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真・闘技祭 本選編
聖痕の血族
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「コトミン、どうして今まで黙ってたんだ?聖痕の所有者を探していたなんて知らなかった」
「……正直に言えば見つかるとは思わなかった。この広い世界で誰が聖痕を受け継いだのかも分からない、私一人でどうにか出来るとは思っていなかった。でも、シズネと出会った時に何となく最初の頃から気になってはいた。人魚族の血を継いでいるし、魔剣を操れる強い精神力を持っている……それにシズネのお母さんの話を聞いたときにすぐに分かった。シズネは私の従妹だって……」
「そんな……何故、黙っていたの!?」
「……シズネのお母さんが一族の掟を破って里を抜け出した。私もシズネのお母さんに関する事は何も話してはいけないと言われていた」
「血族の掟か……聖痕の秘密を外部の者に知られるわけにはいかなかったんだな?」
コトミンの言葉にシズネは動揺を隠せず、彼女は自分の母親がまさかコトミンの母親の妹とは思いもしなかった。二人は従妹の関係だが、コトミンによるとシズネの母親は一族の掟を破って外の世界へ赴いたという。
「シズネのお母さんの話を聞いたとき、私はシズネが聖痕の所有者じゃないかと思った。そして今日の試合で確信した、私の中の聖痕の欠片を渡せばシズネは水の聖痕を発現させると……」
「……話は分かったわ。でも、どうして私にこの力を託したの?この聖痕の欠片を渡せば貴女も無事ではいられないはずでしょう?」
「それが私の……一族の役目、聖痕は相応しい者しか手にしてはいけない」
聖痕の欠片をシズネに渡したコトミンは肉体の負担も大きく、支えられなければ経ってもいられないほどに疲労困憊の状態だった。それでも彼女は長年の目的を果たすため、危険を承知でシズネに水の聖痕を託す。
「もう私達以外の一族は死んだ……お母さんも血族の掟に拘る必要はないと言っていた。だから、その水の聖痕はシズネの自由にすればいい」
「そんな事を急に言われても……だいたい、どうして貴女の一族はこんな物を守っていたの?」
「私達の一族は遥か昔、初代勇者によって救われた人魚族の末裔……勇者の頼みを引き受けて水の聖痕を代々守り通してきた。けど、もう一族は私達以外は残っていない。ここから先は私も貴女も自由に生きる」
「本当に勝手ね……こんな物を私に託して自分は楽になろうというの?」
「不満があるならシズネも聖痕を他の誰かに託せばいい……でも、きっと貴女にとってもその聖痕の力は必要な物のはず」
「ええ、その通りね……」
シズネはコトミンの言葉に頷き、確かに彼女にとって水の聖痕は最も欲しい力だった。彼女は雪月花を引き抜き、刀身に視線を向けると、今まで以上の力を引き出せると確信した。聖痕の力によって現在の彼女は魔力が増幅しており、今まで以上に魔力を引き出せると確信に至る。
7人目の聖痕所有者が誕生し、これで全ての聖痕の所有者がこの地に集まった。レナ達は互いの顔を見合わせ、何を言えば良いのか分からず、結局は解散してしまう。別に聖痕の所有者が集まったからと言って何かするべき事があるわけでもなく、次の戦いに備えてレナ達は準備を進めた――
――同時刻、王都の郊外にて一人の少年が空を見上げていた。その少年はかつてバルトロス王国の王子として育てられていたが、王妃の失脚の後に姿を消し、今日まで目立たずに生きてきた。少年は冒険都市の方角に視線を向け、首を傾げる。
「……何だろう、不思議な感じがするな」
少年は自分の掌に視線を向け、何となくではあるが母親の事を思い出した。少年は背中に槍を抱え、その場を立ち去る――
カタナヅキ「や、やっと終わった……(;´・ω・)」
アイリス「結局、私は出てきてないじゃないですか(´Д`)」
(´・ω・`)パ-ン ←アイリス
⊂彡☆))Д`)) ←カタナヅキ
「……正直に言えば見つかるとは思わなかった。この広い世界で誰が聖痕を受け継いだのかも分からない、私一人でどうにか出来るとは思っていなかった。でも、シズネと出会った時に何となく最初の頃から気になってはいた。人魚族の血を継いでいるし、魔剣を操れる強い精神力を持っている……それにシズネのお母さんの話を聞いたときにすぐに分かった。シズネは私の従妹だって……」
「そんな……何故、黙っていたの!?」
「……シズネのお母さんが一族の掟を破って里を抜け出した。私もシズネのお母さんに関する事は何も話してはいけないと言われていた」
「血族の掟か……聖痕の秘密を外部の者に知られるわけにはいかなかったんだな?」
コトミンの言葉にシズネは動揺を隠せず、彼女は自分の母親がまさかコトミンの母親の妹とは思いもしなかった。二人は従妹の関係だが、コトミンによるとシズネの母親は一族の掟を破って外の世界へ赴いたという。
「シズネのお母さんの話を聞いたとき、私はシズネが聖痕の所有者じゃないかと思った。そして今日の試合で確信した、私の中の聖痕の欠片を渡せばシズネは水の聖痕を発現させると……」
「……話は分かったわ。でも、どうして私にこの力を託したの?この聖痕の欠片を渡せば貴女も無事ではいられないはずでしょう?」
「それが私の……一族の役目、聖痕は相応しい者しか手にしてはいけない」
聖痕の欠片をシズネに渡したコトミンは肉体の負担も大きく、支えられなければ経ってもいられないほどに疲労困憊の状態だった。それでも彼女は長年の目的を果たすため、危険を承知でシズネに水の聖痕を託す。
「もう私達以外の一族は死んだ……お母さんも血族の掟に拘る必要はないと言っていた。だから、その水の聖痕はシズネの自由にすればいい」
「そんな事を急に言われても……だいたい、どうして貴女の一族はこんな物を守っていたの?」
「私達の一族は遥か昔、初代勇者によって救われた人魚族の末裔……勇者の頼みを引き受けて水の聖痕を代々守り通してきた。けど、もう一族は私達以外は残っていない。ここから先は私も貴女も自由に生きる」
「本当に勝手ね……こんな物を私に託して自分は楽になろうというの?」
「不満があるならシズネも聖痕を他の誰かに託せばいい……でも、きっと貴女にとってもその聖痕の力は必要な物のはず」
「ええ、その通りね……」
シズネはコトミンの言葉に頷き、確かに彼女にとって水の聖痕は最も欲しい力だった。彼女は雪月花を引き抜き、刀身に視線を向けると、今まで以上の力を引き出せると確信した。聖痕の力によって現在の彼女は魔力が増幅しており、今まで以上に魔力を引き出せると確信に至る。
7人目の聖痕所有者が誕生し、これで全ての聖痕の所有者がこの地に集まった。レナ達は互いの顔を見合わせ、何を言えば良いのか分からず、結局は解散してしまう。別に聖痕の所有者が集まったからと言って何かするべき事があるわけでもなく、次の戦いに備えてレナ達は準備を進めた――
――同時刻、王都の郊外にて一人の少年が空を見上げていた。その少年はかつてバルトロス王国の王子として育てられていたが、王妃の失脚の後に姿を消し、今日まで目立たずに生きてきた。少年は冒険都市の方角に視線を向け、首を傾げる。
「……何だろう、不思議な感じがするな」
少年は自分の掌に視線を向け、何となくではあるが母親の事を思い出した。少年は背中に槍を抱え、その場を立ち去る――
カタナヅキ「や、やっと終わった……(;´・ω・)」
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