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旋斧の秘密
第333話 大型ゴーレム討伐会議
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――その後、グマグ火山に出現した大型ゴーレムの討伐のために会議が行われ、その間にナイの方はアルトの研究室に待機を命じられる。ヒイロとミイナも王国騎士(見習い)のためにアルトと共に会議に参加し、その間はナイはヒナとモモと共に研究室で待つ。
しばらくすると疲れた様子のアルトだけが戻り、会議の結果を言えばグマグ火山に出現した大型ゴーレムを倒すために王都に滞在している魔術師を調べ上げ、水属性の魔法の使い手を探し出す事になったという。
「会議の結果、冒険者ギルドに掛け合ってギルドに所属する魔術師を調べ上げて戦力になりそうな人材は収集する事が決定したよ。他にも別の街の冒険者ギルドにも掛け合うそうだが、あまり時間はないだろうね」
「時間がない?どうして?」
「大型ゴーレムがこのまま火属性の魔石を喰らい続けて成長した場合、休眠中の火竜を目覚めさせる危険性があるからだよ」
「えっ!?火竜が目覚めるって……」
「有り得ない話じゃない。火竜が最も好物としているのは火属性の魔力の原石、つまりは魔石なんだ。火竜が休眠の際には必ず火属性の魔力が満ち溢れた場所を選ぶ。だから火山のような場所を好んで火竜は暮らすんだが、もしも大型ゴーレムが火属性の魔石を喰らいつくした場合はどうなると思う?」
アルトの予想では大型ゴーレムがこのまま火属性の魔石を喰らい続けた場合、休眠中の火竜が異変に気付き、目覚めてしまう。もしも火竜が目覚めた場合は手が付けられえず、火竜は大型ゴーレムに攻撃を行う。
大型ゴーレムと争うだけならばいいが、気性が荒い火竜は大型ゴーレムを倒すだけでは満足せず、そのまま他の場所に移動して暴れる可能性も高い。実際に過去には火竜の逆鱗に触れて滅びた国も存在するため、何としても火竜が目覚める前に大型ゴーレムを仕留める必要があった。
「火竜が目覚めた場合、この王都は終わりを意味すると考えた方が良い。火山から最も近い場所にある都市だからね……だが、この事はまだ住民には話さないでくれ。人々が混乱に陥る事は避けなければならない」
「で、でも……本当に火竜さんが復活しちゃうの?」
「残念ながらその可能性は高い……実を言えば前にも同じような記録が残っていたんだ。前回、火竜が目覚めた時に火山に多数のゴーレムが出現したという記録が残っていた。恐らく、このゴーレム達が火山の火属性の魔石を喰らった事で火竜の逆鱗に触れたんだろう」
「そうなの?」
アルトの調べた歴史書によると以前も火竜が生息する火山にゴーレムの群れが住み着き、火属性の魔石を貪った事で火竜の怒りを買い、ゴーレムの群れは火竜の餌食となった。それだけならばともかく、怒りを抑えきれない火竜は火山の周囲に存在する村や街を襲ったという。
仮に大型ゴーレムの存在を火竜が感知した場合、間違いなく火竜は大型ゴーレムに攻撃を仕掛け、その後は火山から最も近い王都に攻撃を仕掛ける可能性は十分にあった。もしも火竜が暴れた場合、王都の戦力では対抗する手段がない。仮に撃退出来たとしても城下町に暮らす住民も被害は免れない。
「火竜の復活だけは何としても阻止しないといけない……だからこそマホ魔導士も無理をして王都に報告を持ち帰ったんだ」
「そういえばマホ魔導士は大丈夫なの?治療室に運び込まれたとは聞いたけど、中に入れてもらえなくて……」
ナイはマホが医療室に運び込まれたと聞いて医療室に向かったが、面会謝絶で顔を見ることもできない。マホの弟子であるエルマも戻っているようだが、彼女の姿も見えずにナイは不安を抱くと、アルトが落ち着かせる。
「大丈夫だよ、マホ魔導士は意識を失っているが命に別状はないそうだ。だが、魔力を使いすぎたせいで回復するのに時間が掛かる。でも、いずれ必ず目を覚ますよ」
「そ、そうなんだ……それなら良かったけど」
「それに今は僕達も人の心配をしている暇はない……これから父上が手配してくれた魔石がここへ運び込まれるはずだ。その間に準備を進めよう」
「え?準備?」
「君のために装備を見直すんだ。大型ゴーレムと戦う以上、それ相応の装備が必要になるだろう?大丈夫だ、僕に任せてくれ」
「えっ!?アルト王子がナイ君の装備を!?」
「そんな事も出来るの!?王子様、凄い!!」
アルトはナイを研究室に待たせたのは彼の装備を見直し、大型ゴーレムの対策のために強化するためであった。ナイは旋斧や反魔の盾以外にも色々な装備を身に着けており、この際にアルトは全ての装備に改造を加えるつもりだった。
※刺剣「やっと俺達の出番か」フックショット「もう存在を忘れられていたと思ったよ」反魔の盾「旋斧ばっかり活躍させないぞ!!」
しばらくすると疲れた様子のアルトだけが戻り、会議の結果を言えばグマグ火山に出現した大型ゴーレムを倒すために王都に滞在している魔術師を調べ上げ、水属性の魔法の使い手を探し出す事になったという。
「会議の結果、冒険者ギルドに掛け合ってギルドに所属する魔術師を調べ上げて戦力になりそうな人材は収集する事が決定したよ。他にも別の街の冒険者ギルドにも掛け合うそうだが、あまり時間はないだろうね」
「時間がない?どうして?」
「大型ゴーレムがこのまま火属性の魔石を喰らい続けて成長した場合、休眠中の火竜を目覚めさせる危険性があるからだよ」
「えっ!?火竜が目覚めるって……」
「有り得ない話じゃない。火竜が最も好物としているのは火属性の魔力の原石、つまりは魔石なんだ。火竜が休眠の際には必ず火属性の魔力が満ち溢れた場所を選ぶ。だから火山のような場所を好んで火竜は暮らすんだが、もしも大型ゴーレムが火属性の魔石を喰らいつくした場合はどうなると思う?」
アルトの予想では大型ゴーレムがこのまま火属性の魔石を喰らい続けた場合、休眠中の火竜が異変に気付き、目覚めてしまう。もしも火竜が目覚めた場合は手が付けられえず、火竜は大型ゴーレムに攻撃を行う。
大型ゴーレムと争うだけならばいいが、気性が荒い火竜は大型ゴーレムを倒すだけでは満足せず、そのまま他の場所に移動して暴れる可能性も高い。実際に過去には火竜の逆鱗に触れて滅びた国も存在するため、何としても火竜が目覚める前に大型ゴーレムを仕留める必要があった。
「火竜が目覚めた場合、この王都は終わりを意味すると考えた方が良い。火山から最も近い場所にある都市だからね……だが、この事はまだ住民には話さないでくれ。人々が混乱に陥る事は避けなければならない」
「で、でも……本当に火竜さんが復活しちゃうの?」
「残念ながらその可能性は高い……実を言えば前にも同じような記録が残っていたんだ。前回、火竜が目覚めた時に火山に多数のゴーレムが出現したという記録が残っていた。恐らく、このゴーレム達が火山の火属性の魔石を喰らった事で火竜の逆鱗に触れたんだろう」
「そうなの?」
アルトの調べた歴史書によると以前も火竜が生息する火山にゴーレムの群れが住み着き、火属性の魔石を貪った事で火竜の怒りを買い、ゴーレムの群れは火竜の餌食となった。それだけならばともかく、怒りを抑えきれない火竜は火山の周囲に存在する村や街を襲ったという。
仮に大型ゴーレムの存在を火竜が感知した場合、間違いなく火竜は大型ゴーレムに攻撃を仕掛け、その後は火山から最も近い王都に攻撃を仕掛ける可能性は十分にあった。もしも火竜が暴れた場合、王都の戦力では対抗する手段がない。仮に撃退出来たとしても城下町に暮らす住民も被害は免れない。
「火竜の復活だけは何としても阻止しないといけない……だからこそマホ魔導士も無理をして王都に報告を持ち帰ったんだ」
「そういえばマホ魔導士は大丈夫なの?治療室に運び込まれたとは聞いたけど、中に入れてもらえなくて……」
ナイはマホが医療室に運び込まれたと聞いて医療室に向かったが、面会謝絶で顔を見ることもできない。マホの弟子であるエルマも戻っているようだが、彼女の姿も見えずにナイは不安を抱くと、アルトが落ち着かせる。
「大丈夫だよ、マホ魔導士は意識を失っているが命に別状はないそうだ。だが、魔力を使いすぎたせいで回復するのに時間が掛かる。でも、いずれ必ず目を覚ますよ」
「そ、そうなんだ……それなら良かったけど」
「それに今は僕達も人の心配をしている暇はない……これから父上が手配してくれた魔石がここへ運び込まれるはずだ。その間に準備を進めよう」
「え?準備?」
「君のために装備を見直すんだ。大型ゴーレムと戦う以上、それ相応の装備が必要になるだろう?大丈夫だ、僕に任せてくれ」
「えっ!?アルト王子がナイ君の装備を!?」
「そんな事も出来るの!?王子様、凄い!!」
アルトはナイを研究室に待たせたのは彼の装備を見直し、大型ゴーレムの対策のために強化するためであった。ナイは旋斧や反魔の盾以外にも色々な装備を身に着けており、この際にアルトは全ての装備に改造を加えるつもりだった。
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