。そして、それは、高価な物で無ければならない。
もう一つは、補助金を出すことだ。これにより、購入価格の一部を国が負担して、購入者の負担にならないようにする。だが、そのためには、それに見合うだけの収益を得ないといけない。
私は、国王レーモンに臨時の会議を開いて貰うことを提案した。それは、簡単に了承して貰えた。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
私は、カタリナの城で、ここ数日寝ることにしている。カタリナとの結婚を公に見せる必要があるからだ。だが、寝室は別にしている。今日も、朝、起きてから、カタリナの部屋に移動した。
「今日は、会議に行く日だよ。カタリナ、分かってる」
「何だか、頭が痛いの」
私は、カタリナの傍に行き、光魔法を掛けた。
「今、治療魔法を掛けたよ。もう、痛くないハズだ」
「もう、ムーンたら、そんなことしなくていいのに」
「それじゃ、朝食を取ったら、出かけるよ」
「仕方がないのね。わかったわ」
「ありがとう」
私達は、馬車に乗って、王宮に向かった。係の兵士に案内されて、私達は議会場に入って行った。既に、各部の代表が席についていた
「予定の時刻になりましたので、これより、3部会会議を開催します」
「それでは、まず、ムーン宰相から提案をしていただきます」
私は、立ち上がって、提案内容の説明を始めた。
「私は、宰相のムーンといいます。今回は、灯油の高騰による国民の負担を軽減するための政策を提案したいと思います。まず、灯油の価格を2割減にします。その為に、国が補助を出します。その財源として、新しい産業として、薬剤に開発・販売を行います」
「2割もの財源を捻出できるのか?」
国王レーモンが私の対案に疑問を感じたようだ。
「これは、テラ・ワールドの新しい商品ペニシリンという薬です。これにより、梅毒が完治します」
「本当に、完治するのか?」
「はい、間違いありません」
「それで、どのようにして、国の財源にするのだ?」
「テラ・ワールドの収益の一部を納税してもらい、それを灯油価格の削減の財源とします」
「それほどの収益になるのか、そのペニシリンという薬で、可能なのか」
「梅毒の蔓延はわが国だけではありません。他国においても、問題になっております。特に、貴族であれば、いくらでも出すと思われます」
「わかった。ムーン宰相よ。その話は、テラ・ワールドの方にも伝えてあるのだな」
「はい、了承を貰っています。ここに、テラ・ワールドの代表のリンダが居りますので、確認してはどうでしょうか?」
「よし、リンダとやら、答えて見よ」
国王レーモンの問いに答えるために、リンダが立ち上がった。
「はい、国王レーモン殿、私ども、テラ・ワールドの方も、了承済みでございます。ただし、薬を作るための材料や場所の提供をして貰えると伺っております。それと、兵士による、工場棟の警備をお願いしています。それらの対価として、納税させて頂きます。その額は、利益の10%と窺っております。それで、よろしいでしょうか」
「そうか。話は、細部まで、詰めておるのじゃな。それでは、この件について、意見がある者はおるか?」
「「国王レーモン、異存はありません」」
会議に参加している代表者は、口々に賛同した。
「ありがとうございました。早速、事業を開始していきます。灯油の価格は、来週初めから、2割引きで、販売ということにさせて頂きます」
「ほう、早速、値下げになるのか。それは助かる」
財務大臣のカブートが立ち上がって、質問を始めた。
「私は、財務大臣のカブートと申します。当初、ムーンは、以前の価格にすると言っていたと思いますが、私の感違いでしょうか?」
「ムーン宰相、答えよ」
「はい、レーモン国王、確かに申しました。しかし、3カ月の猶予を貰ったはずです。まだ、時間は、あると思いますが、いかがでしょうか」
「財務大臣カブート、どうだ」
「わかりました。もう暫く、様子を見させて頂きます」
「それでは、本日の臨時会議は、これにて終了とする」
私は、会議場を出ようとしていたリンダに声を掛けた。
「リンダ、今日は、ありがとう。事前に相談をしていなかったのに、申し訳ない」
「いいのよ。テラ・ワールドの代表は、本来、ムーンだもの」
「いや、今の経営は、リンダだよ。私は、すべてを任せているから」
「本当に、任せているの? それにしては、私が知らないことも多いようね」
「時間がなくて話せていないだけだよ。また、ゆっくりと説明するよ」
「本当に、時間を取って、説明に来てよ。約束よ」
「わかった。約束するよ。リンダの部屋で、ゆっくりと説明するね」
「それじゃ、またね。バイバイ」
「それじゃ、また。直ぐに会いに行くよ」
私は、リンダと別れて、カタリナと共に馬車で、城まで、戻って来た。
「カタリナ、ご苦労様」
「ムーン、私、退屈だったわ。もう、行きたくないわ」
「何を言っているんだ。もうすぐ、カタリナが女王になるのだよ。そうなれば、会議の中心はカタリナになるのだよ」
「女王になんか、なりたくないのに」
「そんなこと、言わないで欲しい。少しは、私の為に、我慢して欲しい。そんなに長い間ではないから」
「暫くだけよ。早く、誰かに、代わって貰ってね」
「わかったよ。カタリナには、迷惑かけるけど、暫くだけ、我慢してね」
「いいわ。少しだけ、我慢する」
私は、カタリナを抱きしめて、頭を撫でてあげた。カタリナのご機嫌取りも、少し疲れてきた。何か、いい方法はないのだろうか?
そこで、私は、2つの政策をとることにした。一つは、輸出できる商品を作ることだ。そして、それは、高価な物で無ければならない。
もう一つは、補助金を出すことだ。これにより、購入価格の一部を国が負担して、購入者の負担にならないようにする。だが、そのためには、それに見合うだけの収益を得ないといけない。
私は、国王レーモンに臨時の会議を開いて貰うことを提案した。それは、簡単に了承して貰えた。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
私は、カタリナの城で、ここ数日寝ることにしている。カタリナとの結婚を公に見せる必要があるからだ。だが、寝室は別にしている。今日も、朝、起きてから、カタリナの部屋に移動した。
「今日は、会議に行く日だよ。カタリナ、分かってる」
「何だか、頭が痛いの」
私は、カタリナの傍に行き、光魔法を掛けた。
「今、治療魔法を掛けたよ。もう、痛くないハズだ」
「もう、ムーンたら、そんなことしなくていいのに」
「それじゃ、朝食を取ったら、出かけるよ」
「仕方がないのね。わかったわ」
「ありがとう」
私達は、馬車に乗って、王宮に向かった。係の兵士に案内されて、私達は議会場に入って行った。既に、各部の代表が席についていた
「予定の時刻になりましたので、これより、3部会会議を開催します」
「それでは、まず、ムーン宰相から提案をしていただきます」
私は、立ち上がって、提案内容の説明を始めた。
「私は、宰相のムーンといいます。今回は、灯油の高騰による国民の負担を軽減するための政策を提案したいと思います。まず、灯油の価格を2割減にします。その為に、国が補助を出します。その財源として、新しい産業として、薬剤に開発・販売を行います」
「2割もの財源を捻出できるのか?」
国王レーモンが私の対案に疑問を感じたようだ。
「これは、テラ・ワールドの新しい商品ペニシリンという薬です。これにより、梅毒が完治します」
「本当に、完治するのか?」
「はい、間違いありません」
「それで、どのようにして、国の財源にするのだ?」
「テラ・ワールドの収益の一部を納税してもらい、それを灯油価格の削減の財源とします」
「それほどの収益になるのか、そのペニシリンという薬で、可能なのか」
「梅毒の蔓延はわが国だけではありません。他国においても、問題になっております。特に、貴族であれば、いくらでも出すと思われます」
「わかった。ムーン宰相よ。その話は、テラ・ワールドの方にも伝えてあるのだな」
「はい、了承を貰っています。ここに、テラ・ワールドの代表のリンダが居りますので、確認してはどうでしょうか?」
「よし、リンダとやら、答えて見よ」
国王レーモンの問いに答えるために、リンダが立ち上がった。
「はい、国王レーモン殿、私ども、テラ・ワールドの方も、了承済みでございます。ただし、薬を作るための材料や場所の提供をして貰えると伺っております。それと、兵士による、工場棟の警備をお願いしています。それらの対価として、納税させて頂きます。その額は、利益の10%と窺っております。それで、よろしいでしょうか」
「そうか。話は、細部まで、詰めておるのじゃな。それでは、この件について、意見がある者はおるか?」
「「国王レーモン、異存はありません」」
会議に参加している代表者は、口々に賛同した。
「ありがとうございました。早速、事業を開始していきます。灯油の価格は、来週初めから、2割引きで、販売ということにさせて頂きます」
「ほう、早速、値下げになるのか。それは助かる」
財務大臣のカブートが立ち上がって、質問を始めた。
「私は、財務大臣のカブートと申します。当初、ムーンは、以前の価格にすると言っていたと思いますが、私の感違いでしょうか?」
「ムーン宰相、答えよ」
「はい、レーモン国王、確かに申しました。しかし、3カ月の猶予を貰ったはずです。まだ、時間は、あると思いますが、いかがでしょうか」
「財務大臣カブート、どうだ」
「わかりました。もう暫く、様子を見させて頂きます」
「それでは、本日の臨時会議は、これにて終了とする」
私は、会議場を出ようとしていたリンダに声を掛けた。
「リンダ、今日は、ありがとう。事前に相談をしていなかったのに、申し訳ない」
「いいのよ。テラ・ワールドの代表は、本来、ムーンだもの」
「いや、今の経営は、リンダだよ。私は、すべてを任せているから」
「本当に、任せているの? それにしては、私が知らないことも多いようね」
「時間がなくて話せていないだけだよ。また、ゆっくりと説明するよ」
「本当に、時間を取って、説明に来てよ。約束よ」
「わかった。約束するよ。リンダの部屋で、ゆっくりと説明するね」
「それじゃ、またね。バイバイ」
「それじゃ、また。直ぐに会いに行くよ」
私は、リンダと別れて、カタリナと共に馬車で、城まで、戻って来た。
「カタリナ、ご苦労様」
「ムーン、私、退屈だったわ。もう、行きたくないわ」
「何を言っているんだ。もうすぐ、カタリナが女王になるのだよ。そうなれば、会議の中心はカタリナになるのだよ」
「女王になんか、なりたくないのに」
「そんなこと、言わないで欲しい。少しは、私の為に、我慢して欲しい。そんなに長い間ではないから」
「暫くだけよ。早く、誰かに、代わって貰ってね」
「わかったよ。カタリナには、迷惑かけるけど、暫くだけ、我慢してね」
「いいわ。少しだけ、我慢する」
私は、カタリナを抱きしめて、頭を撫でてあげた。カタリナのご機嫌取りも、少し疲れてきた。何か、いい方法はないのだろうか?
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
ギルドの受付嬢はうごかない ~定時に帰りたいので、一歩も動かず事件を解きます~
ぱすた屋さん
ファンタジー
ギルドの受付嬢アイラは、冒険者たちから「鉄の女」と呼ばれ、畏怖されている。
絶世の美貌を持ちながら、常に無表情。そして何より、彼女は窓口から一歩も動かない。
彼女の前世は、某大手企業のコールセンター勤務。
営業成績トップを走り抜け、最後には「地獄のクレーム処理専門部署」で数多の暴言を鎮めてきた、対話術の怪物。
「次の方、どうぞ。……ご相談ですか?(クローズド・クエスチョン)」
転生した彼女に備わったのは、声の「真偽」が色で見える地味な能力。
だが、彼女の真の武器は能力ではなく、前世で培った「声のトーン操作」と「心理誘導」だった。
ある日、窓口に現れたのは「相棒が死んだ」と弔慰金をせしめようとする嘘つきな冒険者。
周囲が同情し、ギルドマスターさえ騙されかける中、アイラは座ったまま、静かにペンを走らせる。
「……五秒だけ、沈黙を差し上げます。その間に、嘘を塗り直すおつもりですか?」
戦略的沈黙、オウム返し、そして逃げ場を塞ぐイエス・セット。
現代のコールセンター術を叩きつけられた犯人は、自らその罪を吐き散らし、崩れ落ちる。
「あー、疲れた。一五分も残業しちゃった。……マスター、残業代三倍でお願いしますね」
これは、一歩も動きたくない受付嬢が、口先だけで悪を断罪し、定時退勤を目指す物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる