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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
12話 本戦開始
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予選の翌日、本戦に進んだわたし達はコロシアムの舞台上に集められて居ます。
これから国王様から本戦開始の挨拶があるそうです。
わたし達の前にある貴賓席の中央から貫禄のあるリザードマンが歩み出ました。
彼がクルーガー殿下の父親でリュウガ王国の国王ダイナム・ダダム・リュウガ陛下です。
ダイナム陛下はわたし達に正々堂々と戦う事を期待するとか、強者の戦いを見て若者が成長するとか、いろいろと話しています。
チラリと横を見ると皆さんとても真剣にお話を聞いています。
わたしも大人しく話を聞きましょう。
なんとなく反対側を見るとダイナム陛下に視線を向ける人族の男性の顔が目に入りました。
ん?
ああ!
あの仮面の男です。
仮面は手に持っていますね。
まぁ、当然ですね。
国王様が話しているのに仮面を付けているのは不敬でしょう。
しかし、それならば初めから外しておけばいいのです!
わたしが取り留めの無い事を考えている間に国王様の話は今回の賞品の話となりました。
国王様が隣に控える兵士さんが差し出した箱から取り出したのは拳くらいの大きさの青い石です。
ふむ、鑑定さん、やっておしまい!
《水のオーブ》
遺物級
膨大な水の魔力が込められた魔宝石
おお!
よく分かりませんが凄そうですね。
多分、水魔石の凄いヤツです。
もし、手に入れば水龍の戦斧を強化出来るかもしれません。
少しモチベーションが上がりましたよ。
因みにわたしは知らなかったのですが賞品の情報はこっそりと流されていて買取を狙う商人さんもたくさん集まっていたそうです。
後でシアさんに聞きました。
さて、国王様の挨拶の後、くじを引いたわたし達の前で本戦の組み合わせが発表されました。
第1試合
ザム(仮面男)vs クルーガー殿下
第2試合
クリミナ(魔法使い)vs ナーブ(リザードマン戦士)
第3試合
ユウ(わたし)vs ヤナギ(老リザードマン)
第4試合
ユミン(エルフ)vs カイ(海の男風)
コレが本戦の組み合わせです。
そして、今からすぐに第1試合が始まります。
ザムとか言う仮面の男とクルーガー殿下以外のわたし達は用意された控え室に戻ります。
控え室はそれぞれに用意されており、仲間がいれば連れてくることも出来ます。
わたしはシアさんと一緒に観戦するつもりです。
さて、試合ですが、係員さんが壺を持って来ました。
もともとは普通に戦っていたそうですが、以前クルーガー殿下から聞いた通り、今は祭りのメインイベント、民の娯楽と言う色が強いらしく、あの壺に入っている球にさまざまな試合形式が書かれていて選手が引いた球によって試合のルールが変わるらしいです。
舞台上ではクルーガー殿下が譲った様で、ザムさんが壺から球を1つ引きました。
球に書かれていたのは【素手】の文字、実況が風の魔法によって会場にアナウンスします。
『第1試合は【素手】!お互いに武器、防具を身につけず、戦っていだきます!』
素手ですか、クルーガー殿下が圧倒的に有利ですね。
ザムさんは腰にショートソードを装備していますから、恐らく剣士でしょう。
………………八百長じゃないですよね。
まぁ、クジを引いたのはザムさんですし、引く前に壺も調べていましたから運が悪かっただけでしょう。
一旦、控え室に戻り、準備を整えていた2人が再び舞台に戻って来ました。
2人とも武器を持たず防具も付けていません。
軽快な実況が観客を盛り上げます。
『第1試合の選手を紹介しよう!
まずは素顔を仮面で隠した謎の男!
ザム!
その仮面の下に何を隠しているのか!』
いやいやいや、さっき思いっ切り仮面外していましたよ?
『対するは前大会の優勝者にして、我がリュウガ王国、皇太子、クルーガー殿下!』
「「「きゃー、クルーガー様ー」」」
リザードマンの少女達の黄色い歓声にクルーガー殿下は(多分)微笑みながら手を振っています。
イケメンです。
2人は舞台の真ん中で対峙します。
審判が入り、会場の緊張感が高まって行きます。
いつしか会場は静まり返っており、張り詰めた緊張感で満ちています。
「始め!」
審判が大きな声で試合の始まりを告げます。
「破!」
審判の声に反応し、クルーガー殿下が流星の如く飛び出します。
そして、ザムさんに高速の正拳突きを放ちました。
どよ!
会場がどよめきます。
クルーガー殿下の拳は空を切り、その背後、始めクルーガー殿下が立っていた辺りへ向かい、ザムさんがゆっくりと歩いています。
そして、ザムさんがクルーガー殿下の開始位置でピタリと立ち止まると、正拳突きを放ったまま、微動だにしていなかったクルーガー殿下が崩れ落ちました。
審判が慌てて駆け寄ります。
クルーガー殿下が気絶し、戦闘続行が不可能な事を確認した審判が宣言します。
「勝者、ザム!」
波乱の幕開けです。
これから国王様から本戦開始の挨拶があるそうです。
わたし達の前にある貴賓席の中央から貫禄のあるリザードマンが歩み出ました。
彼がクルーガー殿下の父親でリュウガ王国の国王ダイナム・ダダム・リュウガ陛下です。
ダイナム陛下はわたし達に正々堂々と戦う事を期待するとか、強者の戦いを見て若者が成長するとか、いろいろと話しています。
チラリと横を見ると皆さんとても真剣にお話を聞いています。
わたしも大人しく話を聞きましょう。
なんとなく反対側を見るとダイナム陛下に視線を向ける人族の男性の顔が目に入りました。
ん?
ああ!
あの仮面の男です。
仮面は手に持っていますね。
まぁ、当然ですね。
国王様が話しているのに仮面を付けているのは不敬でしょう。
しかし、それならば初めから外しておけばいいのです!
わたしが取り留めの無い事を考えている間に国王様の話は今回の賞品の話となりました。
国王様が隣に控える兵士さんが差し出した箱から取り出したのは拳くらいの大きさの青い石です。
ふむ、鑑定さん、やっておしまい!
《水のオーブ》
遺物級
膨大な水の魔力が込められた魔宝石
おお!
よく分かりませんが凄そうですね。
多分、水魔石の凄いヤツです。
もし、手に入れば水龍の戦斧を強化出来るかもしれません。
少しモチベーションが上がりましたよ。
因みにわたしは知らなかったのですが賞品の情報はこっそりと流されていて買取を狙う商人さんもたくさん集まっていたそうです。
後でシアさんに聞きました。
さて、国王様の挨拶の後、くじを引いたわたし達の前で本戦の組み合わせが発表されました。
第1試合
ザム(仮面男)vs クルーガー殿下
第2試合
クリミナ(魔法使い)vs ナーブ(リザードマン戦士)
第3試合
ユウ(わたし)vs ヤナギ(老リザードマン)
第4試合
ユミン(エルフ)vs カイ(海の男風)
コレが本戦の組み合わせです。
そして、今からすぐに第1試合が始まります。
ザムとか言う仮面の男とクルーガー殿下以外のわたし達は用意された控え室に戻ります。
控え室はそれぞれに用意されており、仲間がいれば連れてくることも出来ます。
わたしはシアさんと一緒に観戦するつもりです。
さて、試合ですが、係員さんが壺を持って来ました。
もともとは普通に戦っていたそうですが、以前クルーガー殿下から聞いた通り、今は祭りのメインイベント、民の娯楽と言う色が強いらしく、あの壺に入っている球にさまざまな試合形式が書かれていて選手が引いた球によって試合のルールが変わるらしいです。
舞台上ではクルーガー殿下が譲った様で、ザムさんが壺から球を1つ引きました。
球に書かれていたのは【素手】の文字、実況が風の魔法によって会場にアナウンスします。
『第1試合は【素手】!お互いに武器、防具を身につけず、戦っていだきます!』
素手ですか、クルーガー殿下が圧倒的に有利ですね。
ザムさんは腰にショートソードを装備していますから、恐らく剣士でしょう。
………………八百長じゃないですよね。
まぁ、クジを引いたのはザムさんですし、引く前に壺も調べていましたから運が悪かっただけでしょう。
一旦、控え室に戻り、準備を整えていた2人が再び舞台に戻って来ました。
2人とも武器を持たず防具も付けていません。
軽快な実況が観客を盛り上げます。
『第1試合の選手を紹介しよう!
まずは素顔を仮面で隠した謎の男!
ザム!
その仮面の下に何を隠しているのか!』
いやいやいや、さっき思いっ切り仮面外していましたよ?
『対するは前大会の優勝者にして、我がリュウガ王国、皇太子、クルーガー殿下!』
「「「きゃー、クルーガー様ー」」」
リザードマンの少女達の黄色い歓声にクルーガー殿下は(多分)微笑みながら手を振っています。
イケメンです。
2人は舞台の真ん中で対峙します。
審判が入り、会場の緊張感が高まって行きます。
いつしか会場は静まり返っており、張り詰めた緊張感で満ちています。
「始め!」
審判が大きな声で試合の始まりを告げます。
「破!」
審判の声に反応し、クルーガー殿下が流星の如く飛び出します。
そして、ザムさんに高速の正拳突きを放ちました。
どよ!
会場がどよめきます。
クルーガー殿下の拳は空を切り、その背後、始めクルーガー殿下が立っていた辺りへ向かい、ザムさんがゆっくりと歩いています。
そして、ザムさんがクルーガー殿下の開始位置でピタリと立ち止まると、正拳突きを放ったまま、微動だにしていなかったクルーガー殿下が崩れ落ちました。
審判が慌てて駆け寄ります。
クルーガー殿下が気絶し、戦闘続行が不可能な事を確認した審判が宣言します。
「勝者、ザム!」
波乱の幕開けです。
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