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外伝 ~ヨツバ王国編~
フェンリルとの再戦
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(何だあの黒色の渦は……収納石を使用する時に出てくる奴と似ているが、それよりあいつらは何処から現れやがった)
黒渦から出現したのは青髪の少女、銀髪の少女、獣人族の老人、最後に大剣を担いだ少年が現れた。その顔を見た瞬間、レイビは彼等の正体を見抜く。
「これはこれは……剣聖様が全員お出ましか」
「……やはり、我々の情報は既に掴んでいたか」
「想定通りよ」
レイビの目の前に現れたのは剣聖であるシズネ、ジャンヌ、ロウガ、そして最後にレナが現れる。その姿を見たレイビも流石に冷や汗を流し、この面子が相手だといくらレイビでも警戒を行う。
「青の剣聖、斧の剣聖、獣の剣聖のお出ましか……そっちの坊主もハヤテの奴とやりあっていたな。という事は、お前がレナだな」
「俺の名前を知っているのか?」
「ああ、お前の大切な叔母様からよく聞いてるぜ……言っておくが、俺に手を出せばマリアの命はないぞ」
マリアを人質にレイビはレナに脅迫を行うが、そんなレイビに対してレナは冷静に退魔刀と反鏡剣を構え、ゆっくりと近づく。その様子を見てレイビは目を見開き、堂々と近づいてくるレナに彼は怒鳴りつける。
「おい、お前の立場が分かってんのか!!俺に逆らえばマリアの命はないぞ!!」
「問題ない、今日お前が行方不明になれば叔母様が殺される事はない。お前も、その後ろの狼もここで終わりだ」
「グルルルッ……!!」
レナの姿を見てフェンリルは牙を剥き出しにして睨みつけ、以前にレナと対戦した時の事を思い出した。あの時はユニコーンの邪魔を受けて逃がしてしまったが、今回は逃がさないとばかりに唸り声をあげる。その様子を見てレイビは笑みを浮かべ、自分にはまだ伝説の魔獣が残っている事を思い出す。
「へっ、てめえのような威勢の良いガキは嫌いじゃねえが……ここで死ね!!」
「邪魔」
会話の際中にレイビは両手の風鞭を振るい、左右からレナに攻撃を仕掛けた。通常の鞭でも達人が使用すれば先端の速度は音速を超えると言われるが、レイビの動作を見抜いて攻撃の軌道を予測したレナは両手の剣を振り抜き、鞭を切り裂く。
自分の斬られた鞭にレイビが呆然とした表情を浮かべ、今までに鞭を塞がれたり、避けられる事はあっても反撃を受けたことはなく、一体何が起きたのかレイビは理解に時間が掛かる。その隙にレナはレイビの背後に存在するフェンリルに視線を向け、気付かれないように空間魔法を発動させて黒渦をフェンリルから離れた場所で誕生させる。
「なっ……ば、馬鹿なっ!?」
「こんな玩具で本当に俺達をどうにか出来ると思っていたの?お前なんか相手にならない、ギンタロウさんの足元にも及ばないな」
「て、てめえっ……!!」
風鞭を一瞬で無効化したレナは挑発するようにレイビに言葉を掛けると、自分の自慢の武器を切り裂かれたレイビは怒りを露わにしてフェンリルに合図を出す。
「フェンリル!!こいつらの鼓膜を潰せ!!」
「させるかっ!!ダイン、ゴンちゃん!!」
「よ、よしっ!!」
「ぬんっ!!」
「ウォンッ!?」
レイビの命令を受けたフェンリルが咆哮を放つ前にレナはフェンリルから少し離れた位置に出現させた黒渦に合図を送ると、ダインとゴンゾウが飛び出してフェンリルの元へ向かう。唐突に現れた二人にフェンリルは戸惑うが、その隙を逃さずにダインが先に影魔法を仕掛けた。
「シャドウ・バインド!!」
「ガアッ……!?」
「何だと!?」
ダインが地面に杖を突き刺した瞬間に無数の黒い影が伸びてフェンリルの肉体を拘束し、動作を封じる。口元の部分にも影が巻き付き、動けないように固定化させる。奇襲が成功してフェンリルに不意打ちを仕掛けられた事、現在の時間帯が深夜である事からダインの影魔法が最も効果を発揮する事、そして彼に宿った「闇の聖痕」が影魔法を最大限に強化させて伝説の魔獣を封じ込める。
「フェンリル!?何をやってやがる!!」
「ッ……!?」
「うおおおおっ!!」
フェンリルは必死に影魔法を引き剥がそうとするが力ではどうしようも出来ず、その間にゴンゾウが駆け出すと彼は「鬼人化」を発動させて限界まで肉体能力を強化させると、フェンリルの胴体に向けて一撃を与えた。
「金剛撃!!」
「アガァッ……!?」
「ば、馬鹿なっ!?」
ゴンゾウの最大の一撃がフェンリルの巨体を倒す。最も耐久力に関しても竜種に負けず劣らずのフェンリルはゴンゾウの一撃を受けても致命傷までには至らず、体勢を崩した程度で済む。だが、その隙を剣聖達は見逃さず、全員が同時に駆け出して一撃を加えた。
「零距離、刺突!!」
「回転!!」
「和風牙!!」
「オアッ……!?」
「や、止めろぉおおおっ!!」
フェンリルの肉体に次々と剣聖達は戦技を与え、地面に血飛沫が舞う。その光景を見てレイビは悲鳴をあげてフェンリルを救おうとしたが、そんな彼の背後からレナは接近して退魔刀を振り翳す。
黒渦から出現したのは青髪の少女、銀髪の少女、獣人族の老人、最後に大剣を担いだ少年が現れた。その顔を見た瞬間、レイビは彼等の正体を見抜く。
「これはこれは……剣聖様が全員お出ましか」
「……やはり、我々の情報は既に掴んでいたか」
「想定通りよ」
レイビの目の前に現れたのは剣聖であるシズネ、ジャンヌ、ロウガ、そして最後にレナが現れる。その姿を見たレイビも流石に冷や汗を流し、この面子が相手だといくらレイビでも警戒を行う。
「青の剣聖、斧の剣聖、獣の剣聖のお出ましか……そっちの坊主もハヤテの奴とやりあっていたな。という事は、お前がレナだな」
「俺の名前を知っているのか?」
「ああ、お前の大切な叔母様からよく聞いてるぜ……言っておくが、俺に手を出せばマリアの命はないぞ」
マリアを人質にレイビはレナに脅迫を行うが、そんなレイビに対してレナは冷静に退魔刀と反鏡剣を構え、ゆっくりと近づく。その様子を見てレイビは目を見開き、堂々と近づいてくるレナに彼は怒鳴りつける。
「おい、お前の立場が分かってんのか!!俺に逆らえばマリアの命はないぞ!!」
「問題ない、今日お前が行方不明になれば叔母様が殺される事はない。お前も、その後ろの狼もここで終わりだ」
「グルルルッ……!!」
レナの姿を見てフェンリルは牙を剥き出しにして睨みつけ、以前にレナと対戦した時の事を思い出した。あの時はユニコーンの邪魔を受けて逃がしてしまったが、今回は逃がさないとばかりに唸り声をあげる。その様子を見てレイビは笑みを浮かべ、自分にはまだ伝説の魔獣が残っている事を思い出す。
「へっ、てめえのような威勢の良いガキは嫌いじゃねえが……ここで死ね!!」
「邪魔」
会話の際中にレイビは両手の風鞭を振るい、左右からレナに攻撃を仕掛けた。通常の鞭でも達人が使用すれば先端の速度は音速を超えると言われるが、レイビの動作を見抜いて攻撃の軌道を予測したレナは両手の剣を振り抜き、鞭を切り裂く。
自分の斬られた鞭にレイビが呆然とした表情を浮かべ、今までに鞭を塞がれたり、避けられる事はあっても反撃を受けたことはなく、一体何が起きたのかレイビは理解に時間が掛かる。その隙にレナはレイビの背後に存在するフェンリルに視線を向け、気付かれないように空間魔法を発動させて黒渦をフェンリルから離れた場所で誕生させる。
「なっ……ば、馬鹿なっ!?」
「こんな玩具で本当に俺達をどうにか出来ると思っていたの?お前なんか相手にならない、ギンタロウさんの足元にも及ばないな」
「て、てめえっ……!!」
風鞭を一瞬で無効化したレナは挑発するようにレイビに言葉を掛けると、自分の自慢の武器を切り裂かれたレイビは怒りを露わにしてフェンリルに合図を出す。
「フェンリル!!こいつらの鼓膜を潰せ!!」
「させるかっ!!ダイン、ゴンちゃん!!」
「よ、よしっ!!」
「ぬんっ!!」
「ウォンッ!?」
レイビの命令を受けたフェンリルが咆哮を放つ前にレナはフェンリルから少し離れた位置に出現させた黒渦に合図を送ると、ダインとゴンゾウが飛び出してフェンリルの元へ向かう。唐突に現れた二人にフェンリルは戸惑うが、その隙を逃さずにダインが先に影魔法を仕掛けた。
「シャドウ・バインド!!」
「ガアッ……!?」
「何だと!?」
ダインが地面に杖を突き刺した瞬間に無数の黒い影が伸びてフェンリルの肉体を拘束し、動作を封じる。口元の部分にも影が巻き付き、動けないように固定化させる。奇襲が成功してフェンリルに不意打ちを仕掛けられた事、現在の時間帯が深夜である事からダインの影魔法が最も効果を発揮する事、そして彼に宿った「闇の聖痕」が影魔法を最大限に強化させて伝説の魔獣を封じ込める。
「フェンリル!?何をやってやがる!!」
「ッ……!?」
「うおおおおっ!!」
フェンリルは必死に影魔法を引き剥がそうとするが力ではどうしようも出来ず、その間にゴンゾウが駆け出すと彼は「鬼人化」を発動させて限界まで肉体能力を強化させると、フェンリルの胴体に向けて一撃を与えた。
「金剛撃!!」
「アガァッ……!?」
「ば、馬鹿なっ!?」
ゴンゾウの最大の一撃がフェンリルの巨体を倒す。最も耐久力に関しても竜種に負けず劣らずのフェンリルはゴンゾウの一撃を受けても致命傷までには至らず、体勢を崩した程度で済む。だが、その隙を剣聖達は見逃さず、全員が同時に駆け出して一撃を加えた。
「零距離、刺突!!」
「回転!!」
「和風牙!!」
「オアッ……!?」
「や、止めろぉおおおっ!!」
フェンリルの肉体に次々と剣聖達は戦技を与え、地面に血飛沫が舞う。その光景を見てレイビは悲鳴をあげてフェンリルを救おうとしたが、そんな彼の背後からレナは接近して退魔刀を振り翳す。
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