1,922 / 2,091
蛇足編
砂漠都市の観光
しおりを挟む
「砂漠都市に植えられている樹木は炎華と呼ばれています」
「炎華?何だか燃えそうな華だね」
「いえ、実際に燃えるわけではありません。ですがある時期にだけ真っ赤に燃えた炎のような花びらを咲かせる事から炎華と名付けられました」
「へえ~そうなんだ」
砂漠都市を取り囲む炎華は一年に一度だけ花を咲かせ、その花の色が炎のように真っ赤な事から炎華と呼ばれるようになったらしい。この炎華のお陰で砂漠都市は守られ、魔物の脅威はなくなった。
「それにしても暑いな……二人は平気?」
「え?レナたんは風の精霊さんに頼んで涼しくしてもらってないの?」
「私達は精霊の力で熱を遮断してましたが……」
「そんな事もできるの!?」
レナは知らぬ間にティナとリンダは風の精霊に頼んで自分達の身体に薄い風の膜を纏い、そのお陰で熱を遮断していた。道理で砂漠で二人とも涼し気な表情をしていた事を知り、レナは腹いせにティナの頬を引っ張る。
「人が暑さで苦しんでいる時に自分達だけ涼しくなって……許せない、ぷにぷにしてやる」
「い、いふゃいよ~」
「レナ様!!落ち着いて下さい!!罰なら私が浮けますから……」
「なら俺にもやり方を教えてよ」
「ウォンッ……(←恨めしそうに見る)」
リンダからレナはやり方を教わり、レナは風の精霊の力を借りて熱を遮断する。ウルだけは自力で熱に耐えなければならないの不機嫌そうな表情を浮かべた。
「ウォンウォンッ!!」
「わっ!?どうしたのウル君?いつもは背中に乗せてくれるのに……」
「暑いから嫌がってるのか……仕方ない、ウルのために涼しい場所に行こう」
「そう申されましても何処に行けば……」
「何だ?兄ちゃん達、涼しい所を探しているのか?」
会話の際中に小髭族の男性がレナ達に話しかけ、男性は都市の中心部に繋がる道を指差す。
「涼しい場所を探しているならオアシスに向かいな。あそこは金さえ持っているなら一般人も入れるから涼しむのには最適だぜ」
「え?オアシス?」
「なるほど……そこならウルも涼しめそうですね」
「じゃあ、ウル君のために行こうか~」
「クゥ~ンッ……」
暑がるウルのためにレナ達は砂漠都市の中心にあるオアシスへと向かい、涼しみに向かおうとした――
――砂漠都市の中心には巨大なオアシスが存在し、このオアシスのお陰で砂漠都市は水不足に悩まされる事はない。しかも普通のオアシスとは違い、この砂漠都市のオアシスには水属性の魔石が沈められていた。
「どうやら水属性の魔石をオアシスに入れる事で水の温度を下げているようですね」
「へえ、そんな事もできるのか……」
「こんなに暑いのに凄く冷たいよ~」
「ウォンッ♪」
オアシスには金を支払えば一般人も立ち寄る事が許可されており、レナ達以外にも大勢の人間の姿があった。まるでリゾート地のように数多くの人間が集まっており、砂漠で唯一涼しめる場所なので人気があった。
宿泊所も存在したのでレナ達は今晩はここで泊まる事を決め、ウルも冷たい水を浴びて満足した。ようやく身体を休める事ができてレナも満足する。
「ふうっ……色々とあって疲れたけど、やっとのんびりできそうだよ」
「レナたん、膝枕してあげるよ~」
「なら私は飲み物を買ってきますね」
レナのためにティナは膝枕すると、リンダは飲み物を買いに向かう。彼女が戻ってくるまでレナはティナの膝枕で身体を横にするが、ある事に気が付いた。
「気のせいかな、さっきより涼しくなったような……」
「あれ?そうだね……風の精霊さんが頑張ってるのかな?」
「ウォンッ……」
オアシスの周囲の温度がいきなり下がり始め、涼しいというよりは寒くなってきた。砂漠でまさか寒いと思う日が来るとは思わず、違和感を抱いたレナ達はオアシスの様子を伺う。
「あれは……舟か?」
「何をしているんだろう。あの人たち……」
「ウォンッ?」
オアシスを見ると何時の間にか小舟がいくつか浮かんでおり、漁でも行っているのか網を引いていた。少し気になったレナは遠視と観察眼の技能を発動させて様子を伺う。すると小舟に乗った男達が引き上げていたのは魚ではなく、大量の水属性の魔石だと判明する。
どうやら湖に沈んだ水属性の魔石を引き上げているらしく、男達は新しい水属性の魔石を投げ込む。定期的にオアシスに沈めた魔石を入れ替えているという話を聞くが、水属性の魔石を引き上げる際は想像以上の冷気を発してオアシスの周囲は真冬のように寒くなるらしい。
「さ、寒いよ~レナたん、温めて~」
「ちょ、くっつくなよ……俺よりもウルに温めてもらいなよ」
「クゥ~ンッ(←レナに寄りそう)」
「って、お前も寒いのかい!!その毛皮は飾りか!?」
ティナとウルは寒がってレナに密着し、そんな二人をレナは仕方なく抱き寄せる。この時にレナはティナの胸を押し付けられ、直に感じてみて前よりも大きくなっている気がした。
※多分、ティナが作中で一番大きいです。
「炎華?何だか燃えそうな華だね」
「いえ、実際に燃えるわけではありません。ですがある時期にだけ真っ赤に燃えた炎のような花びらを咲かせる事から炎華と名付けられました」
「へえ~そうなんだ」
砂漠都市を取り囲む炎華は一年に一度だけ花を咲かせ、その花の色が炎のように真っ赤な事から炎華と呼ばれるようになったらしい。この炎華のお陰で砂漠都市は守られ、魔物の脅威はなくなった。
「それにしても暑いな……二人は平気?」
「え?レナたんは風の精霊さんに頼んで涼しくしてもらってないの?」
「私達は精霊の力で熱を遮断してましたが……」
「そんな事もできるの!?」
レナは知らぬ間にティナとリンダは風の精霊に頼んで自分達の身体に薄い風の膜を纏い、そのお陰で熱を遮断していた。道理で砂漠で二人とも涼し気な表情をしていた事を知り、レナは腹いせにティナの頬を引っ張る。
「人が暑さで苦しんでいる時に自分達だけ涼しくなって……許せない、ぷにぷにしてやる」
「い、いふゃいよ~」
「レナ様!!落ち着いて下さい!!罰なら私が浮けますから……」
「なら俺にもやり方を教えてよ」
「ウォンッ……(←恨めしそうに見る)」
リンダからレナはやり方を教わり、レナは風の精霊の力を借りて熱を遮断する。ウルだけは自力で熱に耐えなければならないの不機嫌そうな表情を浮かべた。
「ウォンウォンッ!!」
「わっ!?どうしたのウル君?いつもは背中に乗せてくれるのに……」
「暑いから嫌がってるのか……仕方ない、ウルのために涼しい場所に行こう」
「そう申されましても何処に行けば……」
「何だ?兄ちゃん達、涼しい所を探しているのか?」
会話の際中に小髭族の男性がレナ達に話しかけ、男性は都市の中心部に繋がる道を指差す。
「涼しい場所を探しているならオアシスに向かいな。あそこは金さえ持っているなら一般人も入れるから涼しむのには最適だぜ」
「え?オアシス?」
「なるほど……そこならウルも涼しめそうですね」
「じゃあ、ウル君のために行こうか~」
「クゥ~ンッ……」
暑がるウルのためにレナ達は砂漠都市の中心にあるオアシスへと向かい、涼しみに向かおうとした――
――砂漠都市の中心には巨大なオアシスが存在し、このオアシスのお陰で砂漠都市は水不足に悩まされる事はない。しかも普通のオアシスとは違い、この砂漠都市のオアシスには水属性の魔石が沈められていた。
「どうやら水属性の魔石をオアシスに入れる事で水の温度を下げているようですね」
「へえ、そんな事もできるのか……」
「こんなに暑いのに凄く冷たいよ~」
「ウォンッ♪」
オアシスには金を支払えば一般人も立ち寄る事が許可されており、レナ達以外にも大勢の人間の姿があった。まるでリゾート地のように数多くの人間が集まっており、砂漠で唯一涼しめる場所なので人気があった。
宿泊所も存在したのでレナ達は今晩はここで泊まる事を決め、ウルも冷たい水を浴びて満足した。ようやく身体を休める事ができてレナも満足する。
「ふうっ……色々とあって疲れたけど、やっとのんびりできそうだよ」
「レナたん、膝枕してあげるよ~」
「なら私は飲み物を買ってきますね」
レナのためにティナは膝枕すると、リンダは飲み物を買いに向かう。彼女が戻ってくるまでレナはティナの膝枕で身体を横にするが、ある事に気が付いた。
「気のせいかな、さっきより涼しくなったような……」
「あれ?そうだね……風の精霊さんが頑張ってるのかな?」
「ウォンッ……」
オアシスの周囲の温度がいきなり下がり始め、涼しいというよりは寒くなってきた。砂漠でまさか寒いと思う日が来るとは思わず、違和感を抱いたレナ達はオアシスの様子を伺う。
「あれは……舟か?」
「何をしているんだろう。あの人たち……」
「ウォンッ?」
オアシスを見ると何時の間にか小舟がいくつか浮かんでおり、漁でも行っているのか網を引いていた。少し気になったレナは遠視と観察眼の技能を発動させて様子を伺う。すると小舟に乗った男達が引き上げていたのは魚ではなく、大量の水属性の魔石だと判明する。
どうやら湖に沈んだ水属性の魔石を引き上げているらしく、男達は新しい水属性の魔石を投げ込む。定期的にオアシスに沈めた魔石を入れ替えているという話を聞くが、水属性の魔石を引き上げる際は想像以上の冷気を発してオアシスの周囲は真冬のように寒くなるらしい。
「さ、寒いよ~レナたん、温めて~」
「ちょ、くっつくなよ……俺よりもウルに温めてもらいなよ」
「クゥ~ンッ(←レナに寄りそう)」
「って、お前も寒いのかい!!その毛皮は飾りか!?」
ティナとウルは寒がってレナに密着し、そんな二人をレナは仕方なく抱き寄せる。この時にレナはティナの胸を押し付けられ、直に感じてみて前よりも大きくなっている気がした。
※多分、ティナが作中で一番大きいです。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。