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二章 休息とそれぞれの出会い
緊急会議④
しおりを挟む「これは僕の勘なんだけど……なんか彼、人間っぽくないんだよねぇ」
「そりゃあ、お前と同じ精霊と人間のハーフってことか?」
「そんな目立ちそうな新入生なら、とっくに話題になっているはずだが」
精霊と人間のハーフは珍しいが、まったくいない訳ではない。そして彼らの特徴もよく知られている。特に有名なのは、人間離れした美貌と桁並み外れの魔力を持っていることだ。
「顔はまぁ、可愛かったけど神秘的っていう感じじゃなかったかな? 童顔ゆえの愛らしさって感じ。魔力は全然まったくびっくりするほどこれっぽっちも感じなかったねー!」
「それならぜってーそいつハーフじゃねぇだろ。なぁにがお前の勘だよ」
レイが鼻で笑うが、尚もディーンは食い下がる。
「常識的に考えればそうなんだけどさぁ……森の中に友達と会っていたって言ってたんだよねぇ」
「……たまたま、仲良くしてくれる精霊と会ったとか。精霊使いの素質があるならあり得るだろう」
「もしくは頭が少々おかしい子なのでは?」
ガーネットやエルマンもディーンの勘に否定的だが、彼は頑として自分の主張を譲らなかった。
「でもなーんか引っ掛かるんだよあの子。ついちょっかい出したくなるというか」
「それって……ただただ寮長が気になる子に構いたいだけですよね?」
「そういうとも言う―!」
あっけらかんと認めたディーンの返答を聞いて、『真剣に話を聞いていて損した』とばかりに三人が大きなため息を吐く。
「という訳で、その新入生については、僕が調べておくね♪」
「勝手にしろよ。そいつに関してはお前に任せる。収穫ないだろうけどな…………それよりも、平凡」
「え? 俺っすか」
突然のレイからのご指名にエルマンが驚いたように自分を指さして確認する。
「そう。お前がライトから事情を聞いてこい」
「なんで俺なんです?」
「一番近くに居るんだから訊きやすいだろ? あいつの周り人がごちゃごちゃしてて、俺らじゃ話しかけるタイミングもあんまねぇしな。同室ならチャンスがいくらでもあるだろ。なんでその時、森にいたのか。何故光魔法を使う必要があったのか。ウンディーネ使いは誰なのか……徹底的にな」
「……わかりました。やってみます」
「俺からも頼む。もしかしたら、ウンディーネ使いはフェンを救った奴かもしれない」
「ウンディーネを召喚したら、さすがに誰か気付くと思うけど?」
「あぁ。だけど、ウンディーネを扱えるくらいの魔法使いなら、マッドベアも倒せると思わないか?」
「そうだねぇ……じゃあ、つまりそのウンディーネ使いを見つけることが出来れば……」
「マッドベア事件の解決に大きく近づくってわけだ」
レイがにやりと笑う。ディーンも口元に微笑みを浮かべた。ガーネットはディーンに対して軽く頭を下げる。
「情報交換の場を設けてくれて助かった。おかげで事件解決へ向けての足並みが整った」
「昼行燈のお前から、『非公開会議を開こう』なんて有意義な提案が出されるとは思わなかったけどな」
「ふふっ、困った時は助け合わないとね」
「……いつもこれくらい仕事してくれると助かるんですけどね」
ガーネット達と談笑するディーンを横目で見ながら、エルマンは大きなため息を吐いたのだった。
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アレ…だったりする程度です😁
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皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
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ありがとうございます💞
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