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真・最終章 七魔将編
打倒アルドラ
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『ああ、だけど女装が似合いそうな美少年とかは好きですよ。レナさんなんか特に好まれそうですね』
『最悪だな、女装はもう懲り懲りだよ……』
『今の所、冒険都市内の中でも有力な女性陣は全員が薬を飲まされています。ですけど、中には薬を飲まずに逃れた人たちもいます。当面の目標はその人たちと合流して反撃するしかありませんね』
『そのアルドラに操られた人たちを戻す方法は?』
『方法はいくつかありますが、アルドラを倒すのが手っ取り早いでしょうね。他には精霊薬を与えれば元に戻ります』
『精霊薬か……まだあったかな?』
精霊薬に関してはレナも空間魔法でいくつか保管しているが、それほど余裕があるわけではない。以前に石化された人間達を戻す際にも利用しており、その後も色々と使う機会があったので流石に操られた人間全員を元に戻す程の量は持ち合わせていない。
『他に戻す方法はないの?』
『難しいですね、体内に注入されたアルドラの血が外に出てくれば元に戻る可能性もありますが、現実的ではありませんし、死んでしまいます』
『つまり、アルドラを倒す以外に全員を救う方法はないわけか……』
『アルドラを説得して操られた人間全員を解放させる方法もありますよ。けど、その場合は完全に支配から逃れたわけではなく、あくまでも意識を取り戻すだけで体内に血が残っている限りはアルドラの意思で操り人形に戻ってしまいますからね』
『なるほど……』
操られた人間を救い出すにはアルドラのが一番だと判明し、当面の目標は冒険都市にいるはずのアルドラを倒す事に定めた。アルドラを倒せば冒険者達も正気を取り戻し、冒険都市を解放できる。
しかし、ゴウライやシズネが敵に回ったとなるとレナ達も油断は出来ず、二人とも剣聖にしてしかも聖痕を宿している。仮にレナが今の二人のどちらかと戦って勝てるかと言われれば絶対に勝てるなど言い切れない。しかも二人を同時に相手とする場合はレナに勝ち目は全くない。
『こんな時に限って叔母様もいないのがきついな……』
『マリアがいればどうにかなるとも限りませんよ。最悪、マリアが敵に回ったら終わりですからね』
『それは想像したくもないな』
仮に世界最強の魔術師といっても過言ではないマリアが敵に回った場合、レナ達に勝ち目はない。彼女の最上級魔法は冗談抜きで天災と同等の被害を招きかねない恐るべき魔法であり、もしもマリアがアルドラに操られていたら冒険都市どころかこの国が乗っ取られるかもしれない。
ゴウライもシズネも強いといっても彼女達の場合は対人戦に特化しており、マリアの場合は大多数の敵が相手でも一網打尽に出来る魔法を幾つも操れる。こうして考えるとマリアが敵に回ればレナがこれまで戦ったどんな相手よりも恐ろしい存在に成りえる。
『そういえば叔母様は大丈夫なの?』
『マリアの方は心配はいりません。今は修行中です』
『え、修行?』
『ちょっと厄介な場所に転移してマリアだけでは抜け出すのに時間が掛かるようです。ですけど、必ず戻ってきますよ』
『そうなのか……まあ、叔母様なら大丈夫か』
マリアならばどんな場所に飛ばされようと生きていけると信じ、今は彼女に頼れないのであれば現状の面子だけで対処するしかない。この時にレナはマリアの護衛役のシノビや、ハンゾウ辺りは何をしているのかを問う。
『そういえばシノビはどうしたの?ハンゾウは無事?』
『二人とも冒険都市で潜伏していますよ。今の所は冒険都市に残った反抗勢力を集めて反撃の好機を狙っています』
『反抗勢力?』
『敗れた兵士や冒険者、洗脳を免れた女性陣を連れてある場所に立て籠もっています。そこはレナさんも知っている人たちがいる建物ですよ』
『俺の知っている人たち?あ、まさか……』
『そうです、ドルトン商会のフェリスです』
レナは大分前に自分が闘技場に出場する際に協力してくれた商人の事を思い出す。その商人はドルトン商会の会長を務める女性であり、エセ関西弁を話す変わった人物だが、レナのために色々と協力してくれた。
フェリスはレナが闘技場に出場させる際は「ルナ」という名前で彼を女装させ、自分の商会の代表として戦わせた。結果から言えばレナが勝ち続けた事でドルトン商会の名前は広がり、現在は冒険都市の中でも最大の規模を誇る商会と化したはずである。
『フェリス会長か、最近は顔を合わせてないな……』
『そのフェリスが今は反抗勢力を匿っているんですよ。彼女は表向きはアルドラに従うふりをして裏でアルドラの支配に抗う人々を集めています。その中にシノビやハンゾウ、他にも兵士や冒険者も含まれています。その人たちと合流できればレナさん達も対抗冒険都市の勢力と対抗できますよ』
『なるほど……まるで同窓会だな』
昔世話になっていた人たちと会えるかもしれない事にレナは笑みを浮かべ、本格的に冒険都市を取り戻す算段を相談する。
『最悪だな、女装はもう懲り懲りだよ……』
『今の所、冒険都市内の中でも有力な女性陣は全員が薬を飲まされています。ですけど、中には薬を飲まずに逃れた人たちもいます。当面の目標はその人たちと合流して反撃するしかありませんね』
『そのアルドラに操られた人たちを戻す方法は?』
『方法はいくつかありますが、アルドラを倒すのが手っ取り早いでしょうね。他には精霊薬を与えれば元に戻ります』
『精霊薬か……まだあったかな?』
精霊薬に関してはレナも空間魔法でいくつか保管しているが、それほど余裕があるわけではない。以前に石化された人間達を戻す際にも利用しており、その後も色々と使う機会があったので流石に操られた人間全員を元に戻す程の量は持ち合わせていない。
『他に戻す方法はないの?』
『難しいですね、体内に注入されたアルドラの血が外に出てくれば元に戻る可能性もありますが、現実的ではありませんし、死んでしまいます』
『つまり、アルドラを倒す以外に全員を救う方法はないわけか……』
『アルドラを説得して操られた人間全員を解放させる方法もありますよ。けど、その場合は完全に支配から逃れたわけではなく、あくまでも意識を取り戻すだけで体内に血が残っている限りはアルドラの意思で操り人形に戻ってしまいますからね』
『なるほど……』
操られた人間を救い出すにはアルドラのが一番だと判明し、当面の目標は冒険都市にいるはずのアルドラを倒す事に定めた。アルドラを倒せば冒険者達も正気を取り戻し、冒険都市を解放できる。
しかし、ゴウライやシズネが敵に回ったとなるとレナ達も油断は出来ず、二人とも剣聖にしてしかも聖痕を宿している。仮にレナが今の二人のどちらかと戦って勝てるかと言われれば絶対に勝てるなど言い切れない。しかも二人を同時に相手とする場合はレナに勝ち目は全くない。
『こんな時に限って叔母様もいないのがきついな……』
『マリアがいればどうにかなるとも限りませんよ。最悪、マリアが敵に回ったら終わりですからね』
『それは想像したくもないな』
仮に世界最強の魔術師といっても過言ではないマリアが敵に回った場合、レナ達に勝ち目はない。彼女の最上級魔法は冗談抜きで天災と同等の被害を招きかねない恐るべき魔法であり、もしもマリアがアルドラに操られていたら冒険都市どころかこの国が乗っ取られるかもしれない。
ゴウライもシズネも強いといっても彼女達の場合は対人戦に特化しており、マリアの場合は大多数の敵が相手でも一網打尽に出来る魔法を幾つも操れる。こうして考えるとマリアが敵に回ればレナがこれまで戦ったどんな相手よりも恐ろしい存在に成りえる。
『そういえば叔母様は大丈夫なの?』
『マリアの方は心配はいりません。今は修行中です』
『え、修行?』
『ちょっと厄介な場所に転移してマリアだけでは抜け出すのに時間が掛かるようです。ですけど、必ず戻ってきますよ』
『そうなのか……まあ、叔母様なら大丈夫か』
マリアならばどんな場所に飛ばされようと生きていけると信じ、今は彼女に頼れないのであれば現状の面子だけで対処するしかない。この時にレナはマリアの護衛役のシノビや、ハンゾウ辺りは何をしているのかを問う。
『そういえばシノビはどうしたの?ハンゾウは無事?』
『二人とも冒険都市で潜伏していますよ。今の所は冒険都市に残った反抗勢力を集めて反撃の好機を狙っています』
『反抗勢力?』
『敗れた兵士や冒険者、洗脳を免れた女性陣を連れてある場所に立て籠もっています。そこはレナさんも知っている人たちがいる建物ですよ』
『俺の知っている人たち?あ、まさか……』
『そうです、ドルトン商会のフェリスです』
レナは大分前に自分が闘技場に出場する際に協力してくれた商人の事を思い出す。その商人はドルトン商会の会長を務める女性であり、エセ関西弁を話す変わった人物だが、レナのために色々と協力してくれた。
フェリスはレナが闘技場に出場させる際は「ルナ」という名前で彼を女装させ、自分の商会の代表として戦わせた。結果から言えばレナが勝ち続けた事でドルトン商会の名前は広がり、現在は冒険都市の中でも最大の規模を誇る商会と化したはずである。
『フェリス会長か、最近は顔を合わせてないな……』
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