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魔人編
七魔将の復活宣言
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「おい、いつまでくっちゃべってんだ!!もうこいつら、ぶっ飛ばしてもいいのか!?」
「……その通りです、何者であろうとこの国に害を為す存在ならば許しません」
「いい加減に貴方達の顔を見飽きたわ……私の大切な人に手を出した罪、ここで償ってもらうわよ」
ハルナ、レミア、シズネの3人はブラクへと向き直り、他の人間も戦闘体勢へと入った。流石にこれだけの面子だとブラクもガイアも分が悪い事は理解しているのか、二人は背中を合わせるとレナ達に視線を向ける。
「ここまでよ、大人しく七魔将の石像を渡しなさい。でなければここで貴方達を消し炭にしてあげるわ」
「これ以上は好きにさせんぞ」
「ブラクと言ったな!!貴様の悪行もここまでだ!!」
「くそっ……何が先祖だ!!お前等が何者だろうと関係ない、ここで倒せばお終いだろ!!」
「…………」
マリア、カゲマル、ソル、レナの4人も身構えるが、まだレナは先ほどのブラクの攻撃で体調は完全には取り戻せておらず、強制的に空間魔法を発動させられ、鏡刀を奪われてしまった。もしも鏡刀を利用されれば七魔将の石像が復活してしまう。
『アイリス……アイリス!!』
先ほどからレナはアイリスと交信を取ろうとするが、やはりというべきか彼女との交信は繋がらず、まるでホネミンが傍に居る時のように遮られてしまう。ブラクが現れた瞬間、彼女との交信が出来なくなった。
少し前にアイリスと交信した際も彼女はブラクの存在だけは認知出来ず、彼がレナのように空間魔法を利用して冒険都市から王都まで一瞬で転移する事も知らなかった。だが、ブラクはかつてレナが倒した死霊騎士とは異なり、彼が憑依した肉体はダインの父親である「ダルトン」という名前の男性である。
(どうして交信できないんだ……ダインの父親は地球人か転生者だった?でも、ダインの話を聞く限りではとてもそう思えないけど……)
ブラクが憑依したダインの父親の肉体がレナやホネミンのような転生者の場合、アイリスが存在を知らないわけがない。それならばダインの父親は地球から召喚された勇者のように地球人だったという可能性もあるが、話の限りではダインの父親はシャドウ家の人間である。その事から考えてもダルトンが地球人とは考えにくい。
(こいつは不気味だ……放置する事は出来ない、ここで倒すべき存在だ)
アイリスと交信できないのはブラクが原因である事は間違いなく、レナは体調はまだ万全に戻っていないが、それでも退魔刀を引き抜く。完全に取り囲まれたブラクとガイアだが、取り乱した様子は見せず、それどころか余裕のある態度で語り掛けた。
「我々はここで宣言する、今日、この時を持って七魔将の復活の時を迎える!!もう魔王様はおられない……ならば、この世界を支配するのは我々だ!!」
「シャアアアアアッ!!」
ブラクの宣言に呼応するようにガイアは鳴き声を上げると、その言葉に対してレナ達は冷や汗を流すが、マリアだけは両手を構えると魔法陣を構築させ、吹き飛ばす準備を整える。
「御託は結構よ……もう空間魔法や影魔法で逃げる隙は与えない、ここで消してあげるわ」
「……やれるものならやってみるがいい、だが断言しよう。貴様等は私を倒す事は出来ないとな」
「ふざけた事を言いやがって……逃がすと思ってるのか!?」
「貴様等の悪事もここまでだ!!」
余裕の態度を貫くブラクに対してハルナとソルが仕掛けようとした時、ここでソルは思いもよらぬ物を取り出す。それはブラクが所持するはずがない代物であり、全員が驚愕の表情を浮かべた。
――ブラクの手元にはマリアの転移魔法を封じた「水晶札」が存在し、先ほどレナが空間魔法を強制的に発動された時、奪われていたのは鏡刀だけではなかったのだ。異空間に封じて置いた水晶札も同時に奪われていたらしく、ブラクはこの水晶札を使用して逃げようとした。
それを目撃した者は次にブラクがどのように行動するのかを察して動き出す。どうしてブラクが水晶札を所持しているのかは不明だが、ここで水晶札を使用されるとブラクとガイアに逃げられてしまう。
水晶札を手にしたブラクは天に掲げると、それを目撃した者は彼が水晶札を発動する前に仕掛けようとしたが、ガイアが口を開くと周囲に向けて火炎を放つ。その結果、火炎によってレナ達は阻まれてしまい、近づく事が出来なかった。
(まずい!!ここで逃げられたら、石像の封印が解かれる!!)
ここでブラク達を逃がせば彼等は鏡刀を使用し、封魔札で封印された他の七魔将を復活させてしまう。それを阻止するには水晶札が発動する前に止めるか、あるいはブラクを仕留めなければならない。そして、それを阻止できるのは速度に特化したハルナだけである。
「紫電――!!」
ハルナは紫色の電流を全身に帯びると、一直線にブラクの元へ向かう。ガイアが吐き出す火炎ごとハルナは振り払い、拳を振りかざす。紫電は直線方向にしか移動できないが、その分に移動速度は凄まじく、火炎を振り払いながらハルナは拳を突き出した。
「……その通りです、何者であろうとこの国に害を為す存在ならば許しません」
「いい加減に貴方達の顔を見飽きたわ……私の大切な人に手を出した罪、ここで償ってもらうわよ」
ハルナ、レミア、シズネの3人はブラクへと向き直り、他の人間も戦闘体勢へと入った。流石にこれだけの面子だとブラクもガイアも分が悪い事は理解しているのか、二人は背中を合わせるとレナ達に視線を向ける。
「ここまでよ、大人しく七魔将の石像を渡しなさい。でなければここで貴方達を消し炭にしてあげるわ」
「これ以上は好きにさせんぞ」
「ブラクと言ったな!!貴様の悪行もここまでだ!!」
「くそっ……何が先祖だ!!お前等が何者だろうと関係ない、ここで倒せばお終いだろ!!」
「…………」
マリア、カゲマル、ソル、レナの4人も身構えるが、まだレナは先ほどのブラクの攻撃で体調は完全には取り戻せておらず、強制的に空間魔法を発動させられ、鏡刀を奪われてしまった。もしも鏡刀を利用されれば七魔将の石像が復活してしまう。
『アイリス……アイリス!!』
先ほどからレナはアイリスと交信を取ろうとするが、やはりというべきか彼女との交信は繋がらず、まるでホネミンが傍に居る時のように遮られてしまう。ブラクが現れた瞬間、彼女との交信が出来なくなった。
少し前にアイリスと交信した際も彼女はブラクの存在だけは認知出来ず、彼がレナのように空間魔法を利用して冒険都市から王都まで一瞬で転移する事も知らなかった。だが、ブラクはかつてレナが倒した死霊騎士とは異なり、彼が憑依した肉体はダインの父親である「ダルトン」という名前の男性である。
(どうして交信できないんだ……ダインの父親は地球人か転生者だった?でも、ダインの話を聞く限りではとてもそう思えないけど……)
ブラクが憑依したダインの父親の肉体がレナやホネミンのような転生者の場合、アイリスが存在を知らないわけがない。それならばダインの父親は地球から召喚された勇者のように地球人だったという可能性もあるが、話の限りではダインの父親はシャドウ家の人間である。その事から考えてもダルトンが地球人とは考えにくい。
(こいつは不気味だ……放置する事は出来ない、ここで倒すべき存在だ)
アイリスと交信できないのはブラクが原因である事は間違いなく、レナは体調はまだ万全に戻っていないが、それでも退魔刀を引き抜く。完全に取り囲まれたブラクとガイアだが、取り乱した様子は見せず、それどころか余裕のある態度で語り掛けた。
「我々はここで宣言する、今日、この時を持って七魔将の復活の時を迎える!!もう魔王様はおられない……ならば、この世界を支配するのは我々だ!!」
「シャアアアアアッ!!」
ブラクの宣言に呼応するようにガイアは鳴き声を上げると、その言葉に対してレナ達は冷や汗を流すが、マリアだけは両手を構えると魔法陣を構築させ、吹き飛ばす準備を整える。
「御託は結構よ……もう空間魔法や影魔法で逃げる隙は与えない、ここで消してあげるわ」
「……やれるものならやってみるがいい、だが断言しよう。貴様等は私を倒す事は出来ないとな」
「ふざけた事を言いやがって……逃がすと思ってるのか!?」
「貴様等の悪事もここまでだ!!」
余裕の態度を貫くブラクに対してハルナとソルが仕掛けようとした時、ここでソルは思いもよらぬ物を取り出す。それはブラクが所持するはずがない代物であり、全員が驚愕の表情を浮かべた。
――ブラクの手元にはマリアの転移魔法を封じた「水晶札」が存在し、先ほどレナが空間魔法を強制的に発動された時、奪われていたのは鏡刀だけではなかったのだ。異空間に封じて置いた水晶札も同時に奪われていたらしく、ブラクはこの水晶札を使用して逃げようとした。
それを目撃した者は次にブラクがどのように行動するのかを察して動き出す。どうしてブラクが水晶札を所持しているのかは不明だが、ここで水晶札を使用されるとブラクとガイアに逃げられてしまう。
水晶札を手にしたブラクは天に掲げると、それを目撃した者は彼が水晶札を発動する前に仕掛けようとしたが、ガイアが口を開くと周囲に向けて火炎を放つ。その結果、火炎によってレナ達は阻まれてしまい、近づく事が出来なかった。
(まずい!!ここで逃げられたら、石像の封印が解かれる!!)
ここでブラク達を逃がせば彼等は鏡刀を使用し、封魔札で封印された他の七魔将を復活させてしまう。それを阻止するには水晶札が発動する前に止めるか、あるいはブラクを仕留めなければならない。そして、それを阻止できるのは速度に特化したハルナだけである。
「紫電――!!」
ハルナは紫色の電流を全身に帯びると、一直線にブラクの元へ向かう。ガイアが吐き出す火炎ごとハルナは振り払い、拳を振りかざす。紫電は直線方向にしか移動できないが、その分に移動速度は凄まじく、火炎を振り払いながらハルナは拳を突き出した。
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