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真・最終章 七魔将編
これを使うのも久しぶりだな……(レナ)
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――時は1分ほど前に遡り、ゴンゾウ達と別れたレナは一人でもう1体の戦人形を相手にしていた。両腕を刃物に変形させた戦人形に対してレナも二刀流で挑み、激しい攻防戦を繰り広げる。
『ッ……!!』
「おっとっとっ……そこだっ!!」
『ッ……!?』
退魔刀と鏡刀を手にしたレナは戦人形の攻撃を全て受け流し、隙を突いて反撃を繰り出す。戦人形の胴体に目掛けてレナの前蹴りが繰り出され、戦人形は後退した。レナはアイラの血を継いでおり、更にティナの護衛のリンダから体術の手ほどきも受けている。
バルトロス王国とヨツバ王国の最強の格闘家二人にレナは鍛え上げられており、剣だけではなく体術を組み合わせて戦う方が相手の意表を突く事ができた。しかし、今回の相手はただの人間ではなく、戦人形であるために既による攻撃はあまり期待できない。
『ッ……!!』
「ふうっ……これだとジリ貧だな」
戦人形の腹部に前蹴りを打ち込んだ時に凹みが生まれたが、即座に戦人形は形状変化の能力で凹みを戻してしまう。レナは自分のように「錬金術師」を相手にしている錯覚に陥り、ある意味ではこの遺跡の戦人形はレナに近い存在と言える。
形状変化も硬度の調整もレナの錬金術師の能力と全く同じだが、違う点があるとすればレナは自分自身の肉体には形状変化は行えない。そういう意味では戦人形の方が肉体を自由自在に変化する点では彼よりも優位かもしれないが、それならば戦人形の真似できない方法でレナは戦う。
「そろそろ終わらせるぞ……はああっ!!」
「っ……!?」
レナは退魔刀に魔力を送り込む魔刀術を発動して刀身に「蒼炎」を纏わせる。火属性の魔法剣を発動させるよりもこちらの方が扱いやすく、本物の炎のように熱気を放つ。
(こいつには普通の攻撃は通じない。なら、ここはあれしかないか)
鏡刀を鞘に戻したレナは久々に「氷装剣」を発動させ、左手に氷の大剣を作り出す。氷装剣は水属性の魔力で造り出した氷の剣であり、子供の頃はよく多用していた魔法である。
(この剣を使うのも久々な気がするな……)
氷装剣を手にしたレナは懐かしさを覚え、ある時期を境にレナは氷装剣を使う事はなくなった。彼が戦闘で多用する「重撃剣」などの地属性の魔法剣とは氷装剣は相性が悪く、アダマンタイトのような魔法金属製の武器でなければ魔法剣に耐え切れずに壊れてしまうという理由で氷装剣を使う機会は激減した。そのせいで最近では氷装剣を使う機会もなかった。
しかし、戦人形を前にしたレナはこの状況下では氷装剣と魔刀術を発動させた退魔刀が最適の武器であると判断した。彼は氷装剣を握りしめた状態で更に支援魔法を発動させせる。
(今の俺ならきっと大丈夫なはず……やるぞ!!)
氷装剣を手にした状態でレナは「付与強化」の支援魔法を発動させ、氷装剣にさらに魔力を送り込む。するとシズネの「雪月花」と同じように氷装剣の刀身に冷気が纏う。
「はぁあああっ!!」
『ッ……!!』
蒼炎を纏う大剣と冷気を放つ氷の剣を手にしたレナは戦人形に斬りかかると、戦人形はレナに対して両腕を重ね合わせて今度は「大盾」へと変形させる。正面からレナの攻撃を受けようと身構えるが、それに対してレナは笑みを浮かべて最初に氷装剣を振りかざす。
「旋風っ!!」
『ッ……!?』
横薙ぎに振り払われたレナの一撃によって戦人形の大盾に衝撃が走り、あまりの威力に氷装剣が砕け散ってしまう。この時に戦人形の大盾の表面が冷気によって凍り付き、直後にレナは退魔刀を振り下ろす。
「疾風撃!!」
『ッ――!?』
蒼炎を纏った退魔刀が戦人形の大盾に叩き付けられ、あまりの衝撃に戦人形の大盾は粉々に砕け散ってしまう。両腕を失った戦人形は勢いよく吹き飛び、派手に地面に倒れ込んで動かなくなった。
最初にレナが氷装剣で切り付けたのは戦人形の肉体を凍り付かせ、その後に高温を帯びた退魔刀で攻撃を行う。大抵の物質は冷却した後に高温で炙れば硬度を落とすため、それを利用してレナは戦人形の肉体その物を破壊する。
「これで終わりだ!!」
いくら形状変化と硬度調整機能を持っていようと肉体を砕かれれば戦人形もどうしようもできず、倒れ込んでいる戦人形が砕けた肉体の破片を回収して再生を行う前にレナは止めを刺しに向かう。
(こいつだって不死身じゃない!!何処かに核があるはずだ!!)
戦人形はゴーレムを参考にして作り出された人工生物であるならば必ず何処かに「核」が存在し、それを破壊すれば倒せるはずだった。核の位置は何処にあるのかは「魔力感知」の技能を利用して感じ取り、戦人形の頭部の部分に強い魔力を感じたレナは退魔刀を振りかざす。
「これで終わり――!?」
しかし、攻撃を仕掛けようとした瞬間に何処からか別の戦人形が吹き飛び、レナが止めを刺そうとした戦人形と衝突した。2体の戦人形はもつれあうように転がり込み、それを見たレナは攻撃を中断してしまう。彼は知らなかったが実は同時刻にゴンゾウが吹き飛ばした戦人形が偶然にもレナと戦っていた戦人形の元に吹き飛んでしまったのだ。
『ッ……!!』
「おっとっとっ……そこだっ!!」
『ッ……!?』
退魔刀と鏡刀を手にしたレナは戦人形の攻撃を全て受け流し、隙を突いて反撃を繰り出す。戦人形の胴体に目掛けてレナの前蹴りが繰り出され、戦人形は後退した。レナはアイラの血を継いでおり、更にティナの護衛のリンダから体術の手ほどきも受けている。
バルトロス王国とヨツバ王国の最強の格闘家二人にレナは鍛え上げられており、剣だけではなく体術を組み合わせて戦う方が相手の意表を突く事ができた。しかし、今回の相手はただの人間ではなく、戦人形であるために既による攻撃はあまり期待できない。
『ッ……!!』
「ふうっ……これだとジリ貧だな」
戦人形の腹部に前蹴りを打ち込んだ時に凹みが生まれたが、即座に戦人形は形状変化の能力で凹みを戻してしまう。レナは自分のように「錬金術師」を相手にしている錯覚に陥り、ある意味ではこの遺跡の戦人形はレナに近い存在と言える。
形状変化も硬度の調整もレナの錬金術師の能力と全く同じだが、違う点があるとすればレナは自分自身の肉体には形状変化は行えない。そういう意味では戦人形の方が肉体を自由自在に変化する点では彼よりも優位かもしれないが、それならば戦人形の真似できない方法でレナは戦う。
「そろそろ終わらせるぞ……はああっ!!」
「っ……!?」
レナは退魔刀に魔力を送り込む魔刀術を発動して刀身に「蒼炎」を纏わせる。火属性の魔法剣を発動させるよりもこちらの方が扱いやすく、本物の炎のように熱気を放つ。
(こいつには普通の攻撃は通じない。なら、ここはあれしかないか)
鏡刀を鞘に戻したレナは久々に「氷装剣」を発動させ、左手に氷の大剣を作り出す。氷装剣は水属性の魔力で造り出した氷の剣であり、子供の頃はよく多用していた魔法である。
(この剣を使うのも久々な気がするな……)
氷装剣を手にしたレナは懐かしさを覚え、ある時期を境にレナは氷装剣を使う事はなくなった。彼が戦闘で多用する「重撃剣」などの地属性の魔法剣とは氷装剣は相性が悪く、アダマンタイトのような魔法金属製の武器でなければ魔法剣に耐え切れずに壊れてしまうという理由で氷装剣を使う機会は激減した。そのせいで最近では氷装剣を使う機会もなかった。
しかし、戦人形を前にしたレナはこの状況下では氷装剣と魔刀術を発動させた退魔刀が最適の武器であると判断した。彼は氷装剣を握りしめた状態で更に支援魔法を発動させせる。
(今の俺ならきっと大丈夫なはず……やるぞ!!)
氷装剣を手にした状態でレナは「付与強化」の支援魔法を発動させ、氷装剣にさらに魔力を送り込む。するとシズネの「雪月花」と同じように氷装剣の刀身に冷気が纏う。
「はぁあああっ!!」
『ッ……!!』
蒼炎を纏う大剣と冷気を放つ氷の剣を手にしたレナは戦人形に斬りかかると、戦人形はレナに対して両腕を重ね合わせて今度は「大盾」へと変形させる。正面からレナの攻撃を受けようと身構えるが、それに対してレナは笑みを浮かべて最初に氷装剣を振りかざす。
「旋風っ!!」
『ッ……!?』
横薙ぎに振り払われたレナの一撃によって戦人形の大盾に衝撃が走り、あまりの威力に氷装剣が砕け散ってしまう。この時に戦人形の大盾の表面が冷気によって凍り付き、直後にレナは退魔刀を振り下ろす。
「疾風撃!!」
『ッ――!?』
蒼炎を纏った退魔刀が戦人形の大盾に叩き付けられ、あまりの衝撃に戦人形の大盾は粉々に砕け散ってしまう。両腕を失った戦人形は勢いよく吹き飛び、派手に地面に倒れ込んで動かなくなった。
最初にレナが氷装剣で切り付けたのは戦人形の肉体を凍り付かせ、その後に高温を帯びた退魔刀で攻撃を行う。大抵の物質は冷却した後に高温で炙れば硬度を落とすため、それを利用してレナは戦人形の肉体その物を破壊する。
「これで終わりだ!!」
いくら形状変化と硬度調整機能を持っていようと肉体を砕かれれば戦人形もどうしようもできず、倒れ込んでいる戦人形が砕けた肉体の破片を回収して再生を行う前にレナは止めを刺しに向かう。
(こいつだって不死身じゃない!!何処かに核があるはずだ!!)
戦人形はゴーレムを参考にして作り出された人工生物であるならば必ず何処かに「核」が存在し、それを破壊すれば倒せるはずだった。核の位置は何処にあるのかは「魔力感知」の技能を利用して感じ取り、戦人形の頭部の部分に強い魔力を感じたレナは退魔刀を振りかざす。
「これで終わり――!?」
しかし、攻撃を仕掛けようとした瞬間に何処からか別の戦人形が吹き飛び、レナが止めを刺そうとした戦人形と衝突した。2体の戦人形はもつれあうように転がり込み、それを見たレナは攻撃を中断してしまう。彼は知らなかったが実は同時刻にゴンゾウが吹き飛ばした戦人形が偶然にもレナと戦っていた戦人形の元に吹き飛んでしまったのだ。
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