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第29章 魔王復活
2905.魔王完全復活
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遂に、魔王軍の右腕アスタロトは、観念したようだ。聖剣により殺されたものは、完全復活した魔王にも、蘇らせることは出来ないようだ。
アスタロトは、私の交渉に同意した。そこで、私は、アスタロトにこう切り出した。
「私が知りたいのは、魔王に関する情報のすべてだ」
アスタロトは、少し考えてから、私の問いに答え始めた。
「お前は、魔王の事について、どの程度の知識を持っているのだ?」
「それは、お前には、教えられない。秘密だ」
「まあ、良い。それでは、既に知っていることも含めて、私が知っていることを教えよう」
「それで、良い」
アスタロトは、魔王が、誕生する仕組みについて語り始めた。
それから、魔王と魔王の部下である四天王などについて語り始めた。
そして、最後に、魔王の弱点について、語り始めた。
魔王の弱点については、これまで、聴いたことが無いものだった。通常の魔物は、核が壊されると死に至る。それは、魔王も同じだ。だが、魔王の核は1つではなかった。5つあるという。そして、1つが壊されても、他の核が分裂して、補うという。他の核が分裂するまでの時間は、アスタロトは、知らないという。そのような事が、過去にはないからだ。すなわち、これまで、どの勇者も、魔王を封印するだけで、核を壊すことが出来なかったからだ。
魔王は、魔力が0になると、仮死状態となり、封印される。だが、また、魔力が回復すれば、蘇る。これまでと同じだ。そして、魔火山の噴火によるマナの大気中の濃度の上昇が無ければ、完全復活は、できない。
「以上が、魔王に関する私が知っている情報だ」
「分かった。だが、私が訊きたいことがあれば、いつでも、また答えて貰うぞ。いいな!」
「分かった。だが、私の居場所は、教えないぞ」
「構わない」
アスタロトは、私の返事が終わるや否や姿を消した。私は、必要な事を聞き終えた時に、闇魔法のバリアを消しておいた。それによって、アスタロトは、転移魔法が使えるようになっていた。
私は、今知った情報をテラjrに思念伝達で伝えた。そして、今後の行動について、尋ねた。
「テラjr、今回は、どうする?」
「どうするとは?」
「魔王を完全に殺すのか、仮死状態で封印するのか? どうするのか?」
「私は、魔王を完全に殺したいが、だめか?」
「ダメなことは、ないが、それが、本当に最善の方法なのか、私には分からない」
「何故、魔王を活かしておきたいのだ。ムーンの考えが分からない」
「いや、私自身も、分っているわけではないが、四天王や右腕などは、条件付きで人間界に侵入してこないように交渉することが出来た。だから、魔王とも交渉できないかと思っただけだ」
「なるほど、魔王軍と停戦協定を結ぶということか」
「できれば、そうしたい」
「魔王が、約束を守るという保証は?」
「それは、ない。だが、守らないということも言えないのでは?」
「そうだな。未知数だな」
「今回は、十分な情報を得ることができた。そこで、魔王が好きに動けないようにするだけで、いいと思う」
「ムーンの考えは分かった」
私は、テラjrとの思念伝達を切って、急いで、テラjrのいる場所に移動することにした。転移魔法で移動してから、テラjrを目視できる場所まで、急いだ。
「おぉ、ムーンか。早かったな。あそこに魔王が潜んでいる。既に、完全復活はしているようだが、未だ、何の動きもない」
「見守っているだけか?」
「そうだ」
私は、スキル探索で、周囲の様子を探ってみた。すると、魔王らしき魔力の高まりをテラjrが指さした場所に感じたが、それ以外は、探知できなかった。
「魔王は、何をしているのだ」
私は、テラjrに問いかけた。
「私にも分からない。だが、現状を把握して、どのように行動したら良いかを考えているのだろう。おそらく、直属の部下が誰もいない。そして、勇者達に取り囲まれていることは、分っているだろう」
「なるほど、それで、動かないのか」
テラjrの説明に、一応納得した。それでは、相手に会わせて待機するのか? 或いは、こちらから、行動を起こすか?
「テラjr、どうするか、決まれば言ってくれ。今後の行動は、一任する」
「分かった。少しだけ、時間をくれ」
「分かった。納得するまで、考えてくれ」
私は、アスタロトが言っていた魔王の弱点を考えていた。5つの核を一定の時間内にすべて壊す方法は?
また、その核の場所をどのようにして、確認するのか?
そして、魔王の魔力を奪って、封印するには、どのように戦えばよいのか?
今一度、周囲をスキル探索で調べて見た。すると、魔王の居る場所を闇魔法のバリアで囲んでいないことに気が着いた。
「テラjr、闇魔法のバリアを何故使っていない?」
「魔王が逃げることないだろう」
「しまった。今からでも、闇魔法のバリアで、囲もう!」
私は、テラjrに声を掛けながら、闇魔法のバリアで、転移魔法が使えないように、魔王を取り囲んだ。しかし、一瞬、遅かったようだ。少し大きな魔力の塊が転移したことが分かった。しかし、一部は、そのまま、残っているようだ。
おそらく、魔王が分裂して、一部を逃がしたのだろう。これは、我々の大きなミスだ。これから、魔王がどのような行動に出てくるのか、それに備えなければならない。
アスタロトは、私の交渉に同意した。そこで、私は、アスタロトにこう切り出した。
「私が知りたいのは、魔王に関する情報のすべてだ」
アスタロトは、少し考えてから、私の問いに答え始めた。
「お前は、魔王の事について、どの程度の知識を持っているのだ?」
「それは、お前には、教えられない。秘密だ」
「まあ、良い。それでは、既に知っていることも含めて、私が知っていることを教えよう」
「それで、良い」
アスタロトは、魔王が、誕生する仕組みについて語り始めた。
それから、魔王と魔王の部下である四天王などについて語り始めた。
そして、最後に、魔王の弱点について、語り始めた。
魔王の弱点については、これまで、聴いたことが無いものだった。通常の魔物は、核が壊されると死に至る。それは、魔王も同じだ。だが、魔王の核は1つではなかった。5つあるという。そして、1つが壊されても、他の核が分裂して、補うという。他の核が分裂するまでの時間は、アスタロトは、知らないという。そのような事が、過去にはないからだ。すなわち、これまで、どの勇者も、魔王を封印するだけで、核を壊すことが出来なかったからだ。
魔王は、魔力が0になると、仮死状態となり、封印される。だが、また、魔力が回復すれば、蘇る。これまでと同じだ。そして、魔火山の噴火によるマナの大気中の濃度の上昇が無ければ、完全復活は、できない。
「以上が、魔王に関する私が知っている情報だ」
「分かった。だが、私が訊きたいことがあれば、いつでも、また答えて貰うぞ。いいな!」
「分かった。だが、私の居場所は、教えないぞ」
「構わない」
アスタロトは、私の返事が終わるや否や姿を消した。私は、必要な事を聞き終えた時に、闇魔法のバリアを消しておいた。それによって、アスタロトは、転移魔法が使えるようになっていた。
私は、今知った情報をテラjrに思念伝達で伝えた。そして、今後の行動について、尋ねた。
「テラjr、今回は、どうする?」
「どうするとは?」
「魔王を完全に殺すのか、仮死状態で封印するのか? どうするのか?」
「私は、魔王を完全に殺したいが、だめか?」
「ダメなことは、ないが、それが、本当に最善の方法なのか、私には分からない」
「何故、魔王を活かしておきたいのだ。ムーンの考えが分からない」
「いや、私自身も、分っているわけではないが、四天王や右腕などは、条件付きで人間界に侵入してこないように交渉することが出来た。だから、魔王とも交渉できないかと思っただけだ」
「なるほど、魔王軍と停戦協定を結ぶということか」
「できれば、そうしたい」
「魔王が、約束を守るという保証は?」
「それは、ない。だが、守らないということも言えないのでは?」
「そうだな。未知数だな」
「今回は、十分な情報を得ることができた。そこで、魔王が好きに動けないようにするだけで、いいと思う」
「ムーンの考えは分かった」
私は、テラjrとの思念伝達を切って、急いで、テラjrのいる場所に移動することにした。転移魔法で移動してから、テラjrを目視できる場所まで、急いだ。
「おぉ、ムーンか。早かったな。あそこに魔王が潜んでいる。既に、完全復活はしているようだが、未だ、何の動きもない」
「見守っているだけか?」
「そうだ」
私は、スキル探索で、周囲の様子を探ってみた。すると、魔王らしき魔力の高まりをテラjrが指さした場所に感じたが、それ以外は、探知できなかった。
「魔王は、何をしているのだ」
私は、テラjrに問いかけた。
「私にも分からない。だが、現状を把握して、どのように行動したら良いかを考えているのだろう。おそらく、直属の部下が誰もいない。そして、勇者達に取り囲まれていることは、分っているだろう」
「なるほど、それで、動かないのか」
テラjrの説明に、一応納得した。それでは、相手に会わせて待機するのか? 或いは、こちらから、行動を起こすか?
「テラjr、どうするか、決まれば言ってくれ。今後の行動は、一任する」
「分かった。少しだけ、時間をくれ」
「分かった。納得するまで、考えてくれ」
私は、アスタロトが言っていた魔王の弱点を考えていた。5つの核を一定の時間内にすべて壊す方法は?
また、その核の場所をどのようにして、確認するのか?
そして、魔王の魔力を奪って、封印するには、どのように戦えばよいのか?
今一度、周囲をスキル探索で調べて見た。すると、魔王の居る場所を闇魔法のバリアで囲んでいないことに気が着いた。
「テラjr、闇魔法のバリアを何故使っていない?」
「魔王が逃げることないだろう」
「しまった。今からでも、闇魔法のバリアで、囲もう!」
私は、テラjrに声を掛けながら、闇魔法のバリアで、転移魔法が使えないように、魔王を取り囲んだ。しかし、一瞬、遅かったようだ。少し大きな魔力の塊が転移したことが分かった。しかし、一部は、そのまま、残っているようだ。
おそらく、魔王が分裂して、一部を逃がしたのだろう。これは、我々の大きなミスだ。これから、魔王がどのような行動に出てくるのか、それに備えなければならない。
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