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真・最終章 七魔将編
アルドラとの対面……?
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「……それで中に通ってもいいの?こんな所であんた達と世間話している暇はないのよ」
「ふん、元大将軍だか何だか知らないが態度には気を付けろ」
「アルドラ様への報告は私達が行う。さあ、知っている事を話せ」
「それは駄目よ。報告は私自身が直接行う、それが条件よ」
「生憎だが、昨晩に街中に侵入者が現れた。だから今までよりも警備は強化されている。お前の様に素性が怪しい人間をここへ通すわけには行かない。そもそもこっちの娘は誰だ?始めて見る顔だぞ、冒険者ではないな?」
「あ、えっと……」
「この子は私の傭兵仲間よ」
女性冒険者達はミレトを指摘すると、その問いかけに対してレナは咄嗟に傭兵仲間である事を伝える。しかし、それでも彼女達は初めて見る顔でしかもカノンが連れてきた事に対して怪しむように覗き込む。
「傭兵仲間だろうがなんだろうが部外者をここへ通すわけには行かない。第一にこの娘も洗礼を受けていないだろう」
「洗礼?」
「もう忘れたのか?あの方の血が入った水を飲む事だ。いや、そうだ……この場でお前達のどちらかが洗礼を受けるのであれば中に通る事を許してやろう」
「えっ!?」
女性冒険者達は良い事を思いついたとばかりに水筒を取り出すと、それをレナたちの前に差し出す。それを確認したミレトは戸惑うようにレナに視線を向けるが、この時にレナは水筒を凝視すると、自分が飲む事を宣言する。
「いいわよ、私が飲むわ」
「えっ……!?」
「ほう、いい度胸だな。なら、さっさと飲め」
水筒を差しだした女性冒険者達はレナが本当に水筒の中身を飲むのか注視すると、彼女は特に緊張した面持ちも浮かべずに水筒を受け取り、そのまま一気に飲み干す。
何の躊躇もなく水筒を飲み込んだレナに他の者達は驚愕するが、レナは水筒を全て飲み干すと冒険者達に投げ返す。空になった水筒を受け取った女性冒険者達は呆気にとられるが、そんな彼女達にレナは堂々と言い渡す。
「通らせてもらうわよ、これ以上にごちゃごちゃいうようなら……ここで全員死ぬ事になわるわね」
「うっ……!?」
「わ、分かった……通ってもいい」
「……腐っても大将軍か」
レナの言葉を聞いた女性冒険者達は彼の放つ威圧を浴びて怖気づき、建物の中にレナとミレトを通した。この時にミレトはレナの身を案じて話しかけようとするが、レナは先に小声で話しかける。
「大丈夫、平気だよ。俺は操られていない」
「えっ……でも、どうして?」
「あの中身、ただの水だよ。アルドラの血なんて入ってなかった……俺の鑑定眼は誤魔化せない」
マリアと同様にレナは「鑑定眼」と呼ばれる固有スキルを習得しており、この能力のお陰で水筒を確認した時にレナは中身がただの水だと一瞬で見抜いた。アルドラの血が入っていたならば鑑定眼に何らかの反応があるはずだが、最初に見た時からレナは水筒の中身がただの水だと気付き、女性冒険者達の行動は脅しに過ぎないと気付いていた。
水筒を躊躇なく飲んだ以上は女性冒険者達も追及はできず、無事にレナとミレトは建物の中に入り込む。建物の中には人の姿はなく、恐らく大半の冒険者は街中に見回りを行っているはずだった。しかし、中に入った途端に感じられる二つの気配が強まり、この中にはゴウライとオウガなる存在が居る事は間違いない。
(ゴウライとオウガを止めるのは一苦労しそうだな……よし、ここでいいか)
レナは周囲を確認し、この時に建物の出入口の扉に手を伸ばしてドアノブの部分を形状高速変化の技能を利用して金属を捻じ曲げ、ドアノブ同士を繋ぎ合わせる。これならば外部の人間が簡単には入り込めず、その間にレナは他の人間を呼び出す準備を行う。
建物内に侵入したレナは普段はマリアが使用している部屋へ向けて急ぎ足で移動を行い、この時にレナは途中で空き部屋を見つけ出すと、その場所に細工を施した。その後は二人でアルドラの部屋の前に辿り着き、緊張しながらもノックを行う。
『どうぞ、入りなさい』
ノックした直後に部屋の中に女性の声が響き、二人は扉を開くとそこには冒険都市を支配した吸血鬼アルドラがいた。アルドラを前にしたレナとミレトは緊張感を抱き、彼女は入ってきた二人に対して笑みを浮かべる。
アルドラの容姿は絶世の美女と言っても過言ではないが、容姿だけではなく凄みもあり、最初に出会った時と雰囲気が大分異なっていた。最初はレナも別人かと思ったが、鑑定眼を発動させて「アルドラ」が本人である事を確かめた。
(間違いない、こいつがアルドラだ)
鑑定眼を通して表示されたステータスを確認すると、レナは目の前に存在するアルドラが本人だと見抜き、変装の類で化けた偽物ではない事を悟る。幸いな事にアルドラの傍にはオウガやゴウライの姿は存在せず、部屋の中にはレナとミレトしか存在しない。これならば彼女を討つ絶好の好機だった。
「ふん、元大将軍だか何だか知らないが態度には気を付けろ」
「アルドラ様への報告は私達が行う。さあ、知っている事を話せ」
「それは駄目よ。報告は私自身が直接行う、それが条件よ」
「生憎だが、昨晩に街中に侵入者が現れた。だから今までよりも警備は強化されている。お前の様に素性が怪しい人間をここへ通すわけには行かない。そもそもこっちの娘は誰だ?始めて見る顔だぞ、冒険者ではないな?」
「あ、えっと……」
「この子は私の傭兵仲間よ」
女性冒険者達はミレトを指摘すると、その問いかけに対してレナは咄嗟に傭兵仲間である事を伝える。しかし、それでも彼女達は初めて見る顔でしかもカノンが連れてきた事に対して怪しむように覗き込む。
「傭兵仲間だろうがなんだろうが部外者をここへ通すわけには行かない。第一にこの娘も洗礼を受けていないだろう」
「洗礼?」
「もう忘れたのか?あの方の血が入った水を飲む事だ。いや、そうだ……この場でお前達のどちらかが洗礼を受けるのであれば中に通る事を許してやろう」
「えっ!?」
女性冒険者達は良い事を思いついたとばかりに水筒を取り出すと、それをレナたちの前に差し出す。それを確認したミレトは戸惑うようにレナに視線を向けるが、この時にレナは水筒を凝視すると、自分が飲む事を宣言する。
「いいわよ、私が飲むわ」
「えっ……!?」
「ほう、いい度胸だな。なら、さっさと飲め」
水筒を差しだした女性冒険者達はレナが本当に水筒の中身を飲むのか注視すると、彼女は特に緊張した面持ちも浮かべずに水筒を受け取り、そのまま一気に飲み干す。
何の躊躇もなく水筒を飲み込んだレナに他の者達は驚愕するが、レナは水筒を全て飲み干すと冒険者達に投げ返す。空になった水筒を受け取った女性冒険者達は呆気にとられるが、そんな彼女達にレナは堂々と言い渡す。
「通らせてもらうわよ、これ以上にごちゃごちゃいうようなら……ここで全員死ぬ事になわるわね」
「うっ……!?」
「わ、分かった……通ってもいい」
「……腐っても大将軍か」
レナの言葉を聞いた女性冒険者達は彼の放つ威圧を浴びて怖気づき、建物の中にレナとミレトを通した。この時にミレトはレナの身を案じて話しかけようとするが、レナは先に小声で話しかける。
「大丈夫、平気だよ。俺は操られていない」
「えっ……でも、どうして?」
「あの中身、ただの水だよ。アルドラの血なんて入ってなかった……俺の鑑定眼は誤魔化せない」
マリアと同様にレナは「鑑定眼」と呼ばれる固有スキルを習得しており、この能力のお陰で水筒を確認した時にレナは中身がただの水だと一瞬で見抜いた。アルドラの血が入っていたならば鑑定眼に何らかの反応があるはずだが、最初に見た時からレナは水筒の中身がただの水だと気付き、女性冒険者達の行動は脅しに過ぎないと気付いていた。
水筒を躊躇なく飲んだ以上は女性冒険者達も追及はできず、無事にレナとミレトは建物の中に入り込む。建物の中には人の姿はなく、恐らく大半の冒険者は街中に見回りを行っているはずだった。しかし、中に入った途端に感じられる二つの気配が強まり、この中にはゴウライとオウガなる存在が居る事は間違いない。
(ゴウライとオウガを止めるのは一苦労しそうだな……よし、ここでいいか)
レナは周囲を確認し、この時に建物の出入口の扉に手を伸ばしてドアノブの部分を形状高速変化の技能を利用して金属を捻じ曲げ、ドアノブ同士を繋ぎ合わせる。これならば外部の人間が簡単には入り込めず、その間にレナは他の人間を呼び出す準備を行う。
建物内に侵入したレナは普段はマリアが使用している部屋へ向けて急ぎ足で移動を行い、この時にレナは途中で空き部屋を見つけ出すと、その場所に細工を施した。その後は二人でアルドラの部屋の前に辿り着き、緊張しながらもノックを行う。
『どうぞ、入りなさい』
ノックした直後に部屋の中に女性の声が響き、二人は扉を開くとそこには冒険都市を支配した吸血鬼アルドラがいた。アルドラを前にしたレナとミレトは緊張感を抱き、彼女は入ってきた二人に対して笑みを浮かべる。
アルドラの容姿は絶世の美女と言っても過言ではないが、容姿だけではなく凄みもあり、最初に出会った時と雰囲気が大分異なっていた。最初はレナも別人かと思ったが、鑑定眼を発動させて「アルドラ」が本人である事を確かめた。
(間違いない、こいつがアルドラだ)
鑑定眼を通して表示されたステータスを確認すると、レナは目の前に存在するアルドラが本人だと見抜き、変装の類で化けた偽物ではない事を悟る。幸いな事にアルドラの傍にはオウガやゴウライの姿は存在せず、部屋の中にはレナとミレトしか存在しない。これならば彼女を討つ絶好の好機だった。
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