350 / 418
神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第3部《交錯する戦場》
6話 魔王グレース配下ロシナン
しおりを挟む
魔王グレースの配下の1人であるロシナンは魔族の軍勢の中でも先鋒の部隊に配置されていた。
ロシナンはグレースの配下になるまでは、人間の冒険者で言うAランク冒険者に相当する神銀クラスハンターであり、『赤槍』の二つ名を持つ一流のハンターとして名を馳せていた。
魔王グレースの強さに憧れて、配下に加わってからもひたすら強さを求めて来た。
そんな時に始まった人間との戦争だが、ロシナンはこの配置に少し疑問を持っていた。
周囲に配置されているのは魔王リセルシアや魔王セルジュの配下ばかりだ。
魔王グレースの精鋭たる自分と比較する訳には行かないが、そこまで強い者達ではない。
他の実力のある者達もそるぞれ離れた場所に配置されている。
この戦争の総指揮官を任されている魔王シルバリエの説明によると、強い者を等間隔に配置する事で全体の戦闘力を底上げする事が目的らしい。
その説明に納得はしているのだが、もし、人間の精鋭に一点に攻撃を集中されれば総崩れになる可能性がある。
しかし、魔王シルバリエは後詰として自身の配下の魔法使いを配置しているから問題ないと言っていた。
正直、納得のいく説明とは言えないが、魔王グレースからも特に異論は無かった為、ロシナンが異論を挟むのは憚られた。
ぶぉぉお!!
再び笛の音が響く。
どうやらもうひと暴れする様だ。
「行くぞ、俺に続け!!!」
ロシナンは鬨の声を上げて人間の軍に向けて駆けて行く。
最初の戦いで多くの人間の兵士を打ち取ったロシナンは周囲の魔族達からも一目置かれていた。
ロシナンの続く魔族達も士気は高く元々種族的なスペックで優位である事もあり、人間の兵を次々に打ち破って行った。
「はっ!」
ロシナンの振るう槍は鉄の鎧を易々と貫通して兵士の命を奪って行く。
「野郎!」
バスターソードを振り下ろしてきたハンター……いや、冒険者の男の攻撃を身体を僅かにズラすだけで躱したロシナンは、鋭く突きを放ち冒険者の喉を貫ぬく。
ロシナンの槍はダンジョンで手に入れた遺物級の名槍であり、材質はミスリル、火属性と炎属性を強化する効果をもったマジックアイテムだ。
白銀に輝く刃には美しい文様が彫り込まれている。
ズガガガガァァァア!!
ロシナンの名槍が人間の命を奪っていた時に、後方から物凄い轟音が聞こえた。
「何だ、何があった!」
「わ、分からない!
急に凄い音がしたと思ったら向こうにいた奴らが消し炭に!!」
ロシナンが近くに居た者の言葉に視線を向けると、魔族の兵士が身体中に大火傷を負って倒れている。
おそらく死んでいるだろう。
「ぐぁぁあ!」
「何だ、このガキ!」
「クソ、死ね!」
「ぎゃああ!」
近くから悲鳴があがる。
ロシナンはそちらへ向かう。
ひゅっ………………びしゅ!
人垣を掛け分けたロシナンの視界に写ったのは夥しい量の血だった。
その血の海の中心に立って居たのは珍しい黒髪に黒い瞳をした12歳くらいの少女だった。
「な、何だこれは!」
少女は自身の身の丈以上の大斧を手に、とてつもないスピードで魔族の兵士に迫ると巨大な斧をまるで重さなど感じないと言わんばかりに振り回す。
それも、力で振り回している訳ではなく、完全に斧を使いこなしている。
少女が斧を一振りする度に魔族の兵士が5~6人身体を両断される。
「ちっ!」
ロシナンは槍を構えて飛び出す。
見た目は子供にしか見えないが、その身のこなしは強者のそれである。
人間側の戦闘力上位者である事は間違いない。
子供に手をかけるのは躊躇われるが、これは戦争。
この場にいるのだから覚悟はしているのだろう。
ロシナンは少女の首を狙い槍を撃ち出す。
まるでスペルキャスターから放たれた弾丸の様な穂先が少女の細い首を貫ぬくかと言う時、少女は僅かに身体を逸らして突きを躱した。
そして、返す刀で斧を振り下ろしてくる。
咄嗟に手元に引き戻した槍を使って受け止める。
「ぐぁっ!」
その見た目通りの大斧の威力にロシナンは数メートル地面を削りながら弾かれてしまった。
「ふっ!」
空かさず繰り出される少女の蓮撃をギリギリで受け流す。
ギンッ!
今度は両手でしっかりと槍を支えて大斧を受け止めた。
「やりますね」
「嬢ちゃんこそなっ!」
鍔迫り合っていた大斧を弾いたロシナンは必殺の戦技を繰り出した。
「烈閃!」
速度を極限まで突き詰めた連続突きを放つ。
数々の強敵を打ち破って来た必殺の一撃だった。
しかし、少女はそれをムーンサルトで躱して見せた。
「な……………………に⁉︎」
驚愕したロシナンの視界は不自然に高く跳ね上がる。
ロシナンが最後に目にした光景はどくどくと血を噴き出す首の無い自分の身体だった。
「今の魔族ほなかなか強かったですね。
ん?
この槍はかなりの名槍ですね。
せっかくですから貰っておきましょう」
少女はロシナンの死体から彼の愛用した名槍を抜き取る。
隙だらけであるが、魔族の兵士は遠巻きに少女を見ているだけで誰も斬りかかったりはしない。
「さて、此処にいた強い魔族は始末しましたし、次に行きましょうか」
ぴー
少女が指笛を鳴らすと巨大なサンダーバードが高速で飛来する。
「うわぁ!」
「やばい!また来たぞ!」
「魔法だ!撃ち落とせ!」
放たれる魔法や矢を躱し、魔族の兵士達にサンダーブレスを放つ。
サンダーバードが近づいて来たところで、少女は飛び上がり足に掴まる。
するとサンダーバードは魔法や矢を避けながら空高く舞い上がって行った。
ロシナンはグレースの配下になるまでは、人間の冒険者で言うAランク冒険者に相当する神銀クラスハンターであり、『赤槍』の二つ名を持つ一流のハンターとして名を馳せていた。
魔王グレースの強さに憧れて、配下に加わってからもひたすら強さを求めて来た。
そんな時に始まった人間との戦争だが、ロシナンはこの配置に少し疑問を持っていた。
周囲に配置されているのは魔王リセルシアや魔王セルジュの配下ばかりだ。
魔王グレースの精鋭たる自分と比較する訳には行かないが、そこまで強い者達ではない。
他の実力のある者達もそるぞれ離れた場所に配置されている。
この戦争の総指揮官を任されている魔王シルバリエの説明によると、強い者を等間隔に配置する事で全体の戦闘力を底上げする事が目的らしい。
その説明に納得はしているのだが、もし、人間の精鋭に一点に攻撃を集中されれば総崩れになる可能性がある。
しかし、魔王シルバリエは後詰として自身の配下の魔法使いを配置しているから問題ないと言っていた。
正直、納得のいく説明とは言えないが、魔王グレースからも特に異論は無かった為、ロシナンが異論を挟むのは憚られた。
ぶぉぉお!!
再び笛の音が響く。
どうやらもうひと暴れする様だ。
「行くぞ、俺に続け!!!」
ロシナンは鬨の声を上げて人間の軍に向けて駆けて行く。
最初の戦いで多くの人間の兵士を打ち取ったロシナンは周囲の魔族達からも一目置かれていた。
ロシナンの続く魔族達も士気は高く元々種族的なスペックで優位である事もあり、人間の兵を次々に打ち破って行った。
「はっ!」
ロシナンの振るう槍は鉄の鎧を易々と貫通して兵士の命を奪って行く。
「野郎!」
バスターソードを振り下ろしてきたハンター……いや、冒険者の男の攻撃を身体を僅かにズラすだけで躱したロシナンは、鋭く突きを放ち冒険者の喉を貫ぬく。
ロシナンの槍はダンジョンで手に入れた遺物級の名槍であり、材質はミスリル、火属性と炎属性を強化する効果をもったマジックアイテムだ。
白銀に輝く刃には美しい文様が彫り込まれている。
ズガガガガァァァア!!
ロシナンの名槍が人間の命を奪っていた時に、後方から物凄い轟音が聞こえた。
「何だ、何があった!」
「わ、分からない!
急に凄い音がしたと思ったら向こうにいた奴らが消し炭に!!」
ロシナンが近くに居た者の言葉に視線を向けると、魔族の兵士が身体中に大火傷を負って倒れている。
おそらく死んでいるだろう。
「ぐぁぁあ!」
「何だ、このガキ!」
「クソ、死ね!」
「ぎゃああ!」
近くから悲鳴があがる。
ロシナンはそちらへ向かう。
ひゅっ………………びしゅ!
人垣を掛け分けたロシナンの視界に写ったのは夥しい量の血だった。
その血の海の中心に立って居たのは珍しい黒髪に黒い瞳をした12歳くらいの少女だった。
「な、何だこれは!」
少女は自身の身の丈以上の大斧を手に、とてつもないスピードで魔族の兵士に迫ると巨大な斧をまるで重さなど感じないと言わんばかりに振り回す。
それも、力で振り回している訳ではなく、完全に斧を使いこなしている。
少女が斧を一振りする度に魔族の兵士が5~6人身体を両断される。
「ちっ!」
ロシナンは槍を構えて飛び出す。
見た目は子供にしか見えないが、その身のこなしは強者のそれである。
人間側の戦闘力上位者である事は間違いない。
子供に手をかけるのは躊躇われるが、これは戦争。
この場にいるのだから覚悟はしているのだろう。
ロシナンは少女の首を狙い槍を撃ち出す。
まるでスペルキャスターから放たれた弾丸の様な穂先が少女の細い首を貫ぬくかと言う時、少女は僅かに身体を逸らして突きを躱した。
そして、返す刀で斧を振り下ろしてくる。
咄嗟に手元に引き戻した槍を使って受け止める。
「ぐぁっ!」
その見た目通りの大斧の威力にロシナンは数メートル地面を削りながら弾かれてしまった。
「ふっ!」
空かさず繰り出される少女の蓮撃をギリギリで受け流す。
ギンッ!
今度は両手でしっかりと槍を支えて大斧を受け止めた。
「やりますね」
「嬢ちゃんこそなっ!」
鍔迫り合っていた大斧を弾いたロシナンは必殺の戦技を繰り出した。
「烈閃!」
速度を極限まで突き詰めた連続突きを放つ。
数々の強敵を打ち破って来た必殺の一撃だった。
しかし、少女はそれをムーンサルトで躱して見せた。
「な……………………に⁉︎」
驚愕したロシナンの視界は不自然に高く跳ね上がる。
ロシナンが最後に目にした光景はどくどくと血を噴き出す首の無い自分の身体だった。
「今の魔族ほなかなか強かったですね。
ん?
この槍はかなりの名槍ですね。
せっかくですから貰っておきましょう」
少女はロシナンの死体から彼の愛用した名槍を抜き取る。
隙だらけであるが、魔族の兵士は遠巻きに少女を見ているだけで誰も斬りかかったりはしない。
「さて、此処にいた強い魔族は始末しましたし、次に行きましょうか」
ぴー
少女が指笛を鳴らすと巨大なサンダーバードが高速で飛来する。
「うわぁ!」
「やばい!また来たぞ!」
「魔法だ!撃ち落とせ!」
放たれる魔法や矢を躱し、魔族の兵士達にサンダーブレスを放つ。
サンダーバードが近づいて来たところで、少女は飛び上がり足に掴まる。
するとサンダーバードは魔法や矢を避けながら空高く舞い上がって行った。
22
あなたにおすすめの小説
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる