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蛇足編
王妃の遺産は……
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「それでなんで俺達を呼び出した?まさか、復讐が目的か?」
「えっ!?」
「そ、そうよ!!あの女の名前を語って呼び出すなんて何のつもりよ!?」
「…………」
レナ達は呼び出した理由を問い質すと、アマネは何も答えずに一枚の羊皮紙を差し出す。その羊皮紙をレナは不審に思いながらも受け取ると、羊皮紙には地図が記されていた。但し、このバルトロス王国の地図ではなく、かつてバルトロス帝国が存在した時代の地図だった。
「これは……」
「旧帝国が残した最後の遺産……つまりはあの御方が守り続けてきた地図だ」
「ま、まさか……あの女が残した地図!?」
「見せてください!!」
アマネによればイレアビトが旧帝国の支配者となった際に手に入れた地図らしく、帝国時代に描かれた地図が旧帝国の遺産らしい。イレアビトが残した遺産と知ってミレトは反応するが、アマネは首を振った。
「その地図だけでは意味はない。王妃様はその地図の他にもう一枚の地図を持っているはずだった……その二つの地図を重ね合わせる事で旧帝国が残した最後の遺産の場所が明らかになるはずだ」
「なんですって!?」
「旧帝国……僕はよく知らないんですけど、確か悪い人たちの組織なんですよね」
「……まあね」
旧帝国の存在は現在はあまり知れ渡っておらず、王妃が死んだ後は残党が多少残っているが先日にレナが捕縛している。旧帝国の中でも帝国時代の帝族の血筋を継ぐ者は全員が死んでいるはずであり、旧帝国は壊滅したはずだった。
だが、アマネは旧帝国を支配していた時の王妃から地図を預かっており、彼女の目的はもう一枚の地図を見つけ出し、それらを合わせる事で明らかになる旧帝国の遺産を探したいと語る。
「私の目的は旧帝国の遺産だ……王妃様のためにも何としても手に入れなければならない」
「どういう意味よ!?遺産だか何だか知らないけど、何で今更そんな物を……」
「王妃様は旧帝国の遺産の在り処を知っていた。しかし、何故か私達にはそれを教えてくれなかった……いずれ私達が大人になった時、正体を教えると約束していた」
「正体?」
「アマネさん、僕達を呼び出した理由はなんですか?」
アマネが危険を冒してまで三人を呼び出した理由、それは彼女が亡き王妃の約束を果たすため、旧帝国の遺産を探す事を協力させようと企んだからだと話す。
「私の目的は旧帝国の遺産、いや王妃様の最後の約束を果たしたい。そのためにお前達の力を借りたい……」
「ふ、ふざけないでちょうだい!!こっちは捕まってんのよ!?」
「母上の約束……」
「……二人はともかく、なんで俺を呼び出した?」
カノンとミレトはアマネと接点があったので協力を求めるのは自然だが、レナの場合は王妃を死に至らしめた存在に等しい。直接的に王妃を殺したのは彼ではないが、レナが居なければ今頃は王国は王妃の手中に収まっていた。そう考えるとアマネからすればレナは王妃の仇に等しいと思われても仕方がないが、彼女は悔し気な表情で答える。
「お前のせいで王妃の悲願は果たされなかった。だが、私達だけでは旧帝国の遺産を探し出す事はできない……だからお前の力が必要だ」
「何で俺が協力する事を前提に考えてるんだ?あの王妃の仲間だった君のために力を貸すと思ってるのか?」
「……いいや、お前は必ず協力する」
アマネは懐から袋を取り出すと、それを見たレナ達は不審に思う。彼女が取り出した袋の中には木彫りのペンダントが入っており、それをレナに見せつけた。
「これが何か分かるか?」
「それは……!?」
「レナさん?」
「何よそれは?」
ペンダントを見た途端にレナは驚き、アマネは笑みを浮かべた。ミレトとカノンは訳が分からずに尋ねると、アマネが持ち出したペンダントの正体をレナが明かす。
「俺が作ったペンダントだ……子供の頃、アリアの誕生日に作ったペンダントをどうして持ってる」
「えっ!?」
「あんたが作ったペンダント!?」
「そうだ……あの女が最も大切にしていた物だ」
幼い頃にレナはアリアが誕生日を迎えた際、彼は木材を削ってペンダントを作り出した。子供の頃に作った物なので出来は良いと言えないが、アリアは素直に喜んでくれた。
『ありがとうございます坊ちゃま!!一生大事にしますからね!!』
『そこまで大事にしなくていいよ……』
アリアはレナから送られたペンダントを大切にしており、普段は装着せずに大事に保管していた。そんなペンダントをアマネが持ち出してきた事にレナは動揺を隠せない。
暗殺者としてアリアは深淵の森の屋敷に送られ、王妃の指示でレナをいつでも暗殺する準備を整えていた。だが、彼女は暗殺者である一方でレナの事を本気で愛しており、彼女はレナから受け取ったペンダントを捨てられずに身に着けていたらしい。アマネはどのような経緯でアリアが所持していたペンダントを手に入れたのかは不明だが、彼女はレナにとってはアリアの大切な思い出の品を持ち出されて怒りを買う。
「えっ!?」
「そ、そうよ!!あの女の名前を語って呼び出すなんて何のつもりよ!?」
「…………」
レナ達は呼び出した理由を問い質すと、アマネは何も答えずに一枚の羊皮紙を差し出す。その羊皮紙をレナは不審に思いながらも受け取ると、羊皮紙には地図が記されていた。但し、このバルトロス王国の地図ではなく、かつてバルトロス帝国が存在した時代の地図だった。
「これは……」
「旧帝国が残した最後の遺産……つまりはあの御方が守り続けてきた地図だ」
「ま、まさか……あの女が残した地図!?」
「見せてください!!」
アマネによればイレアビトが旧帝国の支配者となった際に手に入れた地図らしく、帝国時代に描かれた地図が旧帝国の遺産らしい。イレアビトが残した遺産と知ってミレトは反応するが、アマネは首を振った。
「その地図だけでは意味はない。王妃様はその地図の他にもう一枚の地図を持っているはずだった……その二つの地図を重ね合わせる事で旧帝国が残した最後の遺産の場所が明らかになるはずだ」
「なんですって!?」
「旧帝国……僕はよく知らないんですけど、確か悪い人たちの組織なんですよね」
「……まあね」
旧帝国の存在は現在はあまり知れ渡っておらず、王妃が死んだ後は残党が多少残っているが先日にレナが捕縛している。旧帝国の中でも帝国時代の帝族の血筋を継ぐ者は全員が死んでいるはずであり、旧帝国は壊滅したはずだった。
だが、アマネは旧帝国を支配していた時の王妃から地図を預かっており、彼女の目的はもう一枚の地図を見つけ出し、それらを合わせる事で明らかになる旧帝国の遺産を探したいと語る。
「私の目的は旧帝国の遺産だ……王妃様のためにも何としても手に入れなければならない」
「どういう意味よ!?遺産だか何だか知らないけど、何で今更そんな物を……」
「王妃様は旧帝国の遺産の在り処を知っていた。しかし、何故か私達にはそれを教えてくれなかった……いずれ私達が大人になった時、正体を教えると約束していた」
「正体?」
「アマネさん、僕達を呼び出した理由はなんですか?」
アマネが危険を冒してまで三人を呼び出した理由、それは彼女が亡き王妃の約束を果たすため、旧帝国の遺産を探す事を協力させようと企んだからだと話す。
「私の目的は旧帝国の遺産、いや王妃様の最後の約束を果たしたい。そのためにお前達の力を借りたい……」
「ふ、ふざけないでちょうだい!!こっちは捕まってんのよ!?」
「母上の約束……」
「……二人はともかく、なんで俺を呼び出した?」
カノンとミレトはアマネと接点があったので協力を求めるのは自然だが、レナの場合は王妃を死に至らしめた存在に等しい。直接的に王妃を殺したのは彼ではないが、レナが居なければ今頃は王国は王妃の手中に収まっていた。そう考えるとアマネからすればレナは王妃の仇に等しいと思われても仕方がないが、彼女は悔し気な表情で答える。
「お前のせいで王妃の悲願は果たされなかった。だが、私達だけでは旧帝国の遺産を探し出す事はできない……だからお前の力が必要だ」
「何で俺が協力する事を前提に考えてるんだ?あの王妃の仲間だった君のために力を貸すと思ってるのか?」
「……いいや、お前は必ず協力する」
アマネは懐から袋を取り出すと、それを見たレナ達は不審に思う。彼女が取り出した袋の中には木彫りのペンダントが入っており、それをレナに見せつけた。
「これが何か分かるか?」
「それは……!?」
「レナさん?」
「何よそれは?」
ペンダントを見た途端にレナは驚き、アマネは笑みを浮かべた。ミレトとカノンは訳が分からずに尋ねると、アマネが持ち出したペンダントの正体をレナが明かす。
「俺が作ったペンダントだ……子供の頃、アリアの誕生日に作ったペンダントをどうして持ってる」
「えっ!?」
「あんたが作ったペンダント!?」
「そうだ……あの女が最も大切にしていた物だ」
幼い頃にレナはアリアが誕生日を迎えた際、彼は木材を削ってペンダントを作り出した。子供の頃に作った物なので出来は良いと言えないが、アリアは素直に喜んでくれた。
『ありがとうございます坊ちゃま!!一生大事にしますからね!!』
『そこまで大事にしなくていいよ……』
アリアはレナから送られたペンダントを大切にしており、普段は装着せずに大事に保管していた。そんなペンダントをアマネが持ち出してきた事にレナは動揺を隠せない。
暗殺者としてアリアは深淵の森の屋敷に送られ、王妃の指示でレナをいつでも暗殺する準備を整えていた。だが、彼女は暗殺者である一方でレナの事を本気で愛しており、彼女はレナから受け取ったペンダントを捨てられずに身に着けていたらしい。アマネはどのような経緯でアリアが所持していたペンダントを手に入れたのかは不明だが、彼女はレナにとってはアリアの大切な思い出の品を持ち出されて怒りを買う。
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