418 / 418
もう少しだけブームは続きそうです。
最終話 夜空の星々
しおりを挟む
「ウオッフ!!」
雄叫びを上げて両腕を振り下ろすスティンガーエイプから1歩だけ距離を取り攻撃を避ける。
その動作から流れる様に身体を回転させて、遠心力の乗った尾をスティンガーエイプの身体に叩きつけた。
硬く鋭い体毛で覆われたスティンガーエイプだったが強力な一撃を放った尾には傷1つついてはいない。
リザードマンとして、強靭な鱗を生まれ持っていると言ってもAランクの魔物であるスティンガーエイプの体毛を弾く程ではない。
ならば、何故彼女の尾は無事だったのか、それは彼女の尾を包む鎧の性能がずば抜けて高いからである。
彼女の祖父が最後に戦ったSランクの魔物、マンティコアの尾から作った尾鎧は、驚く程軽く、アダマンタイトに匹敵する程硬い。
「ウグゥ……」
フラつきながら立ち上がったスティンガーエイプにリザードマンの女性が声を掛ける。
「あんたに恨みはない。
けど、あんたが此処にいるのは迷惑なのよ」
リザードマンの女性はチラリと背後に視線をやる。
そこには、魔族の男達が鍬や鎌などを手に震えている。
魔境の中にある小さな魔族の農村で、暴れていたスティンガーエイプをたまたま近くを通りかかった冒険者が親切心から討伐を申し出たのだ。
「獅子戸流、疾風」
一瞬、リザードマンの姿が掻き消えた様にぶれる。
すると、一拍置いてからスティンガーエイプの首が落ちた。
「「「わぁぁあ!!」」」
喜びの声を上げる村人達にリザードマンの冒険者は笑みを浮かべる。
ガサッ!
「 ⁉︎ 」
草を踏む事に敏感に反応したリザードマンは村人達を庇う様に剣を構える。
その姿を見て、村人達も慌てて身構えた。
しかし、こちらに向かって来ている者の正体を見てリザードマンは構えを解く。
「やぁ、待たせたねモミジさん」
「レス、そっちはどうだった?」
リザードマンの冒険者モミジは同じパーティに属する魔族の男レスに尋ねた。
「森で1匹、スティンガーエイプが居たよ。
多分つがいだったんじゃないかな?
一応、始末して置いたけど」
「そうか、可哀想だが放置すると村人に被害が出るかも知れないしな」
「あ、あの……この度は大変お世話になりました。
しかし……その……我々の村は貧しく……ろくにお礼も……」
「ああ、気にする事はない。
たまたま近くに用が有っただけだからな。
高ランク冒険者として当然の事だ」
モミジは村長であろう男に軽く告げる。
「このスティンガーエイプは置いて行くから、素材を売って次に何かあった時に冒険者を雇ったりする資金にでもすると良い」
「そ、そこまでして頂いて宜しいのですか?」
「ああ、レスが倒したスティンガーエイプだけで十分な収入だ」
そう言って素材の権利を譲ったモミジとレスは村人達に大変感謝された。
「では僕達はこれで」
「しかし、もう直ぐ暗くなりますよ?
今晩は村に泊まって行かれた方が……」
「いや、少々寄り道をしてしまったからな。
私達ならば心配は要らない」
そう言うとモミジは懐から取り出した角笛を吹いた。
すると、目の前に大きな魔方陣が現れて蝙蝠の羽を持つ巨大な蛇、幻獣であるケツァルコアトルが現れる。
モミジがパーティメンバーでもある友人から借りている幻獣である。
ケツァルコアトルに跨った2人は手を振る村人達に答えながら空へと舞い上がって行った。
まるで貴族が住む様な大きな屋敷の廊下をモミジとレスは歩く。
この屋敷はモミジとレスが所属する冒険者パーティの拠点だ。
「お帰りなさいませ、モミジ様、ネームレス様」
「ただいま、ハル」
「ただいま戻りました」
2人に声をかけたのはメイド服を着た何処か儚げな女性だった。
「ハルにお土産があるんだ、ほら」
モミジはマジックバッグから取り出した髪飾りをハルに付けてやる。
「似合うじゃないか」
「ありがとうございます、モミジ様」
彼女のお陰でこの屋敷はいつも心地よい状態が保たれているのだ。
パーティメンバーは偶にこうしてお土産を持ち帰る。
「2人とも帰って来てるのかな?」
「はい、お二人とも既に戻られております」
ハルにお礼を言って居間に向かう。
ガチャ
「ん、ああ、モミジとレスか。
お帰り」
ソファに座っていた黒髪に黒い瞳の男が2人に気付く。
「ああ、コースケ。
そっちはどうだったんだい?」
「問題なく手に入れたぞ」
孝介はいくつかの木の実を取り出してテーブルに置く。
「流石だな」
モミジとレスもそれぞれ木の実や鉱石などをテーブルに並べた。
ガチャ
「おや、モミジ、レス、戻っていたのですね」
新たに部屋に入って来たのはモミジ達のパーティのリーダーである少女だ。
孝介と同じ黒髪、黒眼であり、薄いキャラメル色の肌と額に小さな角を持つ半魔族の少女ユリも懐から自分が手に入れた素材を取り出す。
「ユリ、これで優香への土産は十分じゃ無いか?」
「そうですね、これだけあればお母さんも喜んでくれるでしょう」
数年振りに会いに行く母へのお土産を集めていたのだ。
父への土産が無いが、何時もの事なのでユリも孝介も特に気にした様子はなかった。
旅支度を整えたユリ達は屋敷から出る。
「では……」
ユリはマジックバッグから馬車を取り出す。
見るからに普通とは違う力を感じる馬車だ。
ダンジョンの奥で手に入れた物で、この馬車自体がマジックアイテムである。
そして、この馬車を引くのは…………
「契約により顕現せよ 天翔ける白馬よ 幻獣召喚『天馬』」
孝介の幻獣召喚魔法によって呼び出された異界の存在、ペガサスである。
「向こうに帰るのは久しぶりだね」
「はぁ、また優香とザジに会うのか……」
「良い加減諦めて下さい、コースケ。
レスさんは向こうについて何か思い出したりはしませんか?」
「う~ん、どうだろう?
でも、ミルミット王国と言う名前には何だか聞き覚えがある気がするんだよね?」
レスはかつては額の角が有ったであろう傷跡をなでる。
「じゃあ、もしかしたら何か記憶を取り戻す切っ掛けが掴めるかも知れませんね」
口々に言いながら馬車に乗り込んで行く。
「じゃあ行くぞ?」
御者席に座った孝介はペガサスの手綱を握る。
「皆様、行ってらっしゃいませ」
ぺこりと頭を下げるハルに手を振りペガサスは走らせる。
すると直ぐに足場が消える。
魔境の空高くに存在する小さな浮遊する島に立てられた屋敷から飛び出した馬車は、牽引するペガサスに引かれ空を進む。
Sランクパーティ《夜空の星々》を乗せて……
ー完ー
【おまけ:人物紹介】
○ハル
古代魔法文明の時代に立てられた、とある科学者の隠れ家であった屋敷に住み着いた屋敷精霊。
主人が外出中屋敷を守る。
○モミジ
Aランク冒険者、獅子戸流剣術皆伝。
『嵐刃のモミジ』と呼ばれる女。
リュウガ王国出身。
偉大な剣士であった祖父を尊敬している。
300年前、勇者と共に戦った女傑アマンダの血を引いている。
グラマー。
○ネームレス(レス)
Aランク冒険者、名無しの男。
『双刃のレス』と呼ばれる片角を失ったの魔族の男。
パーティでは斥候役を担当。
大怪我をして死に掛けていた所を山奥の村に住む人々に助けられるが、記憶を失い自らの名前すら思い出せない。
記憶を失ったまま十年以上村で暮らしていたが3年程前に村を訪れたユリ達と出会い冒険者になった。
自らの記憶を探している。
○高橋 孝介
Aランク冒険者。
『幻魔のコースケ』と呼ばれる異世界から来た男。
神から貰ったチートで無双しちゃった幻獣使い。
幼馴染である優香の娘、ユリと色恋沙汰に発展してしまった事に何となく罪悪感がある。
○ユリ
Sランク冒険者、Sランクパーティ《夜空の星々》のリーダー。
『星空のユリ』と呼ばれる半魔族の少女。
少女とは言えない年齢だが少女としか言えない容姿。
親譲りのフットワークの軽さで世界を巡り、数々の功績を挙げた。
戦斧や剣、刀を始め、槍や鞭、、棍、戦輪、鎌などの数多の武器を使いこなす。
最近は魔境の上空で見つけた空飛ぶ小島の屋敷を拠点に活動している。
ー真完ー
雄叫びを上げて両腕を振り下ろすスティンガーエイプから1歩だけ距離を取り攻撃を避ける。
その動作から流れる様に身体を回転させて、遠心力の乗った尾をスティンガーエイプの身体に叩きつけた。
硬く鋭い体毛で覆われたスティンガーエイプだったが強力な一撃を放った尾には傷1つついてはいない。
リザードマンとして、強靭な鱗を生まれ持っていると言ってもAランクの魔物であるスティンガーエイプの体毛を弾く程ではない。
ならば、何故彼女の尾は無事だったのか、それは彼女の尾を包む鎧の性能がずば抜けて高いからである。
彼女の祖父が最後に戦ったSランクの魔物、マンティコアの尾から作った尾鎧は、驚く程軽く、アダマンタイトに匹敵する程硬い。
「ウグゥ……」
フラつきながら立ち上がったスティンガーエイプにリザードマンの女性が声を掛ける。
「あんたに恨みはない。
けど、あんたが此処にいるのは迷惑なのよ」
リザードマンの女性はチラリと背後に視線をやる。
そこには、魔族の男達が鍬や鎌などを手に震えている。
魔境の中にある小さな魔族の農村で、暴れていたスティンガーエイプをたまたま近くを通りかかった冒険者が親切心から討伐を申し出たのだ。
「獅子戸流、疾風」
一瞬、リザードマンの姿が掻き消えた様にぶれる。
すると、一拍置いてからスティンガーエイプの首が落ちた。
「「「わぁぁあ!!」」」
喜びの声を上げる村人達にリザードマンの冒険者は笑みを浮かべる。
ガサッ!
「 ⁉︎ 」
草を踏む事に敏感に反応したリザードマンは村人達を庇う様に剣を構える。
その姿を見て、村人達も慌てて身構えた。
しかし、こちらに向かって来ている者の正体を見てリザードマンは構えを解く。
「やぁ、待たせたねモミジさん」
「レス、そっちはどうだった?」
リザードマンの冒険者モミジは同じパーティに属する魔族の男レスに尋ねた。
「森で1匹、スティンガーエイプが居たよ。
多分つがいだったんじゃないかな?
一応、始末して置いたけど」
「そうか、可哀想だが放置すると村人に被害が出るかも知れないしな」
「あ、あの……この度は大変お世話になりました。
しかし……その……我々の村は貧しく……ろくにお礼も……」
「ああ、気にする事はない。
たまたま近くに用が有っただけだからな。
高ランク冒険者として当然の事だ」
モミジは村長であろう男に軽く告げる。
「このスティンガーエイプは置いて行くから、素材を売って次に何かあった時に冒険者を雇ったりする資金にでもすると良い」
「そ、そこまでして頂いて宜しいのですか?」
「ああ、レスが倒したスティンガーエイプだけで十分な収入だ」
そう言って素材の権利を譲ったモミジとレスは村人達に大変感謝された。
「では僕達はこれで」
「しかし、もう直ぐ暗くなりますよ?
今晩は村に泊まって行かれた方が……」
「いや、少々寄り道をしてしまったからな。
私達ならば心配は要らない」
そう言うとモミジは懐から取り出した角笛を吹いた。
すると、目の前に大きな魔方陣が現れて蝙蝠の羽を持つ巨大な蛇、幻獣であるケツァルコアトルが現れる。
モミジがパーティメンバーでもある友人から借りている幻獣である。
ケツァルコアトルに跨った2人は手を振る村人達に答えながら空へと舞い上がって行った。
まるで貴族が住む様な大きな屋敷の廊下をモミジとレスは歩く。
この屋敷はモミジとレスが所属する冒険者パーティの拠点だ。
「お帰りなさいませ、モミジ様、ネームレス様」
「ただいま、ハル」
「ただいま戻りました」
2人に声をかけたのはメイド服を着た何処か儚げな女性だった。
「ハルにお土産があるんだ、ほら」
モミジはマジックバッグから取り出した髪飾りをハルに付けてやる。
「似合うじゃないか」
「ありがとうございます、モミジ様」
彼女のお陰でこの屋敷はいつも心地よい状態が保たれているのだ。
パーティメンバーは偶にこうしてお土産を持ち帰る。
「2人とも帰って来てるのかな?」
「はい、お二人とも既に戻られております」
ハルにお礼を言って居間に向かう。
ガチャ
「ん、ああ、モミジとレスか。
お帰り」
ソファに座っていた黒髪に黒い瞳の男が2人に気付く。
「ああ、コースケ。
そっちはどうだったんだい?」
「問題なく手に入れたぞ」
孝介はいくつかの木の実を取り出してテーブルに置く。
「流石だな」
モミジとレスもそれぞれ木の実や鉱石などをテーブルに並べた。
ガチャ
「おや、モミジ、レス、戻っていたのですね」
新たに部屋に入って来たのはモミジ達のパーティのリーダーである少女だ。
孝介と同じ黒髪、黒眼であり、薄いキャラメル色の肌と額に小さな角を持つ半魔族の少女ユリも懐から自分が手に入れた素材を取り出す。
「ユリ、これで優香への土産は十分じゃ無いか?」
「そうですね、これだけあればお母さんも喜んでくれるでしょう」
数年振りに会いに行く母へのお土産を集めていたのだ。
父への土産が無いが、何時もの事なのでユリも孝介も特に気にした様子はなかった。
旅支度を整えたユリ達は屋敷から出る。
「では……」
ユリはマジックバッグから馬車を取り出す。
見るからに普通とは違う力を感じる馬車だ。
ダンジョンの奥で手に入れた物で、この馬車自体がマジックアイテムである。
そして、この馬車を引くのは…………
「契約により顕現せよ 天翔ける白馬よ 幻獣召喚『天馬』」
孝介の幻獣召喚魔法によって呼び出された異界の存在、ペガサスである。
「向こうに帰るのは久しぶりだね」
「はぁ、また優香とザジに会うのか……」
「良い加減諦めて下さい、コースケ。
レスさんは向こうについて何か思い出したりはしませんか?」
「う~ん、どうだろう?
でも、ミルミット王国と言う名前には何だか聞き覚えがある気がするんだよね?」
レスはかつては額の角が有ったであろう傷跡をなでる。
「じゃあ、もしかしたら何か記憶を取り戻す切っ掛けが掴めるかも知れませんね」
口々に言いながら馬車に乗り込んで行く。
「じゃあ行くぞ?」
御者席に座った孝介はペガサスの手綱を握る。
「皆様、行ってらっしゃいませ」
ぺこりと頭を下げるハルに手を振りペガサスは走らせる。
すると直ぐに足場が消える。
魔境の空高くに存在する小さな浮遊する島に立てられた屋敷から飛び出した馬車は、牽引するペガサスに引かれ空を進む。
Sランクパーティ《夜空の星々》を乗せて……
ー完ー
【おまけ:人物紹介】
○ハル
古代魔法文明の時代に立てられた、とある科学者の隠れ家であった屋敷に住み着いた屋敷精霊。
主人が外出中屋敷を守る。
○モミジ
Aランク冒険者、獅子戸流剣術皆伝。
『嵐刃のモミジ』と呼ばれる女。
リュウガ王国出身。
偉大な剣士であった祖父を尊敬している。
300年前、勇者と共に戦った女傑アマンダの血を引いている。
グラマー。
○ネームレス(レス)
Aランク冒険者、名無しの男。
『双刃のレス』と呼ばれる片角を失ったの魔族の男。
パーティでは斥候役を担当。
大怪我をして死に掛けていた所を山奥の村に住む人々に助けられるが、記憶を失い自らの名前すら思い出せない。
記憶を失ったまま十年以上村で暮らしていたが3年程前に村を訪れたユリ達と出会い冒険者になった。
自らの記憶を探している。
○高橋 孝介
Aランク冒険者。
『幻魔のコースケ』と呼ばれる異世界から来た男。
神から貰ったチートで無双しちゃった幻獣使い。
幼馴染である優香の娘、ユリと色恋沙汰に発展してしまった事に何となく罪悪感がある。
○ユリ
Sランク冒険者、Sランクパーティ《夜空の星々》のリーダー。
『星空のユリ』と呼ばれる半魔族の少女。
少女とは言えない年齢だが少女としか言えない容姿。
親譲りのフットワークの軽さで世界を巡り、数々の功績を挙げた。
戦斧や剣、刀を始め、槍や鞭、、棍、戦輪、鎌などの数多の武器を使いこなす。
最近は魔境の上空で見つけた空飛ぶ小島の屋敷を拠点に活動している。
ー真完ー
36
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(890件)
あなたにおすすめの小説
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
誤字?
第2部 91話
【使命】依頼
【指名】では?
ご指摘ありがとうございます。
修正しました。
m(_ _)m
神々の間でメタボがブームらしいです❗️
ユウ
「暑苦しい❗️」
完結おめでとうございます。
ユウいつの間に結婚?子供?話の転回にビックリ!!
戦争が終わってからの話が楽しみだったのですが…
そこのところ読みたかったです!