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蛇足編
人を駄目にするペット
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ダインがミヤを打ち倒してから一週間後、冒険都市にレナ達は帰還した。久々に屋敷に戻ったレナはマリアが飼っている巨大スライムに身体を埋める。
「ああ、これは駄目だ。人を駄目にするタイプのベッドだ」
「人魚族を駄目にするクッションみたい」
「森人族もダメダメになっちゃうよ~」
「ぷるるんっ(重い)」
「何してるのよ貴方達は……」
巨大スライムにレナ、コトミン、ティナは身体を埋め、そのあまりにも気持ちいい感触に脱力してしまう。そんな三人の前に現れたのはシズネだった。
「あれ?どうしてシズネがここに?確か王都で新しい騎士団の指導官を任されたはずじゃ……」
「荷物を取りに戻ってきたのよ。それよりもこのスライム君は何なのよ……スラミン君とは違うみたいだけど」
「この子はデカミン君だよ~大きいでしょ?」
「ぷるるんっ(勝手に名付けられた)」
巨大スライム改めデカミンと名付けられたスライムはマリアがペットして飼っているが、彼女が忙しい時はレナの屋敷で面倒を見ることになった。デカミンは身体が大きいのでよくレナ達にベッドやソファ代わりに利用されていた。
「この子の柔らかさと冷たさは素晴らしい。私のベッドとして飼いたい」
「でも叔母様も気に入ってるみたいだからうちで飼うのは難しいな」
「う~ん、眠たくなってきた」
「貴方達……その子を可愛がってばかりいるとスラミン君たちが嫉妬するわよ」
「大丈夫だよ。スラミンとヒトミンもここにいるから」
「「ぷるぷるっ」」
デカミンに沈んでいたのはレナ達だけではなく、何故か同じ種族のスラミンとヒトミンも混じっていた。2匹ともデカミンにレナ達が夢中なのは特に気にしておらず、自分達も堪能していた。
「ぷるぷるっ(やるじゃないか兄弟)」
「ぷるるんっ(流石だな姉妹)」
「ぷるんっ(お前達もいっぱい食べて大きくなれ)」
「なんか会話しているようで会話が成り立っていない気がする」
「何を言ってるのよ貴方は……あ、本当に気持ちいいわね」
デカミンにシズネは座ってみると想像以上の気持ちよさに用件を忘れそうになるが、彼女は思い出したようにここへ来たもう一つの理由を話す。
「レナ、女王陛下が呼んでいるわよ。貴方の騎士団の打ち合わせをしたいとかどうとか……」
「え~そもそも俺に騎士団なんて率いるの無理だよ」
「王弟の癖に何を言ってるのよ。騎士団の指揮ぐらいできなければ貴方の騎士達が恥をかくのよ」
「う~ん、俺は自由を愛する男なのに……」
面倒なしがらみから逃れるために旅に出たレナだったが、国に戻った途端に自分の騎士団が創設されていると知って驚いた。しかも騎士団の殆どは顔見知りばかりであり、ジャンヌやエリナなどが参加していることには驚いた。
ちなみにレナの騎士団は正式に「白狼騎士団」と名付けられ、名前の由来はレナの相棒であるウルから取られた。白狼種はレナにとっては一番馴染み深い存在ということで本人も気に入ったが、自分が戦うのはともかく他の人間の指揮をしながら戦うのは性に合わない。
「はあ、もっと自由を満喫したかったな」
「あれだけ遊んだのにまだ満足していないの?」
「でも今回の旅も面倒事ばっかりで遊んだ気分になれないんだよ」
「まあ、それは否定できないわね」
「レナたんと一緒だと色々大変なことが怒るもんね」
「流石はレナ、巻き込まれ体質は改善されていなかった」
「やかましい。おっぱい揉むぞこのやろー」
「いやん」
コトミンとじゃれ合いながらレナはこれまでの旅路を思い出す。巨人国でミヤの組織を壊滅させた後も色々とあり、戻ってくるのに時間は掛かった。まさかダインがミヤの血縁者で彼女を倒したと聞いた時は驚いたが、そのダインはナオの計らいでシャドウ家の跡継ぎとして再興しないのか相談されたが、本人はシャドウ家の復活など望んでいなかった。
『シャドウ家なんて知ったことかよ!!僕はただのダインだ!!』
その気になればシャドウ家を引き継ぐこともできたダインだったが、彼はシャドウの名前を捨てて生きていくことを誓う。但し、ちゃっかりとシャドウ家が残した金銭的な価値がある物品などは受け取っており、それらを売りさばいて借金を返済した。
現在はダイン達も冒険都市で戻って休んでおり、剣聖組も働いていた。ちなみにゴウライとハルナは塔の大迷宮の第五階層にて意気投合したらしく、リーリスと仲良く三人で写真を撮って送ってきた。
『こっちは楽しく遊んでいるぞ!!』
『飯も腹いっぱい食えて幸せだ!!』
『色々と実験に付き合ってくれるので助かってます』
写真には三人からの言伝も書かれており、ゴウライもハルナも大迷宮という環境は二人にとっては外の世界よりも住みやすい場所なのかもしれない。レナは写真を見た際に冒険者魂が蘇り、最初の頃のように冒険者活動してみたくなった。
「ああ、これは駄目だ。人を駄目にするタイプのベッドだ」
「人魚族を駄目にするクッションみたい」
「森人族もダメダメになっちゃうよ~」
「ぷるるんっ(重い)」
「何してるのよ貴方達は……」
巨大スライムにレナ、コトミン、ティナは身体を埋め、そのあまりにも気持ちいい感触に脱力してしまう。そんな三人の前に現れたのはシズネだった。
「あれ?どうしてシズネがここに?確か王都で新しい騎士団の指導官を任されたはずじゃ……」
「荷物を取りに戻ってきたのよ。それよりもこのスライム君は何なのよ……スラミン君とは違うみたいだけど」
「この子はデカミン君だよ~大きいでしょ?」
「ぷるるんっ(勝手に名付けられた)」
巨大スライム改めデカミンと名付けられたスライムはマリアがペットして飼っているが、彼女が忙しい時はレナの屋敷で面倒を見ることになった。デカミンは身体が大きいのでよくレナ達にベッドやソファ代わりに利用されていた。
「この子の柔らかさと冷たさは素晴らしい。私のベッドとして飼いたい」
「でも叔母様も気に入ってるみたいだからうちで飼うのは難しいな」
「う~ん、眠たくなってきた」
「貴方達……その子を可愛がってばかりいるとスラミン君たちが嫉妬するわよ」
「大丈夫だよ。スラミンとヒトミンもここにいるから」
「「ぷるぷるっ」」
デカミンに沈んでいたのはレナ達だけではなく、何故か同じ種族のスラミンとヒトミンも混じっていた。2匹ともデカミンにレナ達が夢中なのは特に気にしておらず、自分達も堪能していた。
「ぷるぷるっ(やるじゃないか兄弟)」
「ぷるるんっ(流石だな姉妹)」
「ぷるんっ(お前達もいっぱい食べて大きくなれ)」
「なんか会話しているようで会話が成り立っていない気がする」
「何を言ってるのよ貴方は……あ、本当に気持ちいいわね」
デカミンにシズネは座ってみると想像以上の気持ちよさに用件を忘れそうになるが、彼女は思い出したようにここへ来たもう一つの理由を話す。
「レナ、女王陛下が呼んでいるわよ。貴方の騎士団の打ち合わせをしたいとかどうとか……」
「え~そもそも俺に騎士団なんて率いるの無理だよ」
「王弟の癖に何を言ってるのよ。騎士団の指揮ぐらいできなければ貴方の騎士達が恥をかくのよ」
「う~ん、俺は自由を愛する男なのに……」
面倒なしがらみから逃れるために旅に出たレナだったが、国に戻った途端に自分の騎士団が創設されていると知って驚いた。しかも騎士団の殆どは顔見知りばかりであり、ジャンヌやエリナなどが参加していることには驚いた。
ちなみにレナの騎士団は正式に「白狼騎士団」と名付けられ、名前の由来はレナの相棒であるウルから取られた。白狼種はレナにとっては一番馴染み深い存在ということで本人も気に入ったが、自分が戦うのはともかく他の人間の指揮をしながら戦うのは性に合わない。
「はあ、もっと自由を満喫したかったな」
「あれだけ遊んだのにまだ満足していないの?」
「でも今回の旅も面倒事ばっかりで遊んだ気分になれないんだよ」
「まあ、それは否定できないわね」
「レナたんと一緒だと色々大変なことが怒るもんね」
「流石はレナ、巻き込まれ体質は改善されていなかった」
「やかましい。おっぱい揉むぞこのやろー」
「いやん」
コトミンとじゃれ合いながらレナはこれまでの旅路を思い出す。巨人国でミヤの組織を壊滅させた後も色々とあり、戻ってくるのに時間は掛かった。まさかダインがミヤの血縁者で彼女を倒したと聞いた時は驚いたが、そのダインはナオの計らいでシャドウ家の跡継ぎとして再興しないのか相談されたが、本人はシャドウ家の復活など望んでいなかった。
『シャドウ家なんて知ったことかよ!!僕はただのダインだ!!』
その気になればシャドウ家を引き継ぐこともできたダインだったが、彼はシャドウの名前を捨てて生きていくことを誓う。但し、ちゃっかりとシャドウ家が残した金銭的な価値がある物品などは受け取っており、それらを売りさばいて借金を返済した。
現在はダイン達も冒険都市で戻って休んでおり、剣聖組も働いていた。ちなみにゴウライとハルナは塔の大迷宮の第五階層にて意気投合したらしく、リーリスと仲良く三人で写真を撮って送ってきた。
『こっちは楽しく遊んでいるぞ!!』
『飯も腹いっぱい食えて幸せだ!!』
『色々と実験に付き合ってくれるので助かってます』
写真には三人からの言伝も書かれており、ゴウライもハルナも大迷宮という環境は二人にとっては外の世界よりも住みやすい場所なのかもしれない。レナは写真を見た際に冒険者魂が蘇り、最初の頃のように冒険者活動してみたくなった。
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