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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第1部 《漆黒の少女》
103話 分配とわたし
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窓から差し込む朝の日差しを浴びて、わたしは目を覚ましました。
ここは、子爵邸の客間のベッドの上です。
ラグラーナを討伐し、後始末をギルドに任せて、軽く水浴びをした後、倒れこむ様に眠りに就きました。
水中での行動は全身運動なのか、超身体強化の使用も相まって凄まじい疲労に襲われたのです。
もう少し寝ていたい所ですが、空腹に逆らえずベッドから這い出ると、夜天のローブを羽織り部屋を出ます。
すると、部屋のすぐ外でシムさんに出会いました。
「おはようございます、ユウ様」
「おはようございます」
「随分とお疲れだったようですね。
そろそろ、メイドに起こしに行かせようと思っていたのですよ」
「わたしはどれくらい眠っていましたか?」
「丸1日程です」
「え⁉︎ そんなに眠っていましたか」
「はい、何度か様子を見にメイドを向かわせましたが、お疲れだったのかずっと目を覚まさなかったのです」
「そうでしたか、どうりでお腹が空くはずです」
「朝食のご用意ができておりますので、食堂にお越し下さい」
わたしは食堂に移動して朝食を頂きます。
「ユウ様、冒険者ギルドより、連絡が来ております」
食後に紅茶を飲んでるとシムさんが冒険者ギルドからの言伝を伝えてくれました。
目が覚めたらギルドに来るようにとの事です。
まだ、少しダルいのですが、仕方ありません。
食後の運動がてら冒険者ギルドに向かいましょう。
「お待ちしておりましたユウさん」
ギルドに入ると受付嬢さんに迎えられました。
「2階の会議室でギルドマスターがお待ちです」
「はい、分かりました」
2階に上がり、会議室をノックします。
「誰だ?」
「ユウです」
「入れ」
会議室に入ると討伐会議の時に会ったギルドマスターと《無垢なる愛》の3人が居ました。
「あらユウちゃん、目が覚めたのね」
「なかなか起きないと聞いたから心配したわ」
「身体は大丈夫なの?」
「はい、ご心配お掛けしました。
かなり消耗の激しい技を使ったので回復に時間が掛かったのです」
「まぁ、なんにせよ無事で良かった。
それで、報酬の話なんだが、当然今回の討伐の最大の功労者はユウだ。
ラグラーナの素材の優先権はお前さんにある。
ギルドが公平に分配しても良いが、何か希望があれば言ってくれ」
「そうですね…………あの鋭い鼻先と鱗は欲しいですね。
あと、肉は食べられるのですか?」
「ああ、ブレードフィッシュはなかなか美味いらしい」
「では肉もいくらか欲しいですね。
可能ですか?」
「ああ、辺りを警備したり、浅瀬を深くしたりした冒険者達の報酬は金銭で支払われるからな、ラグラーナの素材は直接戦ったユウと《無垢なる愛》で分ければいい」
「アイゼンさん達は欲しい部位は有りますか?」
「そうね、鱗を何枚かとヒレを三枚、後は肉を食べてみたいわね」
「では、わたしは鼻先と尾ビレ、アイゼンさん達は背ビレと胸ビレ、鱗と肉は4人で山分けでどうですか?」
「ん~それだとあたし達が貰いすぎね。
鱗と肉はあたし達とユウちゃんで5:5ってところかしら」
「そうね、あたし達とユウちゃんでは危険度が違ったわ」
「あたしもそれで良いと思うわ」
「そうですか? わたしは山分けで良いと思うのですが?」
「良いのよ、ギルドからの報酬も出るしね」
わたしは有難く素材を頂く事にしました。
「では、コレがギルドからの報酬だ」
ギルドマスターはわたしと《無垢なる愛》の3人に、革袋に入ったお金を渡しました。
かなりの金額ですね。
やはり、高ランクの、魔物の討伐はお金になります。
「4人とも、ご苦労だった。
ユウとドミニク、トロンは報酬に加えてギルドへの貢献度も加えられる。
この、港が使えなくなるとミルガンの街が維持出来ないからな」
「ありがとうございます」
「これでまたAランクに近づいたわね」
「でも、油断しちゃダメよ。
調子が良い時が1番危ないからね」
トロンさんの言うことは最もです。
わたしは調子に乗りやすいので気をつけないといけませんね。
流行りのネット小説では、異世界に転移した主人公は高ランクになって、有名になるのを嫌がる場合がほとんどですが、アレは不自然ではないでしょうか?
大体、有名になると面倒ごとがやって来るとか、貴族や王族に目を付けられるからだと言われていますが、高ランクに上がってしっかりと地位を固めた方がバカな貴族などに手出しされ辛いと思います。
今回の功績だけでは、Aランクに上がる試験を受けることは出来ませんでしたが、このペースで功績を挙げて行けばそう遠くない内にAランク試験を受ける事が出来るかも知れませんね。
ここは、子爵邸の客間のベッドの上です。
ラグラーナを討伐し、後始末をギルドに任せて、軽く水浴びをした後、倒れこむ様に眠りに就きました。
水中での行動は全身運動なのか、超身体強化の使用も相まって凄まじい疲労に襲われたのです。
もう少し寝ていたい所ですが、空腹に逆らえずベッドから這い出ると、夜天のローブを羽織り部屋を出ます。
すると、部屋のすぐ外でシムさんに出会いました。
「おはようございます、ユウ様」
「おはようございます」
「随分とお疲れだったようですね。
そろそろ、メイドに起こしに行かせようと思っていたのですよ」
「わたしはどれくらい眠っていましたか?」
「丸1日程です」
「え⁉︎ そんなに眠っていましたか」
「はい、何度か様子を見にメイドを向かわせましたが、お疲れだったのかずっと目を覚まさなかったのです」
「そうでしたか、どうりでお腹が空くはずです」
「朝食のご用意ができておりますので、食堂にお越し下さい」
わたしは食堂に移動して朝食を頂きます。
「ユウ様、冒険者ギルドより、連絡が来ております」
食後に紅茶を飲んでるとシムさんが冒険者ギルドからの言伝を伝えてくれました。
目が覚めたらギルドに来るようにとの事です。
まだ、少しダルいのですが、仕方ありません。
食後の運動がてら冒険者ギルドに向かいましょう。
「お待ちしておりましたユウさん」
ギルドに入ると受付嬢さんに迎えられました。
「2階の会議室でギルドマスターがお待ちです」
「はい、分かりました」
2階に上がり、会議室をノックします。
「誰だ?」
「ユウです」
「入れ」
会議室に入ると討伐会議の時に会ったギルドマスターと《無垢なる愛》の3人が居ました。
「あらユウちゃん、目が覚めたのね」
「なかなか起きないと聞いたから心配したわ」
「身体は大丈夫なの?」
「はい、ご心配お掛けしました。
かなり消耗の激しい技を使ったので回復に時間が掛かったのです」
「まぁ、なんにせよ無事で良かった。
それで、報酬の話なんだが、当然今回の討伐の最大の功労者はユウだ。
ラグラーナの素材の優先権はお前さんにある。
ギルドが公平に分配しても良いが、何か希望があれば言ってくれ」
「そうですね…………あの鋭い鼻先と鱗は欲しいですね。
あと、肉は食べられるのですか?」
「ああ、ブレードフィッシュはなかなか美味いらしい」
「では肉もいくらか欲しいですね。
可能ですか?」
「ああ、辺りを警備したり、浅瀬を深くしたりした冒険者達の報酬は金銭で支払われるからな、ラグラーナの素材は直接戦ったユウと《無垢なる愛》で分ければいい」
「アイゼンさん達は欲しい部位は有りますか?」
「そうね、鱗を何枚かとヒレを三枚、後は肉を食べてみたいわね」
「では、わたしは鼻先と尾ビレ、アイゼンさん達は背ビレと胸ビレ、鱗と肉は4人で山分けでどうですか?」
「ん~それだとあたし達が貰いすぎね。
鱗と肉はあたし達とユウちゃんで5:5ってところかしら」
「そうね、あたし達とユウちゃんでは危険度が違ったわ」
「あたしもそれで良いと思うわ」
「そうですか? わたしは山分けで良いと思うのですが?」
「良いのよ、ギルドからの報酬も出るしね」
わたしは有難く素材を頂く事にしました。
「では、コレがギルドからの報酬だ」
ギルドマスターはわたしと《無垢なる愛》の3人に、革袋に入ったお金を渡しました。
かなりの金額ですね。
やはり、高ランクの、魔物の討伐はお金になります。
「4人とも、ご苦労だった。
ユウとドミニク、トロンは報酬に加えてギルドへの貢献度も加えられる。
この、港が使えなくなるとミルガンの街が維持出来ないからな」
「ありがとうございます」
「これでまたAランクに近づいたわね」
「でも、油断しちゃダメよ。
調子が良い時が1番危ないからね」
トロンさんの言うことは最もです。
わたしは調子に乗りやすいので気をつけないといけませんね。
流行りのネット小説では、異世界に転移した主人公は高ランクになって、有名になるのを嫌がる場合がほとんどですが、アレは不自然ではないでしょうか?
大体、有名になると面倒ごとがやって来るとか、貴族や王族に目を付けられるからだと言われていますが、高ランクに上がってしっかりと地位を固めた方がバカな貴族などに手出しされ辛いと思います。
今回の功績だけでは、Aランクに上がる試験を受けることは出来ませんでしたが、このペースで功績を挙げて行けばそう遠くない内にAランク試験を受ける事が出来るかも知れませんね。
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