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真・最終章 七魔将編
訓練場の真相
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「うわ、また現れた……けど、これが現れたという事はここにいる敵はやっつけたのか」
「どういう事?」
「やっつけた?」
「「ぷるんっ?」」
「詳しい話は後でするから……」
レナの元に全員が集まると、とりあえずは説明する前に場所を移動するためにレナは空中に黒渦を作り出す。海で身体が濡れてしまったため、ひとまずは服を乾かすのも兼ねて先ほどの火山に戻る事にした――
――火山に戻ったレナは一先ずは服が乾くまでの間、アイリスと交信を行って情報整理を行う。予想通りというべきかレナ達がいる場所は勇者が作り出した特製の訓練場である事が判明した。
『前に塔の大迷宮でレナさん達が仮想空間で訓練した事を覚えてますよね』
『うん、覚えてる。まさかここも仮想空間なの?』
『いいえ、ここは現実の世界です。仮想世界なら死んだとしても現実に戻れますが、今回はそういうわけにもいきません』
塔の大迷宮にてレナは仲間達と共にアンドロイドのリーリスが管理する機器を利用して仮想世界に入り、そこで様々な敵と戦った。だが、今回の場合はレナ達は仮想世界ではなく、別の空間に転移して戦っている事が発覚した。
『勇者が地球からこの世界に転移する際に利用される召喚魔法の原理を利用して、別空間に転移する技術が開発されました』
『ん?という事はこの世界は現実に存在する世界なの?』
『そういう事ですね。正確に言えばここは塔の大迷宮と同じなんです。塔の大迷宮も階層ごとに異なる環境の空間が設けられていたでしょう?』
『そういえばそうだったな』
塔の大迷宮は階層によって別の空間と繋がっており、今回のレナ達が訪れた訓練場は地上では発見できない場所に存在する大迷宮に転移したという。塔の大迷宮と違う点はこちらの方が圧倒的に階層が多く、様々な環境と魔物で構成された空間が多数存在する。
レナ達は地上には存在しない大迷宮に飛ばされ、脱出するためには各階層に出現する魔物を倒して仲間と合流しなけばならない。また、各階層には二つの黒門が存在し、それぞれが別空間に繋がっている。ちなみに魔物を倒していなくても他の空間から誰かが黒門を通じて転移した場合、そちらの黒門は問題なく扱える。
『色々と面倒な世界だな……』
『ですけど塔の大迷宮と違って一度魔物を倒せば他の空間に自由に出入りできます。まあ、時間経過でまた魔物が復活した時は倒さないといけませんけど……』
『えっ、復活するの!?』
『その辺は塔の大迷宮と同じですよ。ここでどれだけ魔物を倒しても24時間経過すれば復活します。ちなみに倒した魔物の素材を持ち返っても元の場所に戻る時は自動的に消えてなくなっちゃいますから気をつけてください』
『なるほど、つまりはここでは魔物を倒してレベル上げや戦闘技術を磨く事しかできないわけか……』
塔の大迷宮とは異なり、倒した魔物は時間が経過すると消えてなくなるために素材の回収は行えず、元の世界に持ち返る事はできないので素材回収の意味はない。但し、魔物を倒せば経験値を得られるので全くの無駄骨ではない。
『ここは勇者が強くなるために作り出された施設ですからね。出てくる魔物は強敵ですが、その分に倒した時には地上の世界に存在する魔物よりも多くの経験値を得られます』
『レベルね……そういえば俺のレベルはいくつだっけ?』
『レナさんのレベルはもう99ですよ。なのでこれ以上に強くなりませんから気をつけてください』
『え~……何かつまらないな』
既にレナのレベルはこの世界の住民の限界値にまで到達しており、これ以上に経験値を得たとしてもレナはレベルが上がる事はない。但し、レベルが限界値を迎えたといっても彼が強くなれないとは限らず、戦闘技術を磨けば今よりも強くなれる可能性はある。
『こちらに存在する訓練場は100を越えますが、転移する人数に合わせて行ける数が決まります。100人以上が転移台に乗っても反応はしませんので気をつけてください』
『なるほど……脱出手段は?』
『最初に転移した人間同士が全員集まれば出入口が開かれます。他の方々も敵を倒して次の空間に移動している人もいるので安心して下さい。ですけど、ここに存在する魔物は本気で殺しにかかってきますから気をつけてください。仮想世界と違って死ねば終わりですからね』
『分かったよ』
アイリスとの交信を遮断したレナは現在の状況を把握し、ひとまずは他の仲間達の数を確認した。最初の世界でレナはジャンヌと共に転移し、その後にミナとダイン、次にコトミンとティナとスラミンとヒトミンと合流した。まだ最初に転移した人数の半分程度であり、全員が合流するまでまだまだ時間が掛かりそうだった。
「皆、集まって……とりあえず、これからは一緒に行動しよう。勝手に離れたり、単独行動は慎むようにして」
「そ、そうだな……」
「分かりました」
「うん、それじゃあ隊長はレナ君に任せるよ」
「レナたん、スラミンちゃんとヒトミンちゃんがここ暑いから早く移動したいって……」
「火山はスライムと人魚族にとっては過酷過ぎる環境……干からびそう」
「「ぷるぷるっ……」」
火山に到着したコトミンは元気なさそうにスラミンとヒトミンを抱え、あまりの熱気のせいかスライム達は身体が小さくなり、人魚族であるコトミンも暑い場所は苦手としているのでレナに場所を移動するように促す。レナは彼女の言葉に頷き、服も乾いたので次の空間に進む事にした。
「どういう事?」
「やっつけた?」
「「ぷるんっ?」」
「詳しい話は後でするから……」
レナの元に全員が集まると、とりあえずは説明する前に場所を移動するためにレナは空中に黒渦を作り出す。海で身体が濡れてしまったため、ひとまずは服を乾かすのも兼ねて先ほどの火山に戻る事にした――
――火山に戻ったレナは一先ずは服が乾くまでの間、アイリスと交信を行って情報整理を行う。予想通りというべきかレナ達がいる場所は勇者が作り出した特製の訓練場である事が判明した。
『前に塔の大迷宮でレナさん達が仮想空間で訓練した事を覚えてますよね』
『うん、覚えてる。まさかここも仮想空間なの?』
『いいえ、ここは現実の世界です。仮想世界なら死んだとしても現実に戻れますが、今回はそういうわけにもいきません』
塔の大迷宮にてレナは仲間達と共にアンドロイドのリーリスが管理する機器を利用して仮想世界に入り、そこで様々な敵と戦った。だが、今回の場合はレナ達は仮想世界ではなく、別の空間に転移して戦っている事が発覚した。
『勇者が地球からこの世界に転移する際に利用される召喚魔法の原理を利用して、別空間に転移する技術が開発されました』
『ん?という事はこの世界は現実に存在する世界なの?』
『そういう事ですね。正確に言えばここは塔の大迷宮と同じなんです。塔の大迷宮も階層ごとに異なる環境の空間が設けられていたでしょう?』
『そういえばそうだったな』
塔の大迷宮は階層によって別の空間と繋がっており、今回のレナ達が訪れた訓練場は地上では発見できない場所に存在する大迷宮に転移したという。塔の大迷宮と違う点はこちらの方が圧倒的に階層が多く、様々な環境と魔物で構成された空間が多数存在する。
レナ達は地上には存在しない大迷宮に飛ばされ、脱出するためには各階層に出現する魔物を倒して仲間と合流しなけばならない。また、各階層には二つの黒門が存在し、それぞれが別空間に繋がっている。ちなみに魔物を倒していなくても他の空間から誰かが黒門を通じて転移した場合、そちらの黒門は問題なく扱える。
『色々と面倒な世界だな……』
『ですけど塔の大迷宮と違って一度魔物を倒せば他の空間に自由に出入りできます。まあ、時間経過でまた魔物が復活した時は倒さないといけませんけど……』
『えっ、復活するの!?』
『その辺は塔の大迷宮と同じですよ。ここでどれだけ魔物を倒しても24時間経過すれば復活します。ちなみに倒した魔物の素材を持ち返っても元の場所に戻る時は自動的に消えてなくなっちゃいますから気をつけてください』
『なるほど、つまりはここでは魔物を倒してレベル上げや戦闘技術を磨く事しかできないわけか……』
塔の大迷宮とは異なり、倒した魔物は時間が経過すると消えてなくなるために素材の回収は行えず、元の世界に持ち返る事はできないので素材回収の意味はない。但し、魔物を倒せば経験値を得られるので全くの無駄骨ではない。
『ここは勇者が強くなるために作り出された施設ですからね。出てくる魔物は強敵ですが、その分に倒した時には地上の世界に存在する魔物よりも多くの経験値を得られます』
『レベルね……そういえば俺のレベルはいくつだっけ?』
『レナさんのレベルはもう99ですよ。なのでこれ以上に強くなりませんから気をつけてください』
『え~……何かつまらないな』
既にレナのレベルはこの世界の住民の限界値にまで到達しており、これ以上に経験値を得たとしてもレナはレベルが上がる事はない。但し、レベルが限界値を迎えたといっても彼が強くなれないとは限らず、戦闘技術を磨けば今よりも強くなれる可能性はある。
『こちらに存在する訓練場は100を越えますが、転移する人数に合わせて行ける数が決まります。100人以上が転移台に乗っても反応はしませんので気をつけてください』
『なるほど……脱出手段は?』
『最初に転移した人間同士が全員集まれば出入口が開かれます。他の方々も敵を倒して次の空間に移動している人もいるので安心して下さい。ですけど、ここに存在する魔物は本気で殺しにかかってきますから気をつけてください。仮想世界と違って死ねば終わりですからね』
『分かったよ』
アイリスとの交信を遮断したレナは現在の状況を把握し、ひとまずは他の仲間達の数を確認した。最初の世界でレナはジャンヌと共に転移し、その後にミナとダイン、次にコトミンとティナとスラミンとヒトミンと合流した。まだ最初に転移した人数の半分程度であり、全員が合流するまでまだまだ時間が掛かりそうだった。
「皆、集まって……とりあえず、これからは一緒に行動しよう。勝手に離れたり、単独行動は慎むようにして」
「そ、そうだな……」
「分かりました」
「うん、それじゃあ隊長はレナ君に任せるよ」
「レナたん、スラミンちゃんとヒトミンちゃんがここ暑いから早く移動したいって……」
「火山はスライムと人魚族にとっては過酷過ぎる環境……干からびそう」
「「ぷるぷるっ……」」
火山に到着したコトミンは元気なさそうにスラミンとヒトミンを抱え、あまりの熱気のせいかスライム達は身体が小さくなり、人魚族であるコトミンも暑い場所は苦手としているのでレナに場所を移動するように促す。レナは彼女の言葉に頷き、服も乾いたので次の空間に進む事にした。
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