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ダイン 監獄都市編
全面戦争!?
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「よし、行くぞ野郎ども!!」
『おう!!』
「誰が野郎ですか……」
ギルは扉をけ破ると、他の者達も後に続き、ダイン達も仕方なく外へ抜け出す。すると、そこには複数名の黒装束を見に包んだ男達が立っており、その先頭にはグシャスの姿も存在した。
「久しぶりだな……この小童共が」
「グシャス……てめえ、何の真似だ!?」
「それはこちらの台詞じゃ。どうしてその小僧がここにいる?捕まえた時は儂等にも報告するのが義務ではないのか?」
グシャスとギルはお互いに睨みつけ合い、互いに戦は行わないという協定を結んでいたが、その協定は破られた。グシャスはダインがギルの傍にいるのを確認すると、忌々し気な表情を浮かべる。
「ギル、この儂を出し抜こうと等と思えるなよ。貴様が儂を嵌めようとしている事はもう知っておる」
「ちっ、いったい誰から聞き出した?」
「リックの奴が懲罰房に送り込まれる際、その小僧と戦った事は儂の耳にも届いておる。そしてお前が闘技区に訪れていた事もな……お前の事だからその小僧を利用して儂を出し抜こうと考えておったな?」
「何もかもお見通しという事か……だが、それだけで攻撃を仕掛けるとはどういう了見だ?今回の勝負は俺とお前のどちらかがこの坊主をガルルに引き渡すのが条件のはず。つまり、お前はもう負けたんだよ!!」
ギルの言葉を聞いてグシャスは不機嫌そうな表情を浮かべ、今回の三巨頭のダイン争奪戦は確かにギルの言う通り、彼の身柄を保護したギルに勝敗が上がる。だが、グシャスがそんな事を素直に認めるはずがない。
ダインをガルルに引き渡せば三巨頭の派閥の内の二つが合併し、実質的に監獄都市の囚人を支配する事が出来る。だが、グシャスは黙ってギルが三巨頭の頂点に立つ事を認めるはずがなかった。
「儂がみすみすお前の事を見逃すと思っていたか?生憎だったな、最初から貴様の事は認めておらん。ここで始末してやろう」
「ふん、俺の事を舐めてるんじゃないぞ。その程度の人数で俺達とやり合う気か?」
「虚勢は止せ、如何に人数差があろうと儂の配下は対人戦に特化している事は知っているだろう。お前達に勝ち目はない、ましてやこちらには協力者もいるからな」
「協力者、だと?」
「まさか……」
不敵な笑みを浮かべるグシャスに大してギルは戸惑い、一方でミイネの方は何か心当たりがあるのか顔色を変える。すると、グシャスの配下を押し退けて大男が出現した。
「久しぶりだな……小僧」
「お、お前は!?」
「ガルル!?どうしてここに!?」
姿を現したのは三巨頭の一角であるガルルであり、今日までは懲罰房に閉じ込められているはずのガルルがどうしてここにいるのかと全員が驚愕の表情を浮かべる。ガルルを連れ出したグシャスは余裕の笑みを浮かべ、彼はダインを指差す。
「見よ、ガルル。ギルの奴はお前が憎んでいるあの小僧を捕まえておきながら、お前に引き渡す所か仲間に加えておる。これは我々に対する裏切りであろう?」
「……その通りだな」
「ぐっ……てめえ等、俺を手を組んだのか?」
「手を組んだとは人聞きが悪いな。裏切ったのはお前であろう、ギルよ?」
よりにもよってガルルがグシャスに味方した事で状況は一変し、間違いなくガルルはこの監獄都市で暮らす囚人の中でも武闘派である。彼の力はグシャスでさえも一目置いており、単純な強さならば彼に敵う囚人はいない。
ガルルは遂に自分を嵌めたダインを見てこめかみに青筋を浮かべ、この数日間は懲罰房の中で身体を鍛え直していた。一方でガルルを見てダインの方も杖を握りしめ、挑発を行う。
「はんっ!!また性懲りもなく現れたのか!!」
「小僧が……お前の命はここまでだ。ここで殺してやる」
「ぼ、僕を殺せばまた懲罰房行きだぞ!?」
「それがどうした、俺はお前を殺せればそれでいい」
堂々と自分に対して殺意を向けてくるガルルにダインはたじろいだが、そんな彼の前にミイネは前に出ると、以前に地下で遭遇した情報屋から聞き出した情報が真実なのかを確かめるため、ガルルに問い質す。
「ガルル!!あまり偉そうな口を利かない方が良いですよ」
「ミイネか……小娘は引っ込んでいろ、言っておくが俺は監獄所長も看守長も恐れはしない。女であろうと容赦はせんぞ!!」
「なるほど、それは面白い……ですけど、実は僕達は地下に逃げた時にある情報屋と接触しましてね。貴方、実はとんでもない弱点を持っていますよね」
「弱点だと?この俺に弱点など……待て、情報屋だと!?」
「ガルル?」
情報屋という単語を耳にした瞬間にガルルは血相を変え、その態度にグシャスは疑問を抱くが、彼の反応を見てダインとミイネは例の情報屋の話が本当だと知る。しかし、情報屋の話が事実ならばガルルは意外な弱点を持っている事になる。
『おう!!』
「誰が野郎ですか……」
ギルは扉をけ破ると、他の者達も後に続き、ダイン達も仕方なく外へ抜け出す。すると、そこには複数名の黒装束を見に包んだ男達が立っており、その先頭にはグシャスの姿も存在した。
「久しぶりだな……この小童共が」
「グシャス……てめえ、何の真似だ!?」
「それはこちらの台詞じゃ。どうしてその小僧がここにいる?捕まえた時は儂等にも報告するのが義務ではないのか?」
グシャスとギルはお互いに睨みつけ合い、互いに戦は行わないという協定を結んでいたが、その協定は破られた。グシャスはダインがギルの傍にいるのを確認すると、忌々し気な表情を浮かべる。
「ギル、この儂を出し抜こうと等と思えるなよ。貴様が儂を嵌めようとしている事はもう知っておる」
「ちっ、いったい誰から聞き出した?」
「リックの奴が懲罰房に送り込まれる際、その小僧と戦った事は儂の耳にも届いておる。そしてお前が闘技区に訪れていた事もな……お前の事だからその小僧を利用して儂を出し抜こうと考えておったな?」
「何もかもお見通しという事か……だが、それだけで攻撃を仕掛けるとはどういう了見だ?今回の勝負は俺とお前のどちらかがこの坊主をガルルに引き渡すのが条件のはず。つまり、お前はもう負けたんだよ!!」
ギルの言葉を聞いてグシャスは不機嫌そうな表情を浮かべ、今回の三巨頭のダイン争奪戦は確かにギルの言う通り、彼の身柄を保護したギルに勝敗が上がる。だが、グシャスがそんな事を素直に認めるはずがない。
ダインをガルルに引き渡せば三巨頭の派閥の内の二つが合併し、実質的に監獄都市の囚人を支配する事が出来る。だが、グシャスは黙ってギルが三巨頭の頂点に立つ事を認めるはずがなかった。
「儂がみすみすお前の事を見逃すと思っていたか?生憎だったな、最初から貴様の事は認めておらん。ここで始末してやろう」
「ふん、俺の事を舐めてるんじゃないぞ。その程度の人数で俺達とやり合う気か?」
「虚勢は止せ、如何に人数差があろうと儂の配下は対人戦に特化している事は知っているだろう。お前達に勝ち目はない、ましてやこちらには協力者もいるからな」
「協力者、だと?」
「まさか……」
不敵な笑みを浮かべるグシャスに大してギルは戸惑い、一方でミイネの方は何か心当たりがあるのか顔色を変える。すると、グシャスの配下を押し退けて大男が出現した。
「久しぶりだな……小僧」
「お、お前は!?」
「ガルル!?どうしてここに!?」
姿を現したのは三巨頭の一角であるガルルであり、今日までは懲罰房に閉じ込められているはずのガルルがどうしてここにいるのかと全員が驚愕の表情を浮かべる。ガルルを連れ出したグシャスは余裕の笑みを浮かべ、彼はダインを指差す。
「見よ、ガルル。ギルの奴はお前が憎んでいるあの小僧を捕まえておきながら、お前に引き渡す所か仲間に加えておる。これは我々に対する裏切りであろう?」
「……その通りだな」
「ぐっ……てめえ等、俺を手を組んだのか?」
「手を組んだとは人聞きが悪いな。裏切ったのはお前であろう、ギルよ?」
よりにもよってガルルがグシャスに味方した事で状況は一変し、間違いなくガルルはこの監獄都市で暮らす囚人の中でも武闘派である。彼の力はグシャスでさえも一目置いており、単純な強さならば彼に敵う囚人はいない。
ガルルは遂に自分を嵌めたダインを見てこめかみに青筋を浮かべ、この数日間は懲罰房の中で身体を鍛え直していた。一方でガルルを見てダインの方も杖を握りしめ、挑発を行う。
「はんっ!!また性懲りもなく現れたのか!!」
「小僧が……お前の命はここまでだ。ここで殺してやる」
「ぼ、僕を殺せばまた懲罰房行きだぞ!?」
「それがどうした、俺はお前を殺せればそれでいい」
堂々と自分に対して殺意を向けてくるガルルにダインはたじろいだが、そんな彼の前にミイネは前に出ると、以前に地下で遭遇した情報屋から聞き出した情報が真実なのかを確かめるため、ガルルに問い質す。
「ガルル!!あまり偉そうな口を利かない方が良いですよ」
「ミイネか……小娘は引っ込んでいろ、言っておくが俺は監獄所長も看守長も恐れはしない。女であろうと容赦はせんぞ!!」
「なるほど、それは面白い……ですけど、実は僕達は地下に逃げた時にある情報屋と接触しましてね。貴方、実はとんでもない弱点を持っていますよね」
「弱点だと?この俺に弱点など……待て、情報屋だと!?」
「ガルル?」
情報屋という単語を耳にした瞬間にガルルは血相を変え、その態度にグシャスは疑問を抱くが、彼の反応を見てダインとミイネは例の情報屋の話が本当だと知る。しかし、情報屋の話が事実ならばガルルは意外な弱点を持っている事になる。
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