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蛇足編
家づくりならぬ洞窟づくり
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「私達だけならゴンドラに乗らなくても白竜の背中で移動できますね。このゴンドラはレナさんが預かってください」
「え?でも大丈夫なのそれ?」
「何度か白竜の背中に乗った事がある私が言いますが、意外と快適ですよ」
「わ~い!!ハク君の背中!!」
「シャアッ……」
ホネミンによれば白竜は三人程度ならば背中に乗せても飛べるらしく、意気揚々とティナは乗り込む。その間にレナはゴンドラを異空間に回収し、残された三人に振り返った。
「三人はここに残る?」
「ええ、休ませてもらうわ……」
「申し訳ございません、気分が戻り次第にすぐに追いつきますので……」
「すぅっ……」
「一人はもう寝てるし……」
シズネ達は天空山の麓に残り、彼女達だけを置いていく事にレナは悪いと思って魔物に襲われないように安全な場所を用意する事にした。
「ちょっと待ってて、今から家を作るから」
「家?」
「何をする気ですか?」
魔物に襲われてもシズネ達ならば自力で撃退できるだろうが、万が一の場合を想定してレナは彼女達が安全に休める空間を用意する事にした。掌を地面に押し当てた状態で最初に「土塊」の魔法を発動させる。
土塊の魔法で土砂を操作して地面を大きく盛り上げるとそこからは錬金術師の「形状高速変化」の能力を利用して洞窟を作り出す。この中に入れば雨風も防げ、更に魔物のが近付かないように結界石と腐敗石を取りつけた。
「よし、この中に居れば襲われる事もないよ。ウルもアインも入れるぐらいに大きく作ったから」
「ウォンッ」
「キュロロッ」
「ブモォッ……」
レナが瞬く間に作り出した洞窟の中に魔物達は入り込み、彼等は特別な訓練を受けているので腐敗石があっても耐え切れる。シズネ達も洞窟の中に入ると改めてレナの能力を褒め称えた。
「こんな洞窟まで作り出せるなんて……貴方、本当に大したものね」
「流石はレナ様です」
「さすレナ……(ぼそっ)」
「おい、誰か呟いたな」
「「ぷるぷるっ♪」」
全員が洞窟に入ったのを確認するとレナは安心して白竜の背中に乗り込もうとした。だが、途中でスラミンが駆けつけてレナの頭の上に乗り込む。
「ぷるぷるっ!!」
「うわっ!?どうしたスラミン?」
「一緒に行きたいんじゃないですか?」
「スラミンちゃんは元気なんだね~」
他の魔物はゴンドラの揺れでシズネ達と同様に気分を害していたが、何故かスラミンだけは平気だった。大昔に似たような乗り物に何度も乗った事があるのか、それともスライムなので乗り物酔いという感覚がないのかは不明だが元気そうに飛び跳ねる。
「しょうがないな、大人しくしろよ。落ちないようにしっかり掴まってろ」
「ぷるぷるっ(ひしっ)」
「私の胸の中に入れば安全だよ?」
「流石はティナさん。シズネさんでは決してできない真似を……はっ、殺気!?」
「殺されたいのかしら……?」
シズネが雪月花を抜いてホネミンに殺気を送り込む間、スラミンは形を変えてリングのように変化するとレナの腕に巻き付く。自分の腕に引っ付いたスラミンにレナは驚いた。
「お前、そんな変身もできたのか……レナはスラミンリングを装着した!!防御力が+5!!」
「ゲームの初期装備ぐらいの性能ですね」
「ぷるるんっ(10はあるもん!!)」
「なんかスラミンちゃんが抗議してる気がする」
レナはスラミンを防具のように取り扱うが、実際の所は戦闘では彼を防具として利用はできない。打撃系の攻撃ならば防げるかもしれないが、斬撃系の攻撃の場合は命取りになってしまう。そもそもスラミンの役目は人魚族のコトミンが陸上でも活動できるように補佐する事であり、本当に連れ出してもいいんか確認を取る。
「コトミンは大丈夫?スラミンがいなくても平気?」
「ヒトミンがいるから問題ない」
「ぷるぷるっ♪」
ヒトミンが同行しているのでコトミンは平気らしく、それを見てレナ達は白竜の背中に乗り込んで出発の準備を行う。目的地は天空山の山頂であり、浮揚石の採取を目指して出発した。
「よし、行きますよ!!全速力です!!」
「ちなみに白竜の時速はどれくらい?」
「多分、マッハ3ぐらいです!!」
「殺す気か!?」
「移動速度は落としますから……」
「レナたん、落ちないようにくっついて~」
白竜の背中から落ちないようにしっかりとしがみつき、ティナはレナの背中に抱きついた。それを見た残留組の女性陣は距離が近い二人を見てそれぞれ反応した。
「御二人とも流石に距離が近すぎるのでは……」
「むうっ、羨ましい……」
「わ、私も行こうかしら」
「そんなふらふらな状態で何を言ってるんですか。では、私達は行きますので皆さんもお気を付けて!!」
「しゅっぱ~つ!!」
「しんこ~!!」
「ぷるぷるっ(風になるぜ!!)」
「シャアアッ!!」
準備を整えると白竜は遂に天空山の山頂に向けて飛び立ち、その様子をシズネ達は見送る。白竜とレナがいるのであれば無事だとは思うが、何故かシズネは彼等を見送る際に嫌な予感を抱いた。
「え?でも大丈夫なのそれ?」
「何度か白竜の背中に乗った事がある私が言いますが、意外と快適ですよ」
「わ~い!!ハク君の背中!!」
「シャアッ……」
ホネミンによれば白竜は三人程度ならば背中に乗せても飛べるらしく、意気揚々とティナは乗り込む。その間にレナはゴンドラを異空間に回収し、残された三人に振り返った。
「三人はここに残る?」
「ええ、休ませてもらうわ……」
「申し訳ございません、気分が戻り次第にすぐに追いつきますので……」
「すぅっ……」
「一人はもう寝てるし……」
シズネ達は天空山の麓に残り、彼女達だけを置いていく事にレナは悪いと思って魔物に襲われないように安全な場所を用意する事にした。
「ちょっと待ってて、今から家を作るから」
「家?」
「何をする気ですか?」
魔物に襲われてもシズネ達ならば自力で撃退できるだろうが、万が一の場合を想定してレナは彼女達が安全に休める空間を用意する事にした。掌を地面に押し当てた状態で最初に「土塊」の魔法を発動させる。
土塊の魔法で土砂を操作して地面を大きく盛り上げるとそこからは錬金術師の「形状高速変化」の能力を利用して洞窟を作り出す。この中に入れば雨風も防げ、更に魔物のが近付かないように結界石と腐敗石を取りつけた。
「よし、この中に居れば襲われる事もないよ。ウルもアインも入れるぐらいに大きく作ったから」
「ウォンッ」
「キュロロッ」
「ブモォッ……」
レナが瞬く間に作り出した洞窟の中に魔物達は入り込み、彼等は特別な訓練を受けているので腐敗石があっても耐え切れる。シズネ達も洞窟の中に入ると改めてレナの能力を褒め称えた。
「こんな洞窟まで作り出せるなんて……貴方、本当に大したものね」
「流石はレナ様です」
「さすレナ……(ぼそっ)」
「おい、誰か呟いたな」
「「ぷるぷるっ♪」」
全員が洞窟に入ったのを確認するとレナは安心して白竜の背中に乗り込もうとした。だが、途中でスラミンが駆けつけてレナの頭の上に乗り込む。
「ぷるぷるっ!!」
「うわっ!?どうしたスラミン?」
「一緒に行きたいんじゃないですか?」
「スラミンちゃんは元気なんだね~」
他の魔物はゴンドラの揺れでシズネ達と同様に気分を害していたが、何故かスラミンだけは平気だった。大昔に似たような乗り物に何度も乗った事があるのか、それともスライムなので乗り物酔いという感覚がないのかは不明だが元気そうに飛び跳ねる。
「しょうがないな、大人しくしろよ。落ちないようにしっかり掴まってろ」
「ぷるぷるっ(ひしっ)」
「私の胸の中に入れば安全だよ?」
「流石はティナさん。シズネさんでは決してできない真似を……はっ、殺気!?」
「殺されたいのかしら……?」
シズネが雪月花を抜いてホネミンに殺気を送り込む間、スラミンは形を変えてリングのように変化するとレナの腕に巻き付く。自分の腕に引っ付いたスラミンにレナは驚いた。
「お前、そんな変身もできたのか……レナはスラミンリングを装着した!!防御力が+5!!」
「ゲームの初期装備ぐらいの性能ですね」
「ぷるるんっ(10はあるもん!!)」
「なんかスラミンちゃんが抗議してる気がする」
レナはスラミンを防具のように取り扱うが、実際の所は戦闘では彼を防具として利用はできない。打撃系の攻撃ならば防げるかもしれないが、斬撃系の攻撃の場合は命取りになってしまう。そもそもスラミンの役目は人魚族のコトミンが陸上でも活動できるように補佐する事であり、本当に連れ出してもいいんか確認を取る。
「コトミンは大丈夫?スラミンがいなくても平気?」
「ヒトミンがいるから問題ない」
「ぷるぷるっ♪」
ヒトミンが同行しているのでコトミンは平気らしく、それを見てレナ達は白竜の背中に乗り込んで出発の準備を行う。目的地は天空山の山頂であり、浮揚石の採取を目指して出発した。
「よし、行きますよ!!全速力です!!」
「ちなみに白竜の時速はどれくらい?」
「多分、マッハ3ぐらいです!!」
「殺す気か!?」
「移動速度は落としますから……」
「レナたん、落ちないようにくっついて~」
白竜の背中から落ちないようにしっかりとしがみつき、ティナはレナの背中に抱きついた。それを見た残留組の女性陣は距離が近い二人を見てそれぞれ反応した。
「御二人とも流石に距離が近すぎるのでは……」
「むうっ、羨ましい……」
「わ、私も行こうかしら」
「そんなふらふらな状態で何を言ってるんですか。では、私達は行きますので皆さんもお気を付けて!!」
「しゅっぱ~つ!!」
「しんこ~!!」
「ぷるぷるっ(風になるぜ!!)」
「シャアアッ!!」
準備を整えると白竜は遂に天空山の山頂に向けて飛び立ち、その様子をシズネ達は見送る。白竜とレナがいるのであれば無事だとは思うが、何故かシズネは彼等を見送る際に嫌な予感を抱いた。
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