ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!

カタナヅキ

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外の世界へ

第30話 ミノタウロスの襲撃

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ミノタウロスの捜索の前にナオとミズネは次の街に出発する馬車の時間を調べる事にした。だが、ミノタウロスの襲撃に警戒して現在は馬車は出していない事が判明した。


「悪いね、この間に別の街から来る馬車が襲われたんだ。幸にも逃げ切る事はできたけど、安全のために他所の街の冒険者が応援に駆けつけるまでは馬車は出せないんだ」
「そうなんですか……」
「……もうしばらくこの街に居る事になりそう」


ミノタウロスをどうにかしない限りは次の街に向かう事もできず、早々にミノタウロスを発見して始末する必要があった。その前にナオとミズネは今夜泊まる宿屋をまた探す事にする。


「う~ん、こんなに早く三毛猫亭に戻ったらお婆さんびっくりするだろうな」
「すぐに外に出るのなら城門の近くの宿屋に泊まればいい」
「そうだね……はあっ、出費がかさむな」
「ミノタウロスを倒せば大金が手に入る……はず」
「はずかぁっ……」


三毛猫亭は安くて料理も美味しいが、これから街の外に出向くならば城門が近い場所が最適であり、二人は新しい宿屋を探しに向かおうとした。だが、予想外の事態が起きた。

二人がいる場所は南門の城門だが、外から凄い勢いで馬車が駆けつけてきた。それを見た見張りの兵士は慌てて馬車に停止する様に注意した。


「止まれ!!勝手に入ったら不法侵入とみなすぞ!?」
「待って!!あれって……」
「……後ろから何か来てる!!」


馬車の後方から大量の砂煙を舞い上げながら追跡するのは巨大な猪だった。一目見ただけでナオは猪の正体が「ボア」だと気付くが、そのボアの背中には予想外の存在が乗り込んでいた。



――ブモォオオオッ!!



ボアに乗っているのはミノタウロスであり、その両手には棍棒が握りしめられていた。どうやらボアを従えて馬車を襲っているらしく、このままでは街に侵入されてしまう。


「ひいいっ!?た、助けてくれぇっ!!」
「頼む、中に入れてくれ!!」
「殺されちゃう!?」


馬車に乗り込んでいるのはどうやら他所の街から訪れた観光客らしく、このまま馬車を通過させなければミノタウロスに追いつかれてしまう。しかし、彼等を中に通せばミノタウロスの侵入を許す事になり、兵士達は慌てふためく。


「た、大変だ!!すぐに馬車を閉じろ!!」
「おい待て!!彼等を見捨てるのか!?」
「馬鹿野郎!!あんなのを街に入れたらもっと被害が出るだろうが!!」
「だからって見殺しにするのは……」
「何でもいいからさっさと門を閉じろ!!」
「だ、駄目だ!!もう間に合わない!?」


城門を封鎖する余裕はなく、このままでは馬車とミノタウロスの侵入を許してしまう。兵士達はどうする事もできずにいると、ナオとミズネはお互いの顔を見て頷き、兵士達に指示を出す。


「ここは僕達に任せてください!!」
「な、何を言ってるんだ!?」
「子供だからって甘く見ないで……私達は魔術師」
「「「えっ!?」」」


ミズネは魔術師である事を証明するために杖を取り出すと、杖先に水の塊を作り出す。その光景を見て兵士達は二人の言葉が真実だと悟り、ミノタウロスが辿り着く前に彼等に命令する。


「皆さんは道を開けて下さい!!馬車を通してください!!」
「だ、だが……」
「いいから早くする!!」
「は、はい!!」


ナオ達が魔術師だと知ると兵士達は二人に運命を託し、道を開いて馬車を街の中に通す。馬車が通り抜ければその後ろをついてくるボアとミノタウロスを通す事になるが、ナオは掌を構えてタイミングを推し量る。


(一瞬でも早くても遅くても終わりだ……でも、やるしかない!!)


馬車がナオの前を横切った瞬間、後方に迫るボアとミノタウロスの進行を妨害するためにステータス画面を展開した。その結果、全速力で走っていたボアは画面に衝突して悲鳴を上げる。


「プギャアッ!?」
「ブモォッ!?」
「な、何だぁっ!?」
「勝手に吹き飛んだぞ!?」


衝突の反動でボアは派手に吹き飛ばされ、背中に乗っていたミノタウロスも一緒に跳んでいくが、こちらは空中で体勢を整えて着地した。一方でボアは顔面が酷い有様であり、起き上がる様子はない。

自らの突進力でボアは自滅したが、一番厄介なミノタウロスは無事だった。尤もこの程度で倒せる相手ではないのは承知済みであり、ナオはミズネに声をかけた。


「ミズネは援護を頼むよ。もしもあいつが街に入ろうとしたら足止めして欲しい」
「分かった。でも、戦うには兵士の人たちが邪魔」
「すいません!!ここは俺達が戦うので皆さんは下がって下さい!!」
「「「は、はい!!」」」


魔物を吹き飛ばしたナオの言葉に兵士達は即座に従い、全員が街の中に避難を行う。ナオとミズネがミノタウロスと対峙する形となり、ひとまずは画面を手元に戻して縮小化を行う。


「ブモォオオオッ!!」
「うっ……やっぱり怖い」
「大丈夫、俺の傍から離れないで……うわっ!?」
「ぷるぷるっ!!」


鞄に隠れていたスラミンが飛び出し、自分も一緒に戦うとばかりにミズネの頭の上に移動した。それを見てナオは自分の傍にいるよりも彼女に付いている方が安全だと判断し、スラミンの頭を撫でる。


「いざという時は頼りにしているぞ」
「ぷるんっ♪」
「この子は私に任せて……ナオはちゃっちゃっとあれを倒して」
「簡単に言ってくれるね……まあ、やってみるよ」
「ブモォッ!!」


前回の時とは違い、両手に棍棒を手にしたミノタウロスはナオを見て怒りに満ちた表情を浮かべる。かつて自分が敗れた相手であり、今回は逃げずに仕留める覚悟を固めた。

ナオはミノタウロスが所持する棍棒に視線を向け、恐らくは自分で樹木を削り取って作り出したと思われ、人間が扱うにはあまりにも大きすぎる武器だった。だが、相手がどんな武器を持っていようとナオの「ステータス画面」は破壊される心配はない。


(おかしいな、前の時と違って大して怖く感じない?)


自分が恐ろしい魔物と対峙しているという自覚があるにも関わらず、ナオは冷静さを保てることに不思議に思う。先日での事件を乗り越えた事で度胸が付いたのかもしれず、ナオは笑みを浮かべた。


「ブモォッ……!?」
「さあ、行くぞ!!」


不敵に笑うナオにミノタウロスは動揺するが、それを見逃さずにナオは右手を振りかざす。彼の行動を見てミノタウロスは先日の出来事を思い出し、慌てて棍棒を振り回す。


「ブモォオオッ!!」


ミノタウロスが棍棒を作り出したのは二つの理由があり、一つ目は自分の武器として扱う事、そしてもう一つはナオの魔法の対策のためだった。本来のミノタウロスは自身の肉体のみで戦う種族だが、先日の敗北でミノタウロスはナオが「目に見えない武器」を扱う事は把握していた。

樹木を噛み砕いて築いた棍棒を振り回す事でナオの攻撃が何処から来るのかを察知する。そして左手の棍棒が唐突に割れた瞬間、攻撃が迫っている事に気づいたミノタウロスは後方に下がって回避する。


「ブモォッ!?」
「避けた!?」
「ナオ、気を付けて!!」


自分の魔法が回避された事にナオは驚き、ミズネは注意を促す。彼女の忠告は正しく、攻撃の回避に成功したミノタウロスは割れた棍棒を振りかざす。


「ブモォオオオッ!!」


ミノタウロスが棍棒を武器にしたのはナオの攻撃を防ぐだけでなく、彼の魔法がどの位置にあるのかを特定するためである。先日の攻防でナオは一つの魔法しか扱えないのは承知済みであり、ミノタウロスが攻撃を躱したという事は彼の魔法はミノタウロスの近くに存在する事の証明である。

画面を遠くに離し過ぎると戻すのに時間が掛かり、その間にミノタウロスはナオに目掛けて馬鹿力で棍棒を投げ飛ばす。折れた棍棒は真っ直ぐにナオの元に向かい、普通の人間ならば当たれば一発で即死する威力を誇る。勝利を確信したミノタウロスだが、ナオの傍には頼れる魔術師とスライムが居るのを知らなかった。


「スラミン、吹き飛ばして!!アクアボール!!」
「ぷるしゃあああっ!!」


ナオに目掛けて放たれた棍棒に対してミズネは杖を頭に乗せたスラミンの口の中に突っ込むと、彼女はスラミンの口内で魔法を発動させた。彼女が生み出した水の塊を吸収したスラミンは一瞬膨れ上がり、凄まじい勢いで噴射する。その結果、ナオに目掛けて吹っ飛んだ棍棒は水鉄砲に阻まれて吹き飛んだ。


「ブフゥッ!?」
「あ、ありがとう……何時の間にそんな技を覚えたの?」
「スラミンと遊んでいる時に偶々できた」
「ぷるぷるっ♪」


自分を助けてくれた二人にナオは礼を言うが、実を言えば二人に助けてもらわずともミノタウロスの攻撃を防ぐ手段は持ち合わせていた。しかし、助けてくれようとした事は事実なので二人に感謝する。

まさか自分の攻撃を防がれると思わなかったミノタウロスは後退るが、また逃げ出されると厄介だと思ったナオは駆け出す。自分の方からミノタウロスに向かったナオに全員が驚く。


「うおおおおおっ!!」
「ナオ!?」
「ぷるんっ!?」
「ま、まさか正面から挑むつもりか!?」
「駄目だ!!戻ってくるんだ!!」
「殺されるぞ!?」


傍観していた兵士達もナオの行動に焦って止めようとするが、ミノタウロスに向かう彼を引き留めるために動けるものはいなかった。一方で獲物の方から駆けつけてきたミノタウロスは憤怒の表情を浮かべて棍棒を振りかざす。


「ブモォオオッ!!」
「くっ!?」


右手の棍棒は先ほど投げてしまったため、残された左手の棍棒を振りかざす。この時にミノタウロスは横向きに叩きつけようとすると、ナオは右手を構えて画面を展開するしかなかった。


「ステータス!!」
「ナオ!?それは駄目!!」
「ブフゥッ!!」


ナオが魔法を唱えた瞬間、ミズネはミノタウロスの狙いに気付いた。ミノタウロスはナオに棍棒を叩きつけるのが目的ではなく、彼が身を守るために画面を展開させるのが目的だった。その証拠に振り翳した棍棒には大した力は込められておらず、画面に棍棒が衝突するとあっさりと手放す。

ミノタウロスの狙いはナオに魔法を使わせる事であり、彼は右側から繰り出された棍棒を防ぐために側面に画面を展開した。つまり右側以外の方向から攻撃を加えればナオに当てる事ができるはずだった。


「ブモォオオッ!!」


これまでの攻防でナオが魔法を発動する際は右手を構える動作を行っているのはミノタウロスも気付いており、彼が右手を動かす前に前蹴りを繰り出す。ミノタウロスの脚力で叩きつけられたら人間などひとたまりもなく、草原に鈍い音が鳴り響く。



「――終わりだ!!」
「フガァアアアアッ!?」



だが、悲鳴を上げたのはミノタウロスの方であり、繰り出した前蹴りは何時の間にかナオの正面に展開されたステータス画面によって阻まれた。どうして側面に展開していた画面が一瞬で正面に移動していたのかというと、ナオは

右側に展開した画面を操作してもミノタウロスの攻撃を防ぐのは間に合わないと判断し、敢えて魔法を解除した。タイミングは棍棒を弾いた瞬間に魔法を消し去り、前蹴りが繰り出される一瞬前に新たな画面を生み出した。この方法を用いれば先ほどのミノタウロスの棍棒の投擲も防ぐのも容易い。

今までは画面を操作するのに専念してきたが、ナオが魔法を切り替える術を身に着け、ミノタウロスの攻撃を防ぐどころか足をへし折った。先ほどの鈍い音はミノタウロスの骨が折れる音であり、自分の怪力で自滅したミノタウロスは地面に倒れ込む。


「オオオオッ!?」
「……終わりだ!!」


片足を抑えて地面にうずくまるミノタウロスに対し、憐れみを抱きながらもナオは正面に展開した画面を縮小化させ、高速回転を加える。そして「旋風」と名付けた攻撃でミノタウロスの首を切り裂いた。

草原にミノタウロスの頭と胴体が転がり、その光景を目にした者は言葉が出なかった。ナオ自身もミノタウロスの死骸を見下ろして呆然と立ち尽くし、こんな恐ろしい怪物に自分一人で勝ったという事実に身体が震えた。


(勝った……先生、俺やりました!!)


作戦を立てたとはいえ、これまでに出会ったどんな魔物や人間よりも恐ろしい相手にナオは勝利した。また一歩、マリアのような一流の魔術師に近付けたと実感した――
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