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真・最終章 七魔将編
再び島へ
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――3体の牙竜を討伐に成功した後、レナ達は今後の事を話し合う。アルドラが冒険都市から逃れた物は深淵の森に逃げ込んでいる事は突き止めており、カノンや魔物を送り込んできた事で深遠の森も安全地帯とは言い難い状況だった。
「まさか竜種まで操るなんてね……思っていた以上にやばい奴等を敵に回したようだね」
「レナさん達が居てくれて助かりましたが、ここも安全とは言い切れませんね」
「だが、ここを離れてたとしても安全な場所なんてあるのか?」
「ないだろうね……となると、やっぱり王都にいくしかないかもしれない」
牙竜は竜種の中では力は弱いが、それでもS級冒険者ほどの実力者でなければ対応できない相手である。もしもアルドラがまた竜種を深遠の森に送り込んだ場合、レナ達が不在だった場合は今度は全滅するしかない。
魔物が巣食う森の中ならば安全かもしれないと思われていたが、森の中に生息する種よりも危険度が高い魔物を送り込まれた場合の事は想定しておらず、この古代遺跡も絶対に安全だとは言い切れなくなってきた。そうなるとレナ達は王都へ避難するのも視野に入れなければならないが、問題がいくつかあった。
「けど、ここを離れるとエリナが戻って来た時に困るだろうな。俺達はここを拠点にしているし、何とか連絡が取れればいいんだけど……携帯電話でもあればな」
「けいたいでんわ?」
「いや、何でもないよ」
「エリナの事はそれほど気にする必要はないと思いまず。ヨツバ王国の軍が派遣される場合、王国の女王の元にも連絡は入るはずです」
「それもそうか……」
先にヨツバ王国へ向かったエリナはレナ達が古代遺跡を拠点にする事は知っているが、戻ってきた時にレナ達が離れていれば彼女も困る事になると思ったが、そもそも軍隊が派遣されるとなれば王都に連絡の使者が送り込まれるはずである。
しかし、拠点を移動するにしてもレナが王都までウルに乗って移動する場合、それなりの時間が掛かる。王都は冒険都市よりも離れており、ウルが全速力で走ったとしても1日はかかる距離に存在した。そのため、今日の内に出発するとしても明日までは古代遺跡の警備が薄くなってしまう。
(俺が居なくてもここにはハルナもゴンちゃんもリンダさんもいるし……何とかなると思うけど、また竜種が送り込まれたら他の人間に被害が及ぶかもしれないしな)
有り得ないとは思うが、もしも冒険都市に滞在する勢力の中でゴウライやシズネやハヤテといった実力者が送り込まれた場合、古代遺跡に待機する人間の身が危ない。だが、この場所以外に他に安全な場所の心当たりなどレナにはなかったが、この時にある事を思い出す。
「あ、そうだ……あそこなら大丈夫かもしれない?」
「何だい、心当たりがあるのかい?」
「うん、一つだけ……でも、ちょっと問題があってね」
『問題?』
レナは頭を掻きながら背に腹は代えられないと判断し、再び古代遺跡の転移装置を起動させる事にした――
「――こら~!!レナたんから離れてよ!!レナたんは私の旦那様なんだから!!」
「ん?何を言っている?旦那様は私達の旦那様だぞ」
「それは聞き捨てならない……レナの妻は私とティナで十分」
「むう、独り占め……いや、二人占め?とにかく、それはずるい」
「さ、騒がしい奴等だね……」
「はははっ……すいません、また戻ってきちゃいました」
「はっはっはっ、遠慮戦でいいぞ。お主等なら儂等も大歓迎じゃ」
レナは古代遺跡の転移装置を起動させ、再び大陸の外にある「島」へ戻ってきた。厳密に言えばここは島ではなく、巨大生物の背中の上なのだが、それはともかくレナは古代遺跡に避難した者達を連れてダークエルフの里へ戻ってきた。
この島から立ち去ってから3日も経過しない内にレナ達は戻ってきてしまうが、ダークエルフ達は歓迎してくれた。しかも彼等だけではなく、牛人族や竜人族も快く歓迎してくれた。
「ブモォオオッ!!」
「はっはっはっ、こいつはたくましそうな奴が来たな。しかし、言葉もまともに喋れんとは……どれ、儂等が教えてやろう」
「ミノ、良かったな。お前の仲間がこんなにいるぞ。あ、一応はあたしもミノタウロスだっけ?」
牛人族を見たミノは嬉しそうに牛人族の長や他の者と酒を酌み交わし、彼からすればこれほど大勢の仲間と巡り合うのは初めての出来事だった。その中にハルナも参加し、牛人族同士で仲良く過ごす。
「ほう、俺達よりも背丈の大きい人間をみるのは初めてだな。おい、デカいの!!図体は大きいが腕力にも自信はあるか?俺と力比べしようではないか!!」
「力比べだと……望むところだ!!」
ゴンゾウは竜人族の若者に気に入られ、その場で大きな岩を持ち上げて力比べを行う。意外と外から来た者達に対して島に暮らす三部族は仲良くなり、その様子を見てレナは安堵する。しかし、レナを狙うアンジュとサーシャに対してティナとコトミンは牽制し合う。
「まさか竜種まで操るなんてね……思っていた以上にやばい奴等を敵に回したようだね」
「レナさん達が居てくれて助かりましたが、ここも安全とは言い切れませんね」
「だが、ここを離れてたとしても安全な場所なんてあるのか?」
「ないだろうね……となると、やっぱり王都にいくしかないかもしれない」
牙竜は竜種の中では力は弱いが、それでもS級冒険者ほどの実力者でなければ対応できない相手である。もしもアルドラがまた竜種を深遠の森に送り込んだ場合、レナ達が不在だった場合は今度は全滅するしかない。
魔物が巣食う森の中ならば安全かもしれないと思われていたが、森の中に生息する種よりも危険度が高い魔物を送り込まれた場合の事は想定しておらず、この古代遺跡も絶対に安全だとは言い切れなくなってきた。そうなるとレナ達は王都へ避難するのも視野に入れなければならないが、問題がいくつかあった。
「けど、ここを離れるとエリナが戻って来た時に困るだろうな。俺達はここを拠点にしているし、何とか連絡が取れればいいんだけど……携帯電話でもあればな」
「けいたいでんわ?」
「いや、何でもないよ」
「エリナの事はそれほど気にする必要はないと思いまず。ヨツバ王国の軍が派遣される場合、王国の女王の元にも連絡は入るはずです」
「それもそうか……」
先にヨツバ王国へ向かったエリナはレナ達が古代遺跡を拠点にする事は知っているが、戻ってきた時にレナ達が離れていれば彼女も困る事になると思ったが、そもそも軍隊が派遣されるとなれば王都に連絡の使者が送り込まれるはずである。
しかし、拠点を移動するにしてもレナが王都までウルに乗って移動する場合、それなりの時間が掛かる。王都は冒険都市よりも離れており、ウルが全速力で走ったとしても1日はかかる距離に存在した。そのため、今日の内に出発するとしても明日までは古代遺跡の警備が薄くなってしまう。
(俺が居なくてもここにはハルナもゴンちゃんもリンダさんもいるし……何とかなると思うけど、また竜種が送り込まれたら他の人間に被害が及ぶかもしれないしな)
有り得ないとは思うが、もしも冒険都市に滞在する勢力の中でゴウライやシズネやハヤテといった実力者が送り込まれた場合、古代遺跡に待機する人間の身が危ない。だが、この場所以外に他に安全な場所の心当たりなどレナにはなかったが、この時にある事を思い出す。
「あ、そうだ……あそこなら大丈夫かもしれない?」
「何だい、心当たりがあるのかい?」
「うん、一つだけ……でも、ちょっと問題があってね」
『問題?』
レナは頭を掻きながら背に腹は代えられないと判断し、再び古代遺跡の転移装置を起動させる事にした――
「――こら~!!レナたんから離れてよ!!レナたんは私の旦那様なんだから!!」
「ん?何を言っている?旦那様は私達の旦那様だぞ」
「それは聞き捨てならない……レナの妻は私とティナで十分」
「むう、独り占め……いや、二人占め?とにかく、それはずるい」
「さ、騒がしい奴等だね……」
「はははっ……すいません、また戻ってきちゃいました」
「はっはっはっ、遠慮戦でいいぞ。お主等なら儂等も大歓迎じゃ」
レナは古代遺跡の転移装置を起動させ、再び大陸の外にある「島」へ戻ってきた。厳密に言えばここは島ではなく、巨大生物の背中の上なのだが、それはともかくレナは古代遺跡に避難した者達を連れてダークエルフの里へ戻ってきた。
この島から立ち去ってから3日も経過しない内にレナ達は戻ってきてしまうが、ダークエルフ達は歓迎してくれた。しかも彼等だけではなく、牛人族や竜人族も快く歓迎してくれた。
「ブモォオオッ!!」
「はっはっはっ、こいつはたくましそうな奴が来たな。しかし、言葉もまともに喋れんとは……どれ、儂等が教えてやろう」
「ミノ、良かったな。お前の仲間がこんなにいるぞ。あ、一応はあたしもミノタウロスだっけ?」
牛人族を見たミノは嬉しそうに牛人族の長や他の者と酒を酌み交わし、彼からすればこれほど大勢の仲間と巡り合うのは初めての出来事だった。その中にハルナも参加し、牛人族同士で仲良く過ごす。
「ほう、俺達よりも背丈の大きい人間をみるのは初めてだな。おい、デカいの!!図体は大きいが腕力にも自信はあるか?俺と力比べしようではないか!!」
「力比べだと……望むところだ!!」
ゴンゾウは竜人族の若者に気に入られ、その場で大きな岩を持ち上げて力比べを行う。意外と外から来た者達に対して島に暮らす三部族は仲良くなり、その様子を見てレナは安堵する。しかし、レナを狙うアンジュとサーシャに対してティナとコトミンは牽制し合う。
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