錬金術師の召喚魔法 ゴーレム擬きで世界征服?

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 第26章 ガーベラの夢編

2602.ガーベラの再婚

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 私は、ルナとして、ガーベラと共に、街を歩いたり、王宮の中に入って行ったりと、出来る限り、目立つようにした。そして、ルナの存在をガーベラの周りの者たちにアピールした。

 暫くして、ルナが認知されてきたころに、ガーベラが国王ウェーリィに再婚の許可を求めた。国王ウェーリィは、ルナとの面識もないが、2つ返事で、許可を与えた。もう、国政には、興味がないようだ。

 ガーベラが宰相として、働き出してからは、国王ウェーリィが、行う仕事は激減していた。そして、多くの官吏を採用してからは、その状態が顕著なものとなっていた。すでに、国王ウェーリィは、国の飾りに過ぎなかった。

 私は、ルナとなって、国王ウェーリィの許可を貰い、無事、ガーベラとの結婚をすることが出来た。これで、ガーベラが子供を産んでも、何の問題も無くなった。

 「ルナ、私が、子供を産むのに適した場所を確保してくれる?」

 「わかった。静かな場所に城を建てるよ。そこで、暮らそう」

 「よろしくね。それから、私の後継者を選びたいの。手伝ってくれない?」

 「もちろん、手伝うよ。何をしたらいいの」

 「前に、他国に募集を掛けていたでしょ。あれが、そのままなの。だから、まず、その件を処理してくれる?」

 「分かった。それ以外は?」

 「うーん、今は、それぐらいかなぁ。何か、気が付いたら、また、連絡するわ」

 「遠慮しないでね。それじゃ、ガーベラ、行くよ。バイバイ」

 「はい、バイバイ」

 私は、思念伝達で、アンジと連絡を取って、アータキ国の都市コーリマの官吏の募集について確認した。

 「アンジ、ムーンだけど、今いいかな」

 「はい、何でしょう」

 「以前に、お願いしたアータキ国の都市コーリマの官吏の募集の事だけど、どのぐらい集まっている?」

 「あの時、最低でも、100人は、欲しいと言われていたので、出来るだけ、宣伝したのですが、他国に行くということで、少し、抵抗があったようです。そのため、まだ、希望者が、120人しかいません」

 「ありがとう。早速、面接を始めたと思うので、悪いが、希望者を支店に呼んで置いてくれるかな」

 「はい、分かりました。近くの者は、直ぐに来ると思いますが、何時から、面接を始めますか?」

 「今日の午後から、始めるよ。直ぐに、そちらに行くよ」

 「分かりました。用意しておきます」

 私は、ガーベラの部屋に置いているムーンの身体に乗り換えるために、ガーベラ部屋に転移魔法で、移動した。そして、ルナの身体から、ムーンの身体に移った。そして、ルナの身体に隠密魔法を掛けて、見えなくした。

 それから、直ぐに、転移魔法で、アンジのいるアータキ国の都市コーリマのテラ・ワールドの支店に移動した。今は、テラ・ワールドの全従業員が転移魔法用の魔法陣を利用して、全国のテラ・ワールドの支店に移動することができるので、転移魔法自体は、当り前の状態なので、隠れて、使う必要がない。

 「アンジ、ムーンだよ」

 「ムーンさん、用意できています」

 私は、アンジに案内されて、希望者のいる部屋に入って行った。

 「アンジ、直ぐに始めるよ」

 アンジは、従業員に連絡して、採用希望者を連れてくるように言った。暫くして、最初の一人が入って来た。

 「今回は、ヤガータ国の官吏を募集しています。そして、最低でも1年間は、働いて貰います。よろしいですか?」

 「はい、大丈夫です」

 「最初の1ケ月は試用期間とさせてもらいます。給料は、約束通り、月に金貨100枚を支払います。しかし、仕事ぶりを見て、継続するかどうかを決めます。もし、継続しないということになると、1年ではなく、1ケ月で、止めて貰います。よろしいですか?」

 「はい」

 「それでは、いつから、働けますか?」

 「明日からでもいいです」

 「では、明日の朝に、この支店に荷物を持って来てください」

 私は、採用の証として、アイテムボックスを1個渡した。

 同じような面接で、次々に採用していった。ほとんど、不合格者を出さずに、110名もの官吏を採用した。

 その様子を見て、アンジは、呆れていた。

 「ムーンさん、あのような面接で、決めていいのですか?」

 「構わないよ。実際に仕事をして貰って、決めたいのだ。それには、月金貨100枚は、先行投資のようなもので、別に構わないよ」

 「そんなもんですか?」

 「そうだよ」

 「追加の募集はどうしますか? もう、100人以上、採用したので、不要ですか?」

 「いや、まだ、まだ、足らないよ。追加の募集をしておいてくれるかな?」

 「はい、分かりました。それから、今の様な面接でよければ、私が代わりにやっておきましょうか?」

 「本当か。それは、助かる。合格者は、直ぐに、送ってくれ。私の方は、受け入れ先を用意しておくよ」

 「最終的には、何人、必要ですか?」

 「500名までは、今と同じように採用していいよ」

 「分かりました。任せてください」

 「よろしくね」

 私は、アンジに後の事を任せて、ガーベラ部屋に転移魔法で、移動した。

 「ガーベラ、起きていたのか」

 「今、起きたとこです」

 「取り敢えず、110名の官吏を採用したよ。仕事を与えて、だめな者は、帰すことにするよ」

 「それも、お願いしていいかしら」
 
 「もちろんだよ。暫くは、私がガーベラの後継者だと思ってくれるかな?」

 「それは、いいけど。大丈夫?」

 「まあ、何とかなるよ」

 ガーベラの為にも、暫くは、頑張ろうと思った。ほんとは、苦手なんだが、仕方がないよね。
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