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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第1部 《漆黒の少女》
48話 教会とわたし
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かなりの実力者なのは間違いないと分かっていましたが、まさか、Sランク冒険者だとは思いませんでした。
Sランクとは人の身で辿り着ける頂点、人類と言う種としての極限に至った冒険者達です。
幼い頃、大賢者に見出され、ありとあらゆる魔術、呪術に精通し、魔導の真髄を極めた魔法使い、『深淵の魔導師』
かつて勇者と共に邪神と戦い、世界を平和に導いた英雄の弟子であり、人の領域を超えた剣技を持つと言う『神域の剣士』
そして、数々の困難を乗り越え、数多の偉業を成し遂げて尚、自由と冒険を愛し、栄光を体現する者、『至高の冒険者』
かれらは、魔族との戦いで人類を守る、人類の守護者として人々から尊敬を集めています。
普段、ギルドのカウンターでダラダラしているリゼさんがまさか、そんな偉人だったとは、驚くなと言うには無理があります。
「まっ、これでユウちゃんはBランク冒険者だから、これからも頑張ってね」
「Bランク以上の冒険者には依頼受注に制限がないですから、もし、溜まってしまった依頼などがあれば慈善活動として受けて頂けると嬉しいです」
Bランク以上は上下1つと言う依頼の制限が無くなるのですね。
前にラティさんが高ランク冒険者が慈善活動として溜まった依頼を受けてくれる事があると言っていたのはこの事ですね。
「はい、任せてください」
「では今日はゆっくり休んでください」
「じゃあね、ユウちゃん」
「あ、リゼさん! 貴女はまだ仕事が残っていますよ!」
2人は騒々しく部屋を出て行きました。
しかし、いくら格上の相手だったと言っても、手も足も出ないとは思いませんでした。
Aランクの魔物、エンシェントトレントにもギリギリでしたし、わたしもまだまだパワーアップする必要が有ります。
取り敢えず、せっかくBランクになったので、明後日、何か依頼を受けてみようと思います。
明日は多分宿で動けません。
予想通り、1日宿で眠って過ごし、今日はギルドにやって来ました。
いつも通りバカを沈めたわたしはBランクのクエストボードを上から下まで舐める様に見て行きます。
「どれも良いですね。
《風魔石の納品》か《オーガ5体の討伐》にしましょうか。
どちらが良いか悩みますね」
悩みましたが《風魔石の納品》にする事にしました。
カウンターにはまたフューイ代理から逃げて来たのか、リゼさんがダラっとしています。
「リゼさん、この依頼をお願いします」
「あら、ユウちゃん。
昨日の今日でもう依頼を受けるの?
頑張り屋さんね、偉いわぁ。
仕事ばかりじゃなくて、人生楽しまなきゃダメよ?」
この人は本当に人類の守護者とか言われる偉人なんでしょうか?
「この依頼は先ず依頼人に会って説明を受けてから出発してね。
はい、地図。
ここに依頼人が居るから」
リゼさんから紙切れを受け取ります。
「ありがとうございます」
「気をつけるのよぉ」
ダラっと手を振るリゼさんに見送られ依頼人の元に向かいます。
もう少しでお昼と言った時間、今、ガストの街は朝の賑わいと夜の騒がしさの中間に有ります。
教会に併設された孤児院からは子供達の声が聞こえてきます。
「そう言えばわたし、教会で祈った事無いですね」
…………これは不味いのでは無いでしょうか?
一応、わたしは神様のご厚意(趣味)で2度目の命を与えて貰ったのだから、少しは感謝とかを述べた方が良いのでは無いでしょうか?
「……急ぐ依頼でも無いですしね」
少し教会に寄り道する事にしました。
わたしが立ち寄ったのは小さめで、古そうな教会ですが、掃除は行き届いていて、椅子などの備品も大切に使われているようです。
「こんにちは、今日は何の御用でしょうか?」
15歳くらいのシスターが笑顔で話しかけて来ました。
「えーと、少し、お祈りに」
「そうですか、ごゆっくり」
教会の中には何人かの市民がお祈りをしていました。
わたしも見様見真似でお祈りをします。
神様、わたしを異世界に連れて来てくれてありがとうございます。
おかげで第2の人生を楽しんでいます。
『いやぁ、君の方こそ転移早々、大活躍だったみたいじゃないか。
君のお陰で街が1つ助かったし、私が加護を与えた少女の命も救われたよ。
ありがとう』
「ひゃ!?」
「ど、どうかされましたか?」
わたしの奇声にシスターが驚き、戸惑いながら声を掛けて来ました。
「い、いえ、何でも無いです」
『こらこら、シスターを驚かしてはいけないよ』
いえ……すみません。
まさか神様の返事が聞こえて来るとは思っていませんでしたからつい、驚いて声を上げてしまいました。
まさか、こんなカタチで神様とコンタクトする事になるとは思いませんでした。
Sランクとは人の身で辿り着ける頂点、人類と言う種としての極限に至った冒険者達です。
幼い頃、大賢者に見出され、ありとあらゆる魔術、呪術に精通し、魔導の真髄を極めた魔法使い、『深淵の魔導師』
かつて勇者と共に邪神と戦い、世界を平和に導いた英雄の弟子であり、人の領域を超えた剣技を持つと言う『神域の剣士』
そして、数々の困難を乗り越え、数多の偉業を成し遂げて尚、自由と冒険を愛し、栄光を体現する者、『至高の冒険者』
かれらは、魔族との戦いで人類を守る、人類の守護者として人々から尊敬を集めています。
普段、ギルドのカウンターでダラダラしているリゼさんがまさか、そんな偉人だったとは、驚くなと言うには無理があります。
「まっ、これでユウちゃんはBランク冒険者だから、これからも頑張ってね」
「Bランク以上の冒険者には依頼受注に制限がないですから、もし、溜まってしまった依頼などがあれば慈善活動として受けて頂けると嬉しいです」
Bランク以上は上下1つと言う依頼の制限が無くなるのですね。
前にラティさんが高ランク冒険者が慈善活動として溜まった依頼を受けてくれる事があると言っていたのはこの事ですね。
「はい、任せてください」
「では今日はゆっくり休んでください」
「じゃあね、ユウちゃん」
「あ、リゼさん! 貴女はまだ仕事が残っていますよ!」
2人は騒々しく部屋を出て行きました。
しかし、いくら格上の相手だったと言っても、手も足も出ないとは思いませんでした。
Aランクの魔物、エンシェントトレントにもギリギリでしたし、わたしもまだまだパワーアップする必要が有ります。
取り敢えず、せっかくBランクになったので、明後日、何か依頼を受けてみようと思います。
明日は多分宿で動けません。
予想通り、1日宿で眠って過ごし、今日はギルドにやって来ました。
いつも通りバカを沈めたわたしはBランクのクエストボードを上から下まで舐める様に見て行きます。
「どれも良いですね。
《風魔石の納品》か《オーガ5体の討伐》にしましょうか。
どちらが良いか悩みますね」
悩みましたが《風魔石の納品》にする事にしました。
カウンターにはまたフューイ代理から逃げて来たのか、リゼさんがダラっとしています。
「リゼさん、この依頼をお願いします」
「あら、ユウちゃん。
昨日の今日でもう依頼を受けるの?
頑張り屋さんね、偉いわぁ。
仕事ばかりじゃなくて、人生楽しまなきゃダメよ?」
この人は本当に人類の守護者とか言われる偉人なんでしょうか?
「この依頼は先ず依頼人に会って説明を受けてから出発してね。
はい、地図。
ここに依頼人が居るから」
リゼさんから紙切れを受け取ります。
「ありがとうございます」
「気をつけるのよぉ」
ダラっと手を振るリゼさんに見送られ依頼人の元に向かいます。
もう少しでお昼と言った時間、今、ガストの街は朝の賑わいと夜の騒がしさの中間に有ります。
教会に併設された孤児院からは子供達の声が聞こえてきます。
「そう言えばわたし、教会で祈った事無いですね」
…………これは不味いのでは無いでしょうか?
一応、わたしは神様のご厚意(趣味)で2度目の命を与えて貰ったのだから、少しは感謝とかを述べた方が良いのでは無いでしょうか?
「……急ぐ依頼でも無いですしね」
少し教会に寄り道する事にしました。
わたしが立ち寄ったのは小さめで、古そうな教会ですが、掃除は行き届いていて、椅子などの備品も大切に使われているようです。
「こんにちは、今日は何の御用でしょうか?」
15歳くらいのシスターが笑顔で話しかけて来ました。
「えーと、少し、お祈りに」
「そうですか、ごゆっくり」
教会の中には何人かの市民がお祈りをしていました。
わたしも見様見真似でお祈りをします。
神様、わたしを異世界に連れて来てくれてありがとうございます。
おかげで第2の人生を楽しんでいます。
『いやぁ、君の方こそ転移早々、大活躍だったみたいじゃないか。
君のお陰で街が1つ助かったし、私が加護を与えた少女の命も救われたよ。
ありがとう』
「ひゃ!?」
「ど、どうかされましたか?」
わたしの奇声にシスターが驚き、戸惑いながら声を掛けて来ました。
「い、いえ、何でも無いです」
『こらこら、シスターを驚かしてはいけないよ』
いえ……すみません。
まさか神様の返事が聞こえて来るとは思っていませんでしたからつい、驚いて声を上げてしまいました。
まさか、こんなカタチで神様とコンタクトする事になるとは思いませんでした。
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