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真・最終章 七魔将編
都市への侵入方法
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「ねえ、俺達に協力してくれたら捕まった人たちを助けるといったら力を貸してくれる?」
「えっ……!?」
「ちょっとレナ!!何を言い出すんだい急に!?」
レナの言葉に拘束された冒険者達は驚き、バルが口を挟もうとするがそれをレナは制する。確かに彼等はレナ達を裏切ったが、彼等も大切な人間を人質に取られており、裏切った気持ちは分かる。
彼等からすれば裏切りに失敗して拘束され、冒険都市の人間とも連絡は取れず、捕まった家族や友人がどうなっているのかも分からない。だからこそ大きな不安を抱えている彼等を利用してレナは都市内部に入り込めないのかを考えた。
「下水道の侵入が見抜かれた以上、都市に侵入するには他の方法を考えないといけないし……この人達に協力して貰えば楽に入れるかもしれない」
「だけど危険過ぎるんじゃないのかい?こいつらがまた裏切ったら……」
「重要なのは都市に入れるだけでいいんだよ。城壁の内側まで移動できたら、後は空間魔法を繋げて全員を呼び出すだけでいいんだからさ」
「まあ、それはそうかもしれないけど……」
流石に城壁を乗り越えるとなると現在のレナ達の勢力でも難しく、城壁を突破する前に冒険都市内の戦力が集まってしまう。理想としては冒険都市の内部にレナが乗り込み、空間魔法で援軍を呼び出して内側から攻撃を仕掛ける。
レナ達に勝ち目があるとすれば戦力を分散させて都市の各地で敵の注意を引き、その間に別動隊がアルドラとオウガを倒す。アルドラを倒せば彼女が洗脳した人間達も元に戻り、平和を取り戻す事ができる。そのためには戦闘を避けて都市内に侵入する方法が必要だった。
「貴方達の気持ちは分かりますけど、俺達の力はもう見たでしょう。一緒に戦って人質にされた人たちを救出しましょう」
「うっ……た、確かにあんたらは強いのは知ってるよ」
「でも、相手は剣聖を従えてるんだぞ!?」
「それがどうしたんだい。その剣聖に全員にレナは勝ってるんだよ?それでもまだ信用できないのかい?」
「ううっ……」
冒険者の言葉にバルが言い返すと、彼等は言い返す事も出来ず、だからと言ってレナの頼みを承諾する事もできない。彼等は冒険都市に襲われた時に改めてゴウライやシズネの力を思い知り、どうしてもしり込みしてしまう。
そんな彼等を見てレナは困り果てると、ここで今まで黙っていたジャンヌが口を挟む。彼女は操られていた記憶を読み起こし、都市内に侵入する方法を思いつく。
「あの……一つだけですが、安全に忍び込める方法があるかもしれません」
「えっ!?本当に?」
「はい……おぼろげですが、アルドラに操られていた時にある事を命令されていた事を思い出しました」
「ある事?」
「どんな命令だい?」
「それは……えっと、その……少々言いにくいのですが」
ジャンヌは何故か若干頬を赤らめ、その反応にレナ達は不思議に思うが、彼女はアルドラから下された命令の内容を告げた――
――それからしばらくした後、レナは都市に共に避難していたフェリスとアリスの力を借りて再び彼女達の手によって助走を行い、かつて闘技祭が開催される前に闘技場騒がせた謎の美少女剣士の姿へと変貌する。
「うんうん、凄くいい感じや!!前よりも大人っぽくていい感じや~!!」
「そうですね、昔の時も可憐でしたが……この姿も凛々しく仕上がりました」
「とほほっ……まさかまたこんな格好になるとは」
「ぷぷっ……あ、あんた本当にレナなのかい?」
「わあっ……レナたん、綺麗だよ!!」
「よく似合ってる」
レナは女性陣に囲まれ、久々に「ルナ」の姿に変わり果てる。この姿で戦ったのは1年以上前であり、以前と比べてレナが成長した事もあって昔よりも大人っぽい女性の姿へと変装した。
ジャンヌによればアルドラは「強くて美しい女性」を好むらしく、実際に彼女の傍には常に腕利きで見目麗しい女性冒険者が控えていた。能力手に優れていたシズネやハヤテなどの剣聖の場合は自分の手元に置くよりも他の仕事を任せる方が効率が良いと判断し、この二人は常に別々に行動を許していたが、ジャンヌの場合は彼女の護衛を任されていた。
レナ達の前に現れたのはハヤテがアルドラの元に赴き、ジャンヌの力が必要だという事で特別に彼女を借り受けたが、もしもハヤテが来なければ今頃もジャンヌはアルドラの護衛として傍に仕えていた可能性が高い。
「す、凄く綺麗ですレナ様……いや、ルナ様」
「別に普通に呼んでいいよ」
「いや、それは駄目やな!!変装するなら心まで女性に化けへんと!!」
「旦那様……まさか、女だったのか!?」
「姉者、これは女装……でも、女だとしても私達の愛は変わらない」
アンジュとサーシャはレナの変わりようを見て驚くが、すぐに受け入れてくれた。バルは笑いを堪えているが、外見自体は完璧に女性にしか見えず、初対面の人間ならばレナが男性だと気付かれる事はないだろう。手鏡で自分の姿を確認したレナはため息を吐くが、これからしばらくの間は「ルナ」として振舞う事にする。
「えっ……!?」
「ちょっとレナ!!何を言い出すんだい急に!?」
レナの言葉に拘束された冒険者達は驚き、バルが口を挟もうとするがそれをレナは制する。確かに彼等はレナ達を裏切ったが、彼等も大切な人間を人質に取られており、裏切った気持ちは分かる。
彼等からすれば裏切りに失敗して拘束され、冒険都市の人間とも連絡は取れず、捕まった家族や友人がどうなっているのかも分からない。だからこそ大きな不安を抱えている彼等を利用してレナは都市内部に入り込めないのかを考えた。
「下水道の侵入が見抜かれた以上、都市に侵入するには他の方法を考えないといけないし……この人達に協力して貰えば楽に入れるかもしれない」
「だけど危険過ぎるんじゃないのかい?こいつらがまた裏切ったら……」
「重要なのは都市に入れるだけでいいんだよ。城壁の内側まで移動できたら、後は空間魔法を繋げて全員を呼び出すだけでいいんだからさ」
「まあ、それはそうかもしれないけど……」
流石に城壁を乗り越えるとなると現在のレナ達の勢力でも難しく、城壁を突破する前に冒険都市内の戦力が集まってしまう。理想としては冒険都市の内部にレナが乗り込み、空間魔法で援軍を呼び出して内側から攻撃を仕掛ける。
レナ達に勝ち目があるとすれば戦力を分散させて都市の各地で敵の注意を引き、その間に別動隊がアルドラとオウガを倒す。アルドラを倒せば彼女が洗脳した人間達も元に戻り、平和を取り戻す事ができる。そのためには戦闘を避けて都市内に侵入する方法が必要だった。
「貴方達の気持ちは分かりますけど、俺達の力はもう見たでしょう。一緒に戦って人質にされた人たちを救出しましょう」
「うっ……た、確かにあんたらは強いのは知ってるよ」
「でも、相手は剣聖を従えてるんだぞ!?」
「それがどうしたんだい。その剣聖に全員にレナは勝ってるんだよ?それでもまだ信用できないのかい?」
「ううっ……」
冒険者の言葉にバルが言い返すと、彼等は言い返す事も出来ず、だからと言ってレナの頼みを承諾する事もできない。彼等は冒険都市に襲われた時に改めてゴウライやシズネの力を思い知り、どうしてもしり込みしてしまう。
そんな彼等を見てレナは困り果てると、ここで今まで黙っていたジャンヌが口を挟む。彼女は操られていた記憶を読み起こし、都市内に侵入する方法を思いつく。
「あの……一つだけですが、安全に忍び込める方法があるかもしれません」
「えっ!?本当に?」
「はい……おぼろげですが、アルドラに操られていた時にある事を命令されていた事を思い出しました」
「ある事?」
「どんな命令だい?」
「それは……えっと、その……少々言いにくいのですが」
ジャンヌは何故か若干頬を赤らめ、その反応にレナ達は不思議に思うが、彼女はアルドラから下された命令の内容を告げた――
――それからしばらくした後、レナは都市に共に避難していたフェリスとアリスの力を借りて再び彼女達の手によって助走を行い、かつて闘技祭が開催される前に闘技場騒がせた謎の美少女剣士の姿へと変貌する。
「うんうん、凄くいい感じや!!前よりも大人っぽくていい感じや~!!」
「そうですね、昔の時も可憐でしたが……この姿も凛々しく仕上がりました」
「とほほっ……まさかまたこんな格好になるとは」
「ぷぷっ……あ、あんた本当にレナなのかい?」
「わあっ……レナたん、綺麗だよ!!」
「よく似合ってる」
レナは女性陣に囲まれ、久々に「ルナ」の姿に変わり果てる。この姿で戦ったのは1年以上前であり、以前と比べてレナが成長した事もあって昔よりも大人っぽい女性の姿へと変装した。
ジャンヌによればアルドラは「強くて美しい女性」を好むらしく、実際に彼女の傍には常に腕利きで見目麗しい女性冒険者が控えていた。能力手に優れていたシズネやハヤテなどの剣聖の場合は自分の手元に置くよりも他の仕事を任せる方が効率が良いと判断し、この二人は常に別々に行動を許していたが、ジャンヌの場合は彼女の護衛を任されていた。
レナ達の前に現れたのはハヤテがアルドラの元に赴き、ジャンヌの力が必要だという事で特別に彼女を借り受けたが、もしもハヤテが来なければ今頃もジャンヌはアルドラの護衛として傍に仕えていた可能性が高い。
「す、凄く綺麗ですレナ様……いや、ルナ様」
「別に普通に呼んでいいよ」
「いや、それは駄目やな!!変装するなら心まで女性に化けへんと!!」
「旦那様……まさか、女だったのか!?」
「姉者、これは女装……でも、女だとしても私達の愛は変わらない」
アンジュとサーシャはレナの変わりようを見て驚くが、すぐに受け入れてくれた。バルは笑いを堪えているが、外見自体は完璧に女性にしか見えず、初対面の人間ならばレナが男性だと気付かれる事はないだろう。手鏡で自分の姿を確認したレナはため息を吐くが、これからしばらくの間は「ルナ」として振舞う事にする。
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