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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
14話 対戦ルール
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さて、次は第3回戦、わたしの番です。
係員さんに呼ばれ舞台へと上がります。
反対側から現れたのはヤナギさん、深い色の鱗を持ち、腰には一振りの日本刀、頬に刻まれた傷跡が、歴戦の猛者の風格を表しています。
対峙した雰囲気としてはやはり強そうです。
しかし、わたしも数々の戦いをくぐり抜けて来たのです。
その経験、そして水龍の戦斧や雷鳴の鉈、覚醒の宝玉の魔眼と言った多くの武器が有ります。
「では、どちらかがくじを引いて下さい」
係員さんが壺を持って来ました。
「ここはお嬢さんに譲るとしよう。
くじを引きなされ」
「そうですか?
では、お言葉に甘えて」
ヤナギさんが譲ってくれたので、わたしがくじを引きます。
壺の中に手を入れると、沢山の球の感触が有ります。
どれがいいでしょうか?
どうせ分からないのですから、どれも同じですよね?
わたしは適当に掴んだ球を取り出しました。
わたしとヤナギさんと実況者さんが同時に確認します。
球に書かれていたのは【魔具禁止】です。
『第3回戦は【魔具禁止】です!
次の試合では、マジックアイテムの使用が禁止されます!』
な、何だってーーーー⁉︎
控え室に戻ったわたしにシアさんが駆け寄って来ました。
「ユウ先生、試合でのマジックアイテムの使用が禁止されましたが大丈夫でしょうか?」
「う~ん、相手の方は見るからに剣士ですからね。
厳しい戦いになるかも知れません」
わたしはシアさんにそう告げると更衣室に入り、夜天のローブをアイテムボックスにしまいます。
ちなみに覚醒の宝玉は目にはめ込んだままアイテムボックスにしまうことが出来ます。
もちろん、元の位置に取り出す事も可能です。
久しぶりに眼帯をして更衣室を出ます。
「あれ、ユウ先生、その眼帯はどうしたのですか?」
「おや、シアさんにはまだ言っていませんでしたか?
わたしの左眼はマジックアイテムなのですよ。
本物は強力なネームドモンスターと戦った時に失ってしまいました」
「そうだったのですか」
わたしは軽く返しながら運営側が用意してくれたマジックアイテムでは無い普通の武器から戦斧と鉈を借ります。
鉈を腰に吊るし、戦斧を手に舞台へと戻ります。
舞台上にはすでにヤナギさんが待っていました。
「お待たせしました」
「いやいや、大して待ってはおらんよ。
所で……」
ヤナギさんの目が鋭くなり、声に殺気が混じります。
「その眼帯は何のつもりかのぅ?
年寄り相手とは言え、少し侮り過ぎではないか?」
おや、勘違いされていますね。
「勘違いですよ。
わたしは失った左眼をマジックアイテムで代用していたのです。
ですからコレはルールに従っただけで侮っている訳ではありませんよ。
ヤナギさんと戦うならフル装備で戦いたかったです」
「そうじゃったか、誤解してすまんかったのぅ」
「いえいえ」
わたし達の雑談が途切れた時、実況が選手を紹介します。
『第3回戦で戦うのは最近国交が始まったミルミット王国から来た漆黒の二つ名を持つAランク冒険者ユウ!
対するは王宮の剣術指南役、400年前フラリと現れた謎の剣士シシドが遺した剣術、獅子戸流の継承者ヤナギ!』
わたしは戦斧を構え、ヤナギさんは納刀している剣の柄に手を当てています。
居合いの構えです。
ヤナギさんの剣……刀ですね。
刀は始め持っていた物とは違います。
元々の刀はマジックアイテムだったのでしょう。
集中するにつれて、観客の歓声が遠くなって行きます。
そして…………
「始め!」
わたしの試合が始まりました。
係員さんに呼ばれ舞台へと上がります。
反対側から現れたのはヤナギさん、深い色の鱗を持ち、腰には一振りの日本刀、頬に刻まれた傷跡が、歴戦の猛者の風格を表しています。
対峙した雰囲気としてはやはり強そうです。
しかし、わたしも数々の戦いをくぐり抜けて来たのです。
その経験、そして水龍の戦斧や雷鳴の鉈、覚醒の宝玉の魔眼と言った多くの武器が有ります。
「では、どちらかがくじを引いて下さい」
係員さんが壺を持って来ました。
「ここはお嬢さんに譲るとしよう。
くじを引きなされ」
「そうですか?
では、お言葉に甘えて」
ヤナギさんが譲ってくれたので、わたしがくじを引きます。
壺の中に手を入れると、沢山の球の感触が有ります。
どれがいいでしょうか?
どうせ分からないのですから、どれも同じですよね?
わたしは適当に掴んだ球を取り出しました。
わたしとヤナギさんと実況者さんが同時に確認します。
球に書かれていたのは【魔具禁止】です。
『第3回戦は【魔具禁止】です!
次の試合では、マジックアイテムの使用が禁止されます!』
な、何だってーーーー⁉︎
控え室に戻ったわたしにシアさんが駆け寄って来ました。
「ユウ先生、試合でのマジックアイテムの使用が禁止されましたが大丈夫でしょうか?」
「う~ん、相手の方は見るからに剣士ですからね。
厳しい戦いになるかも知れません」
わたしはシアさんにそう告げると更衣室に入り、夜天のローブをアイテムボックスにしまいます。
ちなみに覚醒の宝玉は目にはめ込んだままアイテムボックスにしまうことが出来ます。
もちろん、元の位置に取り出す事も可能です。
久しぶりに眼帯をして更衣室を出ます。
「あれ、ユウ先生、その眼帯はどうしたのですか?」
「おや、シアさんにはまだ言っていませんでしたか?
わたしの左眼はマジックアイテムなのですよ。
本物は強力なネームドモンスターと戦った時に失ってしまいました」
「そうだったのですか」
わたしは軽く返しながら運営側が用意してくれたマジックアイテムでは無い普通の武器から戦斧と鉈を借ります。
鉈を腰に吊るし、戦斧を手に舞台へと戻ります。
舞台上にはすでにヤナギさんが待っていました。
「お待たせしました」
「いやいや、大して待ってはおらんよ。
所で……」
ヤナギさんの目が鋭くなり、声に殺気が混じります。
「その眼帯は何のつもりかのぅ?
年寄り相手とは言え、少し侮り過ぎではないか?」
おや、勘違いされていますね。
「勘違いですよ。
わたしは失った左眼をマジックアイテムで代用していたのです。
ですからコレはルールに従っただけで侮っている訳ではありませんよ。
ヤナギさんと戦うならフル装備で戦いたかったです」
「そうじゃったか、誤解してすまんかったのぅ」
「いえいえ」
わたし達の雑談が途切れた時、実況が選手を紹介します。
『第3回戦で戦うのは最近国交が始まったミルミット王国から来た漆黒の二つ名を持つAランク冒険者ユウ!
対するは王宮の剣術指南役、400年前フラリと現れた謎の剣士シシドが遺した剣術、獅子戸流の継承者ヤナギ!』
わたしは戦斧を構え、ヤナギさんは納刀している剣の柄に手を当てています。
居合いの構えです。
ヤナギさんの剣……刀ですね。
刀は始め持っていた物とは違います。
元々の刀はマジックアイテムだったのでしょう。
集中するにつれて、観客の歓声が遠くなって行きます。
そして…………
「始め!」
わたしの試合が始まりました。
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