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蛇足編
デビルサンドワーム
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「ねえねえ!!何か見えてきたよ!!」
「え?本当に?」
「もう砂漠都市に辿り着いたのでしょうか……」
ティナの言葉を聞いてレナは船を止めると、彼女が指差す方向を確認した。ティナが発見したのはどうやら砂漠都市ではなく、オアシスだと判明した。
「砂漠なのに泉があるよ!?ちょっと寄ってみようよ~」
「本当ですね。少し休みましょうか」
「砂海にもオアシスがあるのか……」
オアシスを発見したレナ達は船を操作して休憩を取るために向かう。だが、途中でレナは妙な気配を感じ取り、オアシスの方向から異様な魔力も感知した。
「まさか……二人とも船に掴まれ!!」
「えっ!?」
「ティナ様!!」
レナの言葉にリンダは即座に反応し、船の先頭に立っているティナの身体を抱き寄せて伏せる。レナは帆船を急停止させると、オアシスだと思われいた泉に変化が起きた。
砂漠に存在する泉は唐突に色が変色し、青色から黄色へと変貌した。近付いてみて分かったが泉から異臭も漂い、何処かで嗅いだことがある臭いだとレナは気付く。そしてホネミンのペットのプルミンを思い出す。
「こいつ、まさか!?」
「ギュルルルッ!!」
オアシスの正体は大口を開いた巨大なサンドワームである事が判明し、サンドワームは体内の胃液を青色の変色した状態で砂中から口元だけを出した状態で待ち構えていた事が判明した。もしもレナ達が何も考えずにオアシスに近付いていたらサンドワームに飲み込まれていただろう。
サンドワームの正体は先ほど魔王を吐き出した漆黒のサンドワームであり、どうやら獲物を待ち構えていたらしい。砂漠のオアシスに擬態して獲物が引っかかるまで我慢していたようだが、直前に気付かれた事で正体を現す。
「ギュルルルッ!!」
「サ、サンドワーム!?いえ、この色合いは……」
「こ、この子凄く乱暴だよ!?早く逃げないとまずいよ~!!」
「分かってる!!」
大抵の魔物とは仲良くなれるティナだが、漆黒のサンドワームを見ただけで彼女は逃走を告げた。どうやらそれほどまでに危険な存在らしく、戦闘を避けるためにレナは帆船を動かす。
「ギュルルルッ!!」
「こちらを追いかけています!!どうやら完全に我々を敵だと認識したようです!!」
「くそっ、餌でも与えるか!?」
「無理だよ!!この子、完全に私達を食べるつもりだよ!?」
草原に暮らすサンドワームは性格は温厚で餌を与えれば人間に危害を加える事はなく、農家の間では大地に栄養を与える存在として愛されている。しかし、砂漠に生息するサンドワームは獲物を見かけると容赦なく追い掛け回し、決して逃しはしない。
砂漠に生息する狂暴性のサンドワームは「デビルサンドワーム」と呼ばれ、全身が漆黒に染まって戦闘力も並のサンドワームとは比較にならない。厄介な事に胃液を変色させてオアシスに擬態する能力まで持っており、砂漠で敵に回すと一番厄介な相手だった。
「レナ様!!サンドワームには腐敗石は通じません!!このままではずっと追い続けます!!」
「い、岩山に戻ろうよ~!!」
「駄目だ!!こいつは隕石も捕食するぐらいにやばい奴だから他の皆も危険だ!!」
「ギュロロロッ!!」
レナ達を追跡するデビルサンドワームは魔王が封じられていた隕石さえも消化する程の化物であり、恐らくは竜種級に厄介な敵だった。レナは船を動かしながらデビルサンドワームを振り切る方法を考えるが、風の精霊に力を借りている間はまともな魔法は扱えない。
「リンダ!!ちょっとの間でいいから船の操作を変わってくれる!?」
「は、はい!!やってみます!!」
「頑張ってリンダ!!」
この場で精霊魔法を操れるのはレナとリンダだけであり、ティナは生憎と完全には精霊魔法を使えない。彼女が得意とするのは回復魔法であり、風の精霊を扱う事はまだできない。そのために船を動かせるのはレナとリンダだけである。
リンダと船の操作を変わるとレナはデビルサンドワームと向き合い、どのような攻撃でデビルサンドワームを振り切るのかを考えた。デビルサンドワームは通常種のサンドワームよりも巨体で強力な胃酸を生み出し、厄介な事に皮膚も岩石のように硬い。
『デビルサンドワームに生半可な攻撃魔法は通じません。それに仮に倒したとしてもサンドワームは死亡するとフェロモンを放出します。もしもフェロモンが放出すれば砂漠中に生息しているデビルサンドワームがやってくるので気を付けてください!!』
『くそっ、そういえばそんな特性があったか……』
デビルサンドワームは通常種のサンドワームと同様に下手に殺せば大量の仲間を引き寄せるため、無暗に倒す事はできない。だが、このままでは船ごと食われてしまうのでレナはデビルサンドワームに両手を構えた。
相手を殺さずに足止めできれば十分なため、適当な魔法でデビルサンドワームに攻撃を繰り出そうと考えた時、不意にレナはサンドワームの天敵を思い出す。上手くいくかどうかは分からないがレナは空間魔法を発動させて神器チェーンを取り出す。
「え?本当に?」
「もう砂漠都市に辿り着いたのでしょうか……」
ティナの言葉を聞いてレナは船を止めると、彼女が指差す方向を確認した。ティナが発見したのはどうやら砂漠都市ではなく、オアシスだと判明した。
「砂漠なのに泉があるよ!?ちょっと寄ってみようよ~」
「本当ですね。少し休みましょうか」
「砂海にもオアシスがあるのか……」
オアシスを発見したレナ達は船を操作して休憩を取るために向かう。だが、途中でレナは妙な気配を感じ取り、オアシスの方向から異様な魔力も感知した。
「まさか……二人とも船に掴まれ!!」
「えっ!?」
「ティナ様!!」
レナの言葉にリンダは即座に反応し、船の先頭に立っているティナの身体を抱き寄せて伏せる。レナは帆船を急停止させると、オアシスだと思われいた泉に変化が起きた。
砂漠に存在する泉は唐突に色が変色し、青色から黄色へと変貌した。近付いてみて分かったが泉から異臭も漂い、何処かで嗅いだことがある臭いだとレナは気付く。そしてホネミンのペットのプルミンを思い出す。
「こいつ、まさか!?」
「ギュルルルッ!!」
オアシスの正体は大口を開いた巨大なサンドワームである事が判明し、サンドワームは体内の胃液を青色の変色した状態で砂中から口元だけを出した状態で待ち構えていた事が判明した。もしもレナ達が何も考えずにオアシスに近付いていたらサンドワームに飲み込まれていただろう。
サンドワームの正体は先ほど魔王を吐き出した漆黒のサンドワームであり、どうやら獲物を待ち構えていたらしい。砂漠のオアシスに擬態して獲物が引っかかるまで我慢していたようだが、直前に気付かれた事で正体を現す。
「ギュルルルッ!!」
「サ、サンドワーム!?いえ、この色合いは……」
「こ、この子凄く乱暴だよ!?早く逃げないとまずいよ~!!」
「分かってる!!」
大抵の魔物とは仲良くなれるティナだが、漆黒のサンドワームを見ただけで彼女は逃走を告げた。どうやらそれほどまでに危険な存在らしく、戦闘を避けるためにレナは帆船を動かす。
「ギュルルルッ!!」
「こちらを追いかけています!!どうやら完全に我々を敵だと認識したようです!!」
「くそっ、餌でも与えるか!?」
「無理だよ!!この子、完全に私達を食べるつもりだよ!?」
草原に暮らすサンドワームは性格は温厚で餌を与えれば人間に危害を加える事はなく、農家の間では大地に栄養を与える存在として愛されている。しかし、砂漠に生息するサンドワームは獲物を見かけると容赦なく追い掛け回し、決して逃しはしない。
砂漠に生息する狂暴性のサンドワームは「デビルサンドワーム」と呼ばれ、全身が漆黒に染まって戦闘力も並のサンドワームとは比較にならない。厄介な事に胃液を変色させてオアシスに擬態する能力まで持っており、砂漠で敵に回すと一番厄介な相手だった。
「レナ様!!サンドワームには腐敗石は通じません!!このままではずっと追い続けます!!」
「い、岩山に戻ろうよ~!!」
「駄目だ!!こいつは隕石も捕食するぐらいにやばい奴だから他の皆も危険だ!!」
「ギュロロロッ!!」
レナ達を追跡するデビルサンドワームは魔王が封じられていた隕石さえも消化する程の化物であり、恐らくは竜種級に厄介な敵だった。レナは船を動かしながらデビルサンドワームを振り切る方法を考えるが、風の精霊に力を借りている間はまともな魔法は扱えない。
「リンダ!!ちょっとの間でいいから船の操作を変わってくれる!?」
「は、はい!!やってみます!!」
「頑張ってリンダ!!」
この場で精霊魔法を操れるのはレナとリンダだけであり、ティナは生憎と完全には精霊魔法を使えない。彼女が得意とするのは回復魔法であり、風の精霊を扱う事はまだできない。そのために船を動かせるのはレナとリンダだけである。
リンダと船の操作を変わるとレナはデビルサンドワームと向き合い、どのような攻撃でデビルサンドワームを振り切るのかを考えた。デビルサンドワームは通常種のサンドワームよりも巨体で強力な胃酸を生み出し、厄介な事に皮膚も岩石のように硬い。
『デビルサンドワームに生半可な攻撃魔法は通じません。それに仮に倒したとしてもサンドワームは死亡するとフェロモンを放出します。もしもフェロモンが放出すれば砂漠中に生息しているデビルサンドワームがやってくるので気を付けてください!!』
『くそっ、そういえばそんな特性があったか……』
デビルサンドワームは通常種のサンドワームと同様に下手に殺せば大量の仲間を引き寄せるため、無暗に倒す事はできない。だが、このままでは船ごと食われてしまうのでレナはデビルサンドワームに両手を構えた。
相手を殺さずに足止めできれば十分なため、適当な魔法でデビルサンドワームに攻撃を繰り出そうと考えた時、不意にレナはサンドワームの天敵を思い出す。上手くいくかどうかは分からないがレナは空間魔法を発動させて神器チェーンを取り出す。
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