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S級冒険者編
セイソウミン
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『かくかくしかじかほねほね~(事情説明)』
「ぷるるるっ……」
「……言葉、伝わってるのかな?」
「大丈夫、スライムは頭いいから問題ない。スラミンもヒトミンもプルミンも人間の言葉は理解してる」
「可愛いわね……連れて帰れないのかしら」
「シズネ、ああいうのが好きなのか……なんか意外だな」
「う、うるさいわよ!!」
ホネミンはセイソウミンに事情を話し、自分たちに協力するように頼みこむ。手乗りサイズのスライムに全身が光り輝く少女が助力を乞うという奇異な光景にレナ達はそれぞれの感想を告げるが、やがてセイソウミン(仮名)は湖の元へと引き返す。
「ぷるるるっ」
「あ、ちょっと!?湖に逃げちゃうわよ?」
『大丈夫です、仲間を呼んでくるそうですから』
「仲間?」
セイソウミンは湖の中に飛び込むと、しばらく時間が経過した後に6体のセイソウミンが姿を現した。それぞれが同程度の大きさで表情も似ているが、その中でも特につぶらな瞳のスライムがホネミンの元へ向かう。
『ぷるるるっ!!』
「うわっ!?分裂した!?」
「違う、全員が別のスライム」
「か、可愛いわ」
「ぷるるるっ」
「えっと、家族を連れてきたそうです。ちなみにこっちがお兄さんで……」
「いや、見分け付かないんですけど!!」
ホネミンは全員の紹介を行おうとしたがレナ達では見分けがつかず、結局は1人に付き、1匹が協力してくれるらしい。レナの肩の上にセイソウミンの1体が乗り込み、頬ずりを行う。
「ぷるるっ♪」
「おっとと……懐っこい奴だな」
「ぷるるっ」
「はうっ……み、耳は弱いから止めなさい」
セイソウミンに耳を甘噛みされたレナは力が抜けそうになるが、ちゃんという事を聞くのかセイソウミンはすぐに離れる。ちなみにレナの耳が弱いのは母親譲りでもあり、森人族の血が流れる人物は耳が弱い。他の者にもセイソウミンが張り付き、コトミンのスライムは胸に収まり、ダインのスライムは頭の上に乗っかり、ゴンゾウの場合は腕に巻き付き、ミナは腰に張り付き、シズネの場合は左肩、レナは右肩、最後にホネミンの場合は変身ベルトのように巻きつく。
「さあ、スライムさん!!いえ、セイソウミン特戦隊!!私達の身体を守ってください」
『ぷるるるっ』
「うわっ!?」
「ひゃんっ!?」
「きゃっ!?」
「おおっ……変身完了」
ホネミンの合図と共にセイソウミン達は身体を変形させ、レナ達の身体に張り付き、全身を覆いこむ。外見は特に大きな変化はないが、セイソウミンがしっかりと全身に張り付いたのは間違いなく、これならば先ほどの地下施設に挑めるはずだった。
セイソウミンは普通のスライムよりも小さく、定期的に水を与えなければならないがこれでレナ達は理論上は魔力を奪われずに済むため、再度地下施設へと目指す――
――施設に到着して早々、最初に建造物の中に近付く役を決めるためにじゃんけんを行う。今回はセイソウミンの協力があるので大丈夫だとは思われるが、絶対に安全とは言い切れないので誰か一人が先行して確かめる必要があった。
「ううっ……何で僕はこう言うときだけじゃんけんに弱いんだ」
「頑張れダイン!!」
「気を付けろ」
「男を見せなさい」
ダインは怯えた表情を浮かべながらも建造物に接近し、それをレナ達が見守る。先ほどは近づいただけで魔力を吸収されてしまったが、今回はセイソウミンの協力もあるため、ホネミンが魔力を奪われた倒れた地点まで近づいても反応はなかった。
「よ、よし……大丈夫そうだぞ!!魔力を吸収される感覚がない!!」
「そうですか……なら次の実験です!!魔法を使ってください!!」
「実験ってどういう意味だよ!?ああ、もう……分かったよ!!」
ホネミンの指示に対してダインは杖を地面に突き刺し、いつも通りに影魔法を発動させようとした。だが、残念ながら魔法を発動しようとしても外部に放出した魔力が一瞬にして飲み込まれてしまい、闇の聖痕の持ち主であるダインでさえも影魔法が発動できない事が発覚する。
「あれ?シャドウ・バインド……シャドウ・ウィップ!!シャドウマン!!」
「あ~……どうやら魔法は使えなさそうですね」
「でも、身体強化系の魔法は使えるみたいだよ」
ダインの様子を見てホネミンは残念そうに呟くが、レナはダインの元へ移動して試しに肉体を強化する支援魔法を発動させた。こちらは体内の魔力を操作して肉体を強化するので特に外部の影響を受けないのか、いつも通りに身体能力を強化する事が出来た。
どうやら外部に発生させる魔法の類だけが発現できない、というよりは魔力を奪われてかき消されてしまうらしく、試しにレナは物質変換の能力も使おうとしたが、物質を変換させる際にも魔力を使用するのが問題なのか能力を発揮できない。つまり建造物の中では魔法は使えない事だけが判明した。
「ぷるるるっ……」
「……言葉、伝わってるのかな?」
「大丈夫、スライムは頭いいから問題ない。スラミンもヒトミンもプルミンも人間の言葉は理解してる」
「可愛いわね……連れて帰れないのかしら」
「シズネ、ああいうのが好きなのか……なんか意外だな」
「う、うるさいわよ!!」
ホネミンはセイソウミンに事情を話し、自分たちに協力するように頼みこむ。手乗りサイズのスライムに全身が光り輝く少女が助力を乞うという奇異な光景にレナ達はそれぞれの感想を告げるが、やがてセイソウミン(仮名)は湖の元へと引き返す。
「ぷるるるっ」
「あ、ちょっと!?湖に逃げちゃうわよ?」
『大丈夫です、仲間を呼んでくるそうですから』
「仲間?」
セイソウミンは湖の中に飛び込むと、しばらく時間が経過した後に6体のセイソウミンが姿を現した。それぞれが同程度の大きさで表情も似ているが、その中でも特につぶらな瞳のスライムがホネミンの元へ向かう。
『ぷるるるっ!!』
「うわっ!?分裂した!?」
「違う、全員が別のスライム」
「か、可愛いわ」
「ぷるるるっ」
「えっと、家族を連れてきたそうです。ちなみにこっちがお兄さんで……」
「いや、見分け付かないんですけど!!」
ホネミンは全員の紹介を行おうとしたがレナ達では見分けがつかず、結局は1人に付き、1匹が協力してくれるらしい。レナの肩の上にセイソウミンの1体が乗り込み、頬ずりを行う。
「ぷるるっ♪」
「おっとと……懐っこい奴だな」
「ぷるるっ」
「はうっ……み、耳は弱いから止めなさい」
セイソウミンに耳を甘噛みされたレナは力が抜けそうになるが、ちゃんという事を聞くのかセイソウミンはすぐに離れる。ちなみにレナの耳が弱いのは母親譲りでもあり、森人族の血が流れる人物は耳が弱い。他の者にもセイソウミンが張り付き、コトミンのスライムは胸に収まり、ダインのスライムは頭の上に乗っかり、ゴンゾウの場合は腕に巻き付き、ミナは腰に張り付き、シズネの場合は左肩、レナは右肩、最後にホネミンの場合は変身ベルトのように巻きつく。
「さあ、スライムさん!!いえ、セイソウミン特戦隊!!私達の身体を守ってください」
『ぷるるるっ』
「うわっ!?」
「ひゃんっ!?」
「きゃっ!?」
「おおっ……変身完了」
ホネミンの合図と共にセイソウミン達は身体を変形させ、レナ達の身体に張り付き、全身を覆いこむ。外見は特に大きな変化はないが、セイソウミンがしっかりと全身に張り付いたのは間違いなく、これならば先ほどの地下施設に挑めるはずだった。
セイソウミンは普通のスライムよりも小さく、定期的に水を与えなければならないがこれでレナ達は理論上は魔力を奪われずに済むため、再度地下施設へと目指す――
――施設に到着して早々、最初に建造物の中に近付く役を決めるためにじゃんけんを行う。今回はセイソウミンの協力があるので大丈夫だとは思われるが、絶対に安全とは言い切れないので誰か一人が先行して確かめる必要があった。
「ううっ……何で僕はこう言うときだけじゃんけんに弱いんだ」
「頑張れダイン!!」
「気を付けろ」
「男を見せなさい」
ダインは怯えた表情を浮かべながらも建造物に接近し、それをレナ達が見守る。先ほどは近づいただけで魔力を吸収されてしまったが、今回はセイソウミンの協力もあるため、ホネミンが魔力を奪われた倒れた地点まで近づいても反応はなかった。
「よ、よし……大丈夫そうだぞ!!魔力を吸収される感覚がない!!」
「そうですか……なら次の実験です!!魔法を使ってください!!」
「実験ってどういう意味だよ!?ああ、もう……分かったよ!!」
ホネミンの指示に対してダインは杖を地面に突き刺し、いつも通りに影魔法を発動させようとした。だが、残念ながら魔法を発動しようとしても外部に放出した魔力が一瞬にして飲み込まれてしまい、闇の聖痕の持ち主であるダインでさえも影魔法が発動できない事が発覚する。
「あれ?シャドウ・バインド……シャドウ・ウィップ!!シャドウマン!!」
「あ~……どうやら魔法は使えなさそうですね」
「でも、身体強化系の魔法は使えるみたいだよ」
ダインの様子を見てホネミンは残念そうに呟くが、レナはダインの元へ移動して試しに肉体を強化する支援魔法を発動させた。こちらは体内の魔力を操作して肉体を強化するので特に外部の影響を受けないのか、いつも通りに身体能力を強化する事が出来た。
どうやら外部に発生させる魔法の類だけが発現できない、というよりは魔力を奪われてかき消されてしまうらしく、試しにレナは物質変換の能力も使おうとしたが、物質を変換させる際にも魔力を使用するのが問題なのか能力を発揮できない。つまり建造物の中では魔法は使えない事だけが判明した。
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