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真・最終章 七魔将編
雷魔銃
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「それを使えばさっきの奴を倒せるの?」
「どうかしらね、核を捉えて撃ち込めば倒せるとは思うわ」
「思うって……」
「この一発しかないのよ!!外したらもう終わりなの!!」
魔銃を手にしたカノンは雷属性の魔石の弾丸を装填すると、緊張した面持ちで胸元に隠す。ブロックゴーレムに魔銃が通じるかどうかは分からないが、核を捉えて正確に射撃すれば倒せる可能性はある。但し、魔銃の威力がどれほどの物なのか分からない以上は迂闊な行動は取れない。
本来であれば今ならば城から逃げ出せる事はできるが、今の状態でカノンは城を逃げたとしても犯罪者として指名手配されてしまう。仮に他国に逃げ切ったとしても自分が持ち合わせていた魔銃を所持していない以上は身を守る事はできない。新しい魔銃が手に入ったといっても魔弾を作り出すための魔石を購入する資金も持ち合わせていない。
(ここでさっきの化物を私が倒せば恩を売れるわね……)
カノンは先ほどのブロックゴーレムを思い出し、あの化物を倒す事ができれば自分の評価は上がると思った。そもそもカノンがシオンとリアナをそそのかさなければブロックゴーレムも現れる事はなかったのだが、妹達が関わっているのであれば家族には甘いナオならば許してくれるだろう。
(一発で仕留めてやるわ)
ブロックゴーレムと言えども体内の核を破壊すれば確実に倒せるため、カノンは魔銃を手にして宝物庫を抜け出す。彼女の後にシオンとリアナも続き、本当に倒せるのかと不安を抱きながらもカノンに付いていく。
「ちょっと、本当にそんなのであの怪物を倒せるの!?」
「そんなのとは何よ!!あんた達の大好きなお母様が残した武器よ!!それともお母様が信じられないの!?」
「そ、それは……」
「いいから黙って付いて来なさい……私の腕を見せてやるわ」
魔銃を取り戻した事で自信を取り戻したカノンはブロックゴーレムが居る場所へと駆け込み、どうやらワルキューレ騎士団とアイラとの戦闘の際中にブロックゴーレムは城の中庭に誘導された事が発覚した。ブロックゴーレムは中庭にて騎士達に囲まれ、傷だらけの状態ながらに暴れまわる。
「ゴァアアアッ!!」
「ナオちゃん、止まったら駄目よ!!胸元に攻撃を集中して!!」
「はい!!」
アイラの指示の元でナオはブロックゴーレムの傷ついた胸元に攻撃を集中させ、ブロックゴーレムの胸元の煉瓦を破壊する。ブロックゴーレムは胸元の部分に大きな亀裂が生じ、その隙間から核らしき赤色の魔石が見えた。
核を破壊すればブロックゴーレムは倒せるはずだが、アイラとナオの攻撃は確実に当たっているにも関わらずに一向に倒せる様子がない。二人の攻撃が核に届いてもびくともせず、まるでアダマンタイト級の硬さを誇る核にアイラとナオは冷や汗を流す。
(硬い!?なんて硬さだ……それに魔法剣も魔刀術も使えない!!)
ブロックゴーレムの体内に光り輝く赤色の魔石の正体は火属性の魔石だと思われ、最悪な事にナオとアイラの得意とする火属性の魔法剣や魔刀術は使用できない。魔法を使える魔術師も迂闊に攻撃ができず、もしも下手に魔法攻撃を仕掛けたら魔石が反応して大爆発を引き起こしかねない。
ゴーレム種から採取できる魔石は通常の魔石よりも魔力の密度が高く、ブロックゴーレムの体内に見える魔石の大きさから考えても爆発すればとんでもない被害を被る。下手をすればこの場に存在する全員が吹き飛ぶ可能性もあるため、下手に攻撃を仕掛ける事ができずに全員が追いつめられる。
(どうにか魔法を使わずに破壊したい所だけど……もう、こんな時にレナちゃんがいればいいのに!!)
アイラはブロックゴーレムを相手にしながらもレナがこの場にいれば勝てると考えた。彼の剛剣ならば非常に硬いブロックゴーレムの核を破壊する事も容易く、レナ以外でもゴンゾウやシズネが居ればなんとかできる可能性はあった。
ゴンゾウの場合は鬼人化を発動させればブロックゴーレムを抑え込み、核以外の箇所を破壊できる。シズネの場合はブロックゴーレムを凍結させれば動きを封じ込める事ができる。ダインならば影魔法でブロックゴーレムの動きを拘束して動けなくさせる事も容易だった。他にもゴウライやハヤテほどの実力者ならばブロックゴーレムを粉々に破壊するか切断できたかもしれない。
(年は取りたくないわね、昔のように動き回れないわ……)
アイラが全盛期の頃ならばブロックゴーレムの核を破壊する一撃を繰り出せたかもしれないが、生憎と今の彼女ではブロックゴーレムに通じる技は繰り出せない。しかし、ここで退くわけにはいかずに彼女はブロックゴーレムを倒す手段を考えると、そんな彼女の前に意外な人物が前に出た。
「あんた達、退きなさい!!」
「なっ!?お前は……」
「カノンちゃん!?」
「ゴアッ……!?」
姿を現わしたのは自信満々な表情を浮かべたカノンであり、彼女が現れた事にナオもアイラも驚愕の表情を浮かべ、ブロックゴーレムの方は自分の宝を狙おうとしたカノンが現れた事に怒り心頭だった。
「どうかしらね、核を捉えて撃ち込めば倒せるとは思うわ」
「思うって……」
「この一発しかないのよ!!外したらもう終わりなの!!」
魔銃を手にしたカノンは雷属性の魔石の弾丸を装填すると、緊張した面持ちで胸元に隠す。ブロックゴーレムに魔銃が通じるかどうかは分からないが、核を捉えて正確に射撃すれば倒せる可能性はある。但し、魔銃の威力がどれほどの物なのか分からない以上は迂闊な行動は取れない。
本来であれば今ならば城から逃げ出せる事はできるが、今の状態でカノンは城を逃げたとしても犯罪者として指名手配されてしまう。仮に他国に逃げ切ったとしても自分が持ち合わせていた魔銃を所持していない以上は身を守る事はできない。新しい魔銃が手に入ったといっても魔弾を作り出すための魔石を購入する資金も持ち合わせていない。
(ここでさっきの化物を私が倒せば恩を売れるわね……)
カノンは先ほどのブロックゴーレムを思い出し、あの化物を倒す事ができれば自分の評価は上がると思った。そもそもカノンがシオンとリアナをそそのかさなければブロックゴーレムも現れる事はなかったのだが、妹達が関わっているのであれば家族には甘いナオならば許してくれるだろう。
(一発で仕留めてやるわ)
ブロックゴーレムと言えども体内の核を破壊すれば確実に倒せるため、カノンは魔銃を手にして宝物庫を抜け出す。彼女の後にシオンとリアナも続き、本当に倒せるのかと不安を抱きながらもカノンに付いていく。
「ちょっと、本当にそんなのであの怪物を倒せるの!?」
「そんなのとは何よ!!あんた達の大好きなお母様が残した武器よ!!それともお母様が信じられないの!?」
「そ、それは……」
「いいから黙って付いて来なさい……私の腕を見せてやるわ」
魔銃を取り戻した事で自信を取り戻したカノンはブロックゴーレムが居る場所へと駆け込み、どうやらワルキューレ騎士団とアイラとの戦闘の際中にブロックゴーレムは城の中庭に誘導された事が発覚した。ブロックゴーレムは中庭にて騎士達に囲まれ、傷だらけの状態ながらに暴れまわる。
「ゴァアアアッ!!」
「ナオちゃん、止まったら駄目よ!!胸元に攻撃を集中して!!」
「はい!!」
アイラの指示の元でナオはブロックゴーレムの傷ついた胸元に攻撃を集中させ、ブロックゴーレムの胸元の煉瓦を破壊する。ブロックゴーレムは胸元の部分に大きな亀裂が生じ、その隙間から核らしき赤色の魔石が見えた。
核を破壊すればブロックゴーレムは倒せるはずだが、アイラとナオの攻撃は確実に当たっているにも関わらずに一向に倒せる様子がない。二人の攻撃が核に届いてもびくともせず、まるでアダマンタイト級の硬さを誇る核にアイラとナオは冷や汗を流す。
(硬い!?なんて硬さだ……それに魔法剣も魔刀術も使えない!!)
ブロックゴーレムの体内に光り輝く赤色の魔石の正体は火属性の魔石だと思われ、最悪な事にナオとアイラの得意とする火属性の魔法剣や魔刀術は使用できない。魔法を使える魔術師も迂闊に攻撃ができず、もしも下手に魔法攻撃を仕掛けたら魔石が反応して大爆発を引き起こしかねない。
ゴーレム種から採取できる魔石は通常の魔石よりも魔力の密度が高く、ブロックゴーレムの体内に見える魔石の大きさから考えても爆発すればとんでもない被害を被る。下手をすればこの場に存在する全員が吹き飛ぶ可能性もあるため、下手に攻撃を仕掛ける事ができずに全員が追いつめられる。
(どうにか魔法を使わずに破壊したい所だけど……もう、こんな時にレナちゃんがいればいいのに!!)
アイラはブロックゴーレムを相手にしながらもレナがこの場にいれば勝てると考えた。彼の剛剣ならば非常に硬いブロックゴーレムの核を破壊する事も容易く、レナ以外でもゴンゾウやシズネが居ればなんとかできる可能性はあった。
ゴンゾウの場合は鬼人化を発動させればブロックゴーレムを抑え込み、核以外の箇所を破壊できる。シズネの場合はブロックゴーレムを凍結させれば動きを封じ込める事ができる。ダインならば影魔法でブロックゴーレムの動きを拘束して動けなくさせる事も容易だった。他にもゴウライやハヤテほどの実力者ならばブロックゴーレムを粉々に破壊するか切断できたかもしれない。
(年は取りたくないわね、昔のように動き回れないわ……)
アイラが全盛期の頃ならばブロックゴーレムの核を破壊する一撃を繰り出せたかもしれないが、生憎と今の彼女ではブロックゴーレムに通じる技は繰り出せない。しかし、ここで退くわけにはいかずに彼女はブロックゴーレムを倒す手段を考えると、そんな彼女の前に意外な人物が前に出た。
「あんた達、退きなさい!!」
「なっ!?お前は……」
「カノンちゃん!?」
「ゴアッ……!?」
姿を現わしたのは自信満々な表情を浮かべたカノンであり、彼女が現れた事にナオもアイラも驚愕の表情を浮かべ、ブロックゴーレムの方は自分の宝を狙おうとしたカノンが現れた事に怒り心頭だった。
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