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真・闘技祭 本選編
激戦
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「行きます!!シュンさん!!」
「ジャンヌか!!お前と戦うのも久しぶりだな!!」
シュンは迫りくるジャンヌに対して剣を構えると、風の斬撃を連発する。その攻撃に対してジャンヌは魔刀術を発動させた旋斧を振りかざし、繰り出された斬撃を吹き飛ばす。当然ではあるがシュンの作り出す風の斬撃にも風の精霊の力が含まれているにも関わらず、その攻撃を全てジャンヌは打ち消す。
(おいおい、マジかこいつ!!この短期間でここまで魔刀術を……!!)
風の斬撃を繰り出しながらもシュンは驚きを隠せず、自分の攻撃を打ち消しながら接近するジャンヌに対して距離を保とうとするが、徐々に追い詰められていく。彼が扱う「風の斬撃」はハヤテから教わった魔刀術の応用であり、ハヤテの場合は敵を一撃で打ち倒すために斬撃の威力を最大限に強化させて放つが、弟子のシュンの場合は一撃必殺ではなく、連撃で敵を仕留める剣技である。
ハヤテとシュンが扱う魔刀術は同系統であっても、扱い方によって大きく能力は変化する。仮にハヤテの風の斬撃ならばジャンヌでも簡単には打ち消す事は出来ないと思われるが、シュンの場合は連撃に意識しすぎて肝心の威力はハヤテと比べて大きく劣る。しかし、だからと言って一概にもハヤテの剣技にシュンの剣技が劣るわけではない。
「中々やるな……だが、これならどうだ!?」
「なっ!?」
正面から風の斬撃を繰り出すだけではジャンヌは倒せないと判断したシュンは剣を振りかざすと、今度は風の斬撃の軌道を変更させて正面からだけではなく、頭上、側面、背後からも風の斬撃を放つ。それに対してジャンヌは両手の旋斧を構えて迎え撃つが、一方向だけならばともかく、多方面からの同時攻撃に対処するのは不可能だった。
「終わりだ!!」
「あぐぅっ!?」
『おおっと、ジャンヌ選手の身体が吹き飛んだ!!これは決まったか!?』
風の斬撃を全て掻き消す事は出来なかったジャンヌの身体が吹き飛び、石畳の上に倒れ込む。その様子を見てシュンは勝利を確信したが、この時に彼は背後から威圧を感じて振り返ると、そこにはゴンゾウの姿が存在した。
「金剛撃!!」
「うおおっ!?」
両手の闘拳を重ね合わせてを繰り出してきたゴンゾウに対してシュンは咄嗟に回避に成功するが、背後まで迫られていた事に驚きを隠せず、ジャンヌに集中してばかりで他の事に注意が向いていなかったのかと焦りを抱く。ゴンゾウの巨体を飛び越えたシュンは着地すると、改めてゴンゾウを向かい合う。
「はっ!!やるな、巨人族の坊主!!いいぜ、今度はお前の相手を……?」
シュンはゴンゾウと向かい合って剣を構えようとしたが、ここで違和感を抱く。試合場には自分とゴンゾウ、そして先ほど吹き飛ばしたジャンヌが倒れているのをシュンは確認するが、最も自分が警戒していた相手が消えている事に気付く。
(あいつ、何処に消えた……まさか!?)
咄嗟にシュンは自分の背後を振り返ると、そこには存在感を完全に消していたレナの姿が存在し、既に退魔刀を振りかざしていた。シュンは自分が背後をいつの間にか取られていた事に気付き、咄嗟に剣を構えるがレナは全力の一撃を繰り出す。
「旋風撃!!」
「うおおおおっ!?」
レナが全身の筋力を利用して繰り出した大剣の一撃をシュンは受け止めようとしたが、あまりの威力に彼の身体は吹き飛び、場外の方向へと飛ぶ。このままでは場外負けになってしまい、咄嗟にシュンは体勢を立て直そうとするが、この時に余計な思考を浮かべる。
(信じられねえ……この状況であれだけ存在感を消すなんてあり得ねえぞ!?)
――シュンがジャンヌに集中している間、この時にレナは「隠密」「気配遮断」「無音歩行」の技能を使用して存在感を消し去り、場所の移動を行う。その後はゴンゾウの攻撃を寸前で回避したシュンに接近すると、背後から攻撃を仕掛けた。
レナが使用した技能は本来は暗殺者が覚える能力であるため、普通の剣士ならば決して扱う事はない。だからこそシュンは油断してしまい、場外に向けて吹き飛ばされながらも自分の過ちを認める。彼はレナの事を「剣士」として戦っていたが、そもそもレナの職業は「剣士」ではない事を思い出す。
「ちくしょおぉおおおっ!!」
悔し気な声を上げながらもシュンは場外の水堀の中へと墜落し、派手な水飛沫が舞い上げながら肉体が水中に沈む。その様子を確認したホネミンは即座にシュンの場外負けを宣言した。
『シュン選手、場外負けです!!これで残る選手は3名です!!』
『あれ、ジャンヌ選手は戦闘不能じゃないんですか!?』
『いいえ、見てください。ジャンヌ選手は起き上がろうとしています、まだ意識が残っている場合は戦闘不能とは認められません!!試合続行です!!』
ホネミンの言葉を聞いて観客と試合場のレナとゴンゾウもジャンヌに視線を向けると、彼女は旋斧を石畳に突き立てて起き上がろうとしていた。
「ジャンヌか!!お前と戦うのも久しぶりだな!!」
シュンは迫りくるジャンヌに対して剣を構えると、風の斬撃を連発する。その攻撃に対してジャンヌは魔刀術を発動させた旋斧を振りかざし、繰り出された斬撃を吹き飛ばす。当然ではあるがシュンの作り出す風の斬撃にも風の精霊の力が含まれているにも関わらず、その攻撃を全てジャンヌは打ち消す。
(おいおい、マジかこいつ!!この短期間でここまで魔刀術を……!!)
風の斬撃を繰り出しながらもシュンは驚きを隠せず、自分の攻撃を打ち消しながら接近するジャンヌに対して距離を保とうとするが、徐々に追い詰められていく。彼が扱う「風の斬撃」はハヤテから教わった魔刀術の応用であり、ハヤテの場合は敵を一撃で打ち倒すために斬撃の威力を最大限に強化させて放つが、弟子のシュンの場合は一撃必殺ではなく、連撃で敵を仕留める剣技である。
ハヤテとシュンが扱う魔刀術は同系統であっても、扱い方によって大きく能力は変化する。仮にハヤテの風の斬撃ならばジャンヌでも簡単には打ち消す事は出来ないと思われるが、シュンの場合は連撃に意識しすぎて肝心の威力はハヤテと比べて大きく劣る。しかし、だからと言って一概にもハヤテの剣技にシュンの剣技が劣るわけではない。
「中々やるな……だが、これならどうだ!?」
「なっ!?」
正面から風の斬撃を繰り出すだけではジャンヌは倒せないと判断したシュンは剣を振りかざすと、今度は風の斬撃の軌道を変更させて正面からだけではなく、頭上、側面、背後からも風の斬撃を放つ。それに対してジャンヌは両手の旋斧を構えて迎え撃つが、一方向だけならばともかく、多方面からの同時攻撃に対処するのは不可能だった。
「終わりだ!!」
「あぐぅっ!?」
『おおっと、ジャンヌ選手の身体が吹き飛んだ!!これは決まったか!?』
風の斬撃を全て掻き消す事は出来なかったジャンヌの身体が吹き飛び、石畳の上に倒れ込む。その様子を見てシュンは勝利を確信したが、この時に彼は背後から威圧を感じて振り返ると、そこにはゴンゾウの姿が存在した。
「金剛撃!!」
「うおおっ!?」
両手の闘拳を重ね合わせてを繰り出してきたゴンゾウに対してシュンは咄嗟に回避に成功するが、背後まで迫られていた事に驚きを隠せず、ジャンヌに集中してばかりで他の事に注意が向いていなかったのかと焦りを抱く。ゴンゾウの巨体を飛び越えたシュンは着地すると、改めてゴンゾウを向かい合う。
「はっ!!やるな、巨人族の坊主!!いいぜ、今度はお前の相手を……?」
シュンはゴンゾウと向かい合って剣を構えようとしたが、ここで違和感を抱く。試合場には自分とゴンゾウ、そして先ほど吹き飛ばしたジャンヌが倒れているのをシュンは確認するが、最も自分が警戒していた相手が消えている事に気付く。
(あいつ、何処に消えた……まさか!?)
咄嗟にシュンは自分の背後を振り返ると、そこには存在感を完全に消していたレナの姿が存在し、既に退魔刀を振りかざしていた。シュンは自分が背後をいつの間にか取られていた事に気付き、咄嗟に剣を構えるがレナは全力の一撃を繰り出す。
「旋風撃!!」
「うおおおおっ!?」
レナが全身の筋力を利用して繰り出した大剣の一撃をシュンは受け止めようとしたが、あまりの威力に彼の身体は吹き飛び、場外の方向へと飛ぶ。このままでは場外負けになってしまい、咄嗟にシュンは体勢を立て直そうとするが、この時に余計な思考を浮かべる。
(信じられねえ……この状況であれだけ存在感を消すなんてあり得ねえぞ!?)
――シュンがジャンヌに集中している間、この時にレナは「隠密」「気配遮断」「無音歩行」の技能を使用して存在感を消し去り、場所の移動を行う。その後はゴンゾウの攻撃を寸前で回避したシュンに接近すると、背後から攻撃を仕掛けた。
レナが使用した技能は本来は暗殺者が覚える能力であるため、普通の剣士ならば決して扱う事はない。だからこそシュンは油断してしまい、場外に向けて吹き飛ばされながらも自分の過ちを認める。彼はレナの事を「剣士」として戦っていたが、そもそもレナの職業は「剣士」ではない事を思い出す。
「ちくしょおぉおおおっ!!」
悔し気な声を上げながらもシュンは場外の水堀の中へと墜落し、派手な水飛沫が舞い上げながら肉体が水中に沈む。その様子を確認したホネミンは即座にシュンの場外負けを宣言した。
『シュン選手、場外負けです!!これで残る選手は3名です!!』
『あれ、ジャンヌ選手は戦闘不能じゃないんですか!?』
『いいえ、見てください。ジャンヌ選手は起き上がろうとしています、まだ意識が残っている場合は戦闘不能とは認められません!!試合続行です!!』
ホネミンの言葉を聞いて観客と試合場のレナとゴンゾウもジャンヌに視線を向けると、彼女は旋斧を石畳に突き立てて起き上がろうとしていた。
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